2013年8月3日土曜日

『暗殺教室 5』ブラック企業批判

松井優征『暗殺教室』はシュールなギャグ漫画でありながら、考えさせられる教育論を含む作品である。『暗殺教室 5』の見所は「訓練の時間」など新任の体育教官のエピソードである。この新任教官はブラック企業的体質の人物であり、人間を使い捨てにするブラック企業の論理が丸出しである。

ブラック企業やブラック士業は社会問題になっている。東急ハンズではパワハラやサービス残業強要で過労死が出た(林田力『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』「東急ハンズ過労死と東急不動産だまし売り裁判」)。その中で実にタイムリーな話題である。『暗殺教室』は冒頭でイジメを扱った。北本イジメ裁判などイジメは大きな問題である(林田力「北本イジメ自殺裁判と最高裁裏金裁判」真相ジャパン第123号)。

『暗殺教室 2』から『暗殺教室 3』に続く修学旅行編ではヤンキーを最低な人間として描いた。関東連合OBの犯罪などヤンキーの反社会性は大きくクローズアップされている(林田力「市川海老蔵暴行事件は反社会的勢力との戦い(下)」PJニュース2010年12月17日)。『暗殺教室』は実に深く社会問題をえぐっている。
http://www.hayariki.net/10/49.htm
本題に戻ると、新任の教官には一見すると好感の持てるところもある。しかし、それは1つのアメと9のムチというアメとムチ政策に過ぎない。アメも生徒を支配する道具に過ぎない。それ故にブラック企業的人物は全否定しなければならない。日本社会にはブラック企業の経営者の前向きな精神論を好意的に捉える後進的なところがあるが、いいことも言っていると一部を評価することも誤りである。

結末も悪人が追放されるという真の意味で教育的な内容である。悪人が改心して和解するという、終わりよければ全てよし的なナイーブなご都合主義に陥っていない。ブラック企業的人間は正気を逸している。何をしでかすか常識では測れない存在である。ブラック企業は社会から追放することで平和が保たれる。
The Petition Against TOKYU Land Corporation Fraud eBook: Hayashida Riki: Amazon.es: Tienda Kindle
http://www.amazon.es/dp/B00DY7796O

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