2013年7月31日水曜日

東急不動産だまし売りにNO

ブラック士業の主張は根底からガラガラと音を立てて崩れ、ブラック士業の面目も木っ端微塵に吹き飛ぶことになった。
東急不動産だまし売り被害者は戸外の冷たく澄んだ空気を肺に一杯吸い込んでから、意を決して戸口の中に足を踏み入れた。歩を進めるごとに鼻孔が東急不動産工作員の悪臭の猛攻にさらされた。東急不動産工作員の悪臭が徒党を組んで襲いかかってきた。強烈で不潔なものを思わせる臭気。便所の臭いの方がまだしも鼻孔に優しいような気がした。薄汚れた身なり、こそこそとした落ち着きのない目付き、口はいつも半開きで締まりがなく、全身から不埒な欲望がにじみ出ている。東急不動産だまし売り被害者は血の気の引いた顔で、ブルッと大きく身を震わせた。
東急不動産提訴は賢明な判断であった。東急不動産だまし売り裁判原告は良識を信じた己を高く評価したい気分であった。東急不動産やブラック士業は日本社会の面汚し以外の何物でもなく、一刻も早く叩き出してしまうに限る。ブラック士業には己を省みていかに有害な人間であることか、と嘆かわしく思ったことはないのだろうか。
東急リバブル東急不動産だまし売り裁判の話題は禁止か。ブラック士業は、物凄く横柄で、すさまじく失礼であった。礼儀正しく振る舞うと、お金がかかるとでも思っているようであった。東急リバブル東急不動産が関与すると往々にしてろくなことにならない。東急不動産だまし売り被害者は座ったまま、腸が煮えくり返る思いを噛み締めた。悪徳不動産営業は背の立たない深みでアップアップして、今にも溺れそうになっているだけであった。二子玉川ライズ反対運動の話題は禁止か。東急不動産係長脅迫電話逮捕事件の話題は禁止か。東急大井町線高架下立ち退きの話題は禁止か。東急ハンズ過労死の話題は禁止か。労働者を過労死に追いやるブラック企業やブラック士業は血が騒いでいる。人殺しの快感が忘れられなくて。
東急百貨店だまし売り(認知症商法)の話題は禁止か。
ゼロゼロ物件、貧困ビジネス、脱法ハウスの話題は禁止か。ブラック企業、ブラック士業の話題は禁止か。脱法ハーブ、脱法ドラッグの話題は禁止か。ビーキャスカード不正(ブラックキャスカード)の話題は禁止か。

2013年7月30日火曜日

日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか

今野晴貴『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか』(星海社新書、2013年)は日本の労使関係をテーマとした新書である。日本の労使関係の問題点を指摘し、改革の方向性を提言する。著者はブラック企業の告発で名高い人物である。ブラック企業はブラック士業と共に現代日本の大きな社会問題である。そのために著者も注目されているが、ブラック企業の見分け方ばかりに関心を寄せられる状況には批判的である。

いくら努力しても見分けることには限界があるためである。また、「見分けろ」という議論は、「見分けない奴が悪い」とブラック企業の正当化になりかねないためである(14頁)。これは東急不動産だまし売り裁判の経験からも納得する(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。消費者や労働者に問題物件や問題企業を見分けさせるというスタンスは被害者の救済にならない。

本書では日本の現状では権利は闘って勝ち取らなければならないと主張する。「争う気概のある人とそうでない人とで、大きな差が出てくる」(84頁)。この指摘も東急不動産だまし売り裁判の経験から納得できる。任意の段階では東急不動産は話し合いにも応じなかった。

一方で本書は「だから被害者は頑張れ」と個人の頑張りで解決させようとはしない。 「「普通の人」でも正義を争えるような社会的なサポート体制が、いま、求められている」(87頁)。ブラック企業に対する反発には特殊日本的精神論・根性論への反発もある。ブラック企業が構造的問題としても、ワタミの渡辺美樹個人が憎しみの対象になる理由も、その精神論にある。しかし、日本では反権力側にも精神論的なものがある。個人の頑張りの限界を認識し、社会的なサポート体制を志向する著者のスタンスは健全である。

福祉の貧困と土建国家の関係についての指摘も興味深い。「社会福祉が劣悪である一方で、企業福祉を国民に広く与えるべく、地方への「利益誘導」が図られた。その手法が公共事業である」(200頁)。管見は開発と福祉がトレードオフと主張してきた。開発予算を増大する政府は福祉予算を削減する傾向がある(林田力『二子玉川ライズ反対運動4』「区民負担増ではなく二子玉川ライズ見直しを」)。本書では福祉が貧困であるために公共事業でばらまき、企業を潤わせ、企業福祉を充実させようとしたという関係が描かれる。日本の公共政策は本末転倒である。

労働者を使い捨てにするブラック企業は残酷である。その理由を本書は労働者が商品として「一回雇って、生命力を使い果たして、それで関係を終わりにできてしまう」ためとする(226頁)。これを「一見さん」の恐怖と表現している(225頁)。この表現は言い得て妙である。これも東急不動産だまし売り裁判と共通する。マンションだまし売りも不動産購入が一生に一度あるかないかの買い物であるために不動産業者はリピーターを気にせず、売ったら売りっぱなしができてしまう。
http://www.hayariki.net/10/46.htm
本書には興味深い洞察や貴重な提言が多い。重要な点はブラック企業が「従業員を大切にする」と言われてきた日本的経営の対極ではなく、連続的なものと位置付けていることである。そして改善策をジョブ(職)の範囲内での仕事をすることとしていることである。残念ながら日本人には露骨なブラック企業に批判的な人でも上記の提言を味気ないものと捉える意識があるが、それこそが渡辺美樹的な精神論をのさばらせることになる。

本書で驚かされた点は労働者の権利の話をしていても、日本国憲法への言及が全くないことである。日本国憲法には労働基本権や生存権、平等権など労働者のバックボーンになりうる規定がある。

本書は国が与えてくれる他力本願な権利意識ではなく、会社との契約関係に基づいて自分自身が実現する権利を重視している。また、社会経済的関係から労使関係を論じている。その意味では日本国憲法からアプリオリに労働者の権利を論じることはそぐわないものではある。

しかし、反貧困運動が生存権(日本国憲法第25条)を思想的な武器にしていることを踏まえると、日本国憲法に全く触れていないことは大きな驚きである。ブラック企業問題の当事者にとって日本国憲法は身近なものではないようである。これは現代的な社会問題に対応できていない護憲運動の反省を迫るものである。
The Petition Against TOKYU Land Corporation Fraud eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00DY7796O
東急不動産だまし売り裁判訴状 の書評 / 林田力 / 林田力 / |本が好き!
http://www.honzuki.jp/book/208481/

冬のフロストv林田力ブログ書評

『冬のフロスト』はイギリスのフロスト警部を主人公とした警察小説シリーズの一作である。だらしないロートル刑事が、行き当たりばったりの捜査で事件を解決するという推理小説では異色の部類に入る。本書でもフロスト警部のはったりで真犯人が自供してしまうケースが複数ある。
フロストの手口は被疑者の人権尊重の点で問題があるが、それを抑制する仕組みがイギリスの警察にはある。取り調べは全て録音されている。被疑者には弁護士を呼ぶ権利が保証されている。また、フロストの同僚がフロストの強引な取り調べを注意するなど、健全な人権感覚がある。このような背景があるからフロスト警部の逸脱も読めるものになる。
警察官の犯罪を揉み消すなど警察組織の腐敗が描かれる。フロストは経費を不正請求している。
「おれが同じようなやばい立場に立たされたら、同僚諸君には徹頭徹尾、嘘をつきまくってかばってくれることを期待する。」上巻328頁。
「取り調べの際のやりとりが逐一、録音されている」上巻336頁
日本の警察の腐敗を描いた『ポチの告白』と同じである。一方で本書と『ポチの告白』を分かつものはフロスト警部が上司のマレット署長に反抗的なところである。ここが平目ばかりの日本の警官を描いた『ポチの告白』とは異なる。フロスト警部はマレット署長の影口を叩くだけでなく、面前でも反抗的である。これは清々しい。

2013年7月29日月曜日

東急不動産だまし売り裁判陳述書3林田力

林田力『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』は東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、平成17年(ワ)第3018号 売買代金返還請求事件)の甲第58号証「原告陳述書(三)」である。東急不動産だまし売り裁判における東急不動産主張への反論と原告の主張をまとめた文書である。
「原告陳述書(三)」は甲第14号証「原告陳述書」(2005年5月10日)、甲第42号証「原告陳述書(二)」(2005年8月22日)を経ることで、さらに磨きがかかった。読者は現場にいて全てを見聞きしているかのような気分を味わうことができる。
東急不動産(販売代理:東急リバブル)は隣地建て替えなどの不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした。隣地が建て替えられて日照・通風・眺望がなくなるマンションをだまし売りした。東急不動産だまし売りマンションに日照はチラとも姿を現さなくなった。東急不動産だまし売りマンションの冬は寒かった。口を開く度に凍てつく空気で息が白くなった。購入者(東急不動産だまし売り裁判原告)は東急不動産の顧客というよりも、東急不動産の捕囚であった。
原告は消費者契約法第4条(不利益事実不告知)に基づいて売買契約を取り消した。その上で売買代金の返還を求めて、東急不動産株式会社を提訴した。違法行為、契約違反を重ねても平然と嘘を重ねる東急不動産を断じて許すわけにはいかない。東急不動産の応訴態度(主張の矛盾、虚偽証拠提出、一方的かつ突然の尋問延期)は原告主張の正当性を強く確信させる結果となった。
期日を経る度に東急不動産の虚偽と不誠実な訴訟追行態度が明確になった。東急不動産には消費者トラブルで虚勢を張り続けることが肝だと勘違いしているところがあるが、逆効果である。消費者感情からすれば、その無神経こそが許せないものである。東急不動産の態度は禍根を残す。次の争いの種になる。以前にも増して、大きな争いとなる。
平然と虚偽を重ねる対応から、東急不動産が原告の怒りを全く認識していないと判断する。原告は既に「原告陳述書」「原告陳述書(二)」を提出した。しかし被告の無反省な態度に接すると、未だ説明は足りていない。改めて「原告陳述書(三)」において東急不動産の虚偽の実態を陳述する。
Amazon.co.jp: 東急不動産だまし売り裁判陳述書3 eBook: 林田力: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/dp/B00E2UMOW6

【書名】東急不動産だまし売り裁判陳述書3/トウキュウフドウサンダマシウリサイバンチンジュツショサン/The Statement for TOKYU Land Corporation Fraud 3
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【既刊】『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『東急不動産だまし売り裁判購入編』『東急不動産だまし売り裁判2リバブル編』『東急不動産だまし売り裁判3』『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』『東急不動産だまし売り裁判7』
『東急不動産だまし売り裁判訴状』『東急不動産だまし売り裁判陳述書』『東急不動産だまし売り裁判陳述書2』
『東急大井町線高架下立ち退き』『裏事件レポート』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』『東急コミュニティー解約記』
『二子玉川ライズ反対運動1』『二子玉川ライズ反対運動2』『二子玉川ライズ反対運動3』『二子玉川ライズ反対運動4』『二子玉川ライズ反対運動5』『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』『二子玉川ライズ反対運動7』『二子玉川ライズ反対運動8』『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』『二子玉川ライズ反対運動10』

1 序
2 重要事項説明
2.1 説明の使い分け
2.2 東急不動産の責任逃れ
3 不誠実な販売手法
3.1 青田売り
3.2 東急リバブル営業の非礼
4 二面採光・通風
4.1 洲崎川緑道公園
5 地盤の緩み
6 被告提出証拠の不審
6.1 窓ガラスのカタログ(乙第5号証)
6.2 近隣対策屋文書(乙第6号証)
6.3 被告従業員文書(乙第7号証)
6.4 SHOW建築設計事務所文書(乙第9号証)
6.5 隣地建物写真(乙第10号証)
6.6 越境覚書(乙第11号証)
6.7 建設省告示(乙第12号証)
6.8 購入条件書(乙第13号証)
6.9 証拠説明書
7 証人尋問の不審
7.1 近隣対策屋
7.2 東急不動産営業
7.3 原告本人
8 関連事項
8.1 東急不動産らの買い替え策略
8.2 コンサルタントの批判
8.3 公正取引委員会
8.4 他社物件の魅力
8.5 緑地の効用
8.6 ピーエス三菱の欠陥工事
8.7 無条件解約事例
9 アルスで問題噴出
9.1 アスベスト使用
9.2 アフターサービス提供拒否
9.3 システムキッチンでガス漏れの恐れ
9.4 イーホームズの杜撰な審査
9.5 耐震強度偽装事件対応
9.6 構造設計者隠し
10 東急コミュニティーのデタラメな管理
10.1 不実告知
10.2 修繕積立金の不足
10.3 竣工図を管理会社が保管
10.4 事務所使用
10.5 管理費等未収金
10.6 管理人を営業活動に流用
11 結語
11.1 無数の被害
11.2 原告の思い
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宇宙へつながる秘密基地

舞尾空『不思議の国の「みなみ」 宇宙へつながる秘密基地』(文芸社、2013年)は大阪に住む40代男性の不思議な体験を描いた物語である。主人公は四天王寺を散歩中に時空を越えた不思議の国に迷い込む。そこで、みなみちゃんという少女の外見をした超自然的存在(龍女)に出会う。みなみちゃんの導きで、元の時間軸に戻るまでの物語である。

といっても冒険活劇のようなストーリー展開がある訳ではない。前半主人公と、みなみちゃんの哲学問答に費やされる。その内容はオルタナティブな世界に属するものである。神話や風水、タロットカードをベースにしながらも、虚数という数学的な話題も織り込む。東日本大震災や福島第一原発にも言及する。後半は近畿の寺社めぐりをしながら、元の時間軸に戻っていく。
http://www.hayariki.net/10/45.htm
本書は科学が万能、科学で明らかにならないものはないという科学信奉を否定する。一方で「物の豊かさよりも心の豊かさが大切」という精神論には陥っていない。「餓死しそうな状況で心の豊かさを求められるとは思えない」(126頁)。無批判な過去礼賛にも陥っていない。「今のほうが昔に比べて自由になっていることは確かだ。自由の少ない社会に豊かな心が育つことはない」(126頁)。

著者は技術系の研究職と紹介されている。本書のような書籍を刊行する技術系研究者が存在することは興味深い。本書にも大きな影を落としている福島第一原発事故は技術的対策の不備という点でも批判されるが、その後の脱原発運動の高まりには巨大科学技術への不信という要素もある。科学の限界を弁える技術系研究者には好感を抱ける。
Amazon.com: The Petition Against TOKYU Land Corporation Fraud (Japanese Edition) eBook: Hayashida Riki: Kindle Store
http://www.amazon.com/dp/B00DY7796O
Amazon.co.jp: 東急不動産だまし売り裁判訴状 eBook: 林田力: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DY7796O

