2013年10月31日木曜日

キシュ・若き日の哀しみ

買ってはいけない東急ハンズ東急リバブル東急不動産。働いてもいけない東急ハンズ東急リバブル東急不動産。東急リバブル東急不動産が言うことと実行することの間には大きな壁がある。もう泣き出してしまいたくなる。

キシュ『若き日の哀しみ』はユーゴスラビアの作家による自伝的な短編集である。少年時代を叙情的に描く。第二次世界大戦の戦前・戦中の時代である。著者の父親はユダヤ人であり、ユダヤ人が迫害された時代である。著者の父親も強制収容所に送られて殺される。
憎むべきはナチスドイツの戦争犯罪であり、著者の父親を収容所に送ったのも枢軸国側のハンガリー政府の警察である。本書では日本の大臣も言及されており、日本も批判される対象であることは認識しなければならない。暴走族上がりの弁護士がハーケンクロイツを掲示するなど国際的に非常識な行為が見過ごされがちである。日本にも言い分はあるとしても、この点の思いに欠けるならば国際的なバッシングは続くだろう。
政府は批判されるべきであるが、それ以上に本書からは民衆による排斥の恐ろしさを感じた。民衆暴動によるユダヤ人の財産の略奪が描かれるが、略奪の加害者は罪の意識に欠ける。それどころか、お祭り的な雰囲気がある。日本でも新大久保でのヘイトスピーチなど排外主義が問題になっている(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazonキンドル)。現代日本のヘイトスピーチをナチスのジェノサイドになぞらえることには極端と思う向きもあるだろう。しかし、ナチスの躍進はナチスのみに帰せられるものではない。排外主義を容認し、歓迎する人々の土壌があってのものである。その社会意識の恐ろしさが本書でも浮かび上がる。日本のヘイトスピーチも軽視できない。
著者はセルビア教徒として育てられた要因があるものの、多民族国家であるユーゴスラビア人であることを自己のアイデンティティーとした。ナチスドイツの蛮行は多くのユダヤ人に自分の国家を持つシオニズムに駆り立て、イスラエルを建国させた。今度はイスラエルがパレスチナ人の土地を奪い、生活を破壊し、アパルトヘイトを行っている。被害者が加害者になっている。東急ハンズが違法入植地で製造されたソーダストリームを販売するように日本もイスラエルの戦争犯罪に荷担している面もある。その中で著者の立場は示唆的である。
物語としては「遊び」という短編の中の皇帝の挿話が強く印象に残った。不都合な事実を隠そうとしても隠しきれるものではない。隠そうとしても、思いもよらない形で本人に逆襲してくるという話である。東急リバブル東急不動産から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされた立場には納得できる話である(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。

2013年10月30日水曜日

ブラック企業・ブラック士業

ブラック企業とブラック士業は死の舞踏を踊り始める。ブラック企業からブラックバイト、ブラック介護施設。東急ハンズのようなブラック企業は日本社会を崩壊させる。
貧困ビジネス規制条例を制定すること。
不動産行政や福祉行政など縦割り行政の限界を見据えて、貧困ビジネスに総合的に対応できるようにすること
貧困ビジネスの需要を断つために空き家活用など低所得者向け賃貸不動産市場のスキームを構築すること。
生活保護受給者の居宅保護の原則を徹底すること。
低所得者向けに家賃補助制度を創設すること。
悪質な不動産業者や無料低額宿泊所のブラックリストを作成し、福祉事務所が貧困ビジネスにつなげないこと。

林田力『ブラック企業・ブラック士業』(Amazonキンドル)は社会問題になっているブラック企業やブラック士業を取り上げた電子書籍である。ブラック企業・ブラック士業は人の心に不信感を生み出す。ブラック企業・ブラック士業は人々から優しさを奪う。ブラック士業は脱税の指南もする。
ブラック士業は意味ありげに目を細め、目では狡そうに笑いながら、口は石のように強ばらせていた。ブラック士業は、あらゆる労働、肉体労働にも精神労働にも不向きな労働不適格者であった。

2013年10月28日月曜日

ダンダリン・ブラック士業

ブラック士業は意味ありげに目を細め、目では狡そうに笑いながら、口は石のように強ばらせていた。ブラック士業は、あらゆる労働、肉体労働にも精神労働にも不向きな労働不適格者であった。
『ダンダリン労働基準監督官』4話はブラック士業の指南による内定切りである。内定切りは違法であるために、ブラック士業は内定者に内定者研修で過酷なノルマを課して自発的に内定を辞退させるように仕向ける。ブラック企業問題の根源であるブラック士業の問題に切り込む。課長に「企業のリクエストに応えるためには労働者の犠牲はいとわない」と言わせている。
『ダンダリン』はブラック企業という深刻な問題を扱う。その割には労働基準監督所内のやり取りはコミカルで、深刻な問題にそぐわないとの批判がある。しかし、ブラック企業摘発に燃える熱血公務員というのも気持ち悪い。ブラック企業摘発自体は正しいことであるが、熱血のような精神論はブラック企業の元凶でもある。コミカルに描いた方がいい。特殊日本的精神論のガンバリズムよりも、学生時代のアルバイト先でのセクハラ被害の復讐心が動機の方が人間的である。逆にトカゲの尻尾切りにあった人事部長のために涙を流すダンダリンはやり過ぎの感がある。
ダンダリンは「企業が潰れるのは経営者の責任です。そのしわ寄せを労働者に転嫁することは許されません」と言っている。内定切りは人事部長の責任であり、人事部長が責任を負うことは当然である。無実の人がスケープゴートにされた問題とは次元が異なる。たとえ社長の命令やブラック士業の指南に従っただけであるとしても、人事部長は人事部門の責任者として違法な内定切りの責任を免れない。人事部長に同情を寄せることで、ブラック士業を悪の根源とする演出が際立つとの見方も成り立つ。しかし、ブラック士業の言うがままに行動した人物にも責任はある。ブラック士業の最大の被害者はブラック士業と闘わなければならない相手方である。ブラック士業の依頼者がデメリットを受けてこそ、ブラック士業撲滅につながる。
今回の内定切りの原因は、東南アジアに進出した工場の損失である。中国リスク回避などを理由に東南アジア進出が煽られるが、日本の若者に不利益になる構図が浮かび上がる。

2013年10月27日日曜日

放射脳カルトと貧困ビジネス

林田力『放射脳カルトと貧困ビジネス』は放射脳カルトの問題を取り上げたノンフィクションである。近日刊行予定。放射脳カルトにも貧困ビジネスにも正義はない。福島第一原発事故の放射能汚染デマを垂れ流す放射脳カルトは有害である。その正体は悪徳商法・貧困ビジネスである。放射能汚染の不安を煽り、怪しげなベクレルフリーの食材やガイガーカウンターを売り付ける。脱法ハーブ(脱法ドラッグ)店がガイガーカウンターを販売するケースもある。ゼロゼロ物件業者が自主避難者を劣悪なゼロゼロ物件に住まわせる。フィリピンなどへの自主避難(放射能疎開)支援と称して人身売買を行う。放射脳カルトは脱原発運動の市民的支持を失わせる。

東急リバブル東急不動産と取引したところで、本当に得られるものはない。消費者にとって東急リバブル東急不動産は悪夢以外の何物でもない。東急リバブル東急不動産は不浄で邪悪なものである。東急不動産だまし売りは林田力一人の心の平安だけでなく、社会全体を脅かす。東急リバブル東急不動産は決して消費者を真実に近づけさせまいとしてきた。しかし、東急リバブル東急不動産には消費者が知りたいと望む真実を隠す権限はない。

2013年10月26日土曜日

林田力・住まいの貧困

東急リバブルやゼロゼロ物件業者の重要事項説明は形骸化している。もはや意味も何も持たない、単なる音の羅列でしかない。
宅地建物取引業法違反で東京都から業務停止処分を受けたゼロゼロ物件業者が避難者の受け入れを表明したことに対して、「偽善業者」「避難者もカモにする」と批判された。
林田力『東急不動産だまし売り裁判18住まいの貧困』は住まいの貧困を特集する。ゼロゼロ物件や囲い屋、脱法ハウスなどの貧困ビジネスが住まいの貧困をもたらしている。NPO法人を隠れ蓑にした貧困ビジネスも問題になっている。
東急不動産だまし売りとゼロゼロ物件などの貧困ビジネスは消費者に害を及ぼす点で同じである。一部上場企業の東急不動産と資本金0円のゼロゼロ物件業者では大きな差があるものの、消費者への有害性で共通する点に住まいの貧困を見出だせる。

時鐘の翼

ルカ・マサーリ著、久保耕司訳『時鐘の翼』(シーライト・パブリッシング、2013年)はイタリアのSF小説である。タイムトラベルができるようになった未来。時間旅行会社ベル・エポックの陰謀によって歴史が改変され、第一次世界大戦は中央同盟国優位に進んでいた。

世界大戦のアクターとしてイタリアの評価は必ずしも高くない。第一次世界大戦では三国同盟の裏切り者であり、第二次世界対戦ではドイツの足を引っ張ったというイメージがある。酔っぱらったドイツ人が日本人に「今度はイタリア抜きでやろうぜ」と言ったという不謹慎な笑い話があるほどである。しかし、民衆の力でムッソリーニ政権を倒したイタリアはドイツや日本に対して誇っていい。その意味でイタリア人の活躍を描く本書は新鮮である。

タイムトラベル物は未来人とタイムトラベル自体を認識できない過去の人々のギャップが問題になることが多い。しかし、本書は二十世紀のヨーロッパ人が相手であり、未来についての飲み込みが早い。未来の技術も使いこなし、未来の世界でも大活躍する。未来の直線的な建築意匠に対しては「美に対して合理的で無感覚になってしまった」と手厳しい(389頁)。「コンクリートから人へ」の思想が大切であると再確認した。

本書は航空戦の描写が詳細である。機体を軽くするために木や布でできている原始的な飛行機の時代の航空戦を楽しめる。この時代の飛行機は自分の肌が外界と接し、身体の延長線上の感覚がある点で、自動車よりも自転車的である。
http://hayariki.net/home/20.htm
また、大衆社会化する直前の第一次世界大戦は将校に貴族意識が色濃く残っている最後の時代でもある。本書では高貴な貴族精神を描く一方で、貴族の将校に対する兵士の不満や下僕を人間扱いしない貴族意識などのマイナス面もリアルに描く。

