2016年3月15日火曜日

安全保障

連続講座第3回は安全保障政策をテーマとした。話題提供者の松竹さんは左派左翼の側が自衛隊を活かす会の取り組みをどのように受け止めるかを気にされていた。その話は極端な非武装中立論者ではない限り、十分に受け入れ可能な内容であるが、その背景は左翼教条主義とギャップがある。
第一に北朝鮮の拉致などを不当とし、中国の軍事的台頭を脅威とする前提に立っている。これは多くの市民感覚と合致する。これに対して左翼教条主義には北朝鮮や中国を応援する意識が残存していないか。北朝鮮や中国に不利になるから集団的自衛権や安保法制に反対するという動機が見え隠れするものがある。それは市民感覚全体の中では無視できる存在であるが、左派左翼の中では、それなりに残っていないか。
このような勢力とは、北朝鮮や中国と対決一辺倒の安倍政権を批判するという結論は同一であるが、動機はかけ離れている。北朝鮮や中国を応援する立場から、安倍政権が北朝鮮や中国を苦しめることに批判しているだけであるためである。集団的自衛権や安保法制に対して賛成派と反対派が激しく対立しているが、賛成派の中には積極的に賛成ではなく、反対派の反対派もいる。アメリカのポチになることを快く思わないが、北朝鮮や中国を利する反対派に反発するというものである。北朝鮮の不当さや中国の軍事的台頭を前提として認めるということは、当たり前なことであるが、大きな意義がある。
第二に冷戦後の国際環境の変化を認めることを前提にしている。冷戦時代の国際紛争は一方の背後にはアメリカ、他方の背後にはソ連がおり、どっちもどっちの感があった。故にどちらにもくみさない中立という考え方も成り立つ余地があった。但し、戦後左翼の中立論には本当の意味での中立ではなく、本音はソ連側につきたいが、日本の現状からは非現実的であるため、日本政府のアメリカ傾斜を妨害する目的で中立を論じる傾向があった。
しかし、冷戦後の紛争は、イラクとクウェート、インドネシアと東チモール、スーダンと南スーダン、ダルフールのように一方的な支配・抑圧の関係がある。ここで中立を掲げることは、支配・抑圧の現状を追認することに近づく。故に紛争地での日本の積極的な国際貢献が必要であるとの議論も出てくる。その内容は安倍政権のような対米軍事協力一辺倒ではないが、冷戦時代の左翼的な発想のままではいられない。

FJネクスト・ガーラ・プレシャス東麻布反対運動
https://youtu.be/sXonyAcM8IU
FJネクスト・ガーラ木場不買運動
https://youtu.be/w9oMSUQAvuE
FJネクスト住環境破壊Take Me Home
https://youtu.be/GcgBK_QGGjs

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