2013年7月21日日曜日

渡邉美樹公認にブラック企業容認批判

ブラック企業と悪名高い居酒屋チェーン「和民」などを経営する渡邉美樹(渡辺美樹)ワタミフードサービス会長の擁立は自民党のイメージダウンになる。ブラック企業が社会問題になっている。ブラック企業に指南するブラック士業も問題になっている。その中でブラック企業経営者と目される人物を擁立することはブラック企業容認または推進と映る。以下の指摘が出ている。
「ワタミの社長だけは勘弁してくれないか。良識を疑うよ」
「安倍晋三首相が参議院に立候補要請をした渡辺氏はブラック企業のトップです。いくらなんでも酷い話ではないでしょうか」
「若者に過酷な労働を強いて使い捨てにして利益を上げるブラック企業を評価、助長する社会を作ろうとしているのか」
「ブラック企業の経営者が国政に進出し、日本を"ブラック国家"に……そんな黒歴史になることだけは、絶対に勘弁してほしい。」(萩原雄太「「1億欲しいのか」報道のワタミ会長、著作でブラック企業肯定論を展開?」日刊サイゾー2013年6月13日)
「ブラックな噂はネットでの広がりが速そうだ。自民党公認候補として参院選に出馬する渡邉氏の今後の対応に注目が集まる。」(本多カツヒロ「ワタミ会長、ブラック&"斬新な"学校経営で教員大量退職…「不満なら辞めろ」」日刊サイゾー2013年6月20日)
もともと自民党はブラック企業の公表を提言するなどブラック企業に問題意識を示していた。埼玉県では自民党県議団が貧困ビジネス規制条例を提出した。ブラック企業や貧困ビジネスという新たな社会問題に取り組む姿勢は大いに評価できるものである。実は庶民の味方や労働者の階級政党を主張する革新政党も支持基盤の公務員労働組合中心の発想が強く、十分な対応ができていない面もある。その意味でも上記の自民党の姿勢には注目していた。
それを御破算にしてしまうワタミ経営者擁立である。既に渡邉氏の活動には公職選挙法違反が指摘されている。渡邉氏は公示前に社員に対し、「ぜひ応援をしてもらいたい」という主旨のビデオレターを送っていた。法律を無視するブラック企業の経営者体質丸出しと批判されている。
「参議院選挙の立候補届け出前とはいえ、ワタミ会長という立場を利用し、ワタミという私企業の株主に対して、ワタミの便箋・封筒を使い、ワタミの経費で郵便代を支払い、選挙運動まがいの"私信"を送りつける行動は、いかがなものなのだろうか。」(鷲尾香一「渡邉元ワタミ会長、参院選公示前に会社経費で選挙活動まがいの疑い」ビジネスジャーナル2013年7月8日)
「社員1人あたり20人の支援者名簿収集ノルマを課し、支部長の名刺や選挙ポスターを各店舗に強制送付」(渡邉正裕「ワタミのブラック選挙 会社を私物化、経営企画本部が社員に渡邉美樹応援を"強制"」マイニュースジャパン2013年7月17日)
http://www.mynewsjapan.com/reports/1856
渡辺美樹・ワタミ会長は「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に呼びかけている(「自民党参院候補ワタミ渡辺美樹会長は"Mr.ブラック企業"これだけの根拠「365日、24時間、死ぬまで働け!」」週刊文春2013年6月13日号)。ブラック企業経営者の典型的な精神主義である。
これはヤンキー的な気合主義にも重なる(「ヤンキー的な気合主義が蔓延している 精神科医の斎藤環氏に聞く」東洋経済オンライン2013年03月17日)。自民党はヤンキー的な精神主義が蔓延していると批判された。
自民党はヤンキー俳優を公認しないという見識を見せた。関東連合出身者ら元暴走族の犯罪が社会問題になっている中で妥当な対応である。ブラック企業にも同種の対応が期待される。ワタミ会長の扱いが自民党を評価する分水嶺になる。
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