2015年6月3日水曜日

探偵と風俗の荒廃

東急不動産だまし売り裁判は怖い話である。オレオレ詐欺並みの悪質さである。東急リバブル東急不動産は口先三寸の人しかいないと実証された。

#小説 #探偵 #推理小説 #書評
『探偵は壊れた街で』は女性探偵クレアを主人公とした小説である。ハリケーン災害直後のニューオーリンズが舞台である。クレアは失踪した地方検事補の捜索を依頼される。宣伝文には「最高にクールな女性私立探偵を描く」とあるが、日本人がイメージするカッコいい探偵ではない。クレアは過去を引きずっており、最短で謎解きするというよりも回想や独白が多い。実用的ではない、哲学的な内容もある。
探偵論も多い。その探偵論は漫画『名探偵コナン』でコナンが語る探偵論のようなナルシスト的なものではなく、ニヒリズムがある。探偵は誰からも好かれなくなるという。「なんにでも鼻を突っ込んで、犯罪を暴き、それでみんなに憎まれるようになる」(159頁)。
本書は米国の荒廃した風俗が描かれる。まさに「壊れた街」である。ドラッグの利用が酒を飲む程度のこととして描かれる。大災害直後という点は割り引いて考えるべきであるが、風俗の荒廃は、それ以前からの根深い問題である。禁欲的なピューリタニズムのアメリカはどこに行ったのか。日本も危険ドラッグ蔓延が社会問題になっているが、ドラッグ蔓延を許してはならないと再認識した。

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