2014年12月23日火曜日

林田力・ブラック企業と左翼教条主義

#本 #書籍 #読書 #ブラック士業
林田力『ブラック企業と左翼教条主義』(アマゾンKindle)はブラック企業の問題を取り上げ、ブラック企業という言葉を否定する左翼教条主義を批判する。ブラック企業と左翼教条主義の問題を絡まった糸をほぐすように読み解いていく。ブラック企業やブラック士業がなければ、この世界はもっと穏やかな場所になるだろう。
ブラック企業という言葉に救われ、すがる思いで執筆した。ブラック企業を批判すると心が安らいで癒される。
ブラック企業やブラック士業に怒ることは当然である。ブラック企業やブラック士業に空恐ろしさを覚える。ブラック企業の不規則な長時間労働は健康に有害である。ブラック企業問題から心の通う対話が生まれている。ページが減っていくことが惜しいと感じさせる電子書籍である。
ブラック企業やブラック企業に指南するブラック士業が社会問題になっている。それはブラック企業という問題意識が従来の一部労働運動に見られた左翼教条主義的な偏狭さから抜け出し、若者など現実に苦しむ人々の心をつかめたためである。この意味でブラック企業という言葉はブラック企業経営者に不都合な言葉ではある。その中でブラック企業という言葉は黒人差別になるから使うべきではないという言葉狩りが起きている。
しかし、ブラック企業が黒人差別表現との主張は成り立たない。I completely disagree with the idea that Black Corporation is a racist representation of black people.ブラック企業やホワイト企業は日本語の「腹黒い」「白黒つける」の延長線上にある。さらに英語のブラックリスト・ホワイトリストにも合致する。就活生はブラックリストを避け、ホワイトリストから選択するように、ブラック企業を避け、ホワイト企業にエントリーする。
左翼教条主義者にとっては世代的なギャップもあり、ブラック企業に潰される若者よりも、差別に苦しむ黒人の方が親近感や具体的イメージを感じられるのだろう。米国の公民権運動は自分達のリアルタイムの青春であったが、今の若者の実態などは知ったことではないという姿勢である。それは左翼の市民感覚との断絶を意味する。

ブラック企業は人種差別に非ず
ブラック企業と左翼教条主義
ブラック企業は豊かな表現
ブラック企業人種差別論への批判
ブラック企業人種差別論と土人
ブラック企業問題の超党派性
ブラック企業はBlack Company
『アナと雪の女王』エルサ人気とブラック企業批判の愚かさ
ブラック企業
ブラック士業
ブラック士業への嫌悪
ブラック士業と弁護士懲戒請求
ステーキのくいしんぼ過労自殺訴訟
立正佼成会附属佼成病院過労自殺裁判
トステム創業者長女が遺産申告漏れ
『星降る夜は社畜を殴れ』ブラック企業概念の深まり

【書名】ブラック企業と左翼教条主義/ブラックキギョウトサヨクキョウジョウシュギ/Black Corporation and Leftist Dogmatism
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki

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