2013年2月28日木曜日

東急不動産係長逮捕事件

東急不動産係長がトラブルになった顧客女性に脅迫電話を繰り返して逮捕された事件は「東急不動産ならばやりかねない」と思わせるものであった。東急不動産だまし売り裁判や二子玉川ライズ問題など消費者や住民に対する東急不動産の不誠実さは有名である。東急不動産係長逮捕事件は企業向けのコンサルティングでも同じであることを示した。

世の中には卑劣な犯罪者がいる。安倍晋三首相脅迫メール送信者や脅迫電話で逮捕された東急不動産係長が該当する。安倍首相脅迫メール送信者は、安倍首相の殺害を予告するメールを繰返し送信した。東急不動産係長は契約トラブルになった顧客女性に脅迫電話を繰り返した。どちらも卑劣な犯罪者である。安倍首相脅迫犯は書類送検され、東急不動産係長は逮捕された。
http://hayariki.x10.mx/
安倍首相脅迫犯は遠隔操作によるものと言い訳したが、ウィルス感染は確認されなかった。東急不動産係長逮捕事件では東急不動産係長の犯罪を明らかにした人が誹謗中傷のターゲットになっている。

2013年2月27日水曜日

二子玉川ライズ2期訴訟控訴審2回

二子玉川ライズ行政訴訟控訴審の第2回口頭弁論が東京高裁で開かれた。東京都は第一準備書面を陳述した。
住民側代理人は意見書の提出が四月末頃になると説明した。
裁判所。時間がかかりすぎる。この前は3月になるという話でしたが、困りました。
住民側代理人。先月もお会いしましたが、年度末は入試などで忙しいとの話であった。
裁判所。DVDを観た。
住民側代理人。DVDのポイントを口頭で説明したい。
裁判所。それは予定していない。説明したいならば書面を出してください。
住民側代理人。被控訴人の準備書面に対して、こちらの反論も次回出したい。
次回は4月22日14時からとなった。住民側は3月末までに準備書面を出し、意見書は可能な限り早く出すことになった。
口頭弁論後に控訴人側で説明会を開催した。近隣住民の家を見に行った。
窓ガラスに二子玉川ライズのマンションがはっきり見え、圧迫感がある。午前中は寒くて暗い。
二子玉川ライズのビル風によって地震のように家がきしむ。このような被害が裁判所に分かるように書いた。風の音や歩行困難になっている様子が分かるビデオを提出した。裁判所は観たと言った。
専門家の意見書提出を予定している。再開発ビルによって被害が生じるというイメージを伝えることが必要。
住民の意見。公共的な用途がないのに認可していいのか。二期ではリボンストリートだけであるが、それもマンション住民が利益を得るだけ。世田谷区は入れるようなことをちらつかせているが、事業計画に入っていない。
東急や東京都は都合のいいときは一期と二期は一体と言い、都合が悪くなると別々と言う。
公共的なものが入ることは良し悪し。税金の垂れ流しになる。但し、特に二子玉川は周辺に公共施設がない。その点でも公共性に欠けると主張した。
再開発に住民の利益があるか。全くない。
周辺住民は規制緩和のとばっちりを受ける。利益背反関係にある。
地域に住んでいる人達が地域を大切にする街づくりが必要。
行政や事業者は住民に任せていたら、とんでもないことになるという頭である。
意見陳述が無視された点がおかしい。単なるセレモニーになっている。一切反映されていない。
恥ずかしくて次の立場にバトンタッチできない。
うがった見方をすると、意見を言っても無駄だと住民に諦めさせるためにやっているのではないか。
二子玉川ライズによる住環境破壊で家にいたくないから、できるだけ外出するという住民の声を聞いた。
ビル風は男性でも大変。鞄や紙袋を持っているとバタバタとなって危険である。ボタンを開けているとコートの中に風が入る。
細い道や家と家の間にも強風が吹き抜ける。
雨が降っても傘をさせない。
一期事業が終わった後にアセスを実施すべきである。あの時に実施しておくべきであった。
初期のアセスメントは大手町の風速データを利用している。
腐ったミカンではないが、一ヶ所壊されると環境が破壊される。
嫌で引っ越した住民がいる。
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2013年2月26日火曜日

東急コミュニティー解約記v林田力

林田力『東急コミュニティー解約記』は東急コミュニティーの杜撰なマンション管理と東急コミュニティー解約によるマンション管理向上の実態を描いた書籍である。
東急コミュニティーで16百万円もの着服横領事件が発生した。被害者は都内のマンション管理組合である。東急コミュニティーでは過去にも4百万円弱の着服横領事件が起きており、体質的なものである。
東急コミュニティーでは杜撰な管理もなされている。マンション管理組合は東急コミュニティーを解約することが安心である。東急コミュニティーを解約してサービスレベルが向上したマンションがある(林田力『東急コミュニティー解約記』)。
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2013年2月24日日曜日

東京都が脱法ドラッグを製造販売禁止薬物に指定

東京都は2013年2月15日、麻薬に似た作用のある8種類の脱法ドラッグを、都内で製造・販売などが禁止される「知事指定薬物」に指定した。
このうち「4—ブロモメトカチノン」はまだ国内で流通していないが、都が欧州の薬物機関の報告書などをもとに独自に合成し、生体実験などで興奮や幻覚作用があることを確認した。都福祉保健局によると、自治体が国内流通前の脱法ドラッグを規制するのは初めてという。
都はこれまで、国内に流通している脱法ドラッグを購入、分析し、生体への悪影響が確認された段階で指定薬物に指定していた。しかし脱法ドラッグは、作用が同じでも化学構造式がわずかに変わるだけで指定薬物を外れるため、いたちごっこが続いていた。
http://hayariki.zashiki.com/
「流通前含む脱法ドラッグ8種、都知事指定薬物に」読売新聞2013年2月16日
「脱法ドラッグ:自治体で都が初、8種を規制薬物に 国内未流通も含む /東京」毎日新聞2013年2月16日
「脱法ドラッグ27種、新たに規制対象へ」産経新聞2013年2月15日
「脱法ドラッグ成分、国内流通前に東京都が規制指定」産経新聞2013年2月15日

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』

林田力『二子玉川ライズ反対運動7』は東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションのシリーズの7冊目である。二子玉川ライズは住民反対運動をやビル風被害、飛び降りやアダルトビデオ撮影など問題が尽きない。住民反対運動も一過性で竣工したら終わりではなく、息の長い運動になっている。
新築分譲マンション「二子玉川ライズタワー&レジデンス」は竣工後3年弱を経過した2013年2月になって、ようやく完売したと発表した。二子玉川ライズタワー&レジデンスの竣工は2010年4月であり、3年弱も売れ残っていたことになる。これは再開発の失敗を印象付ける。
二子玉川ライズのマンションの売れ行きが悪かったことは、世田谷区玉川の住民団体が実施した住民アンケートでも指摘された。
http://hayariki.net/
完売はデベロッパーにとってゴールの筈であるが、二子玉川ライズへの評価は厳しい。賃貸住宅が多く出回っているために賃貸に回しているのではないかとの指摘がある。中古物件も出回っているため、売り主を付け替えることで完売としたのではないかとの声がある。
二子玉川ライズのビル風被害の調査や対策は、これから世田谷区が本腰を入れて取り組もうとしているところであり、二子玉川ライズ問題は未解決である(林田力『二子玉川ライズ反対運動5』)。二子玉川ライズ二期事業で新たな超高層ビルが建設されることにより、近隣住民はもとより、二子玉川ライズ住民にもビル風の相乗効果など住環境破壊の被害が予想される。二子玉川の環境を守る会総会ではビル風の相乗効果で成人男性でも歩けなくなるのではないかと指摘された。

公共事業ありきの補正予算反対院内集会4

院内集会について興味深い点を2点コメントする。

第一に無駄な公共事業批判の主張が守勢に回されていることである。集会では「公共事業全てを批判するつもりはない」「老朽化対策は必要」などの説明が強調された。「コンクリートから人へ」とコンクリート(開発)と人間を二項対立で位置づけ、コンクリートを全否定したキャッチフレーズが流布された時期と比べると後退が著しい。

確かに「コンクリートから人へ」の二項対立は不必要に対立を煽る側面がある(林田力「土建政治からの転換を目指す世田谷区長選・黒木実候補」PJニュース2011年2月28日)。それでも理念としての正しさを支持する立場からは正面からコンクリートを批判することが憚られる状況は残念である。

公共事業増大は特定業者を潤すだけで景気回復効果はない。反対に公共事業依存の産業構造を温存することで日本経済の競争力を奪う。これが失われた10年の背景であり、小泉構造改革登場の要因であった。いまさら失敗が実証済みのケインズ的積極財政が持ち出され、十分に批判できないことは日本社会の劣化を示している。

この状況において院内集会で打ち出された有力な論理は「新規大型事業よりも維持補修に」であった。これは分かりやすいが、維持補修は現状維持的である。最先端のトレンドには、堤防をなくして川を自然な蛇行状態に戻す、超高層ビルを減築して低層住宅地にするなどの動きがある(林田力『二子玉川ライズ反対運動3』「二子玉川ライズは減築を」)。これこそ「コンクリートから人へ」である。しかも、自然や人に優しい形に作り直すという建築需要も生み出される点で、建設業者にも実を取らせることができる。この点ではスリット化を提言した砂防ダム問題の運動に注目する。

第二に政治的な争点形成についてである。五十嵐敬喜教授は、無駄な公共事業批判を争点として、日本維新の会までを含む連携を考えるべきと指摘した。これは多数派構築の現実的主張として注目に値する。

参院選に向けて市民運動側では護憲を軸に結集する動きが出ている。改憲への危機感は正しいが、自民党が改憲を主要争点として打ち出す可能性は高くない。北朝鮮がミサイル発射実験でミサイルを日本領海に落とす、中国が尖閣諸島で自衛隊や海上保安庁を攻撃するなど日本の世論が憤激する事態が起こらない限り、改憲を争点に勝負を挑まないと予想される。
http://www.hayariki.net/cul/13.htm
改憲を争点にしないことは改憲を争点とすることが得策ではないと考えるためであり、それは護憲運動を侮りがたいと考えているためである。その意味で護憲運動が危機感を高めて活動を強化することは正しい。自民党が改憲を争点から避けようとするならば、それは護憲運動の一つの局地戦での勝利である。

しかし、選挙戦では護憲にこだわればこだわるほど、一般有権者の関心から遊離し、惨敗する危険が高い。先の総選挙で未来の党や共産党、社民党が脱原発で支持を広げられなかったことと同じである。脱原発以上に護憲運動は一般の有権者には敷居が高い。
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101
教条主義的な左派は、みんなの党や維新を毛嫌いする。自民党に対する以上に敵視する傾向がある。しかし、みんなの党や日本維新の会には有権者の問題意識に応えている面があり、支持される理由はある。公共事業増大による景気浮揚は純理論的な新自由主義からも批判されるものである。みんなの党は補正予算案に反対した。院内集会でも、みんなの党の柿沢未途議員の予算委員会での主張が紹介された。