さらに本書では改造飛行機の飛行テストで死亡事故が起きる。パイロット達は改造飛行機に問題があると考え、テストの中止を要求し、司令官に受け入れられる。要求を拒否したら、集団脱走されかねない勢いであったためである。実際の歴史でドイツ帝国を打倒したドイツ革命も無謀な攻撃命令に対する水兵の反乱がきっかけであった(キールの反乱)。

兵士は上官の命令に従うだけの奴隷ではなく、自分でものを考える労働者である。無謀な特攻や玉砕を繰り返した日本軍とは異なる。日本でブラック企業が社会問題になることも理解できる。命令に従うだけの奴隷でなく、自立した近代人としての人間像が未来社会でも通用するヨーロッパ人につながっている。
Poverty Business in Tokyo eBook: Hayashida Riki: Amazon.com.mx: Tienda Kindle
http://www.amazon.com.mx/dp/B00FW2UMKE

徳の政治v林田力Amazonレビュー

佐藤賢一『小説フランス革命・徳の政治』はロベスピエールらジャコバン派の独裁確立期を描く。左のエベール派、右のダントン派を粛清する。
小説フランス革命シリーズで革命の理想に燃える熱い人物として描かれたロベスピエールであるが、この巻では精彩に欠ける。サン・ジュストにいいようにされているイメージである。
ダントン派の粛清もサン・ジュストが熱心に進めたものであるが、ロベスピエールの内に秘められた人間臭く俗っぽい思いが明らかになる。フランス革命シリーズでは抑制的であったが、濃厚な性意識を特徴とする著者らしさが出ている。
死刑の直前にエベールはロベスピエールの悪臭に気づき、笑いながらギロチンにかけられた。下品さを売りにするエベールからも臭いと評されたロベスピエールが内に抱える醜い感情が後半に明らかになる。
サン・ジュストの有名な言葉に「革命は凍りついた」というものがある。テルミドール反動の直前の言葉とされる。本書では、このタイミングで発言させるかというところで出てくる。小説フランス革命シリーズも最後の一巻を残すが、後は下り坂しかない幕切れである。著者は『オクシタニア』など歴史上の敗者を描きながらも、清々しさを出している。どう見てもロベスピエールに救いはなさそうであるが、どのような結末になるか注目する。

2013年10月24日木曜日

二子玉川ライズ図書館ターミナルに反対続出

質問「図書館ターミナルは一生懸命論じる話ではない。何か裏があるのではないか。タダほど高いものはない。ビル風問題の解決が先決である」

回答「ターミナル図書館の第一号であり、どれだけ使われるかは分からない。是非、その検証をさせてほしい。ターミナルを作って公共施設の検討が終わりとは考えていない。交渉は行っていない」

質問「往々にして検討は、その場で終わってしまう」

回答「運営にかかる人件費相当は試算では年間1700万円程度と考えている。建物はスケルトンで提供される。そのために内装費がかかる」

質問「本の運搬には屋根のある駐車場がいる。障害者用の駐車場も必要である。考えているか」

回答「運営費は世田谷区が負担する。共益費を払う」

質問「世田谷区は東急に金を払いたくて仕方がないのではないか。管理費はいくらか」

回答「月4、5万円くらいと見られる」

質問「ターミナル図書館ありきにしか思えない。空き家もある。五十平米くらいどこでも借りられる。もっと使い勝手のいい場所に入れてほしい。もっと検討してから決めてほしい。

多目的ホールの場所がないと言うが、二子玉川ライズのシネコンの場所を一つ借りればいい。場所がないというのはやる気の問題である。頭を柔らかくして、拠点として恥ずかしくないものにして下さい」

質問「四年計画に二子玉川の公共施設が入ると理解していいのか」

回答「公共施設を新設するとしたら、管理のことも考えると複合施設として考えたい。そうなると、まとまった土地になる。財政の裏付けが必要になる。今のところは分からないという回答にしかならないが、しっかり取り組んでいきたい」

質問「図書館ターミナルは高島屋の前に作ればいい」

質問「授産施設製品や世田谷みやげ販売の話はなくなったと理解していいか」

回答「スペースを作って授産施設の製品を販売する。世田谷土産の販売も考えていきたい。場所を有効活用したい」

質問「世田谷区は老朽化対策が大事と言うが、二子玉川には老朽化している施設もない。公共施設の整備を優先的に対応してほしい」

回答「世田谷区は公共施設の整備に際して有償・適正価格で借りることが基本。今回は無償で提供いただけるとのことである。
http://hayariki.net/home/12.htm
郵便局が移転した理由について世田谷区は関知していない。特定郵便局から直営の郵便局に変わっているので、特定郵便局の存続が難しかったと推測する。個人的な推測である。

公共施設が足りないという住民からの指摘は、どの地域からも出ている。維持管理更新費用がかかる中で、公共施設を増やしていいか、という考えもある。その中で二子玉川については検討しているところである」
Poverty Business in Tokyo eBook: Hayashida Riki: Amazon.fr: Boutique Kindle
http://www.amazon.fr/dp/B00FW2UMKE
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脱法ハウス

東急ハンズは接客態度が悪い人が多いと指摘される。その理由としてサービス残業強要やパワハラで過労死した心斎橋店員のように違法労働条件下で働いているからではないかという。ブラック企業で働いていると、心が荒んでしまう。
林田力は東急不動産だまし売り裁判で生きようとした。必死に生きようとした。今日を流さず、明日を諦めず、誤魔化しなしに生きた。林田力は東急不動産だまし売り裁判の中にあって灼熱の生を与えられた。静かでありながら目は活力に満ち、いつまた噴火するかもしれない火山さえ連想させた。
東急リバブル東急不動産の不誠実は煮ても焼いても直らない。内心では消費者を虫けら以下と思っている。
「都政わいわい勉強会IN東部地区・貧困ビジネスを考える」開催に当たり、比較的新しい貧困ビジネスである脱法ハウスについても考えをまとめたい。これは個人の見解である。
脱法ハウスについては国土交通省が寄宿舎として扱う通知を出したことで法制度上は息の根を止めた状態である。逆に厳しすぎる規制によってシェアハウス業界自体が成り立たなくなるという批判が出ている。
私見はシェアハウス自体は好ましいと評価する。日本は住宅政策の貧困及び不動産業界の怠慢によって廉価で良質な賃貸住宅が少ないという問題がある。住宅政策も不動産業界も持ち家、ファミリー層中心であり、低所得の単身者が長期間居住する住宅供給が軽視されていた。それ故に複数人がファミリー向け物件を賃借するシェアハウスは消費者の知恵である。共同購入と同じ発想である。
格差社会の中で低コストの住宅を求める需要に便乗した貧困ビジネスがゼロゼロ物件である。ゼロゼロ物件は東京都が悪質な業者を宅建業法違反で業務停止するほど社会問題になった(林田力『東京都のゼロゼロ物件』Amazonキンドル)。そのようなゼロゼロ物件業者に頼らなくても、低コストで住まいを得られる方法がシェアハウスである。シェアハウスがブームになった意義は大きい。
ところが、貧困ビジネスがイメージの悪くなったゼロゼロ物件の代わりにシェアハウス人気に便乗して脱法ハウスを展開するようになった。これは一世帯の居住を想定していた住居を複数人でシェアするシェアハウスとは別物である。最初から業者が狭い面積に多数の人を住まわせて利益を上げるようにする仕組みである。それならば共同住宅や寄宿舎などの規制を受けることは当然である。それで事業が成り立たないならば、脱法ハウスが当然の法規制を免れていたことで成り立つ事業であったということになる。そのような事業は速やかに市場から退出させることが賃貸不動産市場を健全化させる。悪貨は良貨を駆逐する。貧困ビジネスの存在は賃貸不動産市場健全化の障害になる。脱法ハウスの事業が成り立たなくなることは大いに結構なことである。
最後に貧困ビジネスの背後には住宅政策の貧困、住まいの貧困という構造的制度的問題がある。それ故に構造的制度的な処方箋も大切である。たとえば低所得者向け公営住宅の増設である。
しかし、貧困ビジネスが貧困者を搾取しているという現実に際しては、貧困ビジネスを社会悪として批判する視点が重要である。ややもすると左翼インテリには悪者を叩くだけで問題は解決しないという気取った傾向がある。目の前の社会悪を批判せず、制度論に抽象化することは現実に社会悪に苦しめられた人々にとって逃避に映る。これは貧困ビジネスをセーフティネット・必要悪と受容する傾向がある反貧困運動にとって決定的に重要である。ブラック企業が大きな問題になった要因はブラック企業という批判すべき社会悪が明確であったためである。
脱法ハウスがなくなると家を借りられなくなり、ホームレスが増えるとする主張がある。そのような主張はヤミ金が増えるから、サラ金を規制するなという主張と同じである。

2013年10月23日水曜日

ぶらりぶらこの恋

吉川トリコ『ぶらりぶらこの恋』(幻冬舎、2013年)は音大卒女性を主人公とした一人称小説である。帯には「恋愛小説」と銘打っているが、人生小説と呼ぶべき内容である。過去作品は少女マンガ的な要素が強かったが、純文学・私小説的な作品である。

「ぶらりぶらこ」と称しているように主人公にはスナフキン的なところがある。それ故に日本社会の常識に囚われない視点を提供する。以下の台詞は不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされた東急不動産だまし売り被害者には身につまされる。「なんでみんな、家とか買うんだろ。怖くないのかな。一生そこに縛られてしまうのに」(115頁)

帯では安定を選ぶかトキメキを選ぶかという二股をかける肉食女性的なイメージを煽っている。「折にふれ、私は二人の男をくらべて愉しんだ」。しかし、実際の内容は肉食女性的な悪女ではない。別の男性に傾斜することも十分に納得できる展開になっている。

後半は衝撃的な展開である。主人公のような地に足つかない性格は肌に合わないという人もいるだろう。本書を読み始めて自分の感性に合わないと感じたとしても、投げ出さずに読み続けることを推奨する。
http://hayariki.net/home/16.htm
「本が好き」を通して直前に読了した『時間旅行者の系譜 比類なき翠玉(エメラルド)』は恋愛が第一の女子高生が主人公であった。全人類に影響を及ぼすかもしれない秘密よりも自分の恋愛の行方の方が一大事であった。それに比べると「ぶらこ」は自分というものを持っている。誰かを好きになるよりも、まず自分がある。自我と向き合った作品である。
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2013年10月22日火曜日