東急不動産だまし売り裁判

東急不動産だまし売りは直視に堪えない光景であった。あまりのおぞましさに身震いした。悪徳不動産営業やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋は、どうしようもない人間であった。どうしようもなく浅ましい人間であった。
東急不動産だまし売りマンションは痛風も阻害された。東急不動産マンションの換気扇は見かけ倒しで、ろくに役に立たないことが明らかになった。
東急不動産だまし売りマンションは冷え冷えとしていること死体保管所のごとし。床に裸足の足をおろした途端、その冷たさにギョッとした。原告は歯を食いしばった。そうでもしなければ、歯の根が合わないほど、玄関は寒かった。芯まで凍りつきそうに寒かった。
東急不動産は根性の腐った嘘つきであった。とりあえず嘘をつき、それがばれたら、その嘘を隠すために、また平気で嘘をつく。東急不動産の主張は空疎な言葉の羅列であった。言っている本人も信じていなかった。林田力は身をこわばらせ、顔をしかめずにはいられなかった。ブラック士業の品性に欠ける馴れ馴れしさを許容するつもりはなかった。東急不動産だまし売りを否定することは、いかに頑張ろうと、いかに踏ん張ろうと、たとえ逆立ちしても無理であった。東急不動産は完敗を喫した。東急不動産の主張は便所に叩き込まれ、下水の藻屑と消え果てた。

2013年7月28日日曜日

都政わいわい勉強会in東部地区

都政わいわい勉強会in東部地区実行委員会編『都政わいわい勉強会in東部地区』は2013年5月25日と6月1日に開催した都政わいわい勉強会in東部地区のドキュメントである。
都政わいわい勉強会in東部地区は6月の東京都議会議員選挙(都議選)立候補予定者との市民集会である。都議会議員選挙の参考にするために候補予定者の話を聞き、住民の声(質問や意見)を届けるアットホームな勉強会である。
足立区、荒川区、葛飾区、墨田区、江戸川区、江東区の6区を対象に開催した。都議選立候補予定者15名(民主党2名、自民党2名、公明党1名、共産党6名、維新の会2名、みんなの党2名)が参加し、6区の立候補予定の全会派を網羅した。
都政わいわい勉強会in東部地区実行委員会は東京の東部地域(墨田、江東、荒川、足立、葛飾、江戸川)で「原発」都民投票や原発をなくす運動、開発や街づくり問題に取り組んできた団体・個人の集まりである。

【書名】都政わいわい勉強会in東部地区/トセイワイワイベンキョウカイイントウブチク/Open-hearted Study Meeting in Eastern Tokyo on Metropolitan Politics
【著者】都政わいわい勉強会in東部地区実行委員会/トセイワイワイベンキョウカイイントウブチクジッコウイインカイ/Executive Committee of Open-hearted Study Meeting in Eastern Tokyo on Metropolitan Politics
http://www.hayariki.net/tosei/amazon.html
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 10 eBook: Hayashida Riki: Amazon.com.br: Loja Kindle
http://www.amazon.com.br/dp/B00DXMMA6Y

2013年7月27日土曜日

『骨董屋探偵の事件簿』林田力ブログ書評

サックス・ローマー著、近藤麻里子訳『骨董屋探偵の事件簿』は骨董屋を営む素人探偵モリス・クロウの活躍を描いた推理小説の短編集である。骨董屋探偵というだけあって事件は考古学的価値のある文物が多い。

『骨董屋探偵の事件簿』の最大の特徴はオカルト趣味である。モリスは霊感によって事件を解決する。ミステリーとオカルトは本来ならば相性がいい。読者は怪奇なもの、不思議なものを求めており、推理小説では殺人事件となって現れる。故にどれほど優れた名探偵であっても殺人事件を阻止することはない。殺人事件を解決する名探偵よりも殺人事件を阻止する名探偵の方が有能であるが、それでは推理小説の需要を満たさない。

だから事件は起きる。それも考えられないような複雑怪奇な状況で。それによって読者のオカルト趣味を満足させる。しかし、その後の展開はオカルト趣味とは反対に進む。名探偵が謎を解き明かし、事件がオカルト現象でも何でもないことを明らかにする。このために探偵は一般にオカルトを否定する科学信奉者というイメージがある。

しかし、探偵を科学信奉者と位置付けることはステレオタイプである。かのシャーロック・ホームズでさえ、オカルト趣味が興隆したヴィクトリア朝の社会背景を無視しては十分に楽しめない作品である。ホームズ自身にも阿片吸引やコカイン注射で、妄想にふける描写があった。

勿論、ドラッグは否定されるべきである。オルタナティブの提唱者にドラッグ容認論者が多いことは事実であるが、それはオルタナティブを市民的支持から遠ざけ、迫害の正当化に結びつく。特に脱法ハーブ(脱法ドラッグ)が社会問題になっている現代日本ではフィクション上であっても薬物への厳しい姿勢が求められる。それ故にホームズに理知的な人物とのイメージを振り撒くことは社会的に健全である。

この点で『骨董屋探偵の事件簿』のオカルト趣味は健全である。モリスはドラッグなどに頼らずに睡眠という健康的な手法で事件を解決する。『骨董屋探偵の事件簿』の中で毛色の変わった短編である最期の「イシスのヴェール」がドラッグによる悲劇と解釈できる面がある点も興味深い。

モリスの捜査手法は探偵としてはチート的な能力である。犯人が物的な手がかりを一切残していなくても事件を解決することができる。事件解決は楽勝に思えるが、多くの短編で事件は必ずしもあっさり解決しない。この点には筋運びの巧みさがある。
http://www.hayariki.net/10/43.htm
モリス自身は自己の捜査手法を「思念の科学」と名付けるが、一般的な感覚では非科学的な捜査手法である。日本で非科学的な捜査手法と言えば思い込み捜査であり、行き着く先が自白の強要である。これに対して『骨董屋探偵の事件簿』は健全である。「十字軍の斧」では容疑者候補は一人に絞られ、グリムズリー警部補は逮捕状まで用意したが、疑いはクリアにならず、探偵に助けを求める。日本の警察ならば自白を強要して冤罪を作り出すところである。

モリスの成果を自分の手柄にして出世するグリムズリー警部補への語り手の皮肉めいた評価も興味深い。日本の警察ならば面子を優先し、モリスのような人物の言葉に耳を傾けることはないためである。

最後にモリスは「ロンドンで最も貧しい界隈の住人」である(216頁)。娘のイシスは高価な宝石や衣服を持っており、貧しい界隈でなければ住めない訳ではない。「再開発で街が綺麗になる」という論理に反対してきた立場にとって、主人公をゴミゴミした庶民の街に住まわせる設定にしたことは歓迎でできる。ゴミゴミした街にこそ生活があり、暮らしの価値がある。
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 10 eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00DXMMA6Y

学習塾パワハラ事件

平成25年(ワ)第5121号、損害賠償請求事件。進学塾パワハラ。
被告は準備書面を陳述し、証拠を提出した。原告は準備書面を陳述した。原告代理人は被告主張に認否、反論したいと述べた。被告側は原告の出したものを読んでから反論すると述べた。次回期日は9月11日13時10分からである。
進学塾に通った。欠陥授業であった。教えないことが指導と誘導された。パワハラがあった。返金も拒否された。被告準備書面に虚偽が多く含まれている。
指導という中身が全くなかったために授業料の返還と、バワハラの損害賠償請求。暴言や暴行を繰り返された。
電子メールが残っている。二日返信しなかった。態度が悪いと返信した。「すいません」と言ってもネチネチと批判した。
個別指導の内容が契約内容が異なる。ちゃんとなされていない。注意をするというレベルではなく、人格的に支配従属する。従属的支配関係にある。被告は長期間通っていることが満足した証拠と主張。原告は支配従属関係にあれば時間は関係ないと主張する。セクハラやパワハラの過去事例でも長期化している。
「嫌な思いを長期間された」。地元のクラス授業では丁寧に指導している。個別指導では差別的な扱いをしている。消費者センターは少額でも返還すればいいという話でまとめようとしたが、向こうに丸め込まれてしまった。あまりに酷すぎる状態である。これを放置したら、その後の人生はマイナスを背負うことになる。言うべきことを言わないでは死ねない。「学校のイジメと同じ」との声が出た。

2013年7月26日金曜日

林田力ブログ

ブラック士業は何かとんでもなく大きなものを見落としていた。それも、すぐ目の前にあるものを。
ブラック士業には、ほどほどのところで止めておくという気の利いた真似はできない。だからブラック士業なのであった。ブラック士業のいかにも怠惰で、覇気に欠けた足取りには呆れ返るしかなかった。ブラック士業の主張は木っ端微塵の粉微塵に叩き潰されるべきものであった。悪徳不動産営業とブラック士業は、惨めさの泥沼に頭のてっぺんから爪先までどっぷりと沈んでいた。悪徳不動産営業とブラック士業は陰険さが服を着て歩いているようなものであった。またしても腹黒狸のブラック士業が陰険な嫌がらせを仕掛けてきた。
林田力『東急不動産だまし売り裁判陳述書』(Amazonキンドル)は東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟)で提出した陳述書である。東急リバブル東急不動産は不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りした。引き渡し後に真相を知った林田力は消費者契約法に基づき売買契約を取り消し、売買代金返還を求めて東京地裁に提訴した。原告陳述書は事実に基づいた、東急不動産への全面的な反論になっている。
東急不動産だまし売り裁判では原告陳述書(二)、原告陳述書(三)も提出した。それぞれ『東急不動産だまし売り裁判陳述書2』(Amazonキンドル)、『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』(Amazonキンドル)として刊行されている。

オリンパス制裁人事第2次訴訟第4回口頭弁論

オリンパス制裁人事第2次訴訟(平成24年(ワ)25114号 損害賠償請求事件)の第4回口頭弁論が2013年7月18日に東京地方裁判所527号法廷で開かれた。報復人事を受けた内部通報者が勤務先のオリンパスを提訴した訴訟である。

オリンパスの営業チームリーダーであった濱田正晴氏は2007年に取引先から従業員を引き抜こうとする上司の行為をコンプライアンス窓口に通報した。ところが、濱田氏は逆にチームリーダーの職位を剥奪され、配置転換を命じられ、上司からの暴言や不当な業務評価などのパワーハラスメントを受けた。これは通報者に不利益を与えてはならないというオリンパスの規定に違反している。

濱田氏は2008年に配転の無効と損害賠償を求めてオリンパスを提訴した。この第一次訴訟は一審・東京地裁では屈辱的な和解強要を拒否し、敗訴した。尚、オリンパスは一審判決言い渡し直前に新たな配転を命じている(第二配転)。仮に一審判決でオリンパス敗訴となっても配転そのものを無意味にする姑息な手法である。

濱田氏は控訴し、控訴審・東京高裁では逆転勝訴となった。オリンパスが上告したが、上告棄却となった。これによって第一・第二・第三配転は無効となった。しかし、オリンパスは敗訴後も対応を変えず、原告は配転先で満足な仕事も与えられないまま孤立・放置されていた。そのために東京高裁判決弁論終結後のハラスメントに対する損害賠償請求として第二次提訴を2012年9月3日に提起した。

第4回口頭弁論では被告が準備書面と陳述書を提出する。原告代理人が被告に対して被告主張の根拠となる文書の提出を求めた。被告代理人は提出する予定はないと回答した。しかし、裁判所も「一方的に言っているものを信用しろと言われても」と援護したため、被告代理人は「検討します」と答えた。裁判所は口頭弁論後に進行協議を指定し、次回期日も進行協議で決めるとした。

口頭弁論はあっさり終わったが、進行協議は長かった。進行協議は交互面接方式で行われた。進行協議では和解の可能性にも言及されたが、原告側は和解期日がダラダラと続くことを本意ではないと主張した。時間稼ぎのために和解に応じるふりをすることは東急不動産だまし売り裁判における東急不動産と同じである(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』「予定調和の協議決裂」)。

原告側としては原告側の名誉回復は譲れないと主張する。オリンパス総務部は2009年3月2日付「社員の人権救済申立てに関する一連の報道について」と題するメールを全社管理職宛に送付した。そこでは「職場における評価の公正さに問題はなく、この社員につきましては本人の努力不足から残念な結果にとなっています」などと書かれている。これを原告側は原告の名誉を毀損するものと主張し、証拠(甲第22号証)として提出した。

また、配転の違法性を問題としているため、被告側には現在の部署がどのような部署なのか説明することを求めた。次回は9月12日14時からである。

同じ日に東京地裁601号法廷で株主総会決議取消請求事件(平成24年(ワ)20534号)の口頭弁論が開かれた。オリンパスの株主が株主総会の決議の取消を求めた訴訟である。原告は株主総会での説明義務違反があったと主張する。背景にはオリンパスによるイギリスの医療機器メーカー・ジャイラス(Gyrus)買収がある。原告は暖簾代の計上がおかしいと主張する。
http://www.hayariki.net/10/29.htm
この口頭弁論は傍聴者が多く、法廷の座席に座りきれなかった。立って傍聴しようとした人もいたが、書記官が「認められていない」として退室を求めた。原告は「法廷指揮権は裁判長にあり、書記官が退廷命令を出せないはず」と抗議した。書記官は裁判長に確認した上で改めての退廷を求めた。

原告は文書提出命令や文書送付嘱託の申し立てをしている。裁判所は原告に「前回の第4準備書面と今回陳述の第5準備書面の主張が矛盾している。一貫していない。前の主張は撤回で宜しいか」と尋ねた。それに原告は直接答えずに「開示されているか」と被告に質問した。被告代理人は「開示の有無は確認するが、第三者委員会の報告書に書かれている」と回答した。

原告は「裁量が広く認められているとしても、脱法的な手法が許される訳ではない」と自説を主張した。裁判所は原告に主張の整理を求めた。文書提出命令などの判断は説明義務違反についてのしっかりとした主張を見てからとした。被告に対しては概括的な事実関係の説明と、その裏付けとなる証拠の提出を求めた。文書提出命令申し立てへの意見を被告が出すか否かは被告の判断に委ねるとした。

次回期日はオリンパス損害賠償請求事件と同じ日にしたいという原告の強い要望で9月12日16時からとなった。原告は傍聴できなかった人が出ており、今後も傍聴者が増えると予想するために大法廷での開催を求めた。裁判所は「大法廷での開催は簡単ではない」と答えた。どれだけ傍聴できなかった人がいるか、大法廷の空き具合も含めて検討する。次回は現在の法廷とした。
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 10 (Japanese Edition) eBook: Hayashida Riki: Amazon.co.uk: Kindle Store
http://www.amazon.co.uk/dp/B00DXMMA6Y

