2013年10月21日月曜日

ダンダリン、マンション建設事故

ブラック企業・ブラック士業には人間らしい心がない。ブラック企業・ブラック士業は怒りや憎しみを覚えても、喜びや楽しさは解さない。ブラック企業やブラック士業は血が凍りついた冷血漢である。労働者を過労死させる東急ハンズのようなブラック企業は誰にも信用されない。未亡人の涙も、孤児の悲劇もまるで気にかけないブラック企業が祝福される訳がない。ブラック企業やブラック士業は誰であれ罰されなければならない。

ドラマ『ダンダリン労働基準監督官』第3話は、マンション建設現場の死亡事故を扱う。東急不動産のマンション「ブランズ小竹向原」建設現場で死亡事故が起きており、現実的な話題である。
ブラック企業やブラック士業はブラック企業被害者らの粘り強い運動によって社会問題になった。そこで問題になるブラック企業はIT業界や飲食業界の成長企業が中心である。成長企業に期待をもって就職した高い意識のある労働者がブラック企業の異常性を認識したからこそ、ブラック企業が社会問題化したと言える。逆に建築業界は昔から3Kと言われ、そういうものかと受け入れてしまう傾向がある。ブラック企業との指摘も出ない方が深刻である。その意味で『ダンダリン』がマンション建設現場を取り上げた意義は大きい。
今では東日本大震災での超高層マンションの揺れを忘れたかのように分譲マンション販売が煽られているが、マンション建設現場の杜撰さが『ダンダリン』で再確認できる。東急不動産マンションでもアスベストを使用する、難しいという理由で設計通りに施工しなかったという問題が発覚した(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。
今回は違反を厳格に摘発して会社を潰してしまうことがいいかという重いテーマが提示される。消費者意識の低い日本社会は悪徳業者が倒産しても被害者の思いよりも、従業員の今後の生活に思いを馳せる傾向がある。しかし、ドラマでは潰れる会社は潰れた方がいいと言う。会社の存続のために嘘をつくようにならないためには、さっさと倒産した方が経営者にとっても幸せである。人が死ぬかもしれない危険な現場を一つなくすことは、いいことである。
強引なところもあるダンダリンであるが、モラルは健全である。「私はルールにしたがって行動しているだけです。手段を問わない訳ではありません」。目的のために手段を問わない卑劣なブラック士業とは対照的である。

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