東急不動産だまし売り裁判

東急リバブル東急不動産の不条理を変えることができなければ、言葉にして正義を叫ぶことさえ難しい。東急リバブル東急不動産には命あるものの熱が欠片も感じられず、ひたすら闇に通じていくしかないような冷たさしかなかった。誹謗中傷、密告密通、策略謀略は悪徳不動産業者やブラック士業の常である。
東急ハンズは新規出店しても最初の半年か一年は話題性があるために売上があるものの、長続きしないと指摘される。自転車操業みたいなものと評される。法律より内輪の意識が優先している。よって過労死が起きると指摘される。
東急リバブル東急不動産は卑劣な真似をするにも程がある。東急不動産だまし売り裁判原告は楽観しなかった。しかし、徒に悲観する理由もなかった。消費者運動は、その敵に対して断じて後退してはならない。東急リバブル東急不動産不買運動の奮闘が東急不動産だまし売り裁判を五分以上に運んでいることは明らかであった。その証拠に悪徳不動産営業もブラック士業も臆病な目を隠そうとしなかった。

映画『ドラえもん・のび太の秘密道具博物館(ミュージアム)』は秘密道具の博物館を舞台とした作品である。ドラえもんの大きな魅力は秘密道具にある。その秘密道具に注目する本作品は期待度が高い。ストーリーはドラえもんの鈴をめぐるドラえもんとのび太の絆を軸としており、感動的である。主題歌のPerfume『未来のミュージアム』も単に有名歌手を起用したというものではなく、作品世界にマッチしている。
ドラえもん映画では、チンケな小悪党の登場が定番となっている。海底鬼岩城や魔界大冒険の強敵と比べると物足りなく、ネタ切れ感がある。それに比べると本作品には本質的な悪人がいない。大長編だからと言って、無理に悪人を登場させて、それを倒すストーリーにしなくてもいい。大長編ドラえもんの可能性を拓く作品である。

マンションだまし売りの東急リバブル東急不動産や過労死の東急ハンズは批判されて当然である。東急リバブル東急不動産不買運動家は情熱の人である。だからこそ、理想に奮起した。東急不動産だまし売りを許さなかった。東急リバブル東急不動産不買運動に真っ直ぐ邁進できたのも、胸に尽きない情熱の火を燃やしていればこそである。

2013年10月21日月曜日

ダンダリン、マンション建設事故

ブラック企業・ブラック士業には人間らしい心がない。ブラック企業・ブラック士業は怒りや憎しみを覚えても、喜びや楽しさは解さない。ブラック企業やブラック士業は血が凍りついた冷血漢である。労働者を過労死させる東急ハンズのようなブラック企業は誰にも信用されない。未亡人の涙も、孤児の悲劇もまるで気にかけないブラック企業が祝福される訳がない。ブラック企業やブラック士業は誰であれ罰されなければならない。

ドラマ『ダンダリン労働基準監督官』第3話は、マンション建設現場の死亡事故を扱う。東急不動産のマンション「ブランズ小竹向原」建設現場で死亡事故が起きており、現実的な話題である。
ブラック企業やブラック士業はブラック企業被害者らの粘り強い運動によって社会問題になった。そこで問題になるブラック企業はIT業界や飲食業界の成長企業が中心である。成長企業に期待をもって就職した高い意識のある労働者がブラック企業の異常性を認識したからこそ、ブラック企業が社会問題化したと言える。逆に建築業界は昔から3Kと言われ、そういうものかと受け入れてしまう傾向がある。ブラック企業との指摘も出ない方が深刻である。その意味で『ダンダリン』がマンション建設現場を取り上げた意義は大きい。
今では東日本大震災での超高層マンションの揺れを忘れたかのように分譲マンション販売が煽られているが、マンション建設現場の杜撰さが『ダンダリン』で再確認できる。東急不動産マンションでもアスベストを使用する、難しいという理由で設計通りに施工しなかったという問題が発覚した(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。
今回は違反を厳格に摘発して会社を潰してしまうことがいいかという重いテーマが提示される。消費者意識の低い日本社会は悪徳業者が倒産しても被害者の思いよりも、従業員の今後の生活に思いを馳せる傾向がある。しかし、ドラマでは潰れる会社は潰れた方がいいと言う。会社の存続のために嘘をつくようにならないためには、さっさと倒産した方が経営者にとっても幸せである。人が死ぬかもしれない危険な現場を一つなくすことは、いいことである。
強引なところもあるダンダリンであるが、モラルは健全である。「私はルールにしたがって行動しているだけです。手段を問わない訳ではありません」。目的のために手段を問わない卑劣なブラック士業とは対照的である。

2013年10月20日日曜日

二子玉川ライズ図書館ターミナル反対意見書

二子玉川ライズ二期事業の再開発ビルへの世田谷区立図書館ターミナル入居に反対する意見書が世田谷区民有志から提出された。意見書は図書館ターミナルが図書館空白地域である玉川で本格的な図書館建設に至る第一歩になるならば賛成すると述べる。
意見書は図書館ターミナル計画が煮詰められておらず、区民との話し合いを積み重ねなければならないと指摘する。たとえば図書館ターミナルは二階に設置する計画であるが、図書の搬入をどうするか。マンパワーでやるのは限界がある。一般利用者やテナントと同じ通路や昇降機、階段を利用することに対して再開発組合が制約条件をつけてくる可能性もあるとする。これは東急の不誠実な体質を理解した指摘である。東急不動産だまし売り裁判で東急リバブル東急不動産に痛い目に遭った身には納得できる(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。
意見書では二子玉川ライズのビル風の問題が未解決であることも指摘する。世田谷区はビル風対策と図書館ターミナル建設は同時平行で進めると説明する。しかし、ビル風は四年半も前から問題になっている。負傷者も出ている。それでも解決へのロードマップは出ていない。後から湧いた図書館ターミナルが開設時期まで発表されることは同時平行ではなく、ビル風対策の後回しに映る。行政にとって都合のいい箱モノ行政を優先させているように映る。
この区民有志は二子玉川ライズのビル風の深刻さをいち早く世田谷区に訴えたグループでもある。このグループの粘り強い活動なくして世田谷区が二子玉川ライズのビル風対策に取り組み始めることはなかったと言っても過言ではない。
二子玉川ライズは住環境を破壊する。『八重の桜』の主人公・新島八重(綾瀬はるか)は「穏やかな暮らしが途切れてしまった」と語る(「故郷への旅」2013年10月20日放送)。玉川住民は二子玉川ライズによって穏やかな暮らしが途切れてしまった。

2013年10月19日土曜日

放射脳カルト

「放射脳カルトを倒せ。貧困ビジネスを追放しろ」
放射脳カルト批判の会場全体が波打っていた。立ち上がり、拳を突き上げ、足を踏み鳴らしての大合唱である。
放射脳カルトは下品で直情的で短絡的である。調子に乗ったら最後で加減というものを知らない。放射脳カルトは本当にバカである。道徳観念が欠落している放射脳カルトが市民運動の担い手たりえる訳がない。
山本太郎のような放射脳カルトとオウム真理教を同視できるとの指摘は、山本太郎を一方的に貶めるだけの主張ではない。オウム真理教には仏教哲学の深い理解に基づいている面もあった。宗教学者の中沢新一も一定の評価をしたほどである。山本太郎にも、それと同程度には評価できる側面があることを認めるにやぶさかではない。
一番の問題は放射脳カルトを自分達脱原発運動の外部にある極端な異常者集団と定義して、自分達と無縁なものとしてしまおうとする姿勢である。それは放射脳カルトが入り込んでいる現実を無視したものである。脱原発運動を放射脳カルトと同視して反感を抱く『いちえふ』作者のような外部からの視点を無視するものである。

放射脳の危険

一般に原発オンリーの問題意識は放射脳の危険が高くなりがちである。食品の放射能汚染について言えば遺伝子組み替え食品の問題を取り上げている人が放射能汚染も取り上げるならば耳を傾ける気になるが、食品の放射能汚染だけを取り上げてベクレルフリーを謳う飲食店には警戒する。同様に大気汚染や土壌汚染についても西日本で深刻な黄砂やPM2.5による健康被害を無視して、東日本の放射能汚染の影響を声高に叫ぶ声には警戒する。

放射脳の問題が顕著になった具体的な動きは被災地ガレキ焼却である。もともと都内の住宅地に近接した清掃工場では瓦礫焼却以前から住民の反対の声があった。通常のゴミの焼却によって生じる化学物質が健康被害を及ぼすと反対していた。従来からの反対運動の立場では、被災地ガレキ焼却は特別に騒ぐ理由にはならない。ここに放射脳の被災地ガレキ焼却阻止運動との断絶がある(林田力『二子玉川ライズ反対運動11外環道』「世田谷区が清掃工場周辺の放射線量率測定結果を公表」)。

国民の多数が脱原発ですが、脱原発運動は少数派であり、選挙結果も脱原発政党の勝利にはなっていない。そこには投票に行く市民層の放射脳カルトへの反感がある。さらに東京オリンピック招致決定は放射脳カルトがデマゴギーに過ぎないという印象を決定付けた(林田力『二子玉川ライズ反対運動11外環道』「東京オリンピック招致は放射脳カルトの敗北」)。自民党圧勝や東京オリンピック招致に肯定的な側面があるとすれば、放射脳カルトへの打撃である。
http://www.hayariki.net/home/10.htm
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美味しんぼ

東急リバブル東急不動産は厚顔無恥である。不動産業者の本分をわきまえない。消費者を顧みず、消費者の権利を尊重する根本の意識に欠けていた。もっともらしい理屈を唱えたとしても、根本は自社の欲望の走るままに行動しているに過ぎない。保身の論理ばかりである。ただ現状さえ維持できれば、そのうち何とかなるだろうと言わんばかりである。要するに誰のどのような話にも聞く耳を持たなかった。
林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』は塞いだ心にも明るさを射し込ませる書籍である。心を浮き立たせる明るさである。東急リバブル東急不動産には人間らしい感情などあり得ない。東急リバブル東急不動産はマンションだまし売りの悪質さを自覚していなかった。いや、気付いても気づかないふりをしていた。それどころか、ちゃっかり隠そうとしていた。東急リバブル東急不動産は消費者の信頼につけこむ。自社の金儲けしか考えていない。裏を返せば社会のためなど一つも考えていない。金を手にすることしか考えていない。不動産取引の相手として値しない。