2013年7月25日木曜日

矢田部過労死裁判

深夜帰宅、早朝出勤という不規則労働によって過労状態と生活リズムが崩され、健康障害が引き起こされて退職した。この疲労の蓄積による健康障害が回復できないまま、就職難の焦りから3ヶ月後に再就職したために慢性過労状態が急速に進展し、27歳の若さでくも膜下出血で突然死した。
平成25年(ネ)2851号、損害賠償請求控訴事件。東京高等裁判所第1民事部が担当する。822号法廷で第一回口頭弁論が開かれた。双方が控訴状や答弁書、準備書面を陳述した。
裁判長は控訴人に意見書と証拠申請の予定があると進行協議でうかがっていると述べた。控訴人は9月いっぱいかかると述べた。次回期日は10月2日11時半からである。
口頭弁論終了後に報告集会が弁護士会館で行われた。控訴人代理人。行政訴訟と損害賠償請求訴訟がある。一週間前に左陪席の中野裁判官から電話があった。控訴審の方針について尋ねられた。本人陳述書、本人尋問、専門家意見書、証人尋問の予定である。結審しないで審理を続行したいことが裁判所の以降である。請求拡張の申し立てをした。弁護士費用を請求していなかった。
休職していれば蓄積疲労は回復するという観念的な裁判所の発想に対して科学的な知見で反論する。慢性過労状態に至る蓄積疲労であると主張。
再雇用拒否、杉並区再任拒否、職業病闘争、不当配転解雇、東芝過労うつ病労災解雇裁判、中野相続裁判など様々な訴訟の紹介。
控訴人。国際的にも日本の過労死は問題になっている。皆の力で日本をよくしていく。

2013年7月24日水曜日

東急不動産だまし売り裁判

ブラック士業ははりつめた神経の小さな塊で、現実と向かい合うことを頑なに拒んでいる。ブラック士業の体から生気が失われたように思えた。切ることのできない紐で吊られ、かろうじて立っているかのようであった。東急不動産だまし売りマンションは気味の悪い光で満たされている気がした。悪徳不動産営業やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋は不気味な笑い声を響かせた。それは、この世の終わりを愉快そうに見物している地獄の鬼の狂気に満ちた笑い声さながらのものであった。悪徳不動産営業やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋の雰囲気は淀んだ池のように息苦しかった。悪徳不動産営業やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋は磁気を帯びた破滅へとなすすべもなく引き寄せられる金属片のようであった。開業当初だけは繁盛していた再開発地域は荒れるに任され、今ではただの空き地と成り果て、もっぱら要らなくなったマットレスやソファやらその他諸々のガラクタ類をてっとり早く処分する目的で利用されている。
東急不動産不買運動家は消費者を守る道へと進んだ。消費者を犠牲にする東急不動産を制止し、告発することに人生を注ぎ込んできた。『東急不動産だまし売り裁判』は魂のジャングルを切り拓いて一本の道をつけてくれる書籍である。取るに足りない普段着でも東急不動産不買運動家が着るとエレガントに見えた。

2013年7月23日火曜日

ムーンズエンド荘の殺人

エリック・キース著、森沢くみ子訳『ムーンズエンド荘の殺人』(創元推理文庫、2013年)は外界から遮断された雪の山荘での連続殺人を描くミステリーである。
閉鎖空間の連続殺人はミステリーとして、ありがちな設定であるが、殺され方に意表を突かれる。また、多くの推理小説は視点人物が探偵か探偵の連れに固定されているが、本書では山荘に閉じ込められた人々が次々に視点人物になる。しかも、彼らは皆、何らかの後ろめたい事情を抱えている。そして、それらの事情が相互に絡まりあっている。このために全く予想ができない展開になっている。
推理小説には高度なリアリティが求められる。日本社会の現実に当てはめるならば、見込み捜査による冤罪という問題を考えてしまう。この点で本書には興味深い会話がある。
「おれに一人当たり十五分くれるなら、犯人から自供を引き出してみせるぜ」
「六人の無実の容疑者からもな」112頁。
自白を強要することで冤罪を産み出すとの指摘である。

2013年7月22日月曜日

可罰的はどうかは別として、

本人は本気ではないとしても相手を恫喝する言葉を吐くことには嫌悪感を抱いています。当人は「本気ではないから気にするな」などと愚かな言い訳をするかもしれませんが、表面的な文言に従って硬直的な対応をすることが社会人として正しい対応です。
私の周りにも上記のような不愉快な人間がいます。一回だけかわいそうに思って我慢して聞き流し、相手の要求に応じてあげたことがあるのですが、それに感謝するどこか私の悪口を言いふらすという恩を仇で返す態度に出てきました。
「○○は本音を分かってくれる、度量がある」などと私が物分りの良いバカであるかのように悪口を周囲に言いふらされたのです。当然私は「バカにするな」と猛抗議して怒鳴りつけてやりましたが、相手は逆ギレしてきました。そういう相手の感情を理解できないバカは以後徹底的に無視して痛め付けています。善いことをしたと思われますでしょう。
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 7 eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00BH4QW4Q

TOKYU Land Corporation Fraud 3

林田力『東急不動産だまし売り裁判陳述書3』は東急不動産だまし売り裁判(東急不動産消費者契約法違反訴訟、平成17年(ワ)第3018号 売買代金返還請求事件)の甲第58号証「原告陳述書(三)」である。東急不動産だまし売り裁判における東急不動産主張への反論と原告の主張をまとめた文書である。
1 序
2 重要事項説明
2.1 説明の使い分け
2.2 東急不動産の責任逃れ
3 不誠実な販売手法
3.1 青田売り
3.2 東急リバブル営業の非礼
4 二面採光・通風
4.1 洲崎川緑道公園
5 地盤の緩み
6 被告提出証拠の不審
6.1 窓ガラスのカタログ(乙第5号証)
6.2 近隣対策屋文書(乙第6号証)
6.3 被告従業員文書(乙第7号証)
6.4 SHOW建築設計事務所文書(乙第9号証)
6.5 隣地建物写真(乙第10号証)
6.6 越境覚書(乙第11号証)
6.7 建設省告示(乙第12号証)
6.8 購入条件書(乙第13号証)
6.9 証拠説明書
7 証人尋問の不審
7.1 近隣対策屋
7.2 東急不動産営業
7.3 原告本人
8 関連事項
8.1 東急不動産らの買い替え策略
8.2 コンサルタントの批判
8.3 公正取引委員会
8.4 他社物件の魅力
8.5 緑地の効用
8.6 ピーエス三菱の欠陥工事
8.7 無条件解約事例
9 アルスで問題噴出
9.1 アスベスト使用
9.2 アフターサービス提供拒否
9.3 システムキッチンでガス漏れの恐れ
9.4 イーホームズの杜撰な審査
9.5 耐震強度偽装事件対応
9.6 構造設計者隠し
10 東急コミュニティーのデタラメな管理
10.1 不実告知
10.2 修繕積立金の不足
10.3 竣工図を管理会社が保管
10.4 事務所使用
10.5 管理費等未収金
10.6 管理人を営業活動に流用
11 結語
11.1 無数の被害
11.2 原告の思い
The Statement for TOKYU Land Corporation Fraud 3 (Japanese Edition) eBook: Hayashida Riki: Amazon.co.uk: Kindle Store
http://www.amazon.co.uk/dp/B00E2UMOW6
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2013年7月21日日曜日

ブラック士業

ブラック士業は自ら選んで過ちを犯す。ブラック士業には答えよりも疑問の方が多かった。考えは形をなさないまま消えていった。
ブラック士業にとって死はゆっくり訪れることになるだろう。自分の人生と向き合えてしまうほど、ゆっくりと。眠れぬ夜を過ごす時のように、取り返しのつかない過ちを犯してしまったことを後悔しながら。
ブラック士業が消滅しない限り、社会に平安は訪れない。ブラック士業に委任することは狐を鶏小屋の見張りに立てるようなものである。ブラック士業は証拠を探し出すよりもでっち上げる方が都合がいいと考えている。事実はねじ曲げようとしても曲げられるものではない。そのことをブラック士業は全く理解していなかった。
ブラック士業の口調は説得力に欠けていた。悪徳不動産営業やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋はピリピリしていて、野火を待つ乾ききった藪のようにすぐにでも燃え上がる状態になっていた。脱法ハーブ宣伝屋やブラック士業はなんて生彩に欠け、人間味に乏しいのか。脱法ハーブ宣伝屋は脱法ハーブに頼ることで自分の居場所を見つけた。
「ううう・・・」
脱法ハーブ中毒者は重症を追った馬のような呻き声を漏らした。脱法ハーブ中毒者は銃声に驚いた野生のガチョウのように恐怖でパニックに陥った。

渡邉美樹公認にブラック企業容認批判

ブラック企業と悪名高い居酒屋チェーン「和民」などを経営する渡邉美樹(渡辺美樹)ワタミフードサービス会長の擁立は自民党のイメージダウンになる。ブラック企業が社会問題になっている。ブラック企業に指南するブラック士業も問題になっている。その中でブラック企業経営者と目される人物を擁立することはブラック企業容認または推進と映る。以下の指摘が出ている。
「ワタミの社長だけは勘弁してくれないか。良識を疑うよ」
「安倍晋三首相が参議院に立候補要請をした渡辺氏はブラック企業のトップです。いくらなんでも酷い話ではないでしょうか」
「若者に過酷な労働を強いて使い捨てにして利益を上げるブラック企業を評価、助長する社会を作ろうとしているのか」
「ブラック企業の経営者が国政に進出し、日本を"ブラック国家"に……そんな黒歴史になることだけは、絶対に勘弁してほしい。」(萩原雄太「「1億欲しいのか」報道のワタミ会長、著作でブラック企業肯定論を展開?」日刊サイゾー2013年6月13日)
「ブラックな噂はネットでの広がりが速そうだ。自民党公認候補として参院選に出馬する渡邉氏の今後の対応に注目が集まる。」(本多カツヒロ「ワタミ会長、ブラック&"斬新な"学校経営で教員大量退職…「不満なら辞めろ」」日刊サイゾー2013年6月20日)
もともと自民党はブラック企業の公表を提言するなどブラック企業に問題意識を示していた。埼玉県では自民党県議団が貧困ビジネス規制条例を提出した。ブラック企業や貧困ビジネスという新たな社会問題に取り組む姿勢は大いに評価できるものである。実は庶民の味方や労働者の階級政党を主張する革新政党も支持基盤の公務員労働組合中心の発想が強く、十分な対応ができていない面もある。その意味でも上記の自民党の姿勢には注目していた。
それを御破算にしてしまうワタミ経営者擁立である。既に渡邉氏の活動には公職選挙法違反が指摘されている。渡邉氏は公示前に社員に対し、「ぜひ応援をしてもらいたい」という主旨のビデオレターを送っていた。法律を無視するブラック企業の経営者体質丸出しと批判されている。
「参議院選挙の立候補届け出前とはいえ、ワタミ会長という立場を利用し、ワタミという私企業の株主に対して、ワタミの便箋・封筒を使い、ワタミの経費で郵便代を支払い、選挙運動まがいの"私信"を送りつける行動は、いかがなものなのだろうか。」(鷲尾香一「渡邉元ワタミ会長、参院選公示前に会社経費で選挙活動まがいの疑い」ビジネスジャーナル2013年7月8日)
「社員1人あたり20人の支援者名簿収集ノルマを課し、支部長の名刺や選挙ポスターを各店舗に強制送付」(渡邉正裕「ワタミのブラック選挙 会社を私物化、経営企画本部が社員に渡邉美樹応援を"強制"」マイニュースジャパン2013年7月17日)
http://www.mynewsjapan.com/reports/1856
渡辺美樹・ワタミ会長は「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に呼びかけている(「自民党参院候補ワタミ渡辺美樹会長は"Mr.ブラック企業"これだけの根拠「365日、24時間、死ぬまで働け!」」週刊文春2013年6月13日号)。ブラック企業経営者の典型的な精神主義である。
これはヤンキー的な気合主義にも重なる(「ヤンキー的な気合主義が蔓延している 精神科医の斎藤環氏に聞く」東洋経済オンライン2013年03月17日)。自民党はヤンキー的な精神主義が蔓延していると批判された。
自民党はヤンキー俳優を公認しないという見識を見せた。関東連合出身者ら元暴走族の犯罪が社会問題になっている中で妥当な対応である。ブラック企業にも同種の対応が期待される。ワタミ会長の扱いが自民党を評価する分水嶺になる。
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板橋茶論・原発と倫理

板橋茶論IN世田谷は原発と倫理をテーマとした。一人は原発は被曝労働者の犠牲なしではなりたたないとの反倫理性を指摘した。もう一人は生産の拡大、技術の発展が幸福にするという根本的な思想そのものが問われているとした。共に原発と倫理を考える上で重要な指摘である。押さえるべきところは押さえている。
但し、原発と倫理をめぐる議論そのものは、それほど深まらなかった。一人が指摘していたように福島第一原発事故を目の当たりにして理屈抜きに直感的に脱原発という思いが強いためである。そのような思いを抱えた人々が集まった会ならば議論するまでもなく原発にNOとなる。一方で世の中の全ての人が同じ思いを抱いている訳ではない。原発推進派は原発は安全という建前である。原発と倫理というテーマは社会的に重要である。
板橋区での核燃料輸送に対する取り組みが説明された。また、これは板橋区の地域的な取り組みであるが、輸送車は他の地域にも通過しており、事故の危険と隣り合わせという問題をどこも抱えている。江東区も青海埠頭に核燃料物質が陸揚げされていると指摘された。自分達の生活の安全に直結する問題である。一部に現実生活から遊離した傾向も出てきた脱原発運動を生活や地域に密着したものにできるテーマである。
世田谷区の市民団体による福島の子ども達をリフレッシュさせる取り組みも紹介された。懇親会も含めて保坂展人・世田谷区政の市民寄りの姿勢への好意的評価が高かった。私は二子玉川RIZEなど開発問題を契機として世田谷区政に関心を持つ(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』Amazonキンドル)。開発問題では「大型開発優先区政からの転換」の公約にも関わらず、実感は乏しい。「裏切り者」などの辛辣な評価も耳にする。そのために評価されているところでは評価されていると認識を新たにした。やはり開発問題は土建国家の利権の総本山であり、これに取り組むことは並大抵のことではない。民主党が「コンクリートから人へ」で正面から斬り込んで腰砕けになってしまったほどの問題ではある。
興味深い指摘としてドイツ緑の党は比較的豊かな層に支持されているとする。貧困層は社会主義政党か極右に流れるという。ドイツに比べると日本の緑の党は盛り上がりに欠けるが、日本では比較的豊かな層への訴求に欠けているように思われる。日本では比較的豊かな層で脱原発を志向する人々は、みんなの党的な電力自由化による脱原発を支持する傾向がある。脱原発運動には極端で教条主義的な主張を掲げて彼らと自分達を区別したがる傾向がある。
ドイツ緑の党が比較的豊かな層に訴求できた思想的要因として欲望の肯定と説明した。従来の左翼運動には禁欲主義的なところがあったとする。
この説明には我が意を得たりである。私も開発問題は自然を破壊してはならないという「べからず」ではなく、自分達の生活を維持するという生活の価値をバックボーンに置くべきと主張した。禁欲的な「べからず」ばかりでは環境保護政党も成り立たない。
また、従来の左翼運動を禁欲主義的と評したことも納得である。特に日本では戦時中を知らない世代にとって左翼運動こそ「欲しがりません勝つまでは」「滅私奉公」を体現した世界に感じられる。昔陸軍、今総評という言葉もあった。これは何故、若年層が右傾化してしまうかの説明にもなる。軍国主義化したら自分達の自由がなくなるのに、と右傾化を不思議に思う人もいるだろう。しかし、むしろ左翼的世界こそ自由のない抑圧的な社会に映っている。
一方で改めて欲望の肯定から論じられなければならないかという思いがある。滅私奉公が否定されるべきは当然である。それは戦後日本の土台になるべきものである。
欲望の肯定というところから論じなければならないところに、大半の学生運動家が社畜になって滅私奉公し、保守政権を支えたという世代的弱点を見出だすことができる。
日本の68世代に未だに欲望を肯定できない傾向があるならば、そこと向き合うことから始めなければならない。その意味で講師の問題意識は正しい。しかし、とうに日本社会では欲望の肯定は受け入れられており、68世代的問題意識は古い。それに社会全体が振り回されるならば他の世代にとって不幸である。
古くから日本共産党も欲望の肯定の側に立っている。中小企業を潤し、庶民の懐を暖めることで景気回復を提言している。資本主義的欲望にどっぷりと浸かっていると見ることもできる。それを堕落と批判することも可能であるが、問題は欲望を肯定するか否かではなく、欲望の質である。経済的繁栄ではなく、社会的に価値あること、善いことをしたいという欲望の充足。それがマッチしたからドイツでは緑の党が比較的豊かな層に支持されたと考える。
日本で民主党が「コンクリートから人へ」を掲げた時は共産党よりも革命的と感じたものである。共産党には「大企業のコンクリートから中小企業のコンクリートへ」というところが感じられるためである。
日本の緑の党は欲望の肯定という点は満たしているようである。祝祭的雰囲気さえある。しかし、欲望の肯定が大麻合法化のような即物的で反社会的な方向に進むことを懸念する。オルタナティブな政治勢力の健全な発展は欲望の肯定の一歩も二歩も進んだところにある。

