2015年10月11日日曜日

ワンピース79

#マンガ #劇画 #漫画 #書評
『ワンピース79』はドンキホーテ・ドフラミンゴとの闘いに決着がつく。国中が力を合わせて闘う展開は王道作品にふさわしい。ドレスローザ編はアラバスタ編のアナロジーになっている。これはワンパターン、マンネリ批判を受けかねないものである。ワンピースでは過去にも空島編と魚人島編でアナロジーが見られた。
しかし、海軍大将・藤虎の言動がワンパターン批判を覆した。アラバスタとの類似性を自覚した上でアラバスタとは異なる行動に出た。アラバスタとの類似性はマンネリではなく、物語の必然であった。
藤虎の言動は清々しい。都合の悪い事実を隠す日本の警察不祥事や企業不祥事と対照的である。不都合な事実を隠す東急リバブル東急不動産に苦しめられた東急不動産だまし売り被害者として拍手したい(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス社)。リク王が平和の王という設定も集団的自衛権や戦争法案で揺れる日本を風刺しているようで面白い。

FJネクストの宣伝文句はキチンと過去を見て現在を判断する消費者や住民には、とても通じる話ではない。FJネクスト迷惑電話や住環境破壊を記録し、記憶していく努力が消費者や住民の未来を保障する。

『ドンケツ15』は前半はロケマサが事務所を持つ話である。一休み的な内容であるが、ロケマサの規格外の強さが分かる話である。後半はキナ臭い話に戻る。敵となる十五夜組は違法薬物売買で利益をあげる外道である。ヤクザというよりも関東連合のような半グレ・ヤンキーに近い。これが叩き潰す敵であることは問題ない。一方で十五夜組は本家の中では地位が低く、十五夜組に担がれる大物ヤクザがいる。この大物ヤクザは十五夜組に操られる傀儡的なポジションで終わると思われたが、意外にもヤクザらしさを発揮した。彼が十五夜組を切り捨てる展開もあるかもしれない。

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