2013年11月2日土曜日

ダンダリン、ブラック士業の幼稚さ

ドラマ『ダンダリン』5話はブラック士業の幼児性が強調された。若造ブラック士業は失敗から学ぶどころか一層陰湿化している。東急不動産だまし売り裁判における東急リバブル東急不動産と同じである(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス社)。
第1話と同じく主人公の死後から始まる。話の流れからすると逆ギレしたブラック士業に殺されるという推測も成り立つ。現実にもブラック士業がブラック興信所を使って嫌がらせやストーキングをしていると指摘される。
本筋は辞めたくても辞めさせてもらえない従業員の話である。退職を求めると高額な損害賠償請求で脅してくる。これは典型的なブラック士業の手口である。ブラック企業問題の第一人者である今野晴貴氏の著書でも紹介されている。
一般に労働者は弱い立場であり、だからこそブラック企業やブラック士業が問題になっており、『ダンダリン』のような作品は価値がある。しかし、さすがに今回の設定は無理がある。今回のブラック企業被害者は一労働者ではない。有名パティシェである。企業側の立場は必ずしも強くない。ドラマでも実際に行われているが、労働者側に不満があれば一人でサボタージュするだけでも企業に打撃を与えられる。労働者側の退職意思貫徹を阻むことは、どう考えても無理筋である。それにも関わらず、若造ブラック士業はデタラメな法律論で退職を阻止できると本気で思っている。若造ブラック士業の世間知らずな幼稚性だけが際立った。
経営者はダンダリンらに「辞めさせないなんて、ひどい経営者と思っているでしょう」と自らのブラックさを自覚している。若造ブラック士業は損害賠償請求訴訟を歓迎している様子であり、依頼人の利益ではなく、もめればもめるほど、紛争が長引けば長引くほどブラック士業が儲かるという立場である。
若造ブラック士業のレベルの低さは明らかである。ダンダリン側の秘策である特許にしても、企業側には職務発明を検討できる。より狡猾な現実のブラック士業ならば、この放送を観て逆に自分ならばもっと上手くやれるだろうと考えるかもしれない。
若造ブラック士業の手法はブラック士業の女所長にも否定された。この女所長が比較的まともな解決策を率先して行ったために痛み分けのような雰囲気になってしまった。しかし、菓子の人気は有名パティシェが作っていることに負っている面がある。後輩パティシェが製法を引き継いだとしても、生産量を増やす経営者の方針では味も低下する。パティシェ退職後に店が行列ができるほどの人気を維持することは無理だろう。企業側にとってパティシェの退職は痛手である。企業にはパティシェの好きなような菓子作りを追求させるという妥協の余地もあった。しかし、若造ブラック士業の幼稚な高圧的姿勢が、その可能性を潰してしまった。ブラック士業は本当に有害極まりない。
若造ブラック士業が雑魚キャラ、女所長がラスボスという展開がオーソドックスである。女所長はダンダリンに個人的な因縁を持っているようである。女所長は労働者よりも会社の存続・発展を優先する点で思想的には相容れない。しかし、若造ブラック士業と異なり、これまでの行動は問題が少ない。今後どのようにブラック士業の闇を描くのか、注目である。

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