2016年2月13日土曜日

『ONE PIECE 80』

尾田栄一郎『ONE PIECE 80』(集英社、2016年)はドレスローザ編が完結し、ゾウ編に突入する。海軍大将・藤虎の追及をどのように逃れるかが見所である。今は海軍大将と雌雄を決する段階ではない。よくある漫画のパターンは追及者が本気を出さずに見逃すという展開である。それでは御都合主義になる。『ワンピース』は藤虎が本気を出せない状況を生じさせた。それもルフィの力である。

その後には麦わらの一味の組織にとって重要な変化が描かれる。ここではルフィの自由に対する感覚が示される。組織には囚われないが、つながっているという現代人の求める理想的な関係が提示されている。やはり現代人にとって組織は束縛するものというイメージがある。

ゾウ編は想像を超える世界が描かれる。雲の上や海底の島が出た後は、これよりも不思議な島を描くことは難しいのではないかと思っていたが、まだまだ『ワンピース』の世界は深い。ゾウでは異なる種族と遭遇する。人種差別や民族差別の浅はかさを感じさせる描写がある。ワンピースは魚人島編でも人種差別批判と読める描写があった(林田力「『ONE PIECE』第65巻、排外主義者の思想に迫る」リアルライブ2012年2月9日)。社会性の深いエンタメ作品である。
http://hayariki.han-be.com/onepiece78.html
FJネクストTOAライブ反対運動2/3
https://youtu.be/K7D1NE3mYhY
FJネクスト住環境破壊・型枠建て込み2/4
https://youtu.be/YrUE-2uYG2w

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