2016年6月12日日曜日

杉岡太樹監督・佐藤かおり対談

映画「選挙フェス!」上映会では上映後に杉岡太樹監督と佐藤かおり・女性と人権ネットワーク共同代表が対談した。佐藤氏は参議院議員選挙東京選挙区予定候補である。

「選挙フェス!」は杉岡監督にとって二作目の長編映画である。一作目は脱原発デモを取り上げた「沈黙しない春」。もともとは三宅さんから選挙映像広報スタッフとして参加を打診されたが、表現の自由を貫くために断った。その代わり、映画監督として密着した。

佐藤「皆で作った選挙と感じた。戦いではなく、対話と言っていた」

杉岡「インターネット上では彼はよく喧嘩している」

佐藤「政治から見放されたという感覚を持つ若者と接してきた。声を出していいと思っていない。自分を責めてしまう。三宅洋平さんによって声に出していいと思った人が出たのではないか」

杉岡「多くの人は政治が分からないから、自分には投票する資格がないと思っている。大人がゴチャゴチャ言うことがよくない。期日前投票という言葉がよくない。投票期間にすればよい」

杉岡「一度決まった上映会に対して行政が施設を貸せないと中止を求めてきたことがある。行政がサボっている。作品を見ないで上映中止を求めてきた。きちんと検証していない」

佐藤「想定外を受け入れない発想があるのではないか。社会規範から漏れたものを受け入れない発想があるのではないか」

佐藤「三宅洋平さんは嘘がない。真っ直ぐである。一途である」

監督「国立大学で上映したが、学生の反応はシビアであった。ヒゲがダメという。国立大学の学生は真面目なのか。三宅洋平は早稲田大学出身である。賛成派も反対派も他者の意見を認めない点は同じではないか。それを感じると関わりたくなくなる。国会では野次がある。選挙に行こうと呼び掛ける前に選挙に行きたくなるような国会にすることが先ではないか。公職選挙法は面倒くさい。萎縮させるようにしている。選挙から人を遠ざける要因になっている。選挙のタスキはダサい」

印象的な話は佐藤氏の「社会規範から漏れたものを受け入れない発想があるのではないか」である。行政の人間への批判の文脈で発せられたものであるが、私達の中にもあるだろう。映画でも三宅氏がスーツ着用を当然視する風潮が支持者にもあることを批判していた。
http://www.hayariki.net/fes.html
日本の市民運動や労働運動には多くの人々が同種の被害を受ける集団性の強い問題は熱心に取り上げるが、個別性の強い問題を軽視する傾向がある。それが多様化した社会で個別性の強い問題を抱える現役世代や若年層にとって市民運動や労働運動が自分達とは無縁な既得権を守りたい人々の運動に映る原因になった。だから佐藤さんのような感覚を持った方が国政を目指すことは素晴らしいと考える。

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