2018年1月2日火曜日

とりかえばや

#古典 #書評 #マンガ
『とりかえばや』は平安時代の文学作品の漫画である。男子と女子を取り替えた物語である。平安時代に性同一性障害の認識があったとは恐るべきことである。沙羅双樹は男性として宮廷に出仕し、活躍する。能力を発揮できて会っているが、内心は性を偽っているとの悩みを抱えている。他の人達と異なるということが悩みになっている。
梅壺は沙羅双樹に不審と敵意を持っているが、それ以外の登場人物は複雑な血縁要素もあるのに善人ばかりである。父親ものほほんとしている。家父長的なところがない。帝と皇太子の仲も良好である。
これによって男女入れ替わりの物語に集中できる。
2巻になると睡蓮にも動きがある。睡蓮に気になる人ができる。相手に尽くすというジェンダー観点での女性的なものである。沙羅双樹は結婚するが、こちらは自分がリードする点で男性的である。宰相も自分の気持ちに戸惑う。戸惑うあまり、実験するシーンは笑ってしまった。変態的とも評される作品である。

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