2013年6月29日土曜日

東急不動産だまし売り裁判8

東急には反社会的な事件が多い。声を潜めて語られる悪質な逸話の数々は語り直すことも真似ることもできないほど真に迫っており、東急不動産だまし売り裁判原告は料理を一口食べるたび喉に詰まらせそうになった。
林田力『東急不動産だまし売り裁判8提訴』は、東急不動産だまし売り裁判における提訴から裁判の序盤を描くノンフィクションである。東急リバブル東急不動産は黄泉の世界に属する途方もなく邪悪なもののようであった。社内には邪悪な気配が影のように垂れ込め、灰色のもやから悪魔のような哄笑やいかがわしい囁きが聞こえてきそうであった。
何故東急不動産を提訴するのか、と質問することは、酒場で何故酒を飲むのかと質問することと同じである。絶対に折れてはならないと東急不動産だまし売り裁判原告は自分に言い