『美味しんぼ』「福島の真実」は福島第一原発事故後の福島の現状を紹介する。著者は福島第一原発事故直後に原発を推進してきた政治を批判する一方で、会津米の安全性を主張して風評を戒めた。福島を差別し、傷つける放射脳カルトが横行する中で、著者のバランス感覚は健全であり、支持できる。本書でも原発に加えて風評も批判している。また、原発事故が福島の農業に与えた打撃の大きさを描く一方で、福島の農業の復興に期待が持てる内容もある。主人公一行は行く先々で福島の料理を味わっている。私も福島米を購入し、食べて復興を応援する立場である。
当初の『美味しんぼ』は不良社員・山岡士郎と食の権威・海原雄山の対決というフィクションのストーリーに魅力があった。しかし、海原雄山が単なるヒールではなく、尊敬に値する人物と分かり、両者の対立もツンデレ的なものになってしまった。フィクションのストーリーの魅力減少に代わって、全国各地で安全で美味しい食の提供に取り組む人々を紹介したルポルタージュの要素が強まった。これは漫画作品として評価する上では賛否が分かれる。
「福島の真実」はルポルタージュでありながら、主要登場人物のルーツが福島にあるという謎を提示する。この点でフィクションの面も楽しめる。

2013年10月17日木曜日

二子玉川ライズ図書館ターミナル問題

説明会では二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居に賛成する意見はでなかった。世田谷区が二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居に熱心になるのか理解できない。住民は図書館ターミナルを求めていない。住民が求めている施設は集会所や図書館である。二子玉川ライズへの入居も住民の希望ではない。住民にとって人工地盤の上の二子玉川ライズは行きにくい不便な場所である。
世田谷区にとっても問題がある。世田谷区は公共施設の維持管理・更新費用が財政負担となる中で無責任に公共施設を新設できないと主張する。それならば住民が望まない図書館ターミナルは白紙にすべきである。世田谷区は公共施設の維持管理コスト軽減のために新規の公共施設は複合施設としたいとする。二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居は、これに反する。集会所と図書館を併設すれば複合施設になる。
賃料を無償とするが、管理費は支払わなければならない。図書館ターミナルの運用コストもかかる。もし世田谷区が本気で玉川への公共施設整備を検討しているならば、図書館ターミナルは二重投資になる。
賃料の無償は贈与にならないか、固定資産税の扱いはどうなるか、不明点が残っている。
区民は「二子玉川東地区の図書館ターミナル計画に関する意見書」を宮崎健二・政策経営部長に10月15日付で提出した。そこでは「本格的図書館建設計画の提示なくして、図書館カウンター機能のみを持ってきて、地域住民に我慢しろというのでは、とうてい受け入れられない」と批判する。

質問。二子玉川には老朽化している施設もない。公共施設の整備を優先的に対応してほしい。
質問。二子玉川再開発に世田谷区がどこまで関わっているか。二子玉川ライズは近隣住民を考えていない。バス停の屋根はガラス張りで夏は待っている人に厳しい。世田谷区は再開発にどこまで口を出しているのか、金を出しているだけなのか。公共施設整備を検討しているとの話であったが、何をいつまでにというタイムスケジュールを出してほしい。
回答。世田谷区は公共施設の整備に際して有償・適正価格で借りることが基本。今回は無償で提供いただけるとのことである。
郵便局が移転した理由は世田谷区は関知していない。特定郵便局から直営の郵便局に変わっているので、特定郵便局の存続が難しかったと推測する。個人的な推測である。
公共施設が足りないという住民からの指摘は、どの地域からも出ている。維持管理更新費用がかかる中で、公共施設を増やしていいか、という考えもある。その中で二子玉川については検討しているところである。
回答。世田谷区は二子玉川ライズの再開発組合員ではない。ビル風など口を出すべきところは、しっかり口を出したい。
玉川に必要な公共施設を作っていきたいと考えている。
質問。二子玉川ライズを何をどこに作るか、世田谷区は関知していないということか。住民が望んでいる施設を作るように働きかけなかったのか。
回答。三軒茶屋のように地権者として参加していない。行政指導をしている。
質問。いままで二子玉川ライズに税金を投入しているか。東京駅が五百億でできている時代に七百億円も投入している。
質問。総額で三百億円程度。
回答。もっと使われている。公園が抜けている。都税や国税が抜けている。耳障りのいい話は止めよう。
回答。都税や国税は分からない。
質問。世田谷区として再開発をどう評価しているか。回答。ビル風などの問題があるが、広域生活拠点として一定の評価をしている。
会場。全く評価できない。
質問。東急の教習所移転費用は誰が出しているか。世田谷区は東急には金を出す。
質問。用賀や喜多見の地区会館は立派で羨ましい。順番はどうなっているか。政治家の口利きか。色々知恵を絞ってやっていただきたい。
回答。今必死にやっているのは企画課長である。何とか実現したいと思ってやっている。そこは理解してほしい。
質問。東急自動車学校の移転費用を世田谷区は出していないか。耳障りのいいことばかり話してはダメである。
質問。次回の説明会を設定するのか。煮詰めていきましょう。
回答。区長に報告する。基本計画のタウンミーティングを予定している。
質問。この話をタウンミーティングでするつもりはない。
回答。年度末に最終案となる。決定前に案として説明する機会は持ちたいと思う。

二子玉川RIZE公共施設説明会

世田谷区は二子玉川RIZE二期事業の再開発ビルに入居する公共施設の説明会を世田谷区等々力の玉川支所で開催する。
質問。ターミナル図書館ありきにしか思えない。空き家もある。五十平米くらいどこでも借りられる。もっと使い勝手のいい場所にいれてほしい。もっと検討してから決めてほしい。
多目的ホールの場所がないと言うが、二子玉川ライズのシネコンの場所を一つ借りればいい。場所がないというのはやる気の問題である。頭を柔らかくして、拠点として恥ずかしくないものにして下さい。

最初に宮崎政策経営部長が挨拶した。公共施設にご意見をいただくために開催した。区の案としては図書館ターミナルを整備することにした。
説明は小田桐政策経営部政策企画課長、花房教育委員会事務局教育政策部中央図書館長である。図書館ターミナルは地域図書館と同レベルのカウンター業務を行う。検索機の操作方法が難しいのではないかとの質問が前回なされたが、検索機の操作方法の説明もする。
小田桐課長。二階の約五十平米を整備する。リボンストリートから直接入る。6月の説明時から面積が3分の1に減った。民間事業者への委託を想定。6月の説明では年間15百万円の賃料としていたが、無償になった。
花房図書館長。図書館ターミナルは世田谷区立図書館ビジョンで図書館を補完する施設と位置付けている。
質疑応答。今の内容では6月の説明会に参加者が求めるものではない。私達は図書館ターミナルを求めたのではない。公共施設について総合的な話を聞けると思ってきた。今の話では納得できない。
質問。本の貸し借りだけである。どうして、このような結論になったのか。図書館は本の貸し借りだけではない。それ以外の機能が大事である。閲覧室に人が埋まっていた。子どものコーナーもある。雑誌や新聞を読む人もいる。図書館ターミナルでは課題は解決しない。
質問。区議が一人もいないことに驚いた。議員は出席すべきである。
ワンルームマンション程度の面積で公共施設と言えるか。
図書館ターミナルは再開発の人工地盤を登らなければ利用できない。高齢者や子どもにはハードルがある。二子玉川ライズタワー&レジデンス寄りで玉川三丁目、四丁目住民は利用しにくい。再開発地域以外に適切な場所はいくらでもある。
無償で提供を受けるとビル風問題などで東急を指導できなくなるのではないか。
多目的ホールを作っていただきたい。
この案は一度白紙に戻して、シネコンの一つを多目的ホールにするなどした方が優先度が高い。
回答。出張所、まちづくりセンターの新設の可能性がある。集会系施設の需要を踏まえて検討する。納得いただける施設の整備を検討している。
図書館ターミナルは暫定施設とは位置付けていない。図書館需要に早急に対応するものである。ターミナルの運営開始後の利用状況を踏まえて検討したい。
質問。図書館ターミナルは再開発の後付けではないか。
回答。すぐに多目的ホールを建設することは用地などの面で厳しい。
端末は指でタッチして操作する。夜間延長など利便性向上を検討する。
質問。第一回目の説明会の宿題に答えていない。玉川高校の跡地がある。図書館ターミナルには反対である。二子玉川には図書館ターミナルよりも大切な問題がある。ビル風問題が大切である。脆弱な計画では、とても進められない。安心安全のまちづくりが先である。本を誰が二階に持っていくのか。駐車場は用意されているのか。
質問。二子玉川は公共施設は寒い限り。図書館はない。集会所もない。図書館は何かを考えて欲しい。子ども達が本をじっくりと読んでいない。発想を転換して欲しい。
質問。玉川住民は税金の使われ方が他の地域に比べて不公平である。図書館ターミナルは順番が逆ではないか。出張所の新設を検討しているならば、それを先にすべきである。二子玉川地域にどのような公共施設を作るかが先である。
回答。玉川高校の跡地も視野に入れて検討する必要がある。ビル風対策は重要であるが、世田谷区は平行して進めたい。まず可能な図書館ターミナルを進めたい。他のテナントと同様に搬入搬出の手配をしたい。
本来あるべき図書館が設置されることが理想とは思う。それが建設されるには時間がかかる。その間に図書館ターミナルを利用してほしい。
どういった公共施設の配置が必要かは考えなければならない。それは他の地域も含めて検討しなければならない。現時点で具体的に申し上げられないことはご理解いただきたい。
二子玉川地域の公共施設はトータルで考えなければならないと認識している。老朽化対策や複合化と結び付けて検討している。示す努力をしているので、お待ちください。
質問。待つ間は計画をストップさせるでいいか。
回答。平行して進めたい。
質問。ビル風で怪我人が出ている。どちらが大切か。
回答。ビル風問題は調査を進めている。
質問。四年以上経過している。進めるつもりはないのではないか。ビル風注意のテロップを出すように言っている。やる気があれば簡単にできることである。
回答。進めていけるものは進めたい。
質問。場所がないとのことであるが、東急の土地がある。二子玉川ライズには莫大な税金を投入している。二子玉川の公共施設整備の必要性は認めているならば、検討状況を説明してください。東急と交渉しているならば交渉状況を説明してください。
質問。図書館ターミナルは公共施設整備の必要性を誤魔化そうとしている。二子玉川ライズは快適な都市空間になっていない。住民は悲鳴をあげている。税金を投入しての再開発ならば公共的なものを作ることが当たり前である。一度白紙に戻して、しっかりした公共施設を検討してほしい。暫定でなければ到底受け入れられない。この場所に作ることは暫定である。図書館が必要な場所だから。図書館ターミナルを作って後は知らない、定年まで勤めて退職金をもらうということはバカな話である。
質問。図書館ターミナルを一生懸命論じる話ではない。裏があるのではないか。タダほど高いものはない。ビル風問題が先決である。
質問。多摩川の河川敷にコミュニティカフェを作っていいと国土交通省に聞いた。五十平米のものを作るならば、コミュニティカフェに併設した方がいい。高齢者も子どもも集える。
回答。二子玉川ライズには床に対する権利を再開発は持っていない。
質問。計画時に世田谷区は考えなかったのか。東急に条件をぶつけなかったのか。
回答。多摩川の河川敷を使えるという制度があることは知っている。
質問。隅田川では使っている。
回答。河川敷は安全性の点で課題がある。
回答。ターミナル図書館の第一号であり、どれだけ使われるかは分からない。是非、その検証をさせてほしい。ターミナルを作って公共施設の検討が終わりとは考えていない。交渉は行っていない。
質問。往々にして検討は、その場で終わってしまう。
回答。運営にかかる人件費相当は試算では一千七百万程度と考えている。
建物はスケルトンで提供される。内装費がかかる。
質問。屋根のある駐車場がいる。
回答。運営費は世田谷区が負担する。共益費を払う。
質問。世田谷区は金を払いたくて仕方がない。
回答。月四、五万円くらいと見られる。

