2014年9月21日日曜日

日本海賊党の名称論

#日本海賊党 #海賊党 日本海賊党というユニークな政党がある。液体民主主義(リキッド・デモクラシー)を掲げる。この海賊党が成長する上で一つの課題は海賊という名称にポジティブなイメージを与えることである。ヨーロッパの海賊党を知っている人ならば海賊党を逆にクールに感じる人も少なくないだろう。しかし、そうではない大多数の人々にとって泥棒党や強盗党と同じようなイメージを抱くことになる。私としても半グレ党やヤンキー党、関東連合党などがあったとしても絶対に支持しない。
一方、海賊イメージの向上には可能性がある。過去にはパイレーツというアイドルグループが存在した。今は何と言っても『ワンピース』がある。若年層は海賊党という言葉に抵抗感が少ない。『ワンピース』の原型になった作品『ロマンスドーン』では海賊には二種類存在するという。一つは無法者の海賊で、もう一つは海賊を狩り、世界を冒険する海賊である。この世界観も海賊イメージの向上に有益である。
文学作品では『村上海賊の娘』『海賊と呼ばれた男』がある。『村上海賊の娘』は主人公が当時の枠組みでは非常識と言ってよい活躍をする。それは海賊としても、あり得ないものであるが、むしろ海賊という権力から相対的な自由さがある存在故になせたと読ませるエネルギーがある。
日本史において海賊を悪とする見方は権力者のものである。海賊は自由の民であった。豊臣秀吉の海の刀狩り令によって海賊は消滅し、武士か漁民という形で封建支配に組み込まれた。この歴史を振り替えるならば日本こそ海賊党にマッチしていると見ることもできる。
『海賊と呼ばれた男』は石油会社の創業者をモデルとした書籍である。ルール違反の商売をしたために海賊と呼ばれることになった。このルールは現代の価値観では不公正な取引に該当しうるものであり、ルール違反には既得権打破というプラスの側面がある。このような悪名ならば大歓迎である。同じ悪名でも東急グループ創業者の強盗慶太とは大違いである。

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