2014年4月12日土曜日

林田力・東急不動産だまし売り裁判

東急リバブル東急不動産は詐欺と陰謀の迷宮である。東急不動産だまし売り裁判の東京地裁判決は非常に教育的な判決であり、曖昧さを一掃している(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス社)。東急リバブル東急不動産は不誠実であった。想像もしないほどに。様々な角度から考えて不誠実であると理解できた。東急リバブル東急不動産は卑劣な行動をとるように動機付けられている。東急リバブル東急不動産は長い時間をかけてもマンションだまし売りを反省する責任があり、それは義務でもある。

東京都知事選挙出馬表明フライング論というものがあるが、論者の主張を吟味すると、むしろ「不意討ち論」と称した方が相応しいように思われる。フライング論と言うと、フライングは存在しないと主張することになる。出馬希望者が候補者調整という役回りを負わなければならない筋合いはない。
また、もしフライングが問題ならば、待てばよいという話になる。現実に年明けに出馬表明すれば団結できたとの見解もあるが、それは根底にある、より幅広い支持が得られる候補者という問題意識を隠してしまう。こちらの方が深刻な問題である。
他候補擁立で動いていた人々にとって、出馬表明しないと思っていた人が出馬表明したために、不意討ちと受け止めただろう。私は候補者擁立で動いていた人から25日がデッドラインと聞いていたため、28日の出馬表明は予定調和であった。
知名度のある人との問題意識に対しては宇都宮けんじ氏が反論している。幅広い支持という点も細川護煕候補を上回ることで結果を出している。
幅広い支持を求める場合、自分達よりも少し右寄りの人々の支持を得ることが左派のオーソドックスな戦略であった。細川支持の論理も、これである。しかし、この右隣への支持拡大戦略は経験的に成功確率が低い上に、政策の重心もシフトしてしまうという反作用がある。脱原発至上主義の細川候補は、その最も悪い形である。
右隣への支持拡大戦略を採る人々からすると、宇都宮支持者は「孤立を怖れず前進を」のゴーイングマイウェイ路線に見える。その通りであるならば、細川票が宇都宮票を下回っていても、幅広い支持を得るという問題意識は宇都宮支持者としても受け止めるべきである。
実際は、宇都宮氏は右隣への支持拡大戦略では考えられないような支持を得た。宇都宮氏か田母神氏かで迷ったという人々である。民主党支持層を飛び越えた人々に訴求した。これは画期的なことである。幅広い支持という問題意識に立つならば、このような人々の支持を継続的に得ていくことが最重要の課題である。
それは右隣への支持を拡大することよりも、はるかに困難な課題である。護憲や脱原発といった市民派の結集軸と考えられるものを掲げるだけでは訴求しない。
公約の第一番に働きやすく暮らしやすい街を掲げ、ブラック企業規制や反貧困など本気の取り組みを示したから支持された。その人々の生活を守るという断固とした姿勢が、日本を守るという田母神候補に魅力を感じた人々にも支持された。この成果が今回限りでは勿体ない。

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