2018年9月5日水曜日

ワンピース90巻

尾田栄一郎『ワンピース90巻』(集英社、2018年)はホールケーキアイランド篇が終結する。世界会議が描かれ、ワノ国篇が始まる。
前巻でルフィの強敵にふさわしい存在感を示したカタクリとブリュレのエピソードが良い。前巻の卑怯な妹とは大違いである。ビッグマムの子ども達の中でブリュレは麦わらの一味の最大の被害者であり、良いところがなかったが、最後に株を上げた。
ルフィ達は非常に有名になった。これまではクロコダイルの野望阻止などの実績が隠蔽される傾向にあったが、今回は城の崩壊も計画とされるなど実績以上に評価されている。虚名が付いている。
世界会議では懐かしいキャラクターが集合する。ここでは支配体制の横暴が描かれる。世界政府の体制を打ち砕かなければ物語はおさまらないだろう。
ワノ国は不思議な世界である。前近代の日本をモチーフにしただけでは描けない世界である。空島が登場した時に、これを超える不思議な世界は無理ではないかと思ったものだが、作者の想像力は潤沢である。

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