教条主義的左派が、みんなの党や維新を敵視することは損失をもたらす。管見は東京都知事選挙での宇都宮けんじ候補の選挙戦略として脱原発で共闘できる、みんなの党支持層への浸透を主張した。維新までも味方にしようとする五十嵐教授の構想は壮大である。リベラルな多数派形成の争点形成を考える必要がある。
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 7 (Japanese Edition) eBook: Hayashida Riki: Amazon.co.uk: Kindle Store
http://www.amazon.co.uk/dp/B00BH4QW4Q

シドウ

『シドウ』はアングラ的な料理人を主人公とした作品である。社会悪への復讐を請け負い、復讐相手に極上の料理を食べさせた後で奈落の底に突き落とす。料理漫画としては風変わりであるが、復讐請け負いというプロットは珍しいものではない。復讐の動機や結果も、よくある話になってしまう危険もある。どこまでストーリーに凄みを見せられるかが勝負どころである。
その意味で地上げ不動産業者社長に復讐する話は秀逸である。不動産業者の悪辣な地上げによって一家は生業を失い、自殺を余儀なくされた。不動産業者の開発や追い出しによって廃業を余儀なくされる個人業者は多い。東京都世田谷区玉川の再開発・二子玉川ライズが一例である(林田力『二子玉川ライズ反対運動7』)。品川区の東急大井町線高架下でも東急電鉄の一方的な追い出しによって廃業する商店が続出している(林田力『東急大井町線高架下立ち退き』)。
物語では不動産業者社長は地上げで自殺させた過去を振り返るが、「何も自殺しなくても」と他人事のような感想を述べる。他者の痛みを理解しない屑である。これは東急不動産だまし売り裁判での東急リバブル東急不動産の対応とも共通する(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。最近ではイジメや体罰の加害者側の発想と重なる。
その意味で加害者側の再出発という加害者側に都合のよい、ありきたりな展開に見せかけながら、奈落の底に突き落とすドンデン返しは秀逸である。悪徳不動産業者は不動産不況で痛手を受けているが、それだけでは被害者住民の被害感情は癒されない。この物語はカタルシスになる。

2013年2月23日土曜日

東急ストアが無投薬鶏肉を扱わないワースト企業

東急ストアが無投薬鶏肉を扱わないワースト企業であると発表された(植田武智「鶏肉薬漬け飼育 最悪スーパーは東急ストア、サミット、ライフ 買うならイオン、ダイエーで」MyNewsJapan 2013年2月2日)。中国の薬漬け・病気鶏肉問題が問題になっており、消費者には信頼できる小売店の選択が求められる。

東急ストアの問題は東急不動産だまし売り裁判に通じる東急グループの消費者無視の体質を示している(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』)。東急不動産ではトラブル相手に脅迫電話を繰り返して高田知弘係長が逮捕される事件も起きている(「東急不動産係長、女性社長に無言電話で逮捕」読売新聞2010年9月3日)。

過去にも東急ストアは放射能汚染食品に対する無理解も露呈した。ふぇみん婦人民主クラブ、有害食品追放神奈川県連絡会、日本消費者連盟が六ヶ所再処理工場による放射能汚染食品について実施したアンケートによって明らかになった(日本消費者連盟「消費者リポート」2006年9月17日)。

東急ストアは、国内産の食材には、残留放射能の基準が存在しないことについて「知らなかった」と回答した。生鮮食品を扱う業者としての適格性に疑問がある。「青森県産や岩手県産の食材について、なんらかの対応をされますか」との質問には「何も対応していない」と回答した。「青森県産や岩手県産の食材に関して、放射能量などの測定を求めますか?」との質問には「測定を求めない」と回答した。東急ストアには消費者に安全な食品を提供しようとする意識が乏しい。
http://www.hayariki.net/eco/3.htm
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101

公共事業ありきの補正予算反対院内集会3

横浜環状道路南線「事業評価委員会は、道路建設にお墨付きを与える機関に成り下がっている。原発と同じである。25年も経過している計画が日本にとって必要かを検証することが必要である」

諫早湾「干拓事業には20億円以上かけたが、干拓で生成した農地の長崎県への売却価格は僅か50億円である。事業として成り立っていない。元の海を取り戻すために活動する」

徳島県・那賀川左岸堤防「貴重な自然を壊して堤防を作る。防災上必要ということではなく、予算がついたから工事を始めるという杜撰な計画になっている」

砂防ダム「砂防ダムは明治時代から行っているが、整備率は低い。ハード面の限界を示している。既存ダムのスリット化を進めることを主張している。既存砂防ダムはコンクリートの老朽化が問題になっている」

江戸川スーパー堤防「スーパー堤防事業は際限のない財政支出になる。完成まで二百年を見込む金食い虫である。反対住民運動が継続している。堤防の上には住みたくないをスローガンに裁判を提起した」
http://hayariki.tumblr.com/post/43394631281

湿地「復興に本当に必要な予算が補正予算で横取りされているのではあいか。国土強靭化や補正予算に反対する」

ダム「公共事業の見直しをしっかりさせていくシステムを作らなければならない」

リニアモーターカー「リニアモーターカー建設はJR東海の単独事業であるが、本当に単独でできるか。JR東海は有利子負債を抱えている。ドル箱の東海道新幹線の乗客数は頭打ちである。公共事業は当初計画の数倍の費用がかかることが通例である。国民負担で尻拭いさせられる。人口減少により、乗客数が減る中で二本の新幹線を抱えてJR東海は成り立つのか」

原科幸彦・千葉商科大学教授「日本はアセスメントの面で異常である。日本の環境影響評価法のアセス実施件数は70件程度であるが、米国は6〜8万件、中国は32万件になる。中国のアセスにも問題があるとされるが、数の上では日本は中国にも劣っている。日本では巨大な事業しかアセスの対象にならない。この仕組みを変えることは日本の民主社会を変えることである」
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公共事業ありきの補正予算反対院内集会2

五十嵐敬喜・法政大学教授は「公共事業で日本経済は再生するか」と題して講演した。「大きな山場が来た。民主党はシステムを意識していなかった。公共事業の中止を言うだけで生活再建などを放置した。自民党はシステムの構築ができている。国土強靭化を法案として提出した。人事も手厚い。論理も容易に反対できないようにしている。老朽化対策と首都直下型地震対策など反対できない口実を掲げている。説得力がある。政官業の癒着と批判しても、『国民の命を守る』などとすり替えられてしまう。言葉を作らなければならない。

しかし、国土強靭化の中身はヘンチクリンである。危機管理まで入っている。リスクを広げて対策を前倒しする。何をどうするか分からない。とにかく金額をとるという動きになっている。中身はないが、金だけは動く。矛盾の塊になっている。

我々はどうするか。極めて難しい。参議院議員選挙が剣ヶ峰。『いかに間違っているか、いかに国民を不幸にするか』を周知しなければならない。マスメディアを使わなければならない。

予算は複雑である。公共事業の一点で政党の共闘ができないか。維新の会に対して批判があることは承知しているが、橋下氏はダムを中止させている。

今の被災地の復興のあり方は問題である。被災地の人は普通の生活に戻りたいと思っている。大きなインフラは求めていない」

各地の運動からアピールがなされた。

NPO法人「森は海の恋人」はメッセージを寄せた。「私は気仙沼市において「森は海の恋人」運動を続けている漁業者であり、また、震災を生き延びた人間として、巨大防潮堤をはじめとする公共事業の慎重な予算の配分を強く望みます」

外環道「外環道の建設費は1兆2千億円とされる。外環の2を合わせると2兆円になる。孫子の代につけを残す。すでに環状8号線の交通量は減っており、外環道建設の理由は消滅している」

スターウォーズ統合

『スターウォーズ統合』は人気映画『スターウォーズ』のその後を描いた小説である。侵略者ユージャン・ヴォングとの戦いの完結編である。新たな敵であるユージャン・ヴォングは帝国軍やシスとは全く趣が異なり、別の物語のようになっている。それでもユージャン・ヴォングの最高大君主シムラと対峙したルーク・スカイウォーカーは、バルパティーンと対峙した時と重ね合わせており、スターウォーズらしさがある。
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統合とのタイトルの意味は深い。フォースの統合、帝国と共和国の統合などを示唆している。

2013年2月22日金曜日

公共事業ありきの補正予算反対院内集会1

院内集会では補正予算に対して、公共事業への偏重が指摘された。補正予算は国土交通省、農林水産省が突出している。ずば抜けて多いものが公共事業関係である。厚生労働省も多いが、社会保障関係である。

主濱了・参議院議員(生活の党)「生活の党は補正予算案に反対。規模が先行した予算で、緊急性や必要性に疑問がある。日本のために使われるのか。特定の分野や業界のために使われるものであってはならない。消費税を前提とした償還になっており、反対である。景気浮揚対策は必要と考える。個人の意見であるが、地方に一括交付金を渡せばどうか。地方から元気にする。地方から日本を再生する。自民党には一括交付金をなくそうとする動きがあるが、逆行している」

穀田恵二・衆議院議員(日本共産党)「院内集会開催に心から敬意を表する。国民の懐を暖める政策が必要である。新規大型事業ではなく、老朽化対策を求める。消費税増税を当て込んでいる。この補正予算では増税を打出の小槌にして公共事業をする。日本の財政には新規大型事業をする余裕はない。政治の有り様を糺す必要がある」
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補正予算に対する衆議院予算委員会の議論をダイジェストで紹介した。「看板のかけ直しによる前倒しではないか」と問題提起された。「老朽化対策と言いつつ、新規が4分の3でメンテナンスが4分の1である」との批判もなされた。「巨額の補正予算にもかかわらず、予算委員会の審議が短い時間で終わったことは残念」とまとめられた。
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「国土強靭化に反論」では不要不急の公共事業の停止を主張する。国土強靭化は公共事業には有用なものがあるとの議論のすり替えによって公共事業推進を正当化する。ケインズ主義に基づいているが、これは破綻している。新規事業よりも維持補修を優先すべきである。全ての公共事業を市民参加の元で、そもそも論から検証し、少子高齢化社会にふさわしい公共事業は何かを明確に検討することを求める。

警部脅迫と東急不動産係長逮捕事件

暴力団担当の愛知県警警部に脅迫電話をしたなどとして風俗店経営者が逮捕された。風俗店経営者は「お前を潰す」などと脅迫したという。これは東急不動産係長逮捕事件と共通する。
東急不動産係長は取引先の女性社長に「壊れろ、壊れろ」との脅迫電話や無言電話を繰り返した。東急不動産係長はコンサルティングの担当者であったが、コンサルティング契約を巡ってトラブルになっていた。東急不動産係長は「恨みを晴らそうとした」と説明したという。
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2013年2月20日水曜日

