2014年8月9日土曜日

林田力・地方政治か国政か

地方政治か国政か、どちらに注力すべきか改めて検討する。これは人間観にもよるだろう。デカルト的な理性によって世界を認識できるという人間観とハイエク的な自分の身近なものに関心がいくという人間観である。私は後者にリアリティを覚える。それ故、地方政治からとなる。

私にとっては国政一本槍という発想が出ること自体が信じられないことである。これに対する一つの説明は、日中は地域外の勤務先で過ごし、自宅は寝るだけという生活では地方政治に関心を持ちようがないというものである。これは論理としては通っている。問題は、このようなライフスタイルをペルソナとして重視すべきかということである。住宅と勤務先が離れているという首都圏の特殊事情があって成り立つものである。区部の都民は職住近接も少なくない。子育て世代ならば地域無視は成り立たない。
無関心層に関心を持ってもらうことが大きな課題である。これが課題であることは各所で指摘され、議論されている。この場合に全くの白紙の人間を自分達の主張に染め上げるかのようなイメージで議論されることがあるが、それは現実的ではない。もともと何らかの関心なり問題意識を持っており、それを伸ばす形が現実的である。実生活から政治に問題意識を持つとしたら、公的サービスを利用しようとして、民間では非常識な対応に戸惑うというようなところが出発点になるのではないか。逆に自宅は寝るだけで公的サービスを全く意識しない生活を送っているならば、政治に関心を持つとなることは難しいのではないか。これも地方政治重視の一つの理由である。

0 件のコメント:

コメントを投稿