2016年11月14日月曜日

ワンピース83巻書評

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東急ハンズTwitterは以前から消費者の神経を逆撫でしそうなツイートをしていました。それが今回の予防接種拒絶の炎上につながったと考えます。
予防接種肯定派が東急ハンズ批判、予防接種否定派が東急ハンズ擁護というような単純な構図にできない問題があります。

ワンピース83巻はビッグ・マム編が本格化する。四皇ビッグ・マム(シャーロット・リンリン)の夢が明かされる。それはキング牧師の夢を連想させる。ビッグ・マムは、どうみても暴君であり、悪役である。そのようなキャラクターとキング牧師の夢を重ね合わせることは大胆である。理想を現実から離れて追い求めるとディストピアになるという警告だろうか。現実は異なる人々が一緒になるよりも、相違を尊重する方向に進んでいる。キング牧師の夢は必ずしも望ましい理想とは思われなくなった。奇しくもアメリカでは排外主義との批判もあるトランプ氏が大統領に当選した。そこにはアメリカのリベラルの掲げる建前論の欺瞞への批判もあった。エンタメ作品は社会を写す鏡でもある。
ワンピースは空島編ではパレスチナ問題、魚人編では人種差別問題、パンクハザード編では危険ドラッグ問題、ローの過去がアスベスト問題を連想させるなど意外と社会性に富んでいる。しかし、その社会性が単に左翼の権力批判をなぞるだけでは左翼優等生になってしまい、エンタメ作品としてはつまらなくなる。ビッグ・マムの夢のような大胆なアイロニーこそ面白い。

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