憲法96条改正反対

憲法改正の限界として憲法改正要件の変更を認めないとする考えは一つの考えです。日本国憲法が硬性憲法と定められている事実、大日本帝国憲法時代から踏まえて本来的な意味での憲法改正は一度も行っていないという日本固有の歴史的経緯(大日本帝国憲法から日本国憲法への改正があるものの、これは実質的には憲法改正の範疇を越える)、日本国憲法はポツダム宣言受諾を踏まえて日本が隣国に脅威を与えない平和で民主的な国になるための措置として成立したもので、国際政治的に見れば現在の国民の意思だけで変更してよいものではない(この経緯は押し付け憲法として日本国憲法の正当性を否定する論拠に使われますが、日本が無条件降伏し、ポツダム宣言履行義務を負っているという事実を無視した花畑の主張になります)。これらの点から改正要件を緩めることは支持しません。
一方で自民党の憲法改正案を批判する場合に殊更改正要件だけを取り上げることが政策的に望ましいかは別に考える問題です。多くの人が国防軍を問題と考えているならば、それを正面から批判することが分かりやすいです。但し、96条改正を先行させる方針とも報道されており、まずそれに反対を表明することは逆に有意義な戦略になります。そのため、この点は問題にならなくなりました。
また、文章のユニークな点は小選挙区制度の下で誕生した国会議員は民意を反映していない状態と位置づけ、その国会議員にとって憲法改正のハードルを下げる改正を国民主権と一層の解離を生むものと批判している点である。国民主権の観点から小選挙区制度の問題と憲法改正手続きへの国民参加を統一的に論じている点は画期的である。
但し、小選挙区制度が民意を反映せず、それによる衆議院が国民の代表者と言えず、国民主権が損なわれているならば、それ自体が単独で問題とするものです。憲法改正権だけでなく、予算や法案の議決、首相の指名についても問題としなければなりません。憲法改正権の問題として論じているところが分かりにくいと感じました。林田力
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2013年2月19日火曜日

林田力:二子玉川ライズ反対運動7

林田力『二子玉川ライズ反対運動』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise)は二子玉川東地区再開発(二子玉川ライズ)の住環境破壊の実態や反対住民運動を記録したノンフィクションのシリーズである。『二子玉川ライズ反対運動』は再開発と街壊しの関係について考察し、解説する。

『二子玉川ライズ反対運動7』では2013年の二子玉川の環境を守る会総会や世田谷区予算で二子玉川ライズ補助金を支出することの問題点などを報告する。二子玉川ライズでのAV撮影という毛色の変わった住環境破壊の実態も取り上げた。各地のマンション建設反対運動についても紹介する。

東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズは超高層ビル主体の再開発であり、時代遅れの住環境破壊と住民らから批判されている。超高層マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」分譲では、販売時には工事も始まっていない二子玉川駅直結のペデストリアンデッキ「リボンストリート」をセールスポイントにして失笑された。東急電鉄・東急不動産の街づくり思想の貧困が表出されている。

二子玉川ライズは東急グループと世田谷区の密約により、住民の目に触れないところで計画が進められた。現在も東急の秘密主義は変わらない(林田力『東急大井町線高架下立ち退き』「住民反対運動を招く東急電鉄の不誠実」)。しかし、二子玉川ライズ反対運動による監視の目は強まっている。

二子玉川ライズにおける東急電鉄や東急不動産の徹底した住民無視は住民反対運動の重要性を示している。もともと二子玉川ライズ反対運動は二子玉川ライズの南側よりも北側が強い傾向があった。二子玉川ライズにとっては北側よりも南側の住民の方が相対的には好意的であったことになる。

ところが、マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」やオフィス「二子玉川ライズ オフィス」は敷地の南寄りに建設されており、南側のビル風被害や圧迫感、プライバシー侵害は想像以上に深刻になった。東急は南側住民に酷な仕打ちをしたことになる。反対の声をあげなければ東急は最低限の配慮すらしない現実が明らかになった。

二子玉川ライズに街づくりを委ねると地域コミュニティーを滅ぼすことになる。再開発の進捗と共に二子玉川の風情が日々失われている。多くの人々が「再開発のせいで穏やかな二子玉川が、すっかり変わってしまった」と嘆いている。住環境破壊の先には再起不能の衰退が待ち受けている。二子玉川ライズの惹起する苛酷な現実を直視する力量が求められている。住民の生活に即した街づくりが喫緊の課題である。

【書名】二子玉川ライズ反対運動7/フタコタマガワライズハンタイウンドウナナ/Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 7
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
http://www.hayariki.net/atom.html
二子玉川ライズの先行きは厳しい
二子玉川の環境を守る会総会2013
平成25年度世田谷区予算案で二子玉川ライズに6億円
平成24年度世田谷区補正予算案で二子玉川ライズに3億円
二子玉川ライズAV撮影と盛り場の危うさ
二子玉川ライズは道路公害
第45回区画整理・都市再開発対策全国集会
全都・都市計画道路問題交流会が開催
公共事業徹底見直しを実現する集会
公共事業改革市民会議・補正予算反対院内集会
幼稚園の日照を奪うライフピア柏駅前
羽澤ガーデン現場検証記念フォーラム
羽澤ガーデン跡地マンション建設紛争で合意成立
藤野達善氏と語り合うまちづくりの秘訣
渋谷駅徒歩圏に縄文・弥生遺跡
渋谷区鴬谷町環境を守る会が審理打ち切りに抗議声明
浜田山・三井グランド環境裁判原告団がDVD制作
『鎌倉広町の森はかくて守られた』
東京スカイツリー賞賛一辺倒の貧困
業平橋駅がスカイツリー駅に変わる寂寥感
銅御殿マンション問題で周辺住民や美術館が提訴
「はり半」跡地の渓流改築許可無効を求めて提訴=兵庫・西宮
新築マンションからケヤキを守る住民運動=東京・府中
東京都中央区立明石小学校解体をめぐる攻防
シンポジウム「奥山の生物多様性をとりもどそう」
マンション建設反対運動は人権論で再構築を
マンション建設反対と公営住宅

東急不動産に都市思想の欠落の指摘
http://homepage2.nifty.com/tokyufubai/link.htm
東急不動産係長が顧客に脅迫電話で逮捕、犯罪者に
http://hayariki.sa-kon.net/index2.html

二子玉川ライズ3年弱も売れ残り

新築分譲マンション「二子玉川ライズタワー&レジデンス」は竣工後3年弱を経過した2013年2月になって、ようやく完売したと発表した。二子玉川ライズタワー&レジデンスの竣工は2010年4月であり、3年弱も売れ残っていたことになる。これは再開発の失敗を印象付ける。
二子玉川ライズのマンションの売れ行きが悪かったことは、世田谷区玉川の住民団体が実施した住民アンケートでも指摘された。
http://hayariki.net/
完売はデベロッパーにとってゴールの筈であるが、二子玉川ライズへの評価は厳しい。賃貸住宅が多く出回っているために賃貸に回しているのではないかとの指摘がある。中古物件も出回っているため、売り主を付け替えることで完売としたのではないかとの声がある。
二子玉川ライズのビル風被害の調査や対策は、これから世田谷区が本腰を入れて取り組もうとしているところであり、二子玉川ライズ問題は未解決である(林田力『二子玉川ライズ反対運動5』)。二子玉川ライズ二期事業で新たな超高層ビルが建設されることにより、近隣住民はもとより、二子玉川ライズ住民にもビル風の相乗効果など住環境破壊の被害が予想される。二子玉川の環境を守る会総会ではビル風の相乗効果で成人男性でも歩けなくなるのではないかと指摘された。

2013年2月18日月曜日

補正予算反対院内集会v林田力

補正予算反対院内集会についてコメントする。
第一に無駄な公共事業批判の立場が守勢に回されていることである。集会では公共事業全てを批判するつもりはない、老朽化対策は必要などの説明が強調された。「コンクリートから人へ」とコンクリート(開発)と人間を二項対立で位置づけ、コンクリートを全否定したキャッチフレーズが流布された時代と比べると著しく後退している。
公共事業増大は特定業者を潤すだけで景気回復効果はない。反対に公共事業依存の産業構造を温存することで日本経済の競争力を奪う。これが失われた10年の背景であり、小泉構造改革登場の要因であった。
もともと「コンクリートから人へ」の二項対立はナイーブであったとの考えも成り立つ。しかし、理念としては正しいと考える立場からは正面からコンクリートを批判することが憚られる状況は残念である。
その中で「新規大型事業よりも維持補修に」との論理は有効なキャッチフレーズになる。しかし、維持補修を強調することは現状維持的である。世界的に見れば堤防をなくして川を自然な蛇行状態に戻す、超高層ビルを減築して低層住宅地にすることがトレンドになっている。これこそ「コンクリートから人へ」であり、建設業者にも実を取らせることができる。この点ではスリット化を提言した砂防ダム問題の運動に注目する。
第二に政治的な争点形成についてである。五十嵐教授は、無駄な公共事業批判を争点として、維新までを含む連携を考えるべきと指摘した。これは多数派構築の現実的主張として注目に値する。
参院選に向けて市民運動側では護憲を軸に結集する動きが出ている。改憲への危機感は正しいが、自民党が改憲を主要争点として打ち出す可能性は高くない。北朝鮮がミサイル発射実験でミサイルを日本領海に落とす、中国が尖閣諸島で自衛隊や海上保安庁を攻撃するなど日本の世論が憤激する事態が起こらない限り、改憲を争点に勝負を挑まないだろう。改憲を争点にしないことは改憲を争点とすることが得策ではないと考えるためであり、それは護憲運動が侮りがたいと考えているためである。その意味で護憲運動が危機感を高めて活動を強化することは正しい。自民党が改憲を争点から避けようとするならば、それは護憲運動の一つの局地戦での勝利である。
しかし、選挙戦では護憲にこだわればこだわるほど、一般有権者の関心から遊離し、惨敗する危険が高い。先の総選挙で未来の党や共産党、社民党が脱原発で支持を広げられなかったことと同じである。脱原発以上に護憲運動は一般の有権者には敷居が高い。
教条主義的な左派は、みんなの党や維新を毛嫌いする。自民党に対する以上に敵視する。しかし、みんなの党や維新は有権者の問題意識に応えている面があり、支持される理由はある。
公共事業増大による景気浮揚は純理論的な新自由主義からも批判されるものである。みんなの党は補正予算案に反対した。院内集会でも、みんなの党の議員の予算委員会での主張が紹介された。
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教条主義左派が、みんなの党や維新を敵視することは損失をもたらす。私見は東京都知事選挙における宇都宮けんじ候補の選挙戦略として脱原発で共闘できる、みんなの党支持層への浸透を主張した。維新までも見方にしようとする五十嵐教授の構想は壮大である。リベラルな多数派形成の争点形成を考える必要がある。

2013年2月17日日曜日

二子玉川ライズ反対運動3林田力

林田力『二子玉川ライズ反対運動3』(Amazonキンドル)は東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションである。『二子玉川ライズ反対運動3』はマイブックル版を再構成した。『二子玉川ライズ反対運動3』では東京スカイツリーや中野再開発、熊本県宇城市の海のピラミッドの問題点と二子玉川ライズの共通性を論じている。世田谷区と住民のビル風協議内容も収録した。
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二子玉川ライズタワーアンドレジデンスでアダルトビデオ撮影が行われたとの指摘は「盛り場の賑わいを求める二子玉川ライズの危うさ」という二子玉川ライズ反対運動の指摘の正しさを裏付ける。いかがわしいビデオのパッケージ写真には二子玉川ライズタワーアンドレジデンスの一室から撮影したと思われる多摩川などの風景が写っており、多くの住民らの知るところとなった。子どもの教育上悪いマンションとの指摘もある。二子玉川ライズ住民の子どもが学校でいじめられるのではないかとの声もある。売却時に不利益事実として告知義務があるのか心配する声もある。
二子玉川ライズとマンションを特定する指摘が広まった背景は、その納得性である。多摩川地域の超高層マンションは二子玉川ライズタワーアンドレジデンスしかないためである。低層住宅中心の風致地区に超高層ビルを建設するという地域性を無視した再開発が仇になった。