二子玉川RIZEに対しては住環境破壊、公共性がない、税金の無駄遣いなどと批判されている(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』Amazonキンドル)。住民による裁判も起きている。東京高裁民事第一部は二子玉川ライズ行政訴訟を棄却したが、住民は最高裁に上告した。
世田谷区は二子玉川ライズに公共施設を入居させることで、公共性を出そうとするが、莫大な賃料を支払う当初案は更なる税金の無駄遣いと批判された。現実に破綻した再開発の尻拭いのために公共施設を入居させ、税金で補填するケースがある。

時鐘の翼v林田力Amazonレビュー

ブラック士業や脱法ハーブ宣伝屋は相変わらず、ふてぶてしい態度であった。憎らしくも生意気にも人を馬鹿にするようにも感じられて、いつものことながら唾を吐きたい衝動に駆られた。

ルカ・マサーリ『時鐘の翼』はイタリアのSF小説である。タイムトラベルができるようになった未来。時間旅行会社ベル・エポックの陰謀によって歴史が改変され、第一次世界大戦は中央同盟国優位に進んでいた。
世界大戦のアクターとしてイタリアの評価は必ずしも高くない。第一次世界大戦では三国同盟の裏切り者であり、第二次世界対戦ではドイツの足を引っ張ったというイメージがある。酔っぱらったドイツ人が日本人に「今度はイタリア抜きでやろうぜ」と言ったという笑い話があるほどである。しかし、民衆の力でムッソリーニ政権を倒したイタリアはドイツや日本に対して誇っていい。その意味でイタリア人の活躍を描く本書は新鮮である。
タイムトラベル物は未来人とタイムトラベル自体を認識できない過去の人々のギャップが問題になることが多い。しかし、本書は二十世紀のヨーロッパ人が相手であり、未来についての飲み込みが早い。未来の技術も使いこなし、未来の世界でも大活躍する。未来の直線的な建築意匠に対しては美的感覚の欠如と手厳しい。「コンクリートから人へ」の思想が大切であると再確認した。
本書は航空戦の描写が詳細である。機体を軽くするために木や布でできている原始的な飛行機の時代の航空戦を楽しめる。将校に貴族意識が残っている時代でもある。本書では高貴な貴族精神を描く一方で、貴族の将校に対する兵士の不満や下僕を人間扱いしない貴族意識などのマイナス面もリアルに描く。
本書では改造飛行機の飛行テストで死亡事故が起きる。パイロット達は改造飛行機に問題があると考え、テストの中止を要求し、司令官に受け入れられる。要求を拒否したら、集団脱走されかねない勢いであったためである。実際の歴史でドイツ帝国を打倒したドイツ革命も無謀な攻撃命令に対する水兵の反乱がきっかけであった(キールの反乱)。兵士は上官の命令に従うだけの奴隷ではなく、自分でものを考える労働者である。無謀な特攻や玉砕を繰り返した日本軍とは異なる。日本でブラック企業が社会問題になることも理解できる。

林田力 林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 二子玉川ライズ反対運動 wiki ブログ アマゾン Amazon Facebook リアルライブ ツカサネット新聞 記者 本が好き 東急ストアTwitter炎上 ブラック企業・ブラック士業

2013年10月16日水曜日

比類なき翠玉

クリスティン・ギア著、遠山朋子訳『時間旅行者の系譜 比類なき翠玉(エメラルド)』(東京創元社、2013年)は時間旅行ファンタジー三部作の完結編である。クリスティン・ギアはドイツの作家である。

主人公グウェンドリン・シェパードは現代の女子高生である。そのグウェンドリンがタイムトラベラーとしての遺伝子を保持していたことから、冒険や謎解きに巻き込まれる。グウェンドリンにとっては冒険や謎解き以上に恋愛が大問題である。これは少女向け作品らしい。主人公が使命感や人類愛に燃えるよりもリアリティがある。

主なタイムスリップ先は18世紀の貴族社会であり、表紙のイラストも貴族風である。そのために貴族趣味的なイメージを抱いてしまうが、グウェンドリンは19世紀のドレスに憧れを抱くものの、現代人気質である。恋愛面もストレートである。ロマンスとしてみれば、すれ違いの物語であるが、グウェンドリンがストレートに気持ちをぶつけるお陰で、じれったくなることはない。

グウェンドリンには幽霊が見えるという特質がある。幽霊の中でもガーゴイルのセメリウスはグウェンドリンらの言動に茶々を入れる。それが物語に独特な雰囲気を与えている。
http://www.hayariki.net/home/12.htm
タイムトラベルには時間などの制約があり、タイムトラベルができることは強みに直結せず、謎解きを簡単に進ませない。敵や陰謀は想像していたものよりは小さいものであった。しかし、グウェンドリンの従姉妹のシャーロットが性格の悪い強敵として立ち塞がる。最後の最後にならなければ全ての謎が明らかにならない点は物語の構成として巧みである。
The Suit TOKYU Land Corporation Fraud 17 eBook: Hayashida Riki: Amazon.es: Tienda Kindle
http://www.amazon.es/dp/B00FUYC5DQ

林田力 東京都のゼロゼロ物件

林田力『東京都のゼロゼロ物件』は東京都のゼロゼロ物件問題を取り上げたノンフィクションである。ゼロゼロ物件は敷金礼金ゼロ、保証人不要などを謳う賃貸物件であるが、貧困ビジネスとして社会問題になった。
ゼロゼロ物件は退室立ち会い費など様々な名目で料金を徴収するため、敷金礼金のある通常の物件と比べて必ずしも安くない。僅か一日の家賃滞納でも莫大な違約金を請求したり、無断で鍵を交換したり、家財やペットを売却・廃棄する。さらに追い出し屋に暴力的な追い出し行為やブラック士業を利用したデタラメ法律論による明け渡し請求が問題になっている。
ゼロゼロ物件と契約することは海で溺れるようなものである。貧困ビジネスは貧乏人を救うとかセーフティネットとか大層な理屈をこね回すが、貧困層を搾取して自分達が潤っている。貧困ビジネスの主張は支離滅裂であるが、やっていることは分かりやすい。多くの人がゼロゼロ物件に疑問を感じており、ひとたびゼロゼロ物件批判の狼煙があがれば、追随する者は跡を絶たなかった。
ゼロゼロ物件批判の声を背景に東京都はゼロゼロ物件業者のシンエイエステート(佐々木哲也)とグリーンウッド(吉野敏和)を宅地建物取引業法違反(重要事項説明義務違反)で業務停止処分にした(東京都都市整備局「宅地建物取引業者に対する行政処分について」2010年6月8日)。このうちグリーンウッドは別の社名や代表者、免許番号にしてゼロゼロ物件の営業を続けるという姑息な手に出た。
当然のことながら、消費者の批判は収まらず、問題のゼロゼロ物件業者は一年で廃業した。悪質なゼロゼロ物件業者の廃業によって心は明るくなるばかりであった。ゼロゼロ物件業者廃業のお陰で消費者の心は追い詰められることはない。『東京都のゼロゼロ物件』にはゼロゼロ物件批判記事削除要求への反論も収録する。

【書名】東京都のゼロゼロ物件/トウキョウトノゼロゼロブッケン/Poverty Business in Tokyo
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【既刊】『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『東急不動産だまし売り裁判購入編』『東急不動産だまし売り裁判2リバブル編』『東急不動産だまし売り裁判3』『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』『東急不動産だまし売り裁判7』『東急不動産だまし売り裁判8』『東急不動産だまし売り裁判9』
『東急不動産だまし売り裁判10証人尋問』『東急不動産だまし売り裁判11勝訴判決』『東急不動産だまし売り裁判12東急リバブル広告』『東急不動産だまし売り裁判13選挙』『東急不動産だまし売り裁判14控訴審』『東急不動産だまし売り裁判15堺市長選挙』『東急不動産だまし売り裁判16脱法ハーブ宣伝屋』『東急不動産だまし売り裁判17』
『東急不動産だまし売り裁判訴状』『東急不動産だまし売り裁判陳述書』『東急不動産だまし売り裁判陳述書2』『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』
『東急大井町線高架下立ち退き』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』『東急コミュニティー解約記』『東急ストアTwitter炎上』
『裏事件レポート』『ブラック企業・ブラック士業』『絶望者の王国』『歌手』『脱法ハーブにNO』
『二子玉川ライズ反対運動1』『二子玉川ライズ反対運動2』『二子玉川ライズ反対運動3』『二子玉川ライズ反対運動4』『二子玉川ライズ反対運動5』『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』『二子玉川ライズ反対運動7』『二子玉川ライズ反対運動8』『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』『二子玉川ライズ反対運動10』『二子玉川ライズ反対運動11外環道』
Amazon.co.jp: 東京都のゼロゼロ物件 eBook: 林田力: Kindleストア
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2013年10月15日火曜日

