2018年7月31日火曜日

王様の仕立て屋

『王様の仕立て屋』はナポリの日本人の仕立て屋を主人公とした漫画である。一話完結型の作品である。顧客の服を仕立てることで、顧客の抱えていた問題を解決していく。『美味しんぼ』が料理、『ギャラリーフェイク』が美術を通して人の抱えていた問題を解決することに重なる。
『王様の仕立て屋』とのタイトルであるが、王室御用達ではない。そのため、王宮政治的な話はない。消費者が王様ということになるだろうか。それは東急不動産消費者契約法違反訴訟(東急不動産だまし売り裁判)原告として喜ばしい価値観である。
主人公は時代かかった言葉遣いをしている。それが職人らしさを表している。気取ったデザイナーとは別種の存在であることを示している。価格と品質が比例するというような浅ましい拝金主義ではない。
多くの人々にとってレディメイドの服を購入することが当たり前になっているが、オーダーメイドの服の良さが感じられる作品である。しかし、単純に昔は良かったとはならない。主人公の特徴は超特急で仕立てることである。

0 件のコメント:

コメントを投稿