二子玉川ライズでアダルトビデオ撮影

分譲マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」でアダルトビデオが撮影されたとの指摘は「盛り場の賑わいを求める二子玉川ライズの危うさ」という二子玉川ライズ反対運動の指摘の正しさを裏付ける。
問題のアダルトビデオのパッケージ写真には二子玉川ライズタワーアンドレジデンスの一室から撮影したと思われる多摩川などの風景が写っており、多くの住民らの知るところとなった。子どもの教育上悪いマンションとの指摘もある。二子玉川ライズ住民の子どもが学校でいじめられるのではないかとの声もある。売却時に不利益事実として告知義務があるのか心配する声もある。
「仮にライズに住む子供達がこのことを知ると様々悪影響を及ぼします。 小学校でイジメの原因にもなりかねません。自分たちのマンションで、いかがわしいビデオの撮影が行われ、堂々と販売しているんですから」
「永久に汚点。子供達に説明できますか?恥ずかしいタワマンというわけなんですが大丈夫ですか?」
「アダルトビデオに出たマンションなんて嫌だろ。通常の神経なら。子供がかわいそう。学校でちらほら噂になっているらしい。イジメの対象にならなければよいが」
「普通の精神状態なら、そんなマンション嫌だろうよ。気持ち悪いですよ。自分のマンションがアダルトビデオの撮影スタジオだなんてのは。平気でいられない。精神的に参るよ。ノリピーマンションもかつて話題になったように資産価値がガタ落ちした。おそらくこれからじわじわ来るよねライズも。価格崩壊の波」
世田谷区玉川地域には超高層マンションは「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」しかない。そのためにアダルトビデオの撮影場所が二子玉川ライズであると特定しやすくなった。低層住宅中心の風致地区に超高層ビルを建設するという地域性を無視した再開発が仇になった。
二子玉川ライズの風紀の悪さは住民アンケートでも明らかになっている。アンケートでは以下の意見が寄せられた。
http://www.hayariki.net/3/19.htm
「他所から電車に乗ってきてアイスクリームを食べて汚されるガレリアが汚い。日曜日の午後7時に来て見てほしい。アイスは落ちているし、変な音楽をやっている」
「夜中のスケボーを建物の横、歩道でやるようになったので、組合に話をしたら、それは区だと言われた。組合は態度が悪い」
「敷地内および道路での迷惑行為、法令違反行為など、来街者のマナーがよくない」
「バーベキューの臭い、嬌声の対応をきちっとして欲しい。映画館が出来るが、渋谷を見ると夜遅くなると若者が多く、恐ろしい」
「駅の入り口のところ(防風スクリーン周辺)でタバコを吸っている」
「路上喫煙もある」
「深夜に酔っ払い、若者が入ってくるようになった。これはにぎわいの話とは別の話である。区に話をしたら、住民の問題だと言われた。それは発展とは言えない」
「ガレリアで催しがあると、その音(音楽)が大きく部屋の中まで聞こえて迷惑である。世田谷区を通じて依頼したが改善されていない」
「ガレリアでの深夜までの騒音など来街者のマナーがよくない。今後、渋谷のようになると怖い」
「住宅地の静穏が乱されている」
東京都建築審査会口頭審査(2013年1月21日)でも審査請求人から以下のように批判された。
「華やかな商品や見せ物で客を集める事業に行政が旗を振っている時代を見たら、江戸の文化人たちはどのように批判をするかと思います」
「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」をテーマとしたインターネット掲示板でも自転車置き場でゴミが散乱していると指摘された。新聞紙にくるまれた昆布のようなものが散乱しているとする。

二子玉川ライズ反対運動6林田力

林田力『二子玉川ライズ住民訴訟』(Amazonキンドル)は東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズへの公金支出差し止めの住民訴訟を取り上げたノンフィクションである。二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションのシリーズ『二子玉川ライズ反対運動』の六冊目であり、最新刊である。
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二子玉川ライズタワーアンドレジデンスでアダルトビデオ撮影が行われたとの指摘は「盛り場の賑わいを求める二子玉川ライズの危うさ」という二子玉川ライズ反対運動の指摘の正しさを裏付ける。いかがわしいビデオのパッケージ写真には二子玉川ライズタワーアンドレジデンスの一室から撮影したと思われる多摩川などの風景が写っており、多くの住民らの知るところとなった。子どもの教育上悪いマンションとの指摘もある。二子玉川ライズ住民の子どもが学校でいじめられるのではないかとの声もある。売却時に不利益事実として告知義務があるのか心配する声もある。
二子玉川ライズとマンションを特定する指摘が広まった背景は、その納得性である。多摩川地域の超高層マンションは二子玉川ライズタワーアンドレジデンスしかないためである。低層住宅中心の風致地区に超高層ビルを建設するという地域性を無視した再開発が仇になった。

2013年2月16日土曜日

補正予算反対院内集会

公共事業改革市民会議(橋本良仁代表)は2013年2月15日12時から13時まで参議院議員会館1階101会議室で、院内集会「公共事業ありきの補正予算13兆円!?そのまま通して予算委員会(いいんかい)」を開催する。午前11時40分から会館ロビーで入館証を配布する。
http://sky.geocities.jp/hayariki4/
補正予算は国土交通省、農林水産省が突出している。ずば抜けて多いのが公共事業関係。
参議院議員 生活の党 しはまよう。生活の党は補正予算案に反対。規模が先行した予算で、緊急性や必要性に疑問がある。日本のために使われるのか。特定の分野や業界のために使われるものであってはならない。消費税を前提とした償還になっており、反対である。景気浮揚対策は必要。個人の意見であるが、地方に一括交付金を渡せばどうか。地方から元気にする。地方から日本を再生する。自民党には一括交付金をなくそうとする動きがあるが、逆行している。
日本共産党 こくたけいじ衆議院議員。集会開催に心から敬意を表する。国民の懐を暖める政策が必要。新規大型事業ではなく、老朽化対策を求める。消費税増税を当て込んでいる。増税を打出の小槌にして公共事業をする。日本の財政には新規大型事業をする余裕はない。政治の有り様を糺す必要がある。
国会審議ダイジェスト。看板のかけ直しによる前倒しではないか、と問題提起された。老朽化対策と言いつつ、新規が4分の3でメンテナンスが4分の1である。予算委員会で短い時間で議論されたことは残念。
国土強靭化に反論。不要不急の公共事業を止めろと主張した。ケインズ主義は破綻している。新規事業よりも維持補修を優先すべき。
民主党。大河原まさこ参院議員。無駄な公共事業をなくすと主張した。民主党が掲げたコンクリートから人へとの思いは変わっていない。政官業の癒着に学者やメディアも加わった既得権益に阻まれた。補正予算に反対した。修繕よりも新規事業に重点を置いている。まさに人からコンクリートへの逆行である。新しい議員に理詰めで、このようなものがいるか迫ってほしい。
社民党。福島みずほ。練馬では商店街をなぎ倒して道路を建設しようとする現場を見た。コンクリートから人へから人からコンクリートになった。参議院選挙まで金をばらまいて票を買うくらいの勢いがある。財政規律はどこへ行ったのか。政官業癒着の本質を暴き、転換させる。民営化で維持補修のコストを削減したことが、笹子トンネル事故の背景にあるのではないか。現場にも行く。
五十嵐。公共事業で日本経済は復活するか。大きな山場が来た。田中角栄のモデルと民主党のモデルと安倍首相のモデル。民主党はシステムを意識していない。中止を言うだけで生活再建などを放置した。自民党はシステムの構築ができている。人事が手厚い。反対できない体系を立てている。老朽化対策と首都直下型地震対策など反対できない口実を掲げている。説得力がある。国民の命を守る。政官業の癒着と言っても、すり替えられる。言葉を作らなければならない。
中身はヘンチクリン。危機管理まで入っている。リスクを広げて対策を前倒しする。何をどうするか分からない。とにかく金額をとるという動きになっている。中身はないが、金だけは動く。矛盾の塊になっている。
我々はどうするか。極めて難しい。参議院議員選挙が剣ヶ峰。いかに間違っているか、いかに国民を不幸にするか。マスメディアを使わなければならない。
予算は複雑。公共事業一点で政党の共闘ができないか。橋下氏はダムを中止させている。被災地の復興のあり方は問題。被災地の人は普通の生活に戻りたいと思っている。大きなインフラは求めていない。
森は海の恋人。公共事業の慎重な予算の配分を強く望みます。
外環ネット。一兆二千億円の予算がかかる。外環の2を合わせると2兆円になる。孫子の代につけを残す。すでに環状8号線の交通量は減っている。
横浜環状道路南線。事業評価委員会がお墨付きを与える機関に成り下がっている。原発と同じである。25年も経過している計画が日本にとって必要か議論することが必要。
よみがえれ有明訴訟。諫早湾干拓。二千億円以上かけて干拓した農地を五十億円で長崎県に売却した。元の海に取り戻すために活動する。
徳島県なかがわ。サガンの貴重な自然を壊して堤防を作る。防災上必要ということではなく、予算がついたから工事を始めるという杜撰な計画になっている。
渓流ネット。砂防ダムは明治時代から行っているが、整備率は低い。既存ダムのスリット化を進めることを主張。既存砂防ダムはコンクリートの老朽化が問題。
利根川江戸川整備計画案。スーパー堤防事業は際限のない財政支出になる。完成まで二百年を見込む金食い虫。反対住民運動が継続している。堤防の上には住みたくないをスローガンに裁判を提起した。
湿地ネットワーク。復興に必要な予算が補正予算で横取りされている。国土強靭化や補正予算に反対する。
水源連。政権交代で見直しが検討されたものはダムのみ。公共事業の見直しをしっかりさせていくシステムを作らなければならない。
リニアモーターカー。JR東海の単独事業であるが、単独でできるか。公共事業は予算の数倍かかることが通例。国民負担で尻拭いさせられる。人口減少で乗客数が減る中で二本の新幹線を抱えてJR東海は成り立つのか。
原科教授。日本はアセスメントの面で異常である。中国にも劣っている。巨大な事業しかしない。この仕組みを変えることは日本の民主社会を変えることである。
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林田力『二子玉川ライズ反対運動2』

林田力『二子玉川ライズ反対運動2』(Amazonキンドル)は東京都世田谷区玉川の二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションである。『二子玉川ライズ反対運動2』はマイブックル版を再構成した。
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二子玉川ライズタワーアンドレジデンスでアダルトビデオ撮影が行われたとの指摘は「盛り場の賑わいを求める二子玉川ライズの危うさ」という二子玉川ライズ反対運動の指摘の正しさを裏付ける。いかがわしいビデオのパッケージ写真には二子玉川ライズタワーアンドレジデンスの一室から撮影したと思われる多摩川などの風景が写っており、多くの住民らの知るところとなった。子どもの教育上悪いマンションとの指摘もある。二子玉川ライズ住民の子どもが学校でいじめられるのではないかとの声もある。売却時に不利益事実として告知義務があるのか心配する声もある。
二子玉川ライズとマンションを特定する指摘が広まった背景は、その納得性である。多摩川地域の超高層マンションは二子玉川ライズタワーアンドレジデンスしかないためである。低層住宅中心の風致地区に超高層ビルを建設するという地域性を無視した再開発が仇になった。