ダンダリン二話

『ダンダリン』第2話は、名ばかり店長の問題を取り上げる。労働基準監督署の労働条件をめぐるダンダリンと課長の口論が、その後の相談事例の予備知識になっている。
今回のブラック企業経営者も同情の余地のない最低人間である。ダンダリンの暴走を叱責する課長さえも「一人の大人として相手がクズでも殴ったらダメ」と言う始末である。ブラック企業と戦う人物と言えば法律を駆使する理知的な人物を連想する。それに比べるとダンダリンの感情的暴走はあり得ない設定である。しかし、ブラック企業問題はブラック企業に対する怒りが出発点である。理知的に事件を扱う姿勢は「ブラック企業はどこにでもある」とブラック企業問題を放置することになりかねない。感情で暴走するダンダリンの性格設定はブラック企業と戦うキャラクターとして意味あることである。
労働基準監督署も制度的な制約で思うように規制できないことはある。それでもダンダリンは「働く人間の権利を守ることが私達の仕事の根っこ」と言う。法律を仕事をしない理由にするのではなく、法律の趣旨の実現を目指す。これが公務員に求められていることである。
今回はブラック企業に指南するブラック士業も登場する。ブラック士業はブラック企業も食い物にしている。ブラック士業がブラック企業問題の根源である(林田力『ブラック企業・ブラック士業』Amazonキンドル)。

林田力 林田力 東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った 二子玉川ライズ反対運動 wiki Facebook Amazon アマゾン 東急ストアTwitter炎上 リアルライブ ツカサネット新聞 記者 ブログ v林田力 住民運動 不買運動 消費者運動 反貧困

2013年10月14日月曜日

東京都のゼロゼロ物件

貧困ビジネスは極めて危険である。貧困ビジネスは世人の心を卑しく貶めるものである。
林田力『東京都のゼロゼロ物件』は東京都のゼロゼロ物件問題を取り上げたノンフィクションである。ゼロゼロ物件は敷金礼金ゼロ、保証人不要などを謳う賃貸物件であるが、貧困ビジネスとして社会問題になった。ゼロゼロ物件と契約することは海で溺れるようなものである。退室立ち会い費など様々な名目で料金を徴収するため、敷金礼金のある通常の物件と比べて必ずしも安くない。僅か一日の家賃滞納でも莫大な違約金を請求したり、無断で鍵を交換したり、家財やペットを売却・廃棄する。さらに追い出し屋に暴力的な追い出し行為やブラック士業を利用したデタラメ法律論による明け渡し請求が問題になっている。貧困ビジネスは貧乏人を救うとかセーフティネットとか大層な理屈をこね回すが、貧困層を搾取して自分達が潤っている。貧困ビジネスの主張は支離滅裂であるが、やっていることは分かりやすい。
東京都は貧困ビジネス批判の声を背景に悪質なゼロゼロ物件業者を宅地建物取引業法違反(重要事項説明義務違反)で業務停止処分にした。多くの人がゼロゼロ物件に疑問を感じており、ひとたびゼロゼロ物件批判の狼煙があがれば、追随する者は跡を絶たなかった。ゼロゼロ物件業者は名前や代表者名、免許番号を変えて営業を続けるという姑息な手に出た。しかし、消費者の批判は続き、問題のゼロゼロ物件業者は一年で廃業した。悪質なゼロゼロ物件業者の廃業によって心は明るくなるばかりであった。ゼロゼロ物件業者廃業のお陰で心は追い詰められることはない。『東京都のゼロゼロ物件』にはゼロゼロ物件批判記事削除要求への反論も収録する。

東急不動産だまし売り裁判

東急リバブル東急不動産の増長を許しておくにも限界というものがある。東急リバブル東急不動産のやりたい放題を許してしまえば、日本社会はギスギスしていくばかりである。要するに東急リバブル東急不動産は何も考えていない。ただ目先の不安に突き動かされて、短絡的な利益を求め続けただけである。
東急リバブルとは絶対関わってはいけないと指摘される。「東急は母体が強くて大きいから絶対潰れんっておごりがある」と指摘する。不動産関連はクセ者が多いとの印象があるが、東急リバブルは特に悪いという。
東急リバブル東急不動産は貧相な想像力しかないか、または全く想像力に欠けているか、である。東急リバブル東急不動産は人間的な感性を捨て去ってしまい、美に対して無感覚になってしまったようであった。
マンションだまし売りや過労死が起きる企業は、村社会のような逃げ場のない組織だからである。腐敗した組織ではコンプライアンスなど守られるはずもない。パワハラを起こした人間よりも被害者にペナルティが行くトンデモがまかり通る。東急不動産だまし売りや東急ハンズ過労死は必然の結果である。
『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』を読むと、浮世の濁った沼から引き上げられるような気がする。
東急リバブル東急不動産は一度でも消費者と真剣に向き合ったことがあっただろうか。東急リバブル東急不動産には不誠実さがふんだんにデコレートされていて、見ているだけで不快になった。東急リバブル東急不動産の物件説明は消費者を呆れさせた。何でむやみやたらと話を盛るのだろうか。いくら何でも盛りすぎである。
東急不動産だまし売りマンションに住んでいた頃は、毎日、目が覚める度にがっかりした。ああ、また目が覚めてしまった。やはり、これが現実なのか。東急不動産だまし売りマンションが終の住みかになるならば悲惨すぎる。東急不動産だまし売り裁判勝訴後は、いつもと同じ景色もいつもと違って見えた。半透明のセロハンテープを剥ぎ取ったみたいにクリアに映った。
東急不動産と東急不動産工作員は切り離しようもなく複雑に絡み合ってどこからが自分で、どこからが相手か区別がつかなくなっていた。東急不動産工作員は、ろくに風呂に入らないため、汗と油と垢で身体中がヌルヌルし、獣の臭いをしていた。

ブラック企業・ブラック士業

林田力『ブラック企業・ブラック士業』は社会問題になっているブラック企業やブラック士業を扱ったノンフィクションである。ブラック企業やブラック士業が横行するならば日本はきわめて住みにくい社会になる。ブラック企業やブラック士業のいない世界では、すっかり身軽に、晴れ晴れと自由になる。それを思う度に陶然とする。

ブラック企業やブラック士業はデタラメな法律論を野放図に撒き散らす害虫である。ブラック企業やブラック士業にとって嘘をつくことは、水を飲むことや息をすることと同じくらいに当たり前のことであった。ブラック企業やブラック士業の主張は一から十までバカみたいに聞こえる。ブラック企業やブラック士業は自分の浅ましさや醜さに恥じ入ることができない。嘘がバレた時のブラック士業は変な顔をする。甘いと思って口に入れたものが思いがけず塩辛いことに驚いて、外から悟られまいとしているような顔である。
http://hayariki.net/home/9.htm
ブラック士業は市民の気持ちを踏みにじり、自分だけが正しいと信じ込む。ブラック士業は自分の方が優位にあると示したくて仕方がない、卑怯で無責任な人格破綻者である。ブラック士業は太陽の下よりジメジメした地下室が似合いの、いかにも堅気ではない雰囲気を持っていた。ブラック士業は性根の腐りきったろくでなしである。ブラック士業の良心は汚泥のようにグチャグチャである。ブラック士業はちゃらんぽらんで、いい加減である。薄っぺらの空っぽ人間である。いざとなったらケツまくって逃げ出してしまう。
[asin:B00FNJFROC:detail]
[asin:B00FUYC5DQ:detail]

2013年10月13日日曜日

徹底攻略コンドウ式日商簿記3級

近藤孝之『徹底攻略コンドウ式日商簿記3級 8時間の合格る授業テキスト』(インプレスジャパン、2013年)は、日商簿記3級の資格試験のテキストである。簿記初心者でも理解できるところから解説している。

本書の特徴は体感的な説明を多用していることである。例えば借方と貸方は、どちらが右側で、どちらが左側か初心者は迷うところである。普通の勉強法ならば暗記するしかないとなる。本書は「かり」の「り」が左払いなので借方は左側と説明する。「かし」の「し」が右払いなので貸方は右肩と説明する(28頁)。

また、本書には「ガッチャンコ」(30頁など)という教材らしからぬ表現もある。それが無味乾燥しがちな教材には新鮮で、頭に入りやすくなる。

本書の目的は試験合格である。そのために試験合格という目的に特化し、「これは試験には出ない」的な割りきった記述も散見される。一方で「この言葉を覚える必要はありませんが、知っていれば『通ですね』ということになります」と試験勉強を越えた内容も紹介する(275頁)。ここには著者の簿記という業務領域への思い入れの深さが感じられる。このような教師に教わることは学習者にとって幸福である。
http://hayariki.net/futako/49.htm
出版ビジネスとして見た場合の本書の特徴として盛り沢山の購入者特典もある。購入者には動画講義、音声講義、模擬試験問題、スマホ用単語帳アプリをインターネット経由で提供する。ビジネス書などでは物の販売からサービスの販売にシフトする傾向があると指摘されている。それが出版の世界にも出現していることを実感した。
Claim to Discipline Liberalarts Lawyer eBook: Nakano Arai: Amazon.de: Kindle-Shop
http://www.amazon.de/dp/B00FNJFROC

