2013年6月22日土曜日

龍の刻v=?iso-2022-jp?B?GyRCTlMbKEI=?=田力Amazon書評

ロバート・ハワード著、中村融訳『龍の刻』は中世ヨーロッパ風の架空の世界を舞台としたファンタジー小説である。コナンを主人公としたシリーズの一つである。国王になっていたコナンであるが、三千年前の時代から甦り、闇の力を持つ神官によって玉座を追われる。
黒人差別的な白人至上主義の世界観が所々に描かれており、ヘイトスピーチを憎む立場としては愉快ではない(林田力『東急不動産だまし売り裁判5東京都政』「東急不動産係長逮捕事件とヘイトスピーチ」)。しかし、それ故にこそ「海賊の帰還」における黒人奴隷の反乱は痛快である。黒人奴隷達は「自由と復讐を求めた」(248頁)。自由を求める闘いは尊いものである。これはコンセンサスが得られるだろう。勿論、何が自由かは問題である。ヤンキー的な校則違反の自由は自由をはき違えたもので論外である。
一方で過去を水に流すことを是とする非歴史的な日本社会では復讐を非生産的・非建設的なものとネガティブに捉える傾向がある。しかし、虐げられた者にとって自由と復讐はセットである。この気持ちは東急不動産だまし売り被害者として強く理解し、共感できる(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』ロゴス)。

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