トリコ23巻v書評Facebook

トリコ23巻は美食屋四天王と四獣が対決する。序盤ではトリコら四天王が四獣を圧倒する。しかし、それは四獣の真の力ではなかった。本気を出した四獣に四天王は追い詰められ、死を覚悟する。それでも四天王は立ち上がり、最後の力を振り絞る。
典型的なバトル漫画のパターンである。圧倒的な実力さにうちひしがれそうになりながらも、根性などの精神力で立ち上がる。このような特殊日本的精神論、ガンバリズムが日本社会をダメにしたと言っても過言ではない。大阪の桜宮高校の体罰自殺事件のように特殊日本的精神論が人々を苦しめる元凶である。
この点でトリコは食欲という不謹慎な動機を立ち上がる原動力にしている。これによって使い古されたバトル展開を描きながらも特殊日本的精神論の嫌悪感を与えずに新鮮味を生み出している。
中盤は小松が活躍する。人類を救うためには強いヒーローだけではない。小松ら料理人の裏方の活躍も必要である。バトル中心ながら考えられた漫画である。但し、料理人の中で小松一人を突出させた感がある。小松という一見すると凄くなさそうな、振り回され役で突っ込み役のキャラクターを凄い人物として描くところに『トリコ』の妙味がある。しかし、プッシュが過ぎると食傷気味になる。あれだけの料理人が集まったのだから、小松一人ではなく、誰かの言葉をヒントになって成功したという展開でも面白かった。林田力wiki
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林田力『東急大井町線高架下立ち退き』

林田力『東急大井町線高架下立ち退き』(Amazonキンドル)は東急大井町線の高架下立ち退き問題を取り上げたノンフィクションである。東急電鉄は高架下住民に対して一方的な立ち退きを要求する。現地は東急大井町線大井町駅と下神明駅の間の高架下である。
高架下住民は長く高架下で生活し、商売してきた。しかし、東急電鉄は十分な生活補償もなしに追い出しを図る。まるで貧困ビジネスのゼロゼロ物件業者の追い出し屋である。
東急電鉄は耐震補修を口実に住民の追い出しを図るが、ギリギリになるまで住民に伝えなかった。住民は十分な猶予期間なく追い出される。これは不利益事実を隠して新築分譲マンションをだまし売りした東急不動産だまし売り裁判と共通する不誠実である(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。
東急電鉄は追い出しによって高架下のレトロなコミュニティーを破壊する。これは二子玉川ライズと共通する街壊しである(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』Amazonキンドル)。
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2013年2月14日木曜日

東急コミュニティーで1600万円着服

東急コミュニティーで16百万円もの着服横領事件が発生した。被害者は都内のマンション管理組合である。東急コミュニティーでは過去にも4百万円弱の着服横領事件が起きており、体質的なものである。
東急コミュニティーでは杜撰な管理もなされている。マンション管理組合は東急コミュニティーを解約することが安心である。東急コミュニティーを解約してサービスレベルが向上したマンションがある(林田力『東急コミュニティー解約記』)。
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2013年2月13日水曜日

二子玉川ライズ反対運動1林田力A mazon

林田力『二子玉川ライズ反対運動1』は東京都世田谷区玉川の二子玉川東地区市街地再開発の住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションである。『二子玉川ライズ反対運動』シリーズの一冊である。
二子玉川ライズ行政訴訟控訴審の第二回口頭弁論が東京高等裁判所で開かれる。二子玉川東第二地区市街地再開発組合の設立認可取り消しを求めた裁判である。第一回口頭弁論では控訴人の意見陳述などが行われた。
二子玉川ライズは住環境破壊の再開発である。二子玉川ライズのビル風被害では骨折者も出ている。二子玉川ライズ二期事業により、一層の住環境破壊が懸念される。二子玉川ライズに対する反対運動が広がっている(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』)。
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二子玉川ライズにおける東急電鉄や東急不動産の徹底した住民無視は住民反対運動の重要性を示している。もともと二子玉川ライズ反対運動は二子玉川ライズの南側よりも北側が強い傾向があった。二子玉川ライズにとっては北側よりも南側の住民の方が相対的には好意的であったことになる。ところが、マンション「二子玉川ライズタワーアンドレジデンス」やオフィス「二子玉川ライズオフィス」は敷地の南寄りに建設されており、南側のビル風被害や圧迫感、プライバシー侵害は想像以上に深刻である。東急は南側に酷な仕打ちをしたことになる。反対の声をあげなければ東急は最低限の配慮すらしない。

2013年2月12日火曜日

二子玉川の環境を守る会総会

二子玉川の環境を守る会総会が開催された。
代理人。二子玉川ライズ行政訴訟控訴審では過去の判決を出すように求められた。判決を証拠として出した。三つの裁判の関係を準備書面1で書いた。
どこかに苦情を申し入れても、たらい回しにされる。原告適格で切った二子玉川ライズ行政訴訟一審判決に怒りを覚える。現地に行くと風が強い。日常生活で危険。危険なので親がリッコウの上で子どもの帰宅を見守っている。
第一種住居地域に高い建物を建てることは違法である。現状で許されないものを、規制緩和の都市計画を先行させて違法の建築を進める行政の姿勢を考えている。
まちづくりの自立的運動への広がりを自信をもって自分達の言葉や感性で語り、二子玉川ライズの構図の誤りを明らかにしていく取り組みは、さらに重要性を増している。
住民。二子玉川ライズ差し止め訴訟で圧迫感を認められた。二期工事で圧迫感が深刻化した。ビル風で倒れそうになったなどの被害は表に出ないだけで枚挙に暇がない。階段のカバーが飛ばされた時には世田谷区と再開発組合を呼んだ。再開発組合は風害を認めようとせず、逃げていた。世田谷区は風害と認めたが、再開発組合には及び腰である。再開発組合は住民に風速データを出さない。
住民。風の問題は容易に解決できないという実感。世田谷区は深刻な問題と認めているが、具体的な内容はない。気の遠くなるような話である。作業にかかる前段の話である。その間に、また担当者が変わるのではないか。いくら金がかかるか分からない。区政に変化は見られるが、本質的には変化がない。
建物が建てば日照の問題、照り返しの問題がある。不愉快な問題がある。周辺環境の温度が高くなる。ヒートアイランド現象が二子玉川にできている。二期ビルができれば風害は一般の男性でも歩けなくなる。
住民が測定したところ、川岸だと風速五メートルであるが、横断歩道では15メートルくらいになる。
二子玉川ライズからの照り返しで朝日が南から入る。
季節感も時間感覚もなくなる。
雨の日は傘をさせない。傘の骨が折れてしまう。
二子玉川には零細業者が沢山いたが、多くが立ち退かされた。立ち退かされた工場経営者が道路工事の旗振りになっている。ノイローゼ状態になった人もいる。
商売にならないために田舎で農業を目指している。再開発で買い物客が来なくなった。
二子玉川ライズタワーアンドレジデンスに入居した。一人で高齢者で住んでいる。中に入るまでが大変。帰るときも大変。買い物も出られない。苦労している。
日常的な生活から隔離される。コミュニティーから切り離される。
快適と思えない人も出てくる。
金儲けの道具として住環境の価値を図る人がいる。人間の飼育箱としてマンションを考える。物差しが違う人をどのように考えるか。
我々は地価が上がったとして税金が上がる。環境が悪くなるのに。
地元商店も廃業を考えている。立ち退いて横浜に引っ越した人がいる。
税金が二子玉川ライズに投入することは多くの人がおかしいと考える筈である。保育や福祉に金を使わないで、なぜ東急の開発に金を使うのか。世田谷区民一人当たり9万円が二子玉川ライズに使われる。世田谷区では老人ホームに入れない。待機者が増える。特養老人ホームを作るのに50億円かかる。二子玉川ライズ補助金を使えば解決できる。税金によって環境が破壊されることを広く訴える。
再開発の前提に新しい産業や綺麗という価値がある。それが中小業者を苦しめている。デジコンの問題も同じ。都市型産業とアピールしたが、補助金が無駄になった。
資本主義の矛盾である。住めない街になる。シャッター通りになる。個人がバラバラになる。背後には享楽主義がある。一時の享楽に熱中する。新たに建てられたアパートの住環境は劣悪である。連帯して闘わない限り、ダメである。安倍内閣は公共事業を推進する。人からコンクリートになっている。
色々な積み重ねが成果になっている。皆がバラバラにされないように連帯して生きていく。
環境を守る会は東急本社でビラを撒いた。世田谷区役所前でビラを撒いた。
風問題で3年間交渉した。やっと工程表を出してきた。9グループでアンケートを実施し、二子玉川ライズの問題を明らかにした。税金の使い方では世田谷区民も日本国民も関係ある。
私達は人間として正しいことをしている。かつての二子玉川は素晴らしい場所であった。
風の問題が起きているので二期工事を止めろという声が出た。東急の対応はシャクに触るものであった。東急は「原告とは会いたくない」と開き直った。
スーパー堤防に反対するグループもいる。桑の木が切られた。ケヤキの木も切られた。異変を感じてカラスが集まった。カラスも仲間を呼んでいる。
江口区議。世田谷区の予算案が発表された。今年は歳入増が特徴。プライマリーバランスが黒字。潤沢という分析。施設使用料が値上げされる。四大開発全てに予算がついている。二子玉川ライズ二期事業は数億円。補正予算にはアベノミクスの影響を受けている。二子玉川ライズや道路予算の前倒しになっている。開発優先の予算になっている。
いくつかの成果もある。二子玉川ライズ補助金は七億円削減させ、今年度の予算では二億円を削減させた。これは住民運動の成果である。

住民。住環境破壊は今後深刻になっている。9グループと連帯して解決していく。

2013年2月11日月曜日

峯岸みなみ坊主はブラック企業と同じ

峯岸みなみの坊主での謝罪はブラック企業と同じ体質を示している。これは前時代的な特殊日本的精神論の産物であり、体罰やイジメと同根の要素である。運営は峯岸みなみが自主的に行ったと説明するが、謝罪放送はスタッフの関与なくして成り立たない。何よりも「本人が自主的に行った」としたら、そこまで本人を追い込んだ組織の体質が問題になる。これはイジメや体罰で生徒が自殺した北本中学校や桜宮高校と同じ問題である。サービス残業などの労働基準法違反を強要するブラック企業と同じ問題である。
この点を強調した上で、あえて峯岸みなみの坊主を擁護してみる。人間として自然な感情である恋愛を禁止するとなると非人道的との論調が出てくる。一方で初期段階で恋愛感情を悪用して芸能人を食い物にするヤンキーがいることも事実である。関東連合などの半グレ、ヤンキーがのさばっている残念な現実は、芸能人に自由な恋愛をさせると本人にとっても落とし穴に陥る危険がある。かつて広末涼子というナチュラルなトップアイドルがいた。彼女の全盛期とその後を知っている人は大抵のことには動じなくなってしまったが、それは芸能人の姿として決して好ましいことではない。宮崎あおいの事務所が宮崎あおいの離婚を進めたと報道されたが、この文脈で理解できる。
坊主という措置はいかにも特殊日本的精神論で古臭い。これに嫌悪感を示す人が多いことは救いがもてる。しかし、関東連合などを実効的に排除しない限り、恋愛禁止は人権侵害論は現場を無視した空論になる。
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二子玉川ライズは東急本位

