2015年3月19日木曜日

高齢者医療拒否裁判

高齢者治療拒否裁判の第3回口頭弁論が東京地方裁判所で開かれた。裁判長は被告病院に対し、「点滴の速度を患者の長男が早めても構わないと医師が言った」との記述に対して認否を明確にすることを求めた。反論があるならば反論するようにと求めた。
原告代理人は、被告の主張とカルテの記載に齟齬があると指摘した。患者はリハビリをしていた。被告長男が点滴の速度を早めた後にリハビリが中止された。被告病院は肺炎でもないから酸素吸入をしないと主張しているが、カルテには肺炎と書かれている。
原告代理人の指摘を被告代理人が遮った。それは誤導である。準備書面で主張していただきたい。
次回期日は5月27日午前10時から東京地裁610法廷で開かれる。原告は5月15日までに準備書面を出す。被告は原告の主張が出揃ってから反論する。
傍聴者からは原告代理人の発言を被告代理人が遮ったことに「まずいから早く終わらせたかったのではないか」「被告側の焦りを感じた」との感想が寄せられた。誤導は証人尋問で使う言葉で弁論で使うことはおかしい。裁判の原則は公開で口頭主義という意識が薄いのではないだろうか。
原告は以下のように述べた。「母のリハビリ中は退院して車椅子生活になると思っていた。退院後は母の面倒を見て、これからは沢山親孝行できると思っていた。相談なく延命治療が拒否されたことは納得いかない。これが許されるならば秘密裏に殺人ができてしまう。高齢化社会が進む中で大きな問題になる裁判である」

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