2013年7月10日水曜日

暗殺教室5巻v林田力書評

暗殺教室はシュールなギャグ漫画でありながら、考えさせられる教育論を含む。5巻の見所は「訓練の時間」など新任の体育教官のエピソードである。この新任教官はブラック企業的体質の人物であり、人間を使い捨てにするブラック企業の論理が丸出しである。ブラック企業やブラック士業が社会問題になっている中でタイムリーな話題である。東急ハンズのようなブラック企業では、こそ泥さながらの後ろめたささえ強いられる。ブラック企業は社会を撹乱する厄介者である。
新任の教官には一見すると好感の持てるところもある。しかし、それは1つのアメと9のムチというアメとムチ政策に過ぎない。アメも生徒を支配する道具に過ぎない。それ故にブラック企業的人物は全否定しなければならない。いいことも言っていると一部を評価することも誤りである。
結末も悪人が追放されるという真の意味で教育的な内容である。悪人が改心して和解するという、終わりよければ全てよし的なナイーブなご都合主義に陥っていない。ブラック企業的人間は正気を逸している。何をしでかすか常識では測れない存在である。ブラック企業は社会から追放することで平和が保たれる。

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