二子玉川ライズ(二子玉川東地区再開発)は東急本位・住民不在である。計画は1988年に大場啓二・世田谷区長と横田二郎・東急電鉄株式会社社長、安藤哲郎・東急不動産株式会社社長(肩書きは全て当時のもの)との協定によって始まった。再開発は区民が望んだものではない。住民の意思は反映されていない。地権者や住民に十分な説明もなく世田谷区と東急中心に進められてきた。東急側から十二分な話し合いがあったわけでもない。

住民側は以下のように主張する。

「人間の生活を犠牲にし、どこにでもあるような高層を含むコンクリートの街を作ることは見直して欲しいと、これまで東京都、世田谷区、東急に申し入れてきましたが、もう、決まっていることだから、折角ここまできたのだから、と理由にもならない説明でした」(原告飯岡三和子「意見陳述書」2005年11月21日)

「被告再開発事業組合は組合という形は取っていますが、事業予定地の85%以上を東急電鉄、東急不動産らの東急グループが所有しており、その主導の下、一私企業の利益遂行目的で遂行されてきているため、組合員の中には、設立認可申請にも同意しなかった明確な反対地権者、及び、具体的な権利変換に応じない実質的反対者をふくめると、相当数の反対者がおり、そもそも地権者の真の総意に基づく再開発とはいえない」(渕脇みどり弁護士「意見陳述書」2005年11月21日)

「再開発事業組合の85%を占める盟主たる東急は、本質的に自社存立の基盤たる永年の顧客である我々沿線住民との対話を怠り、元風致地区で「国分寺崖線から多摩川までの地域は優良な住宅地」と区が他では認めている地域と同等以上の優良地域で、自らが、地域住民と共に培ってきた環境そのものを破壊する行為をいとわず、画策した超高層ビルの保留床の売り上げのみに専念するのみです」(原告野崎宏「意見陳述書」2005年11月21日)。

再開発事業は東京急行電鉄株式会社及び東急不動産株式会社という民間私企業の私的な経営戦略実現を主たる目的とするものである。これは土地所有者に広い自社有地(再開発区域の85%超)を持つ東急電鉄や東急不動産が含まれていることからも理解できる。再開発事業には目的に何らの公益性はない。

都市再開発法第1条が定める目的「この法律は、市街地の計画的な再開発に関し必要な事項を定めることにより、 都市における土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新とを図り、もって公共の福祉に寄与することを目的とする。」に反する。

二子玉川ライズは再開発準備組合が立ち上がってから18年経っても、地権者や地元住民の反対で事業化が遅れていた。事業認可申請にあたっても地権者同意率は2/3ぎりぎりで、多くの地権者が反対する中で強行された(2005年3月4日、再開発事業組合設立認可)。諸問題を看過したままの強行事業である。世田谷区や再開発組合は十分な情報公開をしておらず、不安を抱く権利者も多い。二子玉川東地区市街地再開発組合の設立に同意できない地権者や周辺道路の地権者は、再開発により住み慣れた土地を追い出される。

「再開発区域の85%は東急電鉄が所有する土地である。しかし、残された15%は民間の地権者であり、その中には開発に反対の人ももちろんいた。『東急系の店はそりゃ、さっさと閉めるかもしれませんけど、それ以外の商店は簡単にそうはいかない。保証金が出るっていっても完全にそれで補えるわけじゃないだろうし、この年で他に移るのは想像以上に大変なんでしょうね』と商店女性店主は呟いた。出てけ、と言われても簡単に出て行く気はないそうだ」(「駅名がおかしい!? 二子玉川編」月刊「記録」編集部2006年6月19日)

二子玉川東地区再開発に東急が深く関与していることは東急不動産が自認していることである。自社Webサイトに「東口地区の主要地権者である東急電鉄と東急不動産は、当初から事業コンサルティングや設計素案作りなどに随時社員を派遣し、組合をサポートしてきた」と記述する。

東急不動産の担当者には以下の三名がいる(「東急不動産|新卒採用 二子玉川東地区再開発 担当プロデューサーのメモ」)。

内田雅士・都市事業本部ビル事業第二部事業企画グループ係長(1994年入社)

松野守邦・都市事業本部ビル事業第二部事業企画グループ課長(1991年入社)。慶應義塾大学理工学部機械工学科の1991年度卒業生に松野守邦という人物がいる。在学中は機械力学を研究していた。
http://www.hayariki.net/7/25.htm
中込学・東京急行電鉄株式会社出向、住宅事業部マンション部プロジェクト担当マネージャー(1989年入社)

一見「民主的」な体裁を見せる再開発事業も、実態は行政幹部や一部業者、有力者の談合と利益誘導を弱者の犠牲で進めている。政業癒着で税金を食い物にする。住民の安全な暮らしを守るべき行政の立場に背を向けた姿勢は、断じて許しがたい。

もっぱら一私企業の営利目的のみのために、周辺住民の権利を著しく侵害することについて認識しながら、意図的に都市再開発法の種々の点に違反する手続を強行し、違法な都市計画決定、事業組合設立認可を得て事業を施行する。見かけ上の繁栄の裏に利権に群がる者たちの陰謀や様々な不正行為が存在する点は、全国至る所と同様である。

厳しい開発制限が法律で原初的になされている欧州と異なり、日本の都市計画法は機能していない。「当事者である住民不在のまちづくりは不思議であったし、大きな問題でした」(神田邦夫「行政の対応はあまりにも遅すぎた!」商業界2006年2月号119頁)。

癒着を許さず内容を「ガラス張り」にするには有為の市民や地方議員による徹底した監視と批判、提言が欠かせない。「大規模な都市計画などに対しては、早い段階から住民の意思を反映する事前チェックの仕組みを充実させることも必要だ」(「住民参加を進める弾みに」朝日新聞2005年12月30日)。

林田力・二子玉川ライズ反対運動5

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』(Amazonキンドル)は東京都世田谷区玉川の再開発・二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションである。
http://hayariki.net/
二子玉川ライズスケートガーデンは貧困である。二子玉川ライズガレリアにスケートガーデンという名称で疑似スケートリンクができているが、子どもだましである。リンクは氷ではなく、白い板である。子ども達の多くも滑っているというよりも、歩いている状態である。
東京都世田谷区玉川の再開発・二子玉川ライズは住民を無視し、住環境を破壊する再開発と批判されている(林田力『二子玉川ライズ反対運動』)。東急電鉄や東急不動産は再開発で賑わいの拠点になったと自惚れるだろうが、紛い物のスケートリンクは東急のやっつけ仕事ぶりを象徴する。東急不動産はマンション販売でも売ったら売りっぱなしが批判される(林田力『東急不動産だまし売り裁判』)。

2013年2月10日日曜日

平成24年度世田谷区補正予算案で二子玉川ライズに3億円

世田谷区の平成24年度第6次一般会計補正予算案では二子玉川ライズに3億2240万円もの補助金が投入される(世田谷区政策経営部財政課「平成24年度補正予算(案)概要」2013年1月、9頁)。二子玉川ライズという住環境破壊の再開発への莫大な補助金の投入に住民の反発は強い。

国の補正予算に連動した前倒しに伴う市街地再開発事業補助金の増額と説明される。これは「日本経済再生に向けた緊急経済対策」と銘打っているが、実態は使い古された公共事業増大による景気浮揚策である。これは以下のように批判される。

「今の日本の財政状態を深く考えず、借金頼みでバブル景気を煽ることがどれほどの危険をはらむものかを、私たちは真剣に考えなければなりません」(佐々木隆爾「『関東大震災』から90年を自覚し、安全と福祉の世田谷を」世田谷自治問題研究所『世田谷のまちとくらし』2013年1月号4頁)

そもそもケインズ的な積極財政の行き詰まりが小泉構造改革登場の背景である。安倍首相は小泉元首相の後継者であった。市場原理や自助努力を声高に叫ぶ者が公共事業増大に頼ることは筋が通らない。利権企業に金が回るならば理屈は何でもいいということになる。

特に二子玉川ライズは公共施設ではなく、二子玉川ライズに公共性はない。二子玉川ライズ2期事業は映画館や物販店、飲食店、フィットネスクラブ、ホテル、オフィス、テレビスタジオなど営利施設で占められている。しかもフィットネスクラブが東急スポーツシステム株式会社、ホテルが株式会社東急ホテルズ、シネコンが株式会社東急レクリエーションと東急グループで占められている(林田力『二子玉川ライズ反対運動3』「東急ホテルズ入居の二子玉川ライズ2期事業の閉塞」)。

二子玉川ライズへの税金投入は東急の利権であって普遍的な景気浮揚にならない。二子玉川ライズへの税金投入は東京都建築審査会口頭審査(2013年1月21日)でも審査請求人から以下のように批判された。

「支出した補助金が天下の回りものとして実体経済のために貢献するのならともかく、ゼネコンという金融資本の懐に入って、投機資本として経済を攪乱するのに一役買うことにならないのか」
Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 5 (Japanese Edition) [Kindle Edition]
http://www.amazon.com/dp/B00BAECVGQ
『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』林田力 - 二子玉川ライズ反対運動5
http://astore.amazon.co.jp/hayariki-22/detail/B00BAECVGQ

二子玉川ライズでAV撮影

二子玉川ライズタワーアンドレジデンスでいかがわしいビデオ撮影が行われたとの指摘は「盛り場の賑わいを求める二子玉川ライズの危うさ」という二子玉川ライズ反対運動の指摘の正しさを裏付ける。いかがわしいビデオのパッケージ写真には二子玉川ライズタワーアンドレジデンスの一室から撮影したと思われる多摩川などの風景が写っており、多くの住民らの知るところとなった。子どもの教育上悪いマンションとの指摘もある。二子玉川ライズ住民の子どもが学校でいじめられるのではないかとの声もある。売却時に不利益事実として告知義務があるのか心配する声もある。
二子玉川ライズとマンションを特定する指摘が広まった背景は、その納得性である。多摩川地域の超高層マンションは二子玉川ライズタワーアンドレジデンスしかないためである。低層住宅中心の風致地区に超高層ビルを建設するという地域性を無視した再開発が仇になった。
http://hayariki.net/

2013年2月9日土曜日

林田力・東急不動産だまし売り裁判購入編

林田力『東急不動産だまし売り裁判購入編』(Amazonキンドル)は東急不動産だまし売り裁判のマンション購入時の経緯をまとめたノンフィクションである。
http://hayariki.net/
東急リバブル東急不動産だまし売りが続く限り、消費者は枕を高くして眠ることはできない。東急リバブル東急不動産は冷酷な業者である。二子玉川RIZEや十条駅西口地区市街地再開発など各地で混乱を引き起こし、住まいの貧困を進めている。名誉や良識、人間的な生活に対する配慮とは無縁である。東急リバブル東急不動産を行動に駆り立てるものは常に金である。マンション販売で汚い手を使う、倫理観に問題ある企業である。東急リバブル東急不動産からマンションを購入することは事故に「起きてください」と頼むようなものである。東急リバブル東急不動産被害者が流す涙の量は、空母一隻を浮かべられるほどになるだろう。東急不動産のマンションを捨てるといったところで何でもない。それは不幸と悲惨の累積に過ぎない。東急不動産のマンションは「浪費と、乱脈と、搾取と、負債と、抵当と、圧制と、飢餓と、赤貧と、そして悲惨との塔、しかもくずれかかっている塔」のようなものである(ディケンズ著、中野好夫訳『二都物語上』新潮文庫、265頁)。

