2016年8月18日木曜日

甲子園エース温存の希望

今年の夏の甲子園のトピックスはエース温存である。複数のチームがエース投手を先発させず、温存させる戦術を採ったものの、序盤で大量失点して敗北した。このためにエース温存は失敗戦術と揶揄されがちであるが、選手の肩の負担を軽減するためには大切なことである。高校野球は特殊日本的精神論、根性論の権化のような世界という悪印象がある。女子マネージャをグランドに立たせないという古い体質をさらけ出した。それでもエース温存がなされることは、良い時代になったと感じる。
昭和の高校野球では考えられないことである。二十世紀の頃に読んだ高校野球の漫画では悪役の敵投手が腕に少しの違和感を抱いて降板するシーンがある。監督にとっては高校野球を勝ち進むことが目的であるが、自分の選手生命は高校卒業後も続くと考えての降板である。真っ当な思考であるが、悪役のエゴとして描いたところに時代を感じる。それを踏まえればエース温存で敗退したチームには清々しさを覚える。

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