2013年7月20日土曜日

日本の労働はなぜ違法が

今野晴貴『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか』(星海社新書、2013年)はブラック企業の著者による労使関係をテーマとした新書である。ブラック企業はブラック士業と共に現代日本の大きな社会問題である。そのために著者も注目されているが、ブラック企業の見分け方ばかりに関心を寄せられる状況には批判的である。いくら努力しても見分けることには限界がある。「見分けろ」という議論は、「見分けない奴が悪い」とブラック企業の正当化になりかねないためである。14頁。これは東急不動産だまし売り裁判の経験からも納得する(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。消費者や労働者に問題物件や問題企業を見分けさせるというスタンスは被害者の救済にならない。

「争う気概のある人とそうでない人とで、大きな差が出てくる。」84頁。
「「普通の人」でも正義を争えるような社会的なサポート体制が、いま、求められている」87頁。

福祉の貧困と土建国家の関係についての指摘も興味深い。「社会福祉が劣悪である一方で、企業福祉を国民に広く与えるべく、地方への「利益誘導」が図られた。その手法が公共事業である。」200頁。私は開発と福祉がトレードオフと主張してきた。開発予算を増大する政府は福祉予算を削減する傾向がある。本書では福祉が貧困であるために公共事業でばらまき、企業を潤わせ、企業福祉を充実させるという関係が描かれる。
「ワタミの社長も、自分の会社の社員が自殺していても、『労務管理に問題はなかった』と言い張っている。自分の娘だったら、口が裂けても言えないだろう」225頁。
ブラック企業が残酷になれる理由は労働者が商品として「一回雇って、生命力を使い果たして、それで関係を終わりにできてしまう」ためとする。226頁。これを「一見さん」の恐怖と表現する。225頁。これも東急不動産だまし売り裁判と共通する。マンションだまし売りも不動産購入が一生に一度あるかないかの買い物であるために不動産業者はリピーターを気にせず、売ったら売りっぱなしができる側面がある。
本書はゼネラリスト育成という日本型経営の美点とされた特徴にブラック企業を生み出す素地があったと指摘する(213頁)。
本書で驚かされる点は労働者の権利の話でも、日本国憲法への言及がないことである。日本国憲法には労働基本権や生存権、平等権など労働者のバックボーンになりうる規定がある。
本書は国が与えてくれる他力本願な権利意識ではなく、会社との契約関係に基づいて自分自身が実現する権利を重視する。また、社会経済的関係から労使関係を論じている。その意味では日本国憲法からアプリオリに労働者の権利を論じることはそぐわないものではある。
しかし、反貧困運動が生存権を思想的な武器にしていることを踏まえると、日本国憲法に全く触れていないことは大きな驚きである。ブラック企業に問題意識を有する人にとって日本国憲法はあまり意識するものでもないかもしれない。これは現代的な社会問題に対応できていない護憲運動の反省を迫るものである。

市民自治体と議会改革をあきらめない

市民と議員の条例づくり交流会議2013(第13回)
 「市民自治体と議会改革をあきらめない」
 ─カタオモイからの脱却とスレチガイ回避のアプローチ
 ─ていねいに、地域に対話と討論の広場をつくっていく

 復興ガバナンス どうだった?ネット選挙 対話とコミュニケーション
 計画予算と提言評価 議会のミッション実現を調査と議事で支えていく

日 時:2013年 7月27日(土)−28日(日)
会 場:法政大学市谷キャンパス外濠校舎(東京・市ヶ谷)
参加費:市民二千円(会員無料)、議員一万円(会員五千円)、学生一千円
(交流会別途三千円※初日・全体会終了後)
申 込:第二次〆切 7月19日(金)/最終〆切 7月22日(月)17時まで

▼プログラム案(20130718現在、敬称略)
 最新&確定版は、ホームページにてご確認ください。
 http://jourei.jp/
The Suit TOKYU Land Corporation Fraud 3 eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00CEH8S4C/

東急不動産だまし売り裁判訴状

東急不動産だまし売りマンションの購入者は東急不動産の客というよりも、東急不動産の捕囚であった。東急不動産だまし売りマンションに日照はチラとも姿を現さなかった。東急不動産だまし売りマンションの冬は寒かった。口を開く度に凍てつく空気で息が白くなった。
東急不動産だまし売り裁判原告は鳥が冬に備えて一粒ずつ種子を蓄えておくような粘り強さで東急不動産だまし売りの証拠を積み重ねてきた。同じ時期に東急不動産だまし売り裁判が起こり、東急不動産だまし売り裁判原告が誹謗中傷された。東急不動産だまし売り裁判原告は偶然というものが嫌いであった。東急不動産だまし売り裁判原告に闇雲に怯える気分はなかった。身体を縮めて小さく固まってしまうならば、それこそ東急不動産の思う壺である。東急不動産だまし売り裁判原告の怒りは当然であった。もし一部始終を知ったならば、東急不動産だまし売り裁判原告の怒りはあのようなものでは済まなかっただろう。悪徳不動産業者は細部に至るまで記憶にとどめようとするかのように東急不動産だまし売り裁判原告の顔を観察していた。
林田力『東急不動産だまし売り裁判訴状』(Amazonキンドル)は東急不動産だまし売り裁判の訴訟資料を収録した電子書籍である。訴訟、準備書面、陳述書、証拠説明書、判決文などを収録した。原告陳述書は『東急不動産だまし売り裁判陳述書』(Amazonキンドル)に収録されている。原告陳述書(二)、原告陳述書(三)は順次刊行予定である。『東急不動産だまし売り裁判』の長所としては磨きのかかった表現力が挙げられる。読者は現場にいて全てを見聞きしているかのような気分を味わえる。
東急不動産だまし売り裁判原告も二子玉川住民も東急大井町線高架下住民も太平洋クラブ会員も皆、東急の被害者である。悪徳不動産業者にとって東急不買運動家は厄介であった。不買運動家にはバラバラのピースをつないで全体を把握するだけの頭脳があるためである。

2013年7月19日金曜日

黒王妃v=?iso-2022-jp?B?GyRCTlMbKEI=?=田力wiki書評

佐藤賢一『黒王妃』はカトリーヌ・ドゥ・メディシィスを主人公とした歴史小説である。黒い衣装を好んで着たことから黒王妃と呼ばれた。
カトリーヌと言えば、権謀術数でフランス宮廷を支配した人物として名高い。しかし、本書では最初は平民の娘と軽視され、我慢を強いられる毎日であった。地味な王妃、日陰者の王妃、大人しい王妃とみなされていた。息子が王位を継ぎ、国母となった後も傲慢な嫁のメアリ・ステュアート(マリー・ステュアール)と対立した。メアリはエリザベス一世との対立から悲劇の女王と位置付けられることが多いが、本書では「あんな大女なんか」と扱き下ろされている(41頁)。「土台が思慮分別に欠ける女」とも評している(321頁)。
当時のフランスはユグノー戦争の最中である。カトリーヌはユグノーの弾圧者、聖バルテルミーの虐殺の主導者として悪名高い。しかし、本書ではカトリーヌは猶和政策を追求していたが、プロテスタントの増長によって弾圧せざるを得なかったとしている。後にブルボン朝の創始者となるユグノーの大物ナヴァール王アンリは田舎者で、ずんぐりむっくり、「あげくが臭かった」と描写する(384頁)。人間性に対する悪印象を臭いに置き換える設定は巧妙である。
本書は聖バルテルミーの虐殺に至る現在進行形の物語とカトリーヌの回想が交互に進行する。その中で心理的効果を狙ったファッションと思われた黒衣がカトリーヌにとって意味があるものであることが明らかになる。構成が巧みである。

2013年7月18日木曜日

オリンパス裁判

平成24年(ワ)25114号、損害賠償請求訴訟。被告が準備書面と陳述書を提出する。原告代理人が被告に対して被告主張の根拠となる文書の提出を求めた。被告代理人は提出する予定はないと回答した。
裁判所「一方的に言っているものを信用しろと言われても」
被告代理人「検討します」
この後で進行協議をする。次回期日は進行協議で決める。
法廷はあっさり終わったが、進行協議は長かった。原告の名誉を回復を主張。交互面接方式。和解期日としてダラダラすることは本意ではない。時間稼ぎのために和解に応じるふりをすることは東急不動産だまし売り裁判における東急不動産と同じである(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。
配転の違法性を問題としているので、今の部署がどのような部署なのか説明すべき。次回は9月12日午後2時から。
会社が人権侵害している文書を証拠として提出した(甲22号証)。この文書では「本人の努力不足」として名誉を毀損している。

株主総会決議取り消し請求事件。601法廷。平成24年(ワ)20534号。株主が決議取り消しを求めた訴訟。株主総会での説明義務違反。暖簾代の計上がおかしい。監査調書の開示の請求を求めている。
ジャイラスというイギリスの会社を二千億円で買収した時に会計処理がおかしいと主張する。説明義務違反と主張する。
傍聴者が多く、法廷の座席に座りきれなかった。立って傍聴しようとした人もいたが、書記官が「認められていない」として退室を求めた。原告は「法廷指揮権は裁判長にあり、書記官が退廷命令を出せないはず」と抗議した。書記官は裁判長に確認した上で改めての退廷を求めた。
原告は文書提出命令や文書送付嘱託の申し立てをした。
裁判所「前回の第4準備書面と今回陳述の第5準備書面の主張が矛盾している。一貫していない。前の主張は撤回で宜しいか」
それに原告は直接答えずに「開示されているか」と被告に質問した。
被告代理人「開示の有無は確認するが、第三者委員会の報告書に書かれている」原告「裁量が広く認められているとしても、脱法的な手法が許される訳ではない」
裁判所は原告に主張の整理を求めた。文書提出命令などの判断は説明義務違反についてのしっかりとした主張を見てからとした。被告に対しては概括的な事実関係の説明と、その裏付けとなる証拠の提出を求めた。文書提出命令申し立てへの意見を被告が出すか否かは被告の判断に委ねるとした。
次回期日はオリンパス裁判と同じ日にしたいという原告の強い要望で9月12日16時からとなった。原告は傍聴できなかった人が出ており、今後も傍聴者が増えることを予想するために大法廷での開催を求めた。裁判所は大法廷での開催は大法廷の空き具合に依存し、簡単ではないとした。どれだけ傍聴できなかった人がいるか、大法廷の空き具合も含めて検討する。次回は現在の法廷とした。

不思議の国の「みなみ」

舞尾空『不思議の国の「みなみ」宇宙へつながる秘密基地』は大阪に住む40代男性の不思議な体験を描いた物語である。主人公は四天王寺を散歩中に時空を越えた不思議の国に迷い込み、みなみちゃんという女の子の外見をした超自然的存在(龍女)に出会う。みなみちゃんの導きで、元の時間軸に戻るまでの物語である。といっても冒険活劇のようなストーリー展開がある訳ではない。大半が主人公と、みなみちゃんの哲学問答に費やされる。その内容はオルタナティブな世界に属するものである。神話や風水をベースにしながらも、虚数という数学的な話題も織り込む。東日本大震災や福島第一原発にも言及する。全くのファンタジーではないが、科学が万能、科学で明らかにならないものはないという科学信奉にも陥っていない。
著者は技術系の研究職とされる。技術研究者が科学の限界を自覚する意義は大きい。本書にも大きな影を落としている福島第一原発事故は技術的対策の不備という点でも批判されるが、その後の脱原発運動の高まりは巨大科学技術への不信という点からも説明できる。

2013年7月16日火曜日

林田力ブログ

東急リバブル東急不動産には少しの油断もできやしない。増長も極まって何をやっても許されると思っている。東急リバブル東急不動産には消費者トラブルで虚勢を張り続けることが肝だと勘違いしているところがあるが、逆効果である。消費者感情からすれば、その無神経こそが許せないものである。身の程を弁えて、殊勝に振る舞うという美徳から、これほど遠い連中も珍しい。
東急リバブル東急不動産の動機が人類愛や自己犠牲や道義心などの美しい心根であることは万に一つもない。欲得だったり、打算だったり、嫉妬だったり、体面だったり。つまりは自分のための醜い感情であった。自分のことしか考えない連中であった。邪な動機で行われる東急不動産だまし売りよりも、東急リバブル東急不動産不買運動の方が遥かに実りが大きい。それは当たり前である。

2013年7月15日月曜日

林田力ブログで渋谷東急プラザ

マンションだまし売りという崩壊寸前の土台に載る東急不動産が長く生き残れるはずがない。いい加減に目を覚まさなければ、東急不動産はたちまち後れをとってしまう。林田力ブログで『渋谷東急プラザの協議』を紹介する。東急リバブル東急不動産は人を人とも思わない態度を隠そうともしていない。
林田力『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』(Amazonキンドル)は東急不動産だまし売り裁判における東急不動産との協議をまとめたノンフィクションである。悪徳不動産業者や脱法ハーブ宣伝屋の下腹はベルトの上に突き出していた。座りすぎ、車移動が多すぎ、食べ過ぎ、飲み過ぎ。
東急不動産だまし売り被害者は言葉を持つ。東急不動産だまし売り被害者は百もの言葉を囁くことができる。千を叫び、さらにもう千を。東急不動産だまし売り被害者には物語がある。
東急不動産では東急不動産だまし売り裁判や高田知弘の脅迫電話逮捕、東急ハンズ過労死と問題が続発している。東急不動産では何かが限界に達し、同時に何かが欠落しているのかもしれない。暴力と混乱の中で爆発しながら。
東急リバブル東急不動産との不動産売買契約は、いつから黒い白昼夢になるのか。東急不動産だまし売りは突然訪れることもあれば、じわじわと忍び寄ることもある。心の奥底では分かっていたとはいえ、東急リバブル東急不動産の不誠実さには驚きを禁じ得ない。
東急不動産だまし売りマンションの売買契約を取り消して新たに居住した部屋には居心地の良さを感じている。茶色いテーブルとウィンザーチェアがシンプルな品格を静かに示していた。