耳を澄ませば世界は広がるv書評

川畠成道『耳を澄ませば世界は広がる』はヴァイオリニストのエッセイである。社会派アーティストとしても活躍する著者の世界観や音楽への姿勢が理解できる一冊である。
「何かを表現する時に「聞く」という行為は欠かせないものだと思っています」12頁。世の中にはマンションだまし売りを正当化した東急リバブル東急不動産のように他人の論理を理解せずに一方的に主張する愚者が多い(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。その意味でも聞くことは重要である。
「『骨董品』としてのヴァイオリンを何丁もコレクションするコレクターがいるのもわかります。けれども、演奏家の立場からすれば、これは非常にもったいないことです」93頁。似たような例で茶道の知識も実力もないのに義母の茶道具を独占しようとして泥沼の相続裁判になった例を知っている。裁判での茶道具の説明は虚偽だらけという醜態をさらした。茶道具にとって非常にもったいないことである。
http://hayariki.net/

二子玉川ライズ取消訴訟

二子玉川ライズ行政訴訟控訴審の第二回口頭弁論が東京高等裁判所で開かれる。二子玉川東第二地区市街地再開発組合の設立認可取り消しを求めた裁判である。第一回口頭弁論では控訴人の意見陳述などが行われた。
二子玉川ライズは住環境破壊の再開発である。二子玉川ライズのビル風被害では骨折者も出ている。二子玉川ライズ二期事業により、一層の住環境破壊が懸念される。二子玉川ライズに対する反対運動が広がっている(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』)。
http://hayariki.net/
二子玉川ライズにおける東急電鉄や東急不動産の徹底した住民無視は住民反対運動の重要性を示している。もともと二子玉川ライズ反対運動は二子玉川ライズの南側よりも北側が強い傾向があった。二子玉川ライズにとっては北側よりも南側の住民の方が相対的には好意的であったことになる。ところが、マンション「二子玉川ライズタワーアンドレジデンス」やオフィス「二子玉川ライズオフィス」は敷地の南寄りに建設されており、南側のビル風被害や圧迫感、プライバシー侵害は想像以上に深刻である。東急は南側に酷な仕打ちをしたことになる。反対の声をあげなければ東急は最低限の配慮すらしない。

2013年2月8日金曜日

公共事業ありきの補正予算反対院内集会

公共事業改革市民会議(橋本良仁代表)は2013年2月15日12時から13時まで参議院議員会館1階101会議室で、院内集会「公共事業ありきの補正予算13兆円!?そのまま通して予算委員会(いいんかい)」を開催する。午前11時40分から会館ロビーで入館証を配布する。案内文は以下の通りである。

***

安倍内閣は、「日本経済再生に向けた緊急経済対策」(閣議決定)に基づき、総額13.1 兆円の2012年度補正予算案を国会に提出し、2月18日の成立を目指しています。

しかし、その財源は、わずか2600億円の税収に、5兆円の国債と2分の1基礎年金国庫負担を賄うための「増税消費税の先食い」である年金特例公債2.6兆円等を積み上げたものです。

これに対する支出は、「復興・防災」3.8兆円を前面に押し出しつつ、「成長による富の創出」3.1兆円、「暮らしの安心・地域活性化」3.1兆円と、「国土強靭化」を旗印に各省庁を通じたバラマキの構図が明らかです。

次世代に手渡すべき環境を破壊する大規模公共事業への浪費を続ける一方で、生活保護費を引き下げるのでは、「税の再配分」ではなく「富める者への税の環流」に他なりません。

そこで、衆参両院の予算委員・関係委員を対象に、補正予算の本旨<予算作成後に生じた事由に基づき特に緊要となった経費(財政法29条1号)>に立ち返り、慎重審議を求める集会を開催します。ぜひご参加下さい。

***
http://www.hayariki.net/cul/13.htm
内容は 五十嵐敬喜・法政大学教授「公共事業で日本経済は再生するか?」、野党各党アピール「補正予算はどうあるべきか」、市民団体アピール「ムダな公共事業を止めるのが先」である。

公共事業改革市民会議は2013年1月に道路・ダム・湿地埋立、スーパー堤防などの公共事業や自然保護に取り組む複数の市民団体・個人が結集し、立ち上げた団体である。税金の使い方、公共事業に関する課題を共有し、情報発信や政策提言につなげるため、オープン会合を月1回ペースで開き始めた。ムダな公共事業から自然環境(生物多様性)、地域社会を守るために活動する。2013年2月4日時点での参加団体は道路住民運動全国連絡会、水源開発問題全国連絡会、ラムサール・ネットワーク日本、全国自然 保護連合、スーパー堤防取消訴訟を支援する会、日本湿地ネットワーク、日本環境法律家連盟、 渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える、 日本森林生態系保護ネットワークである。

2013年2月7日木曜日

エンジェルハート5巻wiki書評

エンジェルハート5巻は、タイムスリップしたと思われた人物のエピソードと不思議な力を持った古代の宝石のエピソードである。どちらも超自然的な要素で成り立っている。それがハードボイルドのシティーハンターのパラレル作品でありながら、エンジェルハートをハートフルな作品にしている。物理法則が全ての科学信奉者では味気ない。もともとエンジェルハートは心臓移植者にドナーの魂も乗り移るという超自然的な現象が出発点である。その意味ではエンジェルハートの味を出したエピソードである。林田力wiki
http://blog.livedoor.jp/hayariki2/

銀の匙6巻v書評

銀の匙6巻は馬術大会と学園祭である蝦夷農祭の話である。前巻までは同級生が深刻そうな問題を抱えていることが仄めかされたが、この巻はイベントに忙殺されて棚上げ状態である。
主人公八軒は人のよさから様々な経験を積むことになる。それが八軒の成長につながっている。しかし、この巻ではとうとうオーバーヒートしてしまう。穏やかな蝦夷農ならば八軒は成長できるが、ブラック企業ならば心身の健康を害することが確実である。日本には「挑戦する前から無理と言うな」的な時代錯誤の精神論がある。しかし、無理なことを引き受ければ逆に迷惑をかけることになる。今回は八軒にとって一つの転換点になる。林田力wiki
http://hayariki.net/

ブラック士業と関東連合の共通性

ブラック企業などに違法行為を入れ知恵するブラック士業と関東連合などの半グレ集団には共通性がある。知能犯的なブラック士業と無法者集団の関東連合は一見するとイメージが異なるが、共にモラルが崩壊した現代日本の腐った部分である。
ブラック士業は脅迫的な文言で法律的に根拠のない損害賠償を行う。死者が悲しむなどと霊感商法的な主張で相手を脅迫する弁護士もいる。これは市川海老蔵事件における市川海老蔵への攻撃と重なる。海老蔵は激しい誹謗中傷を受ける一方で、示談に応じるように圧力をかけられた。
http://hayariki.net/

2013年2月5日火曜日

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 5)は東京都世田谷区の二子玉川東地区市街地再開発(二子玉川ライズ)の問題を取り上げたノンフィクションの5作目である。『二子玉川ライズ反対運動5』では二子玉川ライズの弊害を再構成する。二子玉川ライズ2期事業控訴審や二子玉川ライズ2期事業に対する不服審査請求、住民と世田谷区の風害対策協議などを取り上げる。資料として二子玉川ライズ行政訴訟の裁判文書も収録した。
二子玉川ライズは東急電鉄・東急不動産を中心とする再開発で、風致地区・低層住宅地に超高層ビルを乱立させるために住民反対運動が起きている。二子玉川ライズは住民に多大な不利益をもたらす。果たして二子玉川に超高層ビルが何棟も必要なのか。周辺住民は再開発によって何ら利益を受けないにもかかわらず、そこから生じる負担のみを被ることになる。特定企業(東急)グループに依存する再開発は住民の利益にならない。
二子玉川ライズは住環境を破壊する。超高層ビルの乱立は日照や景観破壊、電波障害、ビル風、地下水脈の分断などの様々な影響が生じる。イベント会場「二子玉川ライズ ガレリア」からの音漏れ、ごみ問題の悪化、治安の悪化も生じている。不安定な地質層に存在する地下水脈が涸渇した場合、それによって地盤沈下を生じる虞がある。
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紀元零年の遺物wiki書評

『紀元零年の遺物』は古代の遺物に含まれていた未知の病原菌コルフによって人類が絶滅の瀬戸際に追い込まれる様子を描いた小説である。クローン技術によって復活した紀元零年頃のユダヤ人が物語を複雑にする。
その中にはイエスキリストのクローンもいるのではないかとの期待に胸が高まる。しかし、この点の深みはない。「イエスのクローンが誕生したら」というテーマは、あまりに深く難しい。
紀元零年の遺物では人体実験のためにクローンを生み出しており、クローン技術の倫理的問題を直視する。科学者は科学研究のために人体実験を正当化する。クローンを人間と位置付けないことによって人体実験の非倫理性をごまかす。一方でクローンを人体実験する科学者は普通の人間に対する人体実験も行っている。「クローンだから」は理由にならない。マイノリティへの人権侵害を見過ごす政府は自国民の人権も侵害するようになることと同じである。本書でクローンへの人体実験と一般の感染者への人体実験を同時に止めたことは示唆的である。
本書ではクローンが決して虐げられたままで終わらないことも描いた。人間はクローンの創造者であるが、決して所有者ではない。クローンにも自我がある。科学者のクローンのエピソードではクローンが本人に取って代わる恐怖が描かれる。虐げられた者は虐げられたままで終わらない。これはイジメが社会問題になっている日本で心すべきことである。林田力wiki
http://blog.livedoor.jp/hayariki2/

関東連合元リーダーらを殺人容疑で再逮捕

東京・六本木のクラブで飲食店経営藤本亮介さんが暴走族グループ関東連合OBらに金属バットなどで殴られて殺害された事件で、警視庁捜査1課は2013年1月31日、殺人容疑などで、暴走族グループ関東連合元リーダー石元太一容疑者ら9人を再逮捕した。石元太一容疑者は凶器準備集合罪で起訴されている。同課によると、6人が否認し、3人が黙秘している。近く事件を指揮したとみられる見立真一容疑者を国際手配する。
殺人容疑での逮捕を当然視する意見が多い。「明らかに殺意があり、殺人を犯したのだから、殺人事件の共同正犯ではないか」と指摘する。厳刑を求める声も強い。
「どうせ生かしておいても害になるだけ、早期の死刑執行で日本を安全に」
「関東連合をやめても逮捕されても何も変われないクズ野郎。まるで生きてる価値のないガラクタだ」
「9人の生首を京都三条河原に晒してもいいんじゃないかな」
「もうコイツらに更生は見込めない」
「ゴミはゴミ箱にお願いします。ちゃんと焼却して下さい」
http://www.hayariki.net/black/17.htm
「関東連合元リーダーら9人再逮捕=六本木クラブ暴行死で殺人容疑—警視庁」時事通信2013年1月31日
「六本木襲撃、石元被告らを凶器準備集合罪で起訴」読売新聞2013年1月31日
「<六本木襲撃>逮捕者は18人に 警視庁」毎日新聞2013年1月22日