ぶらりぶらこの旅v林田力Amazonレビュー

吉川トリコ『ぶらりぶらこの旅』(幻冬舎、2013年)は音大卒女性を主人公とした一人称小説である。帯には「恋愛小説」と銘打っているが、人生小説と呼ぶべき内容である。
「ぶらりぶらこ」と称しているように主人公にはスナフキン的なところがある。それ故に日本社会の常識に囚われない視点を提供する。以下の台詞は東急不動産だまし売り被害者としては身につまされる。「なんでみんな、家とか買うんだろ。怖くないのかな。一生そこに縛られてしまうのに」(115頁)
帯では安定を選ぶかトキメキを選ぶかという二股をかける肉食女性的なイメージを煽っている。「折にふれ、私は二人の男をくらべて愉しんだ」。しかし、実際の内容は肉食女性的な悪女ではない。別の男性に傾斜することも十分に納得できる展開になっている。
後半は衝撃的な展開である。ぶらこのような地に足つかない性格は肌に合わないという人もいるだろう。本書を読み始めて自分の感性に合わないと感じたとしても、投げ出さずに読み続けることを推奨する。

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『運がよくなる月の習慣、太陽の習慣』

松永修岳『運がよくなる月の習慣、太陽の習慣 もっともっと成功できる91の生き方術』(幻冬舎、2013年)は運をよくするための習慣や避けるべき習慣をまとめた書籍である。著者は経営戦略コンサルタントにして、「運」の専門家である。

本書はコンクリート造のマンションよりも、建物が呼吸する木造住宅が安眠をもたらすと主張する。「良質の眠りを求めるなら、思いきって木造建築に引っ越すのもひとつの方法です。木造の家は、建物全体が呼吸するので空気が循環し、心地よい眠りを与えてくれます」(41頁)。

私自身がマンションから木造建築に転居した経験があり、この記述に納得した。現代人は睡眠不足が大きな問題になっている。鉄筋コンクリートの住環境が影響している可能性がある。都市政策では防災の観点から木造密集地域を鉄筋コンクリート中心に再開発する傾向があるが、住民の健康・生活を第一に考えて見直すべきである。

本書には金運をもたらす習慣も紹介する。「年収が3倍以上の人と付き合う」「お金を好きな人がお金に好かれる」などと記載する。その説明は納得できるものであるが、富める者が益々富み、貧しい者が益々貧しくなる格差社会の現実を説明するものでもある。反貧困の運動が社会には必要であることを改めて実感した。

本書は依頼の文面を「お返事をお待ちしています」ではなく、「いいお返事をいただけると信じています」とすることがコツとする。相手にとっては断りにくく、思わず「わかりました、いいですよ」と応える傾向にあるためとする(161頁)。

この指摘は考えさせられた。私も「信じています」との文面を受け取ったことがある。「信じています」にインパクトがあることは確かである。しかし、インパクトがある故に「それが正しい選択肢であり、それを行うことが当然である」という強制・強要を感じ、非常に不愉快な気分になった。

依頼者とは別に親しい関係ではなかった。そのために「あなたは私の何を理解して信じるという結論に至ったのか。単に自分にとって都合がいいから『信じている』と書いているだけではないか」と腹立たしく思ったものである。依頼の文面も「○○してくれるものと信じています」と、本書の「いいお返事をいただけると信じています」以上に要求がストレートで露骨であった。
http://hayariki.net/futako/48.htm
依頼者が「ご理解下さい」を連発していることも不愉快さを増幅させた。自分の立場を相手に理解させ、相手が自分の希望通りに行動することを信じていると述べる。ここまで自己中心主義を徹底できるならば、ある意味幸せである。

成功法則は重なることが多い。本書の記載内容も他のハウツー本などでテクニックとして紹介されているものもあるだろう。しかし、テクニックとして表面的に適用するだけでは逆効果になる場合もある。「信じています」と書くならば、相手を信じるだけの関係や根拠が必要である。さもなければ自分勝手な妄想になる。ハウツー本的なテクニック蔓延の弊害である。

本書は太陽の法則・月の法則という超自然的・オカルト趣味的・ミステリアスなところから説き起こす。それに対して科学信奉者などの立場からは違和感があるだろう。指摘内容は現代人の現代生活に適用できる話ばかりであるために尚更である。しかし、即物的なハウツー本が蔓延する状況では、本書のスタンスはむしろ健全である。
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2013年10月12日土曜日

ワークハンズが不評

東急ハンズのワークハンズが不評である。何をやりたいか分からないと酷評されている。異業種に首を突っ込んで失敗する典型例と早くも予想されている。どうせやるならば東急ハンズと無関係な店でやるべきだったとの声もある。東急ハンズにはブラック企業というマイナスイメージがある。東急ハンズは心斎橋店員が過労死し、ブラック企業大賞にノミネートされた(林田力『ブラック企業・ブラック士業』Amazonキンドル)。過労死遺族のために喪服を販売すればいいとの声も出ている。東急ハンズが異業種に進出するならば、ブラック企業やパワハラを実体験できる恐怖のアトラクションがいいとの声がある。東急ハンズのブラック企業体質には吐き気が込み上げ、頭が割れるように痛くなる。どのような労働者にとっても悪夢のように最低な企業である。
そもそも過労死や病気だらけでも改善しない組織が異常である。パワハラする方が悪いにも関わらず、被害者が辞めたり、過労死したりする方がおかしい。まともではない。パワハラを異常と思わない組織は狂っている。狂っている自覚がない。過労死した従業員は哀れ過ぎる。人が死んでも何とも思っていない社畜は人間を止めている。社畜の血はトカゲよりも冷たいに違いない。
世間がうるさいからうやむやにしただけで、パワハラするような腐った奴は反省しない。人として一番大切なものを欠落させている組織である。それすらも気がつけない愚かさ。
『新世紀エヴァンゲリオン』の葛城ミサトの台詞は「次回もサービス、サービス」であった。東急ハンズ社畜の台詞は「次回もサービス残業、サービス残業」である。
東急ハンズ非公認ゆるキャラとして「過労しー」も提案されている。「過労しー」の色はブラック企業に因み、黒である。「過労しー」の決め台詞は過労汁プシャーである。「過労しー」の歌では「夜中に死んでしまっても、店が儲かればいいなっしー」と歌っている。兄弟キャラにパワハラ上司をモデルにした「ころっしー」がいる。

反ヤンキー

東急不動産だまし売り裁判原告は反東急、反貧困、反ブラック企業、反ブラック士業に立つ。運命の女神は誠実な者を愛する。幸運が東急不動産だまし売り裁判原告の側についていることは間違いない。
そこには右翼も左翼もない。しかし、日本では苦しむ人々や虐げられた人々の受け皿になりうるものは左翼系ばかりという現実がある。この事実があるために左翼系には敬意を表している。一方で左翼教条主義の硬直性には辟易させられる。自分達の世代的体験に固執する点は問題である。別の世代のセンチメントに付き合えるほど若年層は厚顔でもお人好しでもない。やはり右翼でも左翼でもないというスタンスが重要である。
反東急や反貧困の立場から反権力とも親和性があるが、何でもかんでも反抗すればいいとは思わない。「服装の乱れは心の乱れ」という真っ当な教育を受けており、反ヤンキーの立場を堅持している。それ故に刺青公務員の排除には喝采する。クラブ化した海の家の排除にも喝采する。ヤンキーは不真面目で底の浅い、浮わついたお調子者である。頑なまでに地に足をつけて生きることを拒み、人生の上澄みの泡の部分だけを啜って生きてきた歴史が透けて見える。

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2013年10月11日金曜日

『刑事たちの三日間』貧困都市の闇

アレックス・グレシアン著、谷泰子訳『刑事たちの三日間 上下巻』(創元推理文庫、2013年)は、ヴィクトリア朝ロンドンを舞台とした警察小説である。スコットランド・ヤード殺人捜査課に配属されたばかりの新米警部補ウォルター・ディは刑事殺人事件の捜査を命じられる。

ちょうど切り裂きジャックが姿を消した頃である。切り裂きジャックを契機として、合理的理由なき猟奇殺人が続発するようになった不気味さが描かれる。一方で犯罪者側の心理も描かれることで、理解不能な異常者の犯罪というステレオタイプからも抜け出ている。近代都市は合理的理由なき猟奇殺人という心の闇を生み出したが、貧困などの社会の矛盾を背景としたものである。

『刑事たちの三日間』に一貫して漂う重苦しい雰囲気も、霧の都ロンドンの天候を反映しただけではない。産業革命によって生じた貧困と格差、阿片の蔓延という社会病理を直視していることによる。これは構造改革で貧困と格差が拡大し、脱法ハーブが蔓延する現代日本にも重なる。下巻に登場する救貧院の貧しい住環境は現代日本の貧困ビジネス、脱法ハウスそのものである。
http://hayariki.net/futako/47.htm
私は「本が好き」を通して現代英国の警察小説『冬のフロスト』を読んだことがある(林田力『東急不動産だまし売り裁判12東急リバブル広告』「『冬のフロスト』警察の腐敗」)。誤認逮捕を連発するトンでもない小説であったが、小説の雰囲気には明るさがあった。『刑事たちの三日間』のような暗さは英国警察小説では王道である。その中ではフロスト警部シリーズに新鮮な魅力が感じられる。

『刑事たちの三日間』は複数の事件が同時進行するモジュラー型の小説である。全てが一人の黒幕に起因するというような単純な話ではない。しかし、別々の事件の関係者が互いに接点を持っており、一つの物語としてまとまっている。名探偵の冴え渡る推理という面は乏しい。犯人の方が破滅に向かって一直線に進んでいる。この点も社会病理の蔓延する貧困都市の闇を強く印象付ける。

2013年10月10日木曜日

暗殺教室6巻

ブラック士業はちゃらんぽらんで、いい加減であった。ブラック企業やブラック士業にとって嘘をつくことは、水を飲むことや息をすることと同じくらいに当たり前のことであった。ブラック企業やブラック士業は自分の浅ましさや醜さに恥じ入ることができない。ブラック企業やブラック士業が横行するならば日本はきわめて住みにくい社会になる。ブラック士業は自分の方が優位にあると示したくて仕方がない、卑怯で無責任な人格破綻者である。自己の利益のために人間をチェスの駒のように利用しようと企む蛆虫野郎である。