林田力ブログ書評『信長のシェフ 7』

梶川卓郎・原作、西村ミツル作画『信長のシェフ 7』(芳文社)では松永弾正が登場する。松永弾正は下剋上の典型とされ、横暴な人物に描かれることが多い。同じくタイムスリップ物の石井あゆみ『信長協奏曲』ではヤクザになっているほどである。これに対して『信長のシェフ』では一見すると好好爺であり、意外性がある。この松永弾正がどのようにして織田信長を裏切るのかも興味深い。

また、『信長のシェフ 7』では森可成という重鎮を失った後の信長と家臣団のすきま風が描かれる。本能寺の変の背景を連想させ、興味深い。森可成は羽柴秀吉、明智光秀、柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益ら後年活躍する家臣と比べると知名度が低いが、存在感の大きさが理解できる。森可成の重要性は同じくタイムスリップ物の石井あゆみ『信長協奏曲』でも描かれた。

歴史的事件では比叡山延暦寺焼き討ちが描かれる。延暦寺焼き討ちは信長の残酷さを物語るエピソードである。信長を好意的に描く『信長のシェフ』がどのように延暦寺焼き討ちを描くのか注目されたが、新鮮な歴史解釈を提示した。
http://www.hayariki.net/5/51.htm
出番は少ないものの『信長のシェフ 7』でも夏は登場する。鍛冶という本業でケンの役に立っている。ドラマの夏(志田未来)のようにケンに突っかかってくることはなく、自然体で接している。やはりドラマの夏のヤンキー風演出は残念であったと再認識した(林田力『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』「『信長のシェフ』ヤンキー風ヒロインが唯一残念」)。
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http://www.amazon.in/dp/B00BKAZI88

『静かなるドン 108』林田力ブログ書評

『静かなるドン 108』は最終巻である。連載長期化によって物語が別の方向に進む作品も少なくない中で、近藤静也と秋野明美の物語というブレのない最終回であった。

『静かなるドン』はストーリー物としては稀有な大作である。1989年に週刊漫画サンデーで連載開始され、単行本の累計発行部数が4000万部を突破する長寿作品である。長寿作品としては『こちら葛飾区亀有公園前派出所』や『ゴルゴ13』が先輩になるが、これらはオムニバス形式である。

『静かなるドン』はストーリー物であることが特徴である。『静かなるドン』はギャグ漫画の色彩が強いものの、ひとつながりのストーリー物である。主人公・近藤静也と秋野明美のロマンスと、静也の率いる新鮮組と関西の暴力団・鬼州組の抗争がストーリーの軸になっている。

最終章は世界皇帝という巨大権力との戦いがテーマであった。世界皇帝の支配の構造が温存された結末には不満もあるだろう。しかし、世界皇帝との対決は白藤龍馬の目的であり、近藤静也のものではない。静也は一貫して暴力団の平和的な解体を望んでいた。初心を貫く最終回は見事である。

シチリア・マフィアとの戦いに何の意味があったか疑問であるが、静也のヤクザ解体の抵抗勢力となりうる新鮮組幹部を退場させるというストーリー展開上の意味はあった。
http://www.hayariki.net/5/71.htm
ヤクザ解体という静也の目標に向かった結末であるが、世間から見るとヤクザの大組織同士が同盟し、ヤクザの立場が強くなっている点が逆説的で面白い。現実世界では暴力団排除が進行しているが、その結果として関東連合などの暴走族上がりの半グレが跳梁するという悪質な結果になっている。元暴走族は六本木フラワー集団撲殺事件など暴力団以上に反社会的である。また、暴力団排除を名目に天下りなど警察利権になるという問題もある。その意味で『静かなるドン』のヤクザ解体の方向性は現実社会への皮肉になる。
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2013年7月14日日曜日

ペリーv=?iso-2022-jp?B?GyRCTlMbKEI=?=田力アマゾン書評

佐藤賢一『ペリー』は幕末の日本を開国させたペリーを主人公とした歴史小説である。ペリーの黒船来航は日本人にとって有名な出来事であるが、ペリーの視点で描かれている点が新鮮である。アメリカの日本に対する戦略が見えてくる。それは現代にも当てはまる。
アメリカにとって日本は中国への足掛かりであった。「より確かに、より強く、より大きくチャイナを手に入れるために、アメリカにとってジャパンが重要なのであり、あくまでもチャイナが主、ジャパンは従なのである」151頁。
日本には中国と対抗するために対米従属を是とする考えがあるが、日本の国益から日本が中国と争うことを米国は望まない。
日本をヨーロッパ諸国ではなく、アメリカが開国させたことも、中国への足掛かりという点では納得である。アメリカが中国にアクセスするためには日本は通り道にある。ヨーロッパから中国にアクセスするならば、インド洋経由であり、日本は通らない。中国中心に考えれば日本の重要性はヨーロッパとアメリカで異なる。
ペリーは琉球王国にも訪問する。圧倒的な軍事力を背景にしていたにも関わらず、ペリーは琉球王国の高度に洗練された文化に劣等感を覚える。まるでイギリス人から成り上がりのアメリカ人と見下されたような感覚であった。軍事力に頼らない高度な文化国家であった琉球王国の面目躍如である。琉球王国というユニークな国家が消滅したことは人類レベルでは大きな損失である。
後半は江戸幕府との交渉になる。日本では「泰平の眠りを覚ます蒸気船たった四はいで夜も眠れず」と詠まれたように砲艦外交に一方的に屈服したイメージが強い。しかし、『ペリー』では意外にも対等の交渉として描かれる。日本国内の内情はペリーには見えない。あくまでペリーからは、そのように見えたということに過ぎないが、日本を持ち上げすぎな感もある。

『テルマエ・ロマエ VI』林田力ブログ書評

『テルマエ・ロマエ VI』(2013年)は最終巻である。オムニバス型で人気のあるかぎり、永続させられると思われた『テルマエ・ロマエ』も一直線にフィニッシュを迎えた。

『テルマエ・ロマエ』は古代ローマ人と現代日本人を風呂好きとの視点で結びつけたユニークな作品である。しかし、そこにはローマ帝国に通用する日本の風呂文化という民族的自尊心をくすぐる要素もあった(林田力「『テルマエ・ロマエ』第4巻、長編化に賛否両論」リアルライブ2012年1月5日)。自分に自信の持てない人間は民族という枠組みで威張るしかない。現代日本社会の病理であるヘイトスピーチの起こる背景である(林田力『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』「東急不動産係長逮捕事件とヘイトスピーチ」)。

『テルマエ・ロマエ』もルシウスが日本の風呂文化に感嘆するだけでなく、温泉街に長期滞在して日本社会の負の面も見るようになった『テルマエ・ロマエ IV』から批判の声も出るようになった。しかし、作者は批判に妥協することなく、そのままの展開で完結させた。
http://www.hayariki.net/5/63.htm
『テルマエ・ロマエ VI』では現代日本人がローマにタイムスリップし、ローマの料理に感嘆する。これはルシウスの展開と完全に立場が入れ替わっている。自国文化だけが秀でているのではないという相互主義が表れている。ルシウスの語る「平たい顔族」の長所も威張らずに平和を愛好する民族となっている。日本の良さはヘイトスピーチなどの偏狭な愛国心を否定したところにある。
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『龍の刻』林田力ブログ書評

ロバート・ハワード著、中村融訳『龍の刻 (新訂版コナン全集6)』は中世ヨーロッパ風の架空の世界を舞台としたファンタジー小説である。勇猛果敢で怪力無双のコナンを主人公としたシリーズの一作である。アキロニア国王になっていたコナンであるが、三千年前の時代から甦り、闇の力を持つ大神官ザルトータンによって玉座を追われる。

魔法の存在する世界観であるが、コナン自身は魔法を使わず、常人離れした力で敵を倒す。その原始性が新鮮である。ザルトータンがコナンの倒すべき敵であるが、中盤はザルトータンとは無関係の敵との戦いが続く。ザルトータンの手下を次々と倒すというような、ありがちな展開ではない。物語としては珍しいパターンであるが、これもリアリティがある。東急不動産だまし売り被害者も貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者や脱法ハーブ宣伝屋から攻撃を受けた(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』「著者紹介」)。

『龍の刻』には黒人差別的な白人至上主義の世界観が所々に描かれている。これはヘイトスピーチを憎む立場としては不愉快である(林田力『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』「東急不動産係長逮捕事件とヘイトスピーチ」)。しかし、それ故にこそ「海賊の帰還」における黒人奴隷の反乱は痛快である。黒人奴隷達は「自由と復讐を求めた」(248頁)。自由を求める闘いは尊いものである。これはコンセンサスが得られるだろう。勿論、何が自由かは問題である。たとえばヤンキー的な校則違反の自由は自由をはき違えたもので論外である。

一方で過去を水に流すことを是とする非歴史的な日本社会では復讐を非生産的・非建設的なものとネガティブに捉える傾向がある。しかし、虐げられた者にとって自由と復讐はセットである。この気持ちは東急不動産だまし売り被害者として強く理解し、共感できる(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。
http://www.hayariki.net/10/37.htm
復讐心の肯定は著者の父親による著者の性格評価にも表れている。「友人たちに対して、彼はもの惜しみせず、温かく、寛大でした。不当な仕打ちをされたと思う相手に対しては、いつまでも許さず、憎しみを忘れませんでした」(372頁)

これは父親が先に死んだ息子を懐かしんで書いた手紙の中で書かれたもので、息子を好意的に評する文脈での表現である。過去を水に流すことを是とする日本人的発想では、不当な仕打ちも水に流すことを好人物とする傾向がある。しかし、それは特殊日本的な価値観に過ぎず、不正を永続させるものである(林田力「日本社会の非歴史性が問題だ」PJニュース2010年6月26日)。
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二子玉川ライズ行政訴訟

二子玉川ライズの住環境破壊が罷り通ることがないように、法の番人として真摯に目を光らせる必要がある。二子玉川ライズ再開発組合の主張は、とうとうと語るほどに唇が寒くなるばかりであった。思い上がりの強い悪徳不動産業者ほど住民の目にどう見えているか分からないというか、開発計画が素敵に見えていないはずがないと決めつけたきり、後は考えもしないものである。
二子玉川ライズ行政訴訟控訴審は弁論終結で判決言い渡しになった。陳述した人は自分の意見を述べる機会があることは嬉しいと述べた。祖父の代から二子玉川に住んでいた。歴史的な取り組みであることを示した。東急にどかされた。日々の生活の中の被害が伝わった。雨の中に傘をささずに歩くことは信じがたい状況である。再開発組合は理由にならない理由で風速データの開示を拒否した。再開発は大したことがないとした原判決の無理解を批判した。二子玉川はビジネス街とは全く違う。子どもや高齢者も生活する住宅地である。二子玉川ライズによって歩行さえ困難になった。危険な街づくりになってしまった。二子玉川公園にも問題は色々ある。

2013年7月13日土曜日

外環道の土壌汚染調査実施を要請

世田谷区長 保坂展人 様
2013年6月
東京外かく環状道路(東名ジャンクション)立坑掘削用地全域の土壌汚染調査の緊急実施を国等に要請することを求める陳情

要旨
国土交通省と中日本高速道路株式会社が立坑掘削を予定している用地及びそのヤード全体につき、以下の実施を、世田谷区として国土交通省、中日本高速道路株式会社に強く要請するよう、陳情します。
� 工事実施前に工事用地全体の詳細な土壌汚染調査を緊急に行うこと
� 上記調査結果と、これまでに実施した土壌汚染調査結果に関し、住民対象の説明会を開催し、全貌を遺漏なく説明すること
� 土壌汚染に関する住民の不安を取り除いたのち、工事に掛ること

理由
� 立坑を掘削する当該地域は、過去に様々な産業廃棄物の投棄によって六郷用水やその分水及び関連施設が広範囲に埋め立てられたうえ、不法な焼却場と化し、土壌汚染が存在する危険性が極めて高いことが、江戸時代から代々居住する住民たちから指摘されていたが、国土交通省及び中日本高速道路(株)は十分な地歴調査を実施していなかった。
� しかし、住民の指摘通りに、世田谷区道部分周辺の土壌汚染調査の結果これまでの4回30本の試掘・ボーリング調査の結果41カ所から基準を超える特定有害物質が検出されている。それらは、ヒ素、フッ素、鉛、セレンなどである。
� 特に、「毒物および劇物取締法」に指定された「ヒ素」に関しては昨年10月以降の24本のボーリング中、26点(箇所)の異なる深度で広範囲に検出されており、住民にとって、大きな不安要素となっている。しかもこれらは世田谷区有地のみ、区所管から簡略な情報が担当委員(議員)にもたらされたに過ぎず、区内の汚染の全貌は、なお事業者からは公開されていない。
� 2013年5月17日、18日の中日本高速道路(株)の説明会では、それらが天然由来であるかのような説明があったが、東京都環境局はこのデータだけでは断定できないと、住民の問い合わせに答えている。
� 付近には住宅が立ち並び、小児病院、団地、公園もある文教地域で、住民、特に子供たちの健康被害が強く心配されている。
� 上記5月18日の説明会では、中日本高速道路(株)が立坑工事用地に関し、1本のボーリングを約束したものの、これは、心配した住民の「自費で良いから調査を行わせてほしい」という申し出にやむなく対応したという有様で、とても十分とは言えず、住民の不安は解消するばかりか、むしろ広がり続けている。
� 環境・土壌への土壌汚染対策法等に準拠した念入りな配慮は、『対応の方針』にも記され、その遵守は前区長から現区長に引き継がれている世田谷区の重要事項である。
http://www.hayariki.net/10/faqindex.htm
以上のことから、住民の健康、安全を守る役割を担う世田谷区として、国土交通省、中日本高速道路(株)に対し、肝心な立坑掘削の着手前に、土壌汚染対策法等に奨励されている用地全域の徹底した土壌汚染調査を緊急に実施し、過去に住民に約束したとおり、結果を説明し、住民の不安を取り除くよう、強力に働きかけることを陳情します。
(以上)

