2018年2月3日土曜日

秀吉の活

#豊臣秀吉 #歴史 #小説
『秀吉の活』は豊臣秀吉(藤吉郎)を主人公とした歴史小説である。一般の歴史小説と比べた特徴は就活や婚活など現代人の活動に合わせて章立てしていることである。但し、現代感覚と言っても、昭和的な前向きサラリーマン出世街道ではない。
出発点には武士に蔑まれ、父親の形見の豆を奪われた恨みや怒りがある。恨みや怒りが大きなエネルギーになることは真実である。仕官する際も寄らば大樹の発想で今川家を選び、織田信長は滅ぼされると避けていた。藤吉郎が織田信長についたきっかけは主体的なものではなく、他人に引っ張られたためであった。また、藤吉郎はしょうもない失敗もするし、挫折もする。前に進むだけの存在ではない。序盤は藤吉郎以上に前田利家の破天荒ぶりが面白い。

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