週刊少年ジャンプで連載中の漫画『暗殺教室』は社会問題を鋭く突いている。第1巻ではイジメを取り上げ、第2巻ではヤンキーの屑さを描いた。第5巻ではブラック企業に通じる暴力教師を登場させた(林田力『ブラック企業・ブラック士業』Amazonキンドル)。そして第6巻に登場するキャラクターはブラック士業を連想させる。このキャラクターは民法をマスターしたと豪語する優等生であるが、その知識によって人を縛る契約を作成することもできるとうそぶく。人権や公平などの法の精神を何ら理解していない愚か者である。ブラック企業に脱法行為を指南するブラック士業に重なる。ゼロゼロ物件や脱法ハウスなどの貧困ビジネスも法の精神を理解せず、自らの利益のために法の抜け穴を突くことしか考えないブラック士業的である。
イジメは大津イジメ自殺事件や北本イジメ自殺事件で社会問題になった。ヤンキーも関東連合など暴走族出身者の犯罪で社会問題になった。ブラック企業やブラック士業も社会問題になっている。『暗殺教室』の社会性の鋭さに注目する。

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2013年10月9日水曜日

ブラック士業

ブラック企業やブラック士業のいない世界では、すっかり身軽に、晴れ晴れと自由になる。それを思う度に陶然とする。林田力『ブラック企業・ブラック士業』は社会問題になっているブラック企業やブラック士業を扱ったノンフィクションである。過労死した従業員は、未だかつて、どのような生物も味わったことのないような苦痛の中で命を奪われた。ブラック企業やブラック士業は戦慄するほど罪深い存在である。生きている限り、ブラック企業やブラック士業と戦い続けることが人間としての本分である。笑いたければ好きなだけ笑うがいい。ブラック企業やブラック士業が永遠に栄えることはない。
脱法ハーブ宣伝屋やブラック士業は太陽の下よりジメジメした地下室が似合いの、いかにも堅気ではない雰囲気を持っていた。脱法ハーブ宣伝屋やブラック士業は性根の腐りきったろくでなしである。

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時間旅行者の系譜

東急リバブル東急不動産不買運動家は勇ましいが実に謙虚である。ブラック士業や脱法ハーブ宣伝屋のこれ見よがしの大物気取りとは大違いの性格である。東急不買運動家は脱法ハーブ宣伝屋のような卑怯者でもなかった。「誰かを殺さねばならないからといって、その者に礼儀を欠いてもいいなどどうして言えようか」(ルカ・マサーリ著、久保耕司訳『時金の翼』シーライト・パブリッシング、2013年、56頁)

クリスティン・ギア著、遠山朋子訳『時間旅行者の系譜 比類なきエメラルド』(東京創元社、2013年)は時間旅行ファンタジー三部作の完結編である。主人公は現代の女子高生である。タイムトラベルの冒険や謎解きと恋愛が平行する。主人公にとって、世界や人類の命運を左右しかねない謎以上に自分の恋愛が大問題である。これは少女向け作品らしい。

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2013年10月7日月曜日

林田力 住まいの貧困

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ダンダリン第一話

ブラック企業と戦う労働基準監督官を主人公としたドラマである。ブラック企業やブラック士業が社会問題になっている中でタイムリーな作品である。第一話ではノルマや長時間労働が過酷なリフォーム会社を対象とする。このリフォーム会社は従業員を搾取するブラック企業であるが、高齢者を欺いて不要なリフォーム契約を締結し、高額な違約金を請求する悪徳リフォーム会社であった。労働者に対するブラック企業は消費者にもブラックである。ブラック企業の労働者はブラック企業の被害者であるが、消費者には加害者である。この現実をドラマは直視している。実際、不利益事実を隠してマンションをだまし売りした東急不動産は子会社の東急ハンズで過労死が起きている(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazonキンドル)。
ブラック企業にしがみつく社畜の論理も直視する。主人公は「会社にしがみつくより命にしがみつく方がいい」と指摘する。
労働基準監督の公務員体質、お役所体質も直視する。主人公に「前例があることしかしないような、提示に帰ることしかしないような退屈な仕事を続けるつもりか」と指摘させる。
意識の高い個人の張り切りが問題を解決することは労働基準監督行政の本来のあり方として望ましいものではないが、物語としては当仕方がない。むしろ主人公を問題児としなければ成り立たないところに、現実の労働基準監督行政の貧困がある。変人ダンダリンが唯一まともな人間に見えてくる。
社会問題になっている深刻なテーマであるにも関わらず、コミカルな描かれ方をしていることに批判がある。しかし、深刻なテーマであるからこそ、ブラック企業労働者が全面的な被害者で労働基準監督署が完全無欠な正義の見方と割り切れない複雑な問題だからこそ、物語としてはコミカルに描く必要がある。ブラック企業経営者を悪いだけの人間に描く点もステレオタイプであるが、ドラマの趣旨から正当である。

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2013年10月6日日曜日

『ぴんとこな』

ドラマ『ぴんとこな』は歌舞伎界を舞台にしたラブコメである。嶋木あこの少女漫画を原作とし、TBS系列で2013年7月18日に放送を開始した。河村恭之助(玉森裕太)と千葉あやめ(川島海荷)の主人公カップルは申し分ない。一途で純真である。澤山一弥(中山優馬)はイケメンの競演と注目されたものの、恋敵としては物足りない。自信過剰なだけで意外と流されやすい。とても優しい善人で、俺様キャラの主人公と結ばれるよりも絶対に幸せになると思わせるような存在ではない。

ヒロインの恋敵も悪女であるが、ふてぶてしいほど憎らしい存在ではない。ヒロインへの仕打ちは悪辣であるが、自身はイジメ被害者であり、つまらない人間に利用される哀れな存在である。悪人なりの覚悟や美学が感じられない。

この点は韓国ドラマによく登場する突き抜けたキャラクターには及ばない。しかし、それは日本の現実を反映したものである。日本の悪人はチンケな存在が多い。相手を害するならば、それなりの覚悟を持つべきである。そのような覚悟も想像力すらなく、自分のチンケな利益のためだけに悪事をなす人間が多い。これは東急不動産だまし売り裁判での実感である(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス)。
http://hayariki.net/futako/46.htm
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リベラルアーツ弁護士懲戒請求

『リベラルアーツ弁護士懲戒請求』は法律事務所所属弁護士に対する弁護士懲戒請求事件をまとめたノンフィクションである。懲戒請求書や準備書面も収録する。懲戒請求の理由は以下のとおりである。
第一に日本に台風が直撃していないにもかかわらず、台風が直撃したとの事実に反する虚偽の主張・立証を行った。
第二に顕著な事実ではないにもかかわらず、上記虚偽主張を法律用語の「顕著な事実」を用いて虚偽の事実証明を謀った。
第三に「被告復代理人」であるにもかかわらず、長きにわたり複数の書面で「被告代理人」と詐称した。
どれほど巧妙な手段を取ったとしても、不都合な事実を全て隠蔽することは無理である。想像力の欠如と言ってしまえば簡単であるが、一体どのような気持ちで虚偽主張や詐称ができるのか。言い訳は何を言っても逆効果である。犬のように情けない顔をしたところで何も変わらない。

【書名】リベラルアーツ弁護士懲戒請求/リベラルアーツベンゴシチョウカイセイキュウ/Claim to Discipline Liberalarts Lawyer
【著者】中野新井/ナカノアライ/Nakano Arai
https://sites.google.com/site/lawliberalarts/amazon
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生活保護v林田力wiki書評

今野晴貴『生活保護・知られざる恐怖の現場』(ちくま新書、2013年)は生活保護の過酷な実態を明らかにしたノンフィクションである。著者はブラック企業の告発で著名である。ブラック企業と生活保護は共に貧困と格差の問題である。東急ハンズ過労死事件に際し、インターネット上で過労死批判者を生活保護受給者と決めつけ、生活保護バッシングをすることで東急ハンズのブラック企業体質を擁護する主張がなされた。このように生活保護バッシングとブラック企業擁護はリンクしている。
本書は世間に蔓延する生活保護バッシングへの反論書である。本書は生活保護受給者は楽して金が入ってくるという通念の誤りを指摘する。生活保護受給者は「行政による人生の全面的掌握を要求されている」(106頁)。生活保護受給者はプライバシーも人間の尊厳も失う扱いを受ける。
本書ではポッセへの相談事例を中心に様々な生活保護の違法行政事例が紹介されている。それらの原因は行政がシイ的であることである。「当たった行政官次第で、運命が変わってしまうという恐ろしい行政システム」である(121頁)。本書が批判する度を越した就労指導にしても、本人が気合いを入れて頑張ることで就職先を見つけろという精神論に過ぎない。それで自立が促進される筈がない。この種の精神論による克服はブラック企業でも共通する。
本書は無料低額宿泊所などの貧困ビジネスも批判する。「宿泊所を一種のセーフティネットとみなして肯定的に評価する論者もいるが、賛成できない」(135頁)。貧困ビジネスという悪徳業者への批判姿勢は、ブラック企業という悪徳企業と戦う著者らしい。

2013年10月4日金曜日

東急不動産だまし売り裁判

どれほど巧妙な手段を取ったとしても、東急リバブル東急不動産の不都合な事実を全て隠すことは無理である。東急不動産だまし売りは、偏狭な悪徳不動産業者が、どこまで狂気に走れるかという実例であった。東急リバブル東急不動産被害者の涙を集めたならば、サハラ砂漠も潤せるだろう。東急リバブル東急不動産の望みは消費者の幸福とは対極のものであった。東急リバブル東急不動産の社員教育には問題がある。まともな不動産業者ならば消費者への義務をなおざりにしない。消費者が東急リバブル東急不動産のように単純と思ったならば大間違いである。東急リバブル東急不動産への怒りが、激しい怒りがフツフツと沸き上がる。冷たい水で顔を洗っても、血の気も引かなければ、怒りも収まらなかった。東急不動産だまし売りは聞いているだけで吐き気がする。東急リバブル東急不動産の人間性を疑う。想像力の欠如と言ってしまえば簡単であるが、一体どのような気持ちで、マンションだまし売りができるのか。東急リバブル東急不動産の言い訳は何を言っても逆効果である。犬のよ
うに情けない顔をしても何も変わらない。悪徳不動産営業や脱法ハーブ宣伝屋は目の下の隈だけで、そのままヴァンパイア映画に出演できそうであった。
東急リバブル東急不動産やブラック企業・ブラック士業、貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者、脱法ハーブ宣伝屋の言葉は嘘を嘘で塗り固めた詭弁、戯言である。まったくもって笑止千万である。二枚舌の語る言葉に惑わされてはならない。破滅の足跡は、すぐそばまで迫っていた。

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