2014年10月24日金曜日

日本海賊TV直接民主主義

#選挙 #政治 #投票 #市民 日本海賊TVは直接民主主義をテーマに放送した。ゲストはスコットランド独立投票を取材した大芝健太郎氏である。司会は山口あづさ氏、聞き手は大北三郎氏、増井麻里子氏、林田力である。
大芝氏は直接民主主義的な住民投票の意義を熱く語った。住民投票は多数決ではない。住民投票によって様々な場所で議論が行われると指摘した。リトアニアやスコットランドの住民投票事例の紹介は古代ギリシアのポリスや現代フランスの大統領発意の国民投票によって固定化された直接民主主義のイメージを一新する。
日本では現状の政治に不満を抱く人も含めて住民投票に対して抵抗感がある。たとえば以下の主張である。「住民の意見を幅広く聞く意味で『住民投票』をやりましょう、などというのも自ら決定する意思能力の欠けた対応と考えざるをえません」(『空き家問題』216頁)
本日聞き手として参加して、住民投票の是非について、噛み合った議論になりにくい背景が理解できた。住民投票の抵抗感を私なりに分析すると以下の要因がある。
一つに賛成か反対かという二者択一で決められる問題かという疑問である。スコットランド独立にしても脱原発にしても、このような形ならば賛成と言えても、無条件で賛成という訳ではない。たとえば大不況になっても賛成するかという問題である。
一つに熟慮民主主義のイメージのギャップである。住民投票は仕組みとしては、賛成か反対か投票するだけである。文字通り多数決の意思決定になる。これに対して議会はいきなり採決するのではなく、審議の手続きが定められている。議会制民主主義こそが多数決民主主義に陥らない熟慮民主主義の場ではないか。現状の議会に問題があるならば、議会を改革することが筋との主張も十分に成り立つ。
これに対し、住民投票推進側は住民投票という結果だけでなく、投票までの広範な議論という点を重視する。それは住民投票の付随的効果ではなく、本質的機能であるのか。また、それは住民投票でなければ達成できないものなのか、というところがポイントになるだろう。

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