2015年4月20日月曜日

ニート選挙

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日本海賊党は東京都江東区東陽で映画『ニート選挙』の上映会を開催した。ニートが市議会議員選挙に立候補して当選した実話に基づく作品である。主人公は実家暮らしのニートであるが、地元商店街がシャッター通り化していることに気付き、商店街活性化に取り組む。商店街空き店舗にニートのチャレンジショップを出店しようとするが、障害にぶつかり、政治を変えようと自ら出馬を決意する。
ニートが議員を目指すという筋書きに対しては、人生の一発逆転狙いという批判的な見解も出るだろう。世間には「貧困層は果たして弱者なのか」という見解があることも事実である。これに対して本作品は商店街活性化という現実の課題に取り組む点で健全である。その活動も有権者宅を訪問し、話を聞くという「地べたを這いずり回った」ものであった。最近の所謂市民派候補の好むフェスティバル的な活動の対極にある。
本作品は、あくまでニートの物語である。就職難という社会的背景は描いているものの、外出できないという引きこもりや生活に苦しむワーキングプアのような切実さはない。高等遊民的な存在である。「働いたら負けと思っている」のニートに近い。引きこもりやワーキングプアのイメージで本作品を観るならば違和感を覚えるだろう。
私も違和感を覚えたシーンがある。主人公は就職を決意するものの、ハローワークの求人は全て断られる。若者支援センターで清掃の仕事を紹介されるが、すぐに辞めてしまう。これは仕事を選り好みしているのではないか、職業差別意識があるのではないかと感じた。「どうせニートが働いてもすぐに辞める」という偏見に説得力を与えてしまうのではないか。しかし、上映会終了後の意見交換では、「清掃労働者は低賃金で、将来に希望を持てる職業になっていない。だから絶望して辞めた主人公の気持ちは理解できる」との意見が出た。それは納得できるが、映画の描写から読み取れるか難しいところである。

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