2017年1月1日日曜日

詩人と狂人たち

謹賀新年。新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いします。

#書評 #推理小説 #探偵
『詩人と狂人たち』は詩人画家カブリエル・ゲイルのミステリー短編集である。ゲイルが探偵役になって謎を解き明かすが、一般の推理小説とは趣が大きく異なる。普通の発想では解き明かすことができない謎を解き明かす。犯行の動機も斜め上のものである。逆立ちして見ることで真実がつかめる。非常に逆説的である。
よくある推理小説は犯人が明らかになった後で犯人による犯行動機の説明が始まる。犯行は壮大な復讐劇であることが多い。それによって犯人にも同情できる点があることを示すが、現実はもっと非合理な動機で動くことも多い。故に本書に逆にリアリティーを感じてしまった。本書では狂人と表現するが、むしろ人間らしさを感じた。その典型は「紫の宝石」である。小市民的生活に価値を見出だすことが常識人からは狂気の沙汰に見えてしまう。一体どちらが正常で、どちらが異常なのか考えさせられる。

立正佼成会附属佼成病院裁判
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西野カナがレコード大賞を受賞しました。

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