2013年2月3日日曜日

気軽にクラシック

さいたま市文化振興事業団は1月26日、気軽にクラシック「川畠成道with東京ニューシティ室内合奏団ハートフルコンサート愛の喜び」を埼玉県さいたま市桜区のプラザウエストで開催した。
「春」「アイネクライネナハトムジーク」「チゴイネルワイゼン」のような馴染みの曲から、アンダーソン「プリンク・プランク・プルンク」というユニークな演奏法の曲まで様々である。演奏者が曲の合間に曲の説明をする点もユニークである。クラシックを身近にする試みとして面白い。
視覚障害の演奏家ということで語られることが多いが、その演奏には迫力がある。演奏技量の凄まじさというものを目の当たりにすることができた。毎日CDなどで聴いていても演奏を観に行きたいと感じさせるものがある。コンサートには聴くだけではなく、観る楽しみもある。
コンサート終了後にはサイン会も開催した。林田力wiki
http://blog.livedoor.jp/hayariki2/

死の灰は消えないービキニ水爆被災を再考する

死の灰は消えない ー ビキニ水爆被災を再考する ー

2013年2月24日(日)12:30—16:30 (開場 12:00)
会場:明治学院大学白金校舎本館10階会議場
(〒108-0071 東京都港区白金台1丁目2−37)  資料代:500円 (学生無料)

開会挨拶 大石又七 (第五福竜丸元乗組員) 
基調講演 山下正寿 (太平洋核被災支援センター事務局長)
 「地球規模のビキニ水爆被災と福島原発被災のこれから」
シンポジウム —ビキニ水爆被災を再考するー
司会    高橋博子 (広島市立大学広島平和研究所講師)
パネリスト 竹峰誠一郎 (三重大学研究員)
安田和也 (第五福竜丸展示館学芸員)
岡崎航平 (静岡県立農林大学校一年生)
閉会挨拶 高原孝生 (明治学院大学教授)

主催:市民と科学者の内部被曝問題研究会 歴史背景法制部会
共催:明治学院大学国際平和研究所、太平洋被災支援センター、高木基金、グローバルヒバクシャ研究会、科研費基礎研究(C)「冷戦初期における米国各政策と被爆者・ヒバクシャ情報」
協賛:公益財団法人第五福竜丸平和協会

都民と都議会議員が対話する会2

国民が頑張らないと民主主義に届かない。普通の人に伝播しない。焦りを感じてしまう。何となく自衛隊がアルジェリアに行くといいなと思ってしまう。実際は何もできない。
佐藤由美議員の登場。
党議拘束の是非。利益団体の意向ではなく、国民の意思を反映させるべきではないか。
連合の問題はあるが、それを敗因とするのは過大評価ではないか。
連合も猪瀬かというのはショック。
地方政治では既にオール与党になっているから、あり得る構図。
佐藤議員。民主党の惨敗は自民党との相違が見えにくくなった。結党の原点を再確認する。原発もなくす方向にしていく。
市民。議員のバックには政策について考える市民シンクタンクが必要。
佐藤議員。同感。情報量の差を知事部局と感じることがある。行政の視点ではない情報が必要。
単なる利益団体ではなく、社会の課題として転換するシンクタンクが必要。民主党が少数派であった時は正論であっても聞いてくれなかった。
病児教育など報道されなくても重要な問題がある。闘わなくても前に進めない。
自民党は町会から議員を出している。民主党は色々な社会経験を持っている人が出る開かれた政党である。多様なキャリアを送り出せる仕組みを維持していく。
市民。日本は民主主義の勉強が足りない。依存型の政治になっている。声をかけても反応が乏しい。
佐藤議員。憲法改正には危機感があった。民主党が嫌でかきけされた。表面上の真新しさに入れてしまう。
政策を軸に市民と政治家が話せる場を作る。
接触の度合いを強める。
佐藤議員。新年会に呼ばれることが多いが、こういう場ではない。
心配しているけど言ったらどうかしらという人が多いので、言える場を地域で作る。
党のおろしたことを作るのではなく、個人レベルでやってほしい。
佐藤議員。問題意識を持っているが、話せないという人と会うことが課題。

地産地消のサロン。地元のテーマで地元の人間を講師にする。区政にこだわると都や国の問題と分かる。徹底して地域に根差す運動が必要。子育ての問題を社会の問題として取り組む。福島とつながる子どもデモを企画している。
九条の会は年寄りばかりである。学生と話そうとしている。
戦争体験は昔話になっている。祖父母も戦後派。
就職活動で締め付けられる。ブラック企業、パワハラ、イジメが導入としてはいい。
小中学校でイジメがある。小中学校に民主的基盤がないのに大学生が民主的にはならない。
学生も生活が苦しい。生活のためにアルバイトしている。勤労学生である。

佐藤議員。ブラック企業に自分が入らなくていいで終わりでいいか。ブラック企業は許せないとならないか。

一部の人はワタミに対して激しい怒りを覚えてTwitterで不買運動を呼び掛けた。Twitterで発散するくらいで政治的な運動になっていない。
受動的である。自分が弱者と思っている。社会が悪いで終わっている。
自分は一人ではない、つながっているとの意識が支えになる。
http://hayariki.net/

2013年2月2日土曜日

風評破壊天使ラブキュリv書評

『風評破壊天使ラブキュリ』は福島第一原発事故後に生じた放射脳カルトのデマを風刺し、批判する書籍である。放射脳は放射能汚染のデマを流し、被災地を差別する。放射脳を侵略者の悪役とし、ラブキュリが退治するという筋書きである。侵略者の悪人達は山本太郎らをモデルにしている。
放射脳は悪徳商法であり、貧困ビジネスである。デマを流して不安を煽り、正確な測定ができない安物のガイガーカウンターやベクレルフリーと称する怪しげな食材を売り付ける。放射脳に洗脳されて自主避難をしようものならば転落人生がまっている。住居は劣悪なゼロゼロ物件で、最低賃金以下の低賃金労働で搾取される。海外への疎開支援者が人身売買組織とつながっているとの指摘もある。その中で本書のような書籍は有用である。
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信長のシェフ・ドラマ

テレビドラマ『信長のシェフ』は同名の漫画を原作とする。原作漫画がしっかりしているため、ドラマも面白い。一つ残念なところは夏の演出である。夏は刀鍛冶を目指す男装の少女というユニークさなキャラクターである。ドラマでは男っぽさを出すためか、反抗期を迎えた不良女子高生的な話し方をする。これは現代人風で歴史物の雰囲気を損なう。原作の夏の健気さが失われている。
漫画原作のタイムスリップ物の歴史ドラマでは『仁』の評判が高かった。このヒロインの咲(綾瀬はるか)も好奇心と行動力のある女性であったが、古き良き大和撫子的な言動が支持された。それが綾瀬はるかの人気の一因になっている。
それに比べると夏は女優がかわいそうになるような演出である。かつて芸能界にはヤンキー的な文化がカッコいいという嘆かわしい風潮があった。しかし、今ではヤンキーは時代遅れの恥ずかしい風俗になっている。林田力
http://blog.livedoor.jp/hayariki2/

反貧困全国キャラバン2013実行委員会

アベノミクスで貧困はなくせるのか? 
「財政出動」や「金融緩和」で給料は上がるのか? 
暮らしは良くなるのか?
政権交代によって貧困問題にはどんな影響があるのか?

全国各地で、また、それぞれの現場で、
検証し、そして、声を上げていきましょう!

実行委員会では、
2013年5月〜6月に、全国各地で、
反貧困全国キャラバン2013・プレイベントを企画します。
ぜひ、実行委員会に参加してください。
http://antipoverty2012.com/?p=1367
日時 2013年2月2日(土) 17:30〜19:30
場所 司法書士会館 5階第1会議室
http://www.shiho-shoshi.or.jp/association/intro/accessmap.html

都民と都議会議員が対話する会足立

大島議員。総選挙と一緒でなければ宇都宮さんは票をとっていた。もっと石原都政の問題をアピールできた。報道も国政一色になった。都議選と参議院選挙は別になる。都政が吹っ飛んでしまうので別れて良かった。猪瀬さんは脱原発の発言をしていない。石原さんの考えを継承すると言っていることから、原発も同じでないかと危惧している。副知事は石原知事時代の人物を留任している。所信表明をすべきと主張する。
予算が発表された。東京都の長期計画がある。石原都政そのまま。猪瀬カラーは見えない。95パーセントは石原で、5パーセントで猪瀬カラーが出せればいいと東京都の職員が説明していた。宇都宮さんは幅広い方とつながっているし、政策もいい。次回も立候補してほしいと思っている。
質問。どのように運動を広げるか。
大島議員。一点共同ならば戦える。一緒になれる部分で戦える。ホテル計画反対という運動が吉田万三区長誕生の背景。税金の無駄遣いは嫌だ。その運動が吉田万三区長誕生の戦いになった。一致できるところで広げていく。今のままでいいと思っている人は保守層でも少ない。いくら公共事業増大でおこぼれが来ても、消費税増税で倒産すると考えている。
林田力。猪瀬都政になった途端、東急の渋谷再開発や神宮外苑再開発が動き出した。それについてどう考えるか。
大島議員。様々な開発案件があるが、2020年までとなっている。オリンピックを意識している。神宮外苑再開発は明治公園を潰す。都市計画公園の面積を他に移す。
都営住宅を廃止させる。住民を別の場所に移動させる。住民の声を聞いていない。きれいになればいいとの声もあるが、ダメなものはダメということが必要。
規制緩和で容積率緩和などで高層ビルを建てやすくなっている。このままでは東京がおかしくなる。
板橋。板橋では脱原発運動が活発。放射能測定など行政交渉もしている。市民が党派を利用するくらいの勢い。共産党、社民党系、市民。ノンセクトの全共闘世代がいて権力との戦い方も知っている。警察と一緒に規制する反原連ともケンカする。子育て世代とのつながりがある。他の区とつながりたいと思っていた。宇都宮勝手連でつながった。
葛飾。テーマを決めて集まらないと力にならない。

2013年2月1日金曜日

絶園のテンペスト8巻v林田力レビュー

『絶園のテンペスト8巻』で遂に不破愛花の死の真相が明かされる。あまりに衝撃的な真相であった。真相を知った吉野やマヒロの冷静さに、良くも悪くもキャラクターとしての強靭さがある。真相を知って怒り、泣き叫ばないことの是非については意見が分かれるが、普通とは異なるキャラクターを描くことには成功した。タイムスリッパーが過去を変えるのではなく、タイムスリッパーの過去の言動が現在を作っているという筋書きも練られている。
はじまりの樹に対しては最終試験という新たな説が提示される。この考え方に立つならば世論の大勢に反し、それを出し抜く形で突破しようという主人公達の方針には疑問が残る。結果オーライや終わりよければ全てよし的な帰結は最終試験の趣旨に反している。そのようなスタンスは物語を積み上げてきた過程を嘲笑する自己否定になる。クライマックスに向けて、さらなるどんでん返しがあるか、注目したい。林田力wiki
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