子どもを守る防災BOOK

猪熊弘子『命を預かる保育者の子どもを守る防災BOOK』(学研教育出版、2012年)は東日本大震災を踏まえて保育者の防災についてまとめた書籍である。本書は三部構成である。第一部は東日本大震災の各地の保育園のドキュメントである。第二部は「ケース別行動マニュアル」になっている。第三部は「防災チェック&ルール」である。
本書は保育者に防災の指針を提供する実用的な書籍である。一方で読み物としては、実体験をまとめた第一部が迫力がある。「日ごろの備えや訓練をしっかり行っていた園ほど被害が少なかった」(2頁)。加えて保育者の判断のお陰で子ども達の命が守られた事例も多い。保育者の献身には頭が下がる。「子どもを預かる」は「命を預かる」こと(48頁)という重い責任感がなければできないことである。
現在、保育は大きな政治争点になっているが、政党間の議論は認可保育所中心とするか、小規模保育中心とするかが活発である。前者からは保育の質を維持するためには認可保育所でなければならないと主張される。しかし、公務員と民間のどちらがサービスの質が高いか、と言われて前者が高いと決めつけることは社会感覚から遊離している。現実に民間の方が延長保育など利用者のニーズに柔軟に対応できる面もある。
しかし、刹那的な金儲けしか考えないブラック企業のような業者が保育園を運営していたら、日頃から避難訓練を行うことも、いざという時に子ども達の命を守ることもできないだろう。

林田力書評 ワンピース70巻

尾田栄一郎『ONE PIECE 70』はパンクハザード編が完結し、ドレスローザ編に突入する。この巻で印象に残ったポイントは3点存在する。

第一にシーザーのゲスぶりである。ルフィの最も嫌いなタイプとまで呼ばれた。依存症薬物を利用するキャラクターを最低の存在として描くことは脱法ハーブ(脱法ドラッグ)が社会問題になっている世相にマッチする(林田力『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』「『ONE PIECE 69』脱法ハーブへの警鐘」)。現実の脱法ハーブ宣伝屋もかくやと思わせる最低ぶりである。

第二に薬物依存にさせられた子ども達を助けようとするナミのカッコよさである。物語の序盤で紹介されたナミの生い立ちが活きてくる。過去のエピソードを大切にするところに作品愛が伝わってくる。

第三にドンキホーテ・ドフラミンゴの位置付けである。ドフラミンゴはチンピラ・ヤンキー風の外見であり、小物臭が漂っていた。四皇という更なる強敵が控えている中ではルフィに瞬殺されるという展開も全く不思議ではない。逆にドフラミンゴとの戦いに苦戦するならば、薄っぺらな引き延ばしに見えてしまう。
http://www.hayariki.net/10/33.htm
ドフラミンゴのチンピラ・ヤンキー風の外見の軽さは修正しようがないが、この巻ではドフラミンゴの部下達の忠誠心の深さが描かれる。これによってドフラミンゴも少しは大物らしくなった。四皇を倒すための一里塚にしか過ぎないと思われたドフラミンゴとの対決にも興味が出てきた。
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2013年7月12日金曜日

東急ハンズにブラック企業大賞を

東急不動産だまし売り裁判原告と悪徳不動産業者は、生い立ちから、人柄から、物の考え方に至るまで、まるで水と油の関係であった。東急は被害者に恥をかかせて、全てを奪い尽くさなければ気が済まないブラック企業である。
ブラック企業大賞はワタミの独走という勢いである。確かに現在の日本でワタミをブラック企業大賞にする社会的意義は大きい。しかし、ブラック企業大賞には東急ハンズに一票を投じたい。
ブラック企業は従業員にとってのブラックな職場環境という意味が一般的である。しかし、ブラック企業は、それだけでない。悪徳商法のように消費者へのブラックもブラック企業である。
この点で東急ハンズは親会社の東急不動産が不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。また、東急不動産の係長はトラブルになった顧客女性に脅迫電話を繰り返して逮捕された(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazonキンドル)。東急グループに広げると、東急百貨店は認知症の高齢女性に次々販売をした(林田力『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』Amazonキンドル)。
ワタミやユニクロがブラック企業と激しく批判されながらも、何とかやってこれた背景は、消費者にとって廉価で費用対効果のあるサービスを提供しているためである。この点でワタミの食中毒隠しや介護事業での死亡事故などサービス面での告発には要注目である。ワタミの食中毒隠しは宅建業法違反で業務停止処分を受けた貧困ビジネスのゼロゼロ物件と同レベルと批判できる。従業員へのブラックと消費者のブラックを兼ね備える企業が反社会性の強いブラック企業である。

2013年7月11日木曜日

『ミスターフィギュアのフォット、一息』

恒川憲一『ミスターフィギュアのフォット、一息』(セルバ出版、2013年)は「ミスターフィギュア」と名付けられたフィギュアの写真集である。フィギュアの写真集と言えば貴重なフィギュアやフィギュアのコレクションを写すイメージがあるが、そうではない。被写体は常に同じフィギュア、自分そっくりのフィギュアである。

そのフィギュアを面白く写した写真集である。何気ないシーンでもコメントと合わせることで面白くなる。駄洒落も多く、ユーモラスな写真集になっている。例えばイチゴとフィギュアが一緒に写っている写真には「一期一会」とのコメントが付されている(1頁)。イチゴと一期をかけている。

個人的に面白いと感じた写真は「敷居が高い」である(56頁)。5センチの敷居の前に5センチのフィギュアを置いたためにフィギュアから見れば高い壁になる。それを「敷居が高い」と表現する。普通の人にとっては何ともないものでも、他の人にとっては、ものすごく敷居が高くなる。バリアフリーやユニバーサルデザインにも通じる含蓄がある。

現代に生きる日本人にとって東日本大震災は衝撃であった。『フォット、一息』でも東日本大震災に言及した写真がある。「永遠に語れ陸前高田一本松」が相当する(80頁)。フィギュアが陸前高田一本松を眺めている写真である。この写真のフィギュアは濡れており、水滴が写っているという芸の細かさである。単に遠くから頑張れと言うのではなく、津波被害を受けた被災者と同じ目線に立とうとしている。被災者の苦しみに寄り添う姿勢に意味がある。
http://www.hayariki.net/10/29.htm
ここからは少し社会性のある写真が続く。学生運動(81頁)や平和(83、84頁)をテーマとした写真があり、世代を感じさせる。著者は自己をビジネスマンと規定しており、それほど政治性が強い人物には見えない。『フォット、一息』も政治性の強い書籍ではない。それでも世代的経験・世代的意識というものが強烈であることが分かる。この点は著者よりも若い世代とはギャップのあるところである。

東急一時金請求裁判

東急はなんと見下げた企業だろうか。ほんの目先の話しか見えていない。東急電鉄・東急バスが特定の労働組合の組合員に一時金を払わないために、一時金の支払いと不払いの慰謝料を求めて裁判が起きている。東京高等裁判所に係属している。東急電鉄・東急バスの差別的な労務管理は許せないと憤りをあらわにしている。東急被害者は、ワナワナと手足が震えていたかもしれない。あまりの怒りに息をすることも容易ではなかった。そのまま石のように固まって、もう二度と吸ったり吐いたりできなくなるのではないかと本気で心配したほどである。
東急ハンズではパワハラやサービス残業強要により、過労死が起きた(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』Amazonキンドル)。東急ハンズは神戸地方裁判所で高額の損害賠償を命じられた。東急ハンズはブラック企業大賞にもノミネートされた。東急のブラック企業体質は筋金入りである。東急には我慢できない。東急は絶対に許せない。金儲けなど下らない、孤独にだって耐えてみせるという人間でも、東急の不誠実は忘れない。東急を決して許さないし、復讐を決意することさえある。何よりも我慢が十八番という東急不動産だまし売り被害者にしても例外ではなかった。

2013年7月10日水曜日

『だからあんたは不幸やねん』

桂幹人、椹寛子『だからあんたは不幸やねん』は大阪の一風変わったコンサルタントを取り上げたノンフィクションである。桂幹人氏が「人生の立て直し屋」「企業再生の鬼」と呼ばれるコンサルタントで、椹寛子氏が桂氏の秘書となって見聞きした事例を紹介する。相談事例は経営再建や人生相談など多岐に渡る。

桂氏は顧客など相手目線に立つことの重要性を強調する。これは東急不動産だまし売り被害者にとって納得できる指摘である。東急リバブル東急不動産から不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りされたが、だまし売りそのものに加え、消費者の状況を無視して一方的に理解を要求するだけの姿勢に腹を立てた(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。

『だからあんたは不幸やねん』を手に取った時、正直なところ、最初は「失敗した」と思ったものである。「幸不幸は心の持ちようで、プラス思考で頑張れば幸せになれる」という特殊日本的精神論を押し付ける書籍に思えたためである。頑張ることを強制する特殊日本的精神論は苦しむ人をますます苦しめるだけである。
http://hayariki.net/10/27.htm
これに対して桂氏は相談者の苦しみに共感するところから始めている。桂氏にも精神論的なところが皆無ではないが、相手目線に立つという点が大きな特徴になっている。また、執筆者の椹氏自身が苦しい状況に置かれていたことが冒頭で説明される。そのために上から目線にならない書籍になっている。

『だからあんたは不幸やねん』で紹介された事例は全て成功事例であるが、相談者とコンサルタントの溝が深まってしまう失敗事例があることも認めている(236頁)。紹介事例の中で溝が深まりかけた事例が最後の「つぶれかけ工務店を再生せよ」になっていることは示唆的である。建築不動産分野が消費者目線を持ちにくい守旧的な業界であることを物語る。
Disputation at Shibuya TOKYU Plaza (The Suit TOKYU Land Corporation Fraud) eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00COMQEHA/

暗殺教室5巻v林田力書評

暗殺教室はシュールなギャグ漫画でありながら、考えさせられる教育論を含む。5巻の見所は「訓練の時間」など新任の体育教官のエピソードである。この新任教官はブラック企業的体質の人物であり、人間を使い捨てにするブラック企業の論理が丸出しである。ブラック企業やブラック士業が社会問題になっている中でタイムリーな話題である。東急ハンズのようなブラック企業では、こそ泥さながらの後ろめたささえ強いられる。ブラック企業は社会を撹乱する厄介者である。
新任の教官には一見すると好感の持てるところもある。しかし、それは1つのアメと9のムチというアメとムチ政策に過ぎない。アメも生徒を支配する道具に過ぎない。それ故にブラック企業的人物は全否定しなければならない。いいことも言っていると一部を評価することも誤りである。
結末も悪人が追放されるという真の意味で教育的な内容である。悪人が改心して和解するという、終わりよければ全てよし的なナイーブなご都合主義に陥っていない。ブラック企業的人間は正気を逸している。何をしでかすか常識では測れない存在である。ブラック企業は社会から追放することで平和が保たれる。

2013年7月9日火曜日

日本国憲法たなばた勉強会

宇都宮。素晴らしい映画と思った。国際的な視点から考える必要があることに気付いた。九条は侵略戦争への謝罪反省と位置付けられている。
押し付け憲法との批判がある。受け止め方が違う。ポツダム宣言に盛り込まれた憲法を作る能力がなかった。民間レベルでは人権意識の高い憲法草案が作られていた。国民は歓迎した。
当時の国民は戦争の悲惨さを身をもって体験していた。それ故に平和憲法を歓迎した。
侵略された側の痛みを知る必要がある。南京大虐殺ばかりがクローズアップされるが、各地の小さな村で平頂山事件など虐殺があった。日本では知られていないが、加害者側は忘れる。
http://hayariki.net/

衆議院議員選挙で改憲勢力が3分の2を超えた。参議院議員選挙の結果次第では憲法改悪が政治課題となる可能性がある。日本のあり方を決めるような選挙になる。
日本社会全体の右傾化。新大久保や鶴橋で在日韓国朝鮮人を排除するデモが行われている。朝鮮人を殺せなどの聞くに耐えないスローガンを掲げる。安倍政権誕生後に過激化した。沖縄のオスプレイ配備反対デモを売国奴などと妨害した。
ヘイトデモ参加者は経済的に恵まれない若者も多い。在日コリアンのせいで自分の生活が惨めになると思い込んでいる。
解釈改憲で集団的自衛権の容認。自民党政権も、これまでは集団的自衛権を憲法違反とした。アメリカから要請を受けている。アメリカはイラク戦争やアフガニスタン戦争で財政危機に陥っている。米軍を補完する勢力として自衛隊を使いたい。
生活保護費を削減し、防衛を増やす予算になっている。
96条改正を先行させようとしている。憲法改正のハードルが高いから改正できない、は事実ではない。どこの国でも憲法改正要件は厳しくしている。立憲主義にも反する。日本は国民投票の最低投票率が定められていない。韓国の国民投票は有権者の過半数が必要である。改正手続きを改正した例はほとんどない。
安倍首相のトーンダウンは維新の会の支持率が下がっていることに連動している。
公明党は憲法改正に慎重。加憲と言っている。環境権などの新しい人権を追加すると述べる。
民主党には改憲派と護憲派がいる。今後三年間国政選挙がなくなる。
日本国憲法は立憲主義の理念と国民主権、基本的人権の尊重、恒久平和主義の3原則を持つ。これらは改正できない、これらの改正はクーデターと憲法学者は主張。
一番重要なものは人権。人権を守るためには国民主権が必要。戦争が最大の人権侵害であり、平和が必要である。
立憲主義は96条であるが、自民党案は国民の尊重義務を先行している。国民を縛る道具として憲法を位置付ける。天皇の権威を高めようとしている。天皇の政治利用を考えている。
本気で戦争をしようとすれば戦死者が出る。そこで天皇を政治利用する。主権回復の式典に天皇皇后を臨席させた。天皇制は憲法の原則に含まれておらず、国民の合意によって廃止できる。第一章に天皇を持ってきたことは違和感がある。本来は人権が前に来るべき。
公益及び公の秩序という名目で集会・結社・表現の自由を制限される。憲法改正は国際的なリアクションを招く。イデオロギーを越えて、どうするか。若い人にどう伝えるか。憲法を実質化する運動が弱かった。生活保護バッシングが起きた。生存権が定着していない。生活保護申請の手続きを教えている高校はない。労働組合の作り方やデモのやり方、ビラのまき方を教えている高校はない。
憲法への関心が高まっている。ピンチではあるが、憲法を定着させるチャンスでもある。
質問。投票率について。
回答。国民投票法において最低投票率を定めるべき。質問。義務教育で日本国憲法を詳しく教えていない。教え込ませるのではなく、考えさせる。
回答。賛成。安倍政権の教育の反動化に抵抗しながら進めるべき。
質問。メディアの誘導。選挙結果の不正。
回答。メディアへの国民の監視が重要。ドイツではナチス時代の新聞は全て廃刊になっている。戦争を煽って東京裁判で裁かれた報道人はいない。ドイツと比べて戦争責任が弱い。ドイツを学ぶべき。市民レベルの責任追及運動を進めるべき。
質問。自民党はこんなものかと呆れた。これはどこから来たのか。
回答。松本案は国体護持の憲法案しか作れなかった。総取っ替えをしなければならなかった。憲法の精神を理解していない。自民党議員の意識が反映された条文である。日本国民の中にも残っていて、それを克服する運動をしてきたか。自民党案は国際的には全く評価されない。国際人権を軽視している。国民の中にも定着しているか、そういう運動を進めてきたか。市民運動が乗り越えていけるかが問われている。一人一人は微力でもつながりを大切にして運動していけたらと思う。

東急田園都市線渋谷駅で拳銃型ライターが振り回される

東急田園都市線渋谷駅で2013年7月8日午後、発車待ちをしていた電車の中にいた男が銃の形をしたライターを振り回し、乗客が避難する騒ぎになった。東急田園都市線渋谷駅では8日16時過ぎに「男が電車内でモデルガンを振り回している」と110番通報がなされた。警察官が駆けつけたところ、停車中の電車にいた男が大声を出すなどしたという。警視庁によりますと、男が持っていたのは拳銃の形をしたライターであった(「渋谷駅で男が騒ぎ乗客が避難」NHK 2013年7月8日)。
混乱によって「東急田園都市線渋谷駅で銃乱射事件」などの情報も飛び交った。拳銃型ライターに過ぎないことは後から判明したことであり、少なくとも「モデルガンが振り回されている」などの形で情報が伝播することはデマではなく、必要な注意喚起になる。
東急田園都市線では東急電鉄社員(従業員)が乗客を執拗に痴漢して逮捕される事件が起きた。また、東急による渋谷駅の改造は不便になったと乗客から不評である。渋谷再開発では暴力団による地上げも行われ、その地上げ物件を東急不動産が購入するというキナ臭い事件もあった。住民無視・乗客無視・利用者無視の東急では何が起きても不思議ではない。
Amazon.co.jp: 東急百貨店だまし売り (東急不動産だまし売り裁判) eBook: 林田力: Kindleストア
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DJ8FKCI
東急不動産係長が顧客に脅迫電話で逮捕、犯罪者に
http://hayariki.net/tokyu/cre.htm

2013年7月8日月曜日

東急一時金請求裁判控訴審

東急一時金請求裁判控訴審第2回口頭弁論が2013年7月11日14時から東京高裁809号法廷で開催される。東急一時金請求裁判は東急電鉄・東急バスに一時金の支払いと不払いによる慰謝料を請求した裁判である。東急電鉄・東急バスは長年に渡り支給されてきた一時金の労使慣行をも無視し、一時金を特定労働組合員に支給しなかった。全関東単一労働組合東急分会は「東急電鉄・東急バスの差別労務管理、労働者使い捨てを許すことはできない」と主張する。
東急側は「賞与は就業規則に定められていないから、法的に支払う義務はない」と主張する。東京地裁判決(2013年1月22日)は、就業規則に一時金支給の規定がないことを理由に、労働協約の締結がなければ支給しなくてもよいとする会社主張を全面的に取り入れたものであった。
労働者側は東京高裁に控訴し、5月9日に第1回口頭弁論が行われた。裁判官は一切の事実調べをせずに結審という乱暴な訴訟指揮を行った。労働者側は高裁の態度に怒り、裁判官忌避を申し立てたが、棄却された。

全関東単一労働組合東急分会
http://tokyu-bunkai.sunnyday.jp/

グラスルーツラボ

話を聞いて一言。
ミサオ。反原連は地べたの運動と感じた。色々な階層の運動が必要。色々な話で、ためになった。
小田川。固い組織と思われている労働組合は、どのような関わり方をしなければならないか、考えさせられた。
宇都宮。クレサラ運動も参加者が最初から活動家ではなかった。総評が支援した。労働組合は活動を市民運動に伝えてほしい。
自分達の弱さを自覚していないことが日本の左翼の問題。
学生運動のように立場性がしっかりしていなければ、寝返ってしまう。貧困者の立場など。
車座討論。
学生運動出身者。労働組合や法律、生活保護の問題を学生に教育する。
小田川。その通りと思う。全労連には大学教職員の組合がないので。
江東区。非正規労働者。問題を見えるようにする。原発も貧困も話題にならない。一人一人の意識に乗っける。可視化が大切である。見えても動けない。正規労働者は非正規の運動に手を出さない。非正規の人はもっと弱い立場の運動に取り組めていない。
ミサオ。マスコミが取り上げるような抗議や皆が注目するようなイベントをやる。それが私達の考え方。
小田川。可視化することが大切。原発問題や派遣村が端的な例。問題に目をつぶらないことが大切。
できるたけ集中的に、どれくらいの規模でできるかが課題。派遣法改悪などで20万人の労働者が行動すれば、もう少し変化が生まれるのではないか。
宇都宮。クレサラ運動の集会は地元のマスメディアに案内する。国会議員も招待する。いかにマスメディアに報道させるか。サラ金、クレジット、商工ローン、偽装質屋など新しいキーワードを提示する。
千葉ロッテ球場でサラ金の広告があった。ロッテ本社に抗議に行った。撤去されたら、ロッテは優勝した。国会議員はサラ金を借りたことはない。テレビで取り上げれば国会議員も勉強する。メディアを見方につける。地方で集会を行い、地方紙で報道させることも重要。目的意識を持った運動を考える。
宇都宮。今のマスメディアは主催者を調べている。それで報道するかを決める面がある。クレサラ問題は弁護士会で活動する。日弁連で宣言を出す。団体の作り方や運動の仕方を工夫する。共産党系の人もいるが、公明党に要請するのに赤旗の記事を持っていった。批判した。色を付いて見るマスメディアは間違っていると思うが、私達は工夫する必要がある。
小田川。工夫をする。取り上げなければならないような状況をどう作るか。外国で取り上げられることが増えている。
ミサオ。官邸前抗議は自然発生的ではなく、作戦があった。コールがメインなのは声を届けるためにした。会社帰りに寄れる、翌日休みの人が多いため集まりやすい。現場を維持しやすいようにする。一部の左翼からは警察の犬とののしられながらも、権利をつかみとっていった。一部の左翼の言うような突入しろでは解決しない。自分達が弱いという自覚がある。億の金があればテレビCMを打てる。
大きな組織では意思決定の鈍さがある。瞬発力を維持する。労働運動に関わっていなかった人が集まれる。子ども連れの母親が参加するところにマスメディアが注目した。
ホームページやチラシのデザイン。渋谷のハチ公前の人にアピールできなければならない。プロのデザイナーが担当している。
宇都宮。反貧困ネットワークもプロがデザインしている。
質問。デザインだけでいいか。政策論議が必要ではないか。
ミサオ。原発がなくても電気は止まらないことを伝えたくてパンフを作った。字が多いと読まない。簡潔に分かりやすくするか。
小田川。タイミング。訴え。デザイン。
労働組合は意思決定に時間がかかる。腰を据えてきちんと運動を作っていくことは民主主義に必要。年越し派遣村に取り組む時は悩んだ。形式的には不法占拠の手助けになる。報道された後は批判する人は少なくなった。
宇都宮。年越し派遣村の背景は派遣法の抜本的改正を求める運動。派遣切りされた人が野宿を余儀なくされている。そういうことを助けることも必要。下支えしたのは労働組合の皆さん。
国会要請ではA4一枚で大きな字でまとめると言われることがある。まとめることも市民運動の能力である。
杉並。全労連のデモを改善する。何のデモか分からない。ドラム隊はいい。燃える。フライパンを叩くだけでもいい。もう少し考えるべきではないか。全労連ならばオーケストラができる。度量が必要である。宇都宮選挙では御輿やサンバも出した。
小田川。カルチャーがある。ちょっと変えてみたら、止めろとなって昔ながらの方法になった。難しい。動員型の組織の持つ弱点。
少し前までデモではなく、パレードと言えと言われたが、今はパレードと言うとデモだと言われる。
宇都宮。秩父困民党に因んだ集会をした。楽しい運動にする。ソウルで交流した。韓国はストリートダンスが流行っており、労働組合がストリートダンスでデモンストレーションした。
今日の振り返り。
ミサオ。私の活動と違う階層の活動をしている人の話を聞いて、色々と考えさせられた。10月に脱原発集会を企画している。さらに結集して一ヶ所に集まってマスメディアに報道させる。見守り弁護団。参加者の負担にならないように続けていく。
小田川。社会全体が大きな転機になっている。昔はポストの数ほど保育所をという運動があった。昔は労働組合が市民運動を引っ張ったこともあったが、今は異なる。
最後に労働組合は組織だから名前を出したい。お互いに寛容になりながら運動を進めていきたい。
宇都宮。日本は運動というと労働運動で、それ以外の消費者運動など市民運動は弱体である。米英は消費者団体が強力である。市民運動を強化することは日本の民主主義に重要。労働運動に匹敵する市民運動が育たなかったことが日本社会の問題。市民運動の枠を越えて交流する。

2013年7月7日日曜日

運動は変化の波を作れるか2

宇都宮。背後にいる人を救うためには制度改正が必要で、そのためには組織が必要。運動は被害が多発すると盛り上がる。貧困問題もリーマンショック後が盛り上がった。長期的な波を考えると組織が必要。全国組織を考えているか。
ミサオ。ネットワーク。中心を作らない。指導者を作らない。カリスマを作らない。官邸前が支持された要因と思う。組織を広げようとは思わない。メーリングリストはある。ビラを全国に発送している。実務的に現場での抗議で手一杯。ネットワークとつながることで情報交換する。全国のつながりを意識している。海外の反原発運動からメッセージを受け取る。
宇都宮。日本の市民運動の前進は組織的・財政的な基盤をどうするかである。本を出版した。
日本のサラ金が規制されたためにアジアで悪いことをしている。悪徳商法を輸出するのではなく、運動を輸出しようと交流する。アジアの街頭運動は激しい。
労働運動の分裂、系列化のように市民運動がならないようにすることが重要。
小田川。労働運動の分裂状態が社会運動に影響を与えていることは事実と考える。一朝一夕に簡単にできるものではない。一部と共同しあうことを繰り返す。
原発は支配の問題に関わる。東京電力が柏崎原発の再稼働申請。
運動の現状が深まっていない。どうしてなくしていこう。深まりきれていない。
ミサオ。運動体を維持していく。運動に入った時に驚いたことは、手弁当で持ち出しなので、できる人が限られる。それでは広がらないと思った。
まずスタッフの交通費を出す。持ち出しはさせない。喫茶店も運営費から出す。市民運動体のモデルを作りたい。官邸前には他のイシューは持ち込まないようにしている。全ての問題がつながっていることは理解している。普通の人が入りやすいようにしている。
宇都宮。労働組合が金を持っている。クレサラ運動はイデオロギーを越えて高利貸しと戦うというところで戦った。天皇崇拝の弁護士も高利貸しと闘うということで一致した。分裂しない。反貧困ネットワークは過去を問わないとしている。
異種の集団に飛び込んでつなげる活動家を作ることから始める。反貧困運動ではキリスト教会でも仏教寺院でも講演した。
ミサオ。反原連はイデオロギーを問わない。抗議の場を自分達のオルグに使う。草狩り場にされる。大衆化しない運動になる。イデオロギーで遠慮くださいではなく、やり方がある。
宇都宮。クレサラ集会では政党の機関誌の配布を禁止している。けじめをつけなければならない。
ミサオ。言っても、分かりましたと言いながら他の場所で配る。難しい問題である。
小田川。今すぐゼロが全労連の立場であるが、抗議活動で今すぐゼロにしなければならないとは言わない。性急で結論を先に詰めなければ気が済まない人がいる。

2013年7月6日土曜日

運動は変化の波を作れるか

ミサオ・レッドウルフ。六ヶ所の試験運転の頃から、反原発運動に取り組む。一般の市民若者にアピールできるようなプレゼンテーションを工夫したが、試行錯誤を繰り返した。それまで社会運動に関与していなかった人々が立ち上がった。大きいうねりを作る。可視化する。紙媒体による拡散を始めた。
小田川義和。全労連。「希望に輝く未来のために」が綱領の名称。年越し派遣村に取り組む。貧困が進行している状況に目を向けなくて良いのか。
福島原発事故。労働者は原発の受益者であるが、その自覚がなかった。核兵器廃絶には取り組んでいたが、それと同じように原発をなくせとは言ってこなかった。強く反省する。
宇都宮健児。多重債務問題が活動の原点であった。愛媛県の漁村で育つ。高利で金を貸して暴力的な取り立てをするサラ金が社会問題になっていたが、取り組む弁護士がいなかった。お金に変えられないやりがいを感じた。目の前に来る人を助けるだけでなく、法律を変える必要がある。高金利と過剰融資と過酷な取り立てがサラ金三悪。有識者の組織を作る。当事者組織を作る。金利引き下げ運動を行う。労働組合や消費者団体にもウイングを広げて、自民公明政権の中で法改正を実現した。
背後には貧困がある。貧困問題は取り上げられていなかった。貧困問題を社会的にアピールする。日本社会の貧困が顕在化した。
目の前にどのような課題があるのか。
ミサオ・レッドウルフ。参院選。民主党政権は原発ゼロを閣議決定寸前まで行った。ここには市民の運動がある。衆院選は残念な結果になった。
反原連は特定の政党候補を応援しない。原発を投票の争点にすることを訴える。死票が出ることを懸念する。自民に議席を取らせないという声が出ている。消去法で、ここに入れようかという人もいる。
官邸デモは人数が減ったということばかりが報道されるが、毎週やっていることが、経済産業省にとってはうっとうしい。忍耐強くやっている。コアメンバーが20数人いるが、ボランティアの域を越えている。身を粉にしてやっている。セクトを入れない主義でやっている。顔つながりでやっている。乗っ取り乗っ取られるということも知っている。
小田川義和。参院選が重要。オーストラリアでも選挙があるが、労働党の敗北が予想される。TPP参加になる。
参院選の結果如何に関わらず、衆議院の優越によって安倍政権の政策が進む可能性がある。限定社員の問題。労働者派遣法の改悪。常用代替の禁止をなくすと、ピンはね労働当たり前の社会になる。
バングラデシュでビル崩壊。劣悪な労働環境を産み出すような低価格競争をしないという協定を締結することを国際労働運動が求めている。それが日本の労働者の賃金引き下げの対抗にもなる。
反貧困ネットにも主要なメンバーが参加している。社会運動の関係をどうしていくか。労働運動が孤立せずに社会の中でやっていく。
http://hayariki.net/
宇都宮。基本は多重債務問題である。経験交流集会が続いている。全国キャラバンをやっている。最大の課題はサラ金問題がなくなってしまった。これは法律事務所の財政にも影響を及ぼしている。弁護士は人権のためには自分の首を締めることもする。これは誇りに思っていい。ゼロゼロ物件、追い出し屋、脱法ハウスなど運動を広げている。貧困の要因は不十分な社会保障と非正規などのワーキングプアである。弁護士会のトップが貧困問題に取り組むことは珍しい。世界の弁護士会の集まりでも、反貧困ネットワークのバッチを付けて出席した。アンチポバティーだと説明したら、敬意を払われた。

