2013年7月15日月曜日

林田力ブログ書評『信長のシェフ 7』

梶川卓郎・原作、西村ミツル作画『信長のシェフ 7』(芳文社)では松永弾正が登場する。松永弾正は下剋上の典型とされ、横暴な人物に描かれることが多い。同じくタイムスリップ物の石井あゆみ『信長協奏曲』ではヤクザになっているほどである。これに対して『信長のシェフ』では一見すると好好爺であり、意外性がある。この松永弾正がどのようにして織田信長を裏切るのかも興味深い。

また、『信長のシェフ 7』では森可成という重鎮を失った後の信長と家臣団のすきま風が描かれる。本能寺の変の背景を連想させ、興味深い。森可成は羽柴秀吉、明智光秀、柴田勝家、丹羽長秀、滝川一益ら後年活躍する家臣と比べると知名度が低いが、存在感の大きさが理解できる。森可成の重要性は同じくタイムスリップ物の石井あゆみ『信長協奏曲』でも描かれた。

歴史的事件では比叡山延暦寺焼き討ちが描かれる。延暦寺焼き討ちは信長の残酷さを物語るエピソードである。信長を好意的に描く『信長のシェフ』がどのように延暦寺焼き討ちを描くのか注目されたが、新鮮な歴史解釈を提示した。
http://www.hayariki.net/5/51.htm
出番は少ないものの『信長のシェフ 7』でも夏は登場する。鍛冶という本業でケンの役に立っている。ドラマの夏(志田未来)のようにケンに突っかかってくることはなく、自然体で接している。やはりドラマの夏のヤンキー風演出は残念であったと再認識した(林田力『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』「『信長のシェフ』ヤンキー風ヒロインが唯一残念」)。
The Suit TOKYU Land Corporation Fraud 2 Livable Stage eBook: Hayashida Riki: Amazon.in: Kindle Store
http://www.amazon.in/dp/B00BKAZI88

0 件のコメント:

コメントを投稿