2014年10月20日月曜日

林田力書評『相続貧乏』

#相続 #遺言 #書評 #税 久野綾子『相続貧乏になりたくなければ親子でこまめに贈与しましょう』は税金をとられて相続貧乏にならないためのハウツー本である。愛人への上手な財産贈与の方法など道義的に賛否ある内容もある(137頁)。注意点として本書の知識は複数の相続人がいる場合などに他の相続人の利益を害して遺産を独り占めするために悪用できてしまうことである。たとえば親の土地に子どもが家を建てる場合、土地を家族価格で安く購入するよりも、使用貸借として無料で貸してもらった方が税法上有利である(149頁)。これは子どもが複数人いる場合に特定の子どもだけを優遇していることになる。この点は遺産分割で考慮されなければ不公正になる。
本書の優れた点は行き過ぎた相続対策に継承を鳴らしていることである。息子に生前贈与しても、事故などで死んでしまい、嫁に全財産を持っていかれたというケースもある(165頁)。

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