都知事選挙では五十を越える勝手連ができて、緩やかなつながりを維持していくべきとなっている。最近は憲法改悪が課題になっているので、講演依頼が多い。イデオロギーや政治的立場を乗り越える。公明党は改正に慎重な態度を示している。運動に取り込む広さが必要。創価学会の婦人部と共催する九条の会がある。ウイングを広げることが課題。

東急不動産だまし売り裁判

東急不動産だまし売りは腹が立つ話である。東急不動産だまし売り裁判原告は、激しやすい性格ではなく、誰かを恨むという性質でもないが、この時ばかりは憤慨した。大人しく泣き寝入りしようとは思わなかった。東急不動産だまし売りは断じて許せなかった。消費者にも意地があると見せつけたくなった。東急リバブル東急不動産の悪意と闘うために必死になった。
脱法ハーブ宣伝屋は錯乱の一つ手前で、泣き、叫び、すがり付きを繰り返すばかりであった。つまりは時間が無駄に流れた。酔っ払いが管を巻くにせよ、もう少しはましな絡み方をする。
東急リバブル東急不動産に残されたものは恨みだけであった。悪徳不動産業者は内心のイライラが見えるほど、大企業に相応の余裕や貫禄といったものは、どんどん感じられなくなる。細かに目くじらを立てるほどに追い詰められた人間に特有の見苦しい焦りまでを感じさせる。
東急リバブル東急不動産やブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋は傲慢であるが、消費者運動家や住民運動家は謙虚である。文化というものは語る人間に自ずと内省を強いるものであるためである。
脱法ハーブ宣伝屋やブラック士業は、虚偽主張をしているのではないかとか、何か後ろめたい事情があるのではないかとか、勘繰りを好んで招くようなものであった。脱法ハーブ宣伝屋やブラック士業を見ていると、やはりお里が知れる。

『ジロンド派の興亡』生存権

佐藤賢一『小説フランス革命VII ジロンド派の興亡』(集英社、2012年)は「ジロンド派の女王」の異名を持つロラン夫人(マノン・ロラン)を視点人物として幕を開ける。ロラン夫人は野心のある人物として描かれる。その対立相手としてルイ16世を位置付ける。大きな歴史の流れからすればヴァレンヌ逃亡事件以降はブルボン王家の衰亡一直線となるが、『ジロンド派の興亡』のルイ16世はしぶとい。

一般にルイ16世は王妃マリー・アントワネットの尻に敷かれた人物というイメージである。それに対して、ここではロラン夫人に操縦される夫のロランを「女房の尻に敷かれる男というのは、なんとも情けないものだね」と評している(142頁)。『小説フランス革命』シリーズはヴァレンヌ逃亡事件もルイ16世の主体的な行動として描いた(『王の逃亡』)。

夫を操る妻と妻の言いなりというイメージの夫の戦いは興味深い取り合わせであるが、所詮は権力を巡る醜い戦いでしかない。サン・キュロット(無産市民)の怒りは大きく、もはやジロンド派には制御できない状態になっていた。

やはり『ジロンド派の興亡』の主役はロベスピエールである。ロベスピエールは生存権思想に目覚める。「人間的に生きる権利、いうなれば健康で文化的な最低限度の生活を保障される権利は、ありとあらゆる人間に認められなければならない」(110頁以下)。この生存権が妨げられるならば経済活動の自由は制限されなければならない。

これがブルジョワの横暴を抑え、ジロンド派に対抗する理論になる。「断罪されるべきは、自儘で、野放図で、しかも際限がない、商人たちの貪欲のほうだ」(112頁)。ブラック企業が労働者、ゼロゼロ物件や脱法ハウスなどの貧困ビジネスが貧困層を搾取する現代日本にも当てはまる問題である。
http://www.hayariki.net/10/29.htm
一般にフランス革命はブルジョア革命として、その限界を語られることが多い。しかし、ジャコバン派は既に社会権の思想を有していた。格差と貧困が拡大する日本において、フランス革命の思想に学ぶ点は大きいと考える。

生存権の思想に目覚めたロベスピエールであったが、『ジロンド派の興亡』では猜疑心の強い独裁者になる素地も描かれる。弱虫として描かれ続けたデムーランよりも本質的には弱い人間と感じてしまう。また、後に対立して処刑される寛容派のダントンやデムーランとの微妙な違いも浮かび上がってくる。今後の展開に注目である。

2013年7月5日金曜日

Worte rufen Affekte

Worte rufen Affekte hervor und sind das allgemeine Mittel zur Beeinflussung der Menschen untereinander. Wir werde also die Verwendung der Worte in der Psychotherapie nicht gering-schaetzen und werden zufrieden sein, wenn wir Zuhoerer der
Worte sein koennen, die zwischen dem Analytiker und seinem Patienten gewechselt werden.
Aber auch das koennen wir nicht. Das Gespraech, in dem die psychoanalytische Behandlung besteht, vertraegt keinen Zu-hoerer; es laesst sich nicht demonstrieren. Man kann natuer-lich auch einen Neurastheniker oder Hysteriker in einer psychiatrischen Vorlesung den Lernenden vorstellen.
Er erzaehlt dann von seinen Klagen und Symptomen, aber auch von nichts anderem. Die Mitteilungen, deren die Analyse bedarf, macht er nur unter der Bedingung einer besonderen Gefuehls-bindung an den Arzt; er wuerde verstummen, sobald er einen einzigen, ihm indifferenten Zeugen bemerkte.
Denn diese Mitteilungen betreffen das Intimste seines Seelen-lebens, alles was er als sozial selbstaendige Person vor anderen verbergen muss, und im weiteren alles, was er als einheitliche Persoenlichkeit sich selbst nicht eingestehen will.
Sie koennen also eine psychoanalytische Behandlung nicht mitanhoeren. Sie koennen nur von ihr hoeren und werden die Psychoanalyse im strengsten Sinne des Wortes nur vom Hoerensagen kennen lernen.
Durch diese Unterweisung gleichsam aus zweiter Hand kommen Sie in ganz ungewohnte Bedingungen fuer eine Urteilbildung. Es haengt offenbar das meiste davon ab, welchen Glauben Sie dem Gewaehrsmann schenken koennen.
Nehmen Sie einmal an, Sie waeren nicht in eine psychiatrische, sondern in eine historische Vorlesung gegangen, und der Vortragende erzaehlte Ihnen vom Leben und von den Kriegestaten Alexanders des Grossen. Was fuer Motive haetten Sie, an die Wahrhaftigkeit seiner Mitteilungen zu glauben?
Zunaechst scheint die Sachlage noch ung?nstiger zu sein als im Falle der Psychoanalyse, denn der Geschichtsprofessor war so wenig Teilnehmer an den Kriegszuegen Alexanders wie Sie; der Psychoanalytiker berichtet Ihnen doch wenigstens von Dingen, bei denen er selbst eine Rolle gespielt hat.

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静かなるドン108巻

『静かなるドン』が108巻で完結した。こち亀やゴルゴ13のような長編漫画は他にもあるが、ストーリー物としては稀有な大作である。連載長期化によって物語が別の方向に進む作品も少なくない中で、近藤静也と秋野明美の物語というブレのない最終回であった。最終章は世界皇帝という巨大権力との戦いがテーマであった。世界皇帝の支配の構造が温存された結末には不満もあるだろう。しかし、世界皇帝との対決は白藤龍馬の目的であり、近藤静也のものではない。静也は一貫して暴力団の平和的な解体を望んでいた。初心を貫く最終回は見事である。
ヤクザ解体という静也の目標に向かった結末であるが、世間から見るとヤクザの大組織同士の関係が強化され、ヤクザの立場が強くなっている点が逆説的で面白い。現実世界では暴力団排除が進行しているが、その結果として関東連合などの暴走族上がりの半グレの跳梁という悪質な結果になっている。また、暴力団排除を名目に天下りなど警察利権になるという問題もある。その意味で『静かなるドン』のヤクザ解体の方向性は現実社会への皮肉になる。

2013年7月4日木曜日

東急不動産だまし売り裁判v林田力

東急不動産だまし売りに対しては、悔しくて、悔しくて、腸が煮えくり返る。東急リバブル東急不動産は卑劣であり、姑息であった。東急不動産のやり方は禍根を残す。次の争いの種になる。以前に増して、大きな争いとなる。
東急不動産だまし売り裁判は消費者運動の誇りである。東急リバブル東急不動産という悪徳不動産業者を告発する東急不動産だまし売り裁判は骨太である。
東急不動産だまし売り裁判原告は、悪徳不動産業者や地上げブローカー、ブラック士業、脱法ハーブ宣伝屋から呆れられ、陰口を叩かれて、しまいには笑われてしまうほどに、胸中を満たすものは力強い自信の言葉ばかりになる。東急リバブル東急不動産への怒りの言葉は後から後から湧いてきて、容易に切り上げられなかった。
「紹介させてください」
「こちらは林田力です」 「もちろん存じ上げております。東急不動産だまし売り裁判の原告ですね」
「ご記憶いただいたことは身に余る光栄に存じます」握手の手が出され、二つの拳が勢いよく上下された。

2013年7月2日火曜日

東急ハンズがブラック企業大賞2013にノミネート

東急ハンズが「ブラック企業大賞2013」にノミネートされた。東急ハンズのノミネート理由は東急ハンズ過労死事件である。東急ハンズ心斎橋店のスタッフがパワハラやサービス残業強要で過労死した(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』「東急ハンズ過労死と東急不動産だまし売り裁判」)。ノミネートによって東急ハンズはワタミなどと肩を並べるブラック企業と評価されたことになる。

東急ハンズのブラック企業ぶりは親会社の東急不動産の体質的なものである。従業員にブラックな企業は消費者にもブラックである。東急不動産は不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス)。東急不動産ではトラブルになった顧客女性に係長が脅迫電話を繰り返して逮捕される事件も起きた。東急ハンズ過労死事件でも認定されたパワハラ体質が顧客に向けられた事件である。

東急不動産は刹那的で、打算はあっても理想はなく、まさに手がつけられない。東急ハンズはブラックにのめり込み、せっせと病的な職場環境を作っている。ブラック企業には何一つ渡さず、譲らず、妥協してはならない。どれだけ説かれ、脅され、暴力にまで訴えられたとしても、ひたすら拒否を答え続けて、最後まで決して折れてはならない。

「ブラック企業大賞2013」はパワハラや長時間勤務など企業から過酷な労働を強いられるブラック企業が社会問題化していることを受けて創設された。主催はブラック企業大賞企画委員会で、佐々木亮弁護士や首都圏青年ユニオン青年非正規労働センターの河添誠事務局長らがメンバーである。「ブラック企業大賞2013」は過酷な労働をめぐって訴訟が提起された企業を対象に選定し、2013年6月27日に発表された。大賞の発表は2013年8月11日である。

「ブラック企業大賞2013」はWebからの投票も受け付けている。東急ハンズに投票した人からは以下のコメントが寄せられている。
http://www.hayariki.net/10/15.htm
「会社は結局労働者を使い捨てのコマとしか思っていない。そう思われないように人は競っていく、そうできない人は使い捨てにされる。ノミネート企業は本当に酷い企業であり、この企画は本当に悲しいですね。」

「東急ハンズは労務管理がまるでなっていない。若く希望ある人材を使い捨てにしている。愚才な上層部の暴走ダメ会社だ。この事件以外にも多くの犠牲者がいる。彼ら、彼女らには早くこんな会社とは縁を切って次の生活に進んでほしい。この事件の犠牲者となった男性は責任感有る真面目な人だったと想像する。心からご冥福をお祈りする。また、この事件が明るみになった事を契機にこんな不幸な事件が二度と起きないよう出来ることから行動していく。」

2013年6月30日現在、ワタミが大差で1位になっている。渡辺美樹・ワタミ会長は偽善を語り、目立つためにバッシングされる面もある。ワタミを擁護する意図は毛頭ないが、東急のように偽善さえも語らないブラック企業の存在にも注意する必要がある(林田力『東急不動産だまし売り裁判6東急百貨店だまし売り』「東急百貨店だまし売りはブラック企業」)。

「生活保護はねつけ法案」を永久廃案に

「生活保護はねつけ法案」を永久廃案に!いのちをつなぐ社会保障費の削減を許さない!参院選前緊急集会

日時:2013年7月3日(水)午後6時30分〜8時30分

場所:司法書士会館地下1階日司連ホール
〒160−0003 東京都新宿区本塩町9-3
JR・東京メトロ「四ツ谷」駅 徒歩5分

6月26日、参議院で安倍首相に対する不信任決議が成立し、生活保護を利用しづらくする生活保護法改悪案(生活保護はねつけ法案)が廃案になりました。
しかし、懲りない安倍政権は参議院選挙後に改悪案を再上程をすると言っています。

8月からは生活保護基準の引き下げが始まってしまいます。
6月14日に閣議決定された「骨太の方針」では、生活保護費のさらなる削減や社会保障費を「聖域とはせず見直しに取り組む」という方針が示されています。
これは、今後、生活保護費のみならず、医療・介護・年金など、人々のいのちを守る社会保障費全体が削減の対象とされてしまうことを意味しています。

私たちは、生活保護はねつけ法案を永久に廃案にすることを求めるとともに、生活保護基準の引き下げをやめ、いのちを支える社会保障を充実させることを要求します。
いのちを脅かす政治にストップをかけられるかどうか、今まさに正念場です。
参議院選挙を前に一緒に声をあげていきましょう!

主催:「STOP!生活保護基準引き下げ」アクション
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東急ハンズ過労死にNO

パワハラやサービス残業強要で過労死を生む東急ハンズがブラック企業大賞にノミネートされた。東急ハンズで安売りしているものは人命である。ブラック企業は人殺しである。ブラック企業は殺人企業である。ブラック企業は廃業が妥当である。
ワタミに比べると目立たないものの、東急ハンズには東急不動産だまし売り裁判と共通する陰湿さがある。東急ハンズ過労死裁判の判決が報道されてから、東急ハンズのインターネット掲示板には東急ハンズのブラック企業ぶりを批判する書き込みが増えた。
ところが、東急ハンズのブラック企業ぶりを告発する書き込みに対し、ダニやミジンコなどと告発者を嘲笑する書き込みがなされた。告発者が逆に攻撃されている。これは東急ハンズの掲示板に特異な現象である。ブラック企業の異常性についての自覚も乏しい環境であることを示している。

2013年7月1日月曜日

信長のシェフ7

『信長のシェフ7』は森という重鎮を失った後の信長と家臣団のすきま風が描かれる。本能寺の変を連想させ、興味深い。
松永弾正が登場する。松永弾正は下剋上の典型とされ、横暴な人物に描かれることが多い。『信長協奏曲』ではヤクザになっているほどである。これに対して『信長のシェフ』では一見すると好好爺であり、意外性がある。この松永弾正がどのようにして信長を裏切るのかも興味深い。
歴史的事件では比叡山延暦寺焼き討ちが描かれる。延暦寺焼き討ちは信長の残酷さを物語るエピソードである。信長を好意的に描く『信長のシェフ』がどのように延暦寺焼き討ちを描くのか注目されたが、新鮮な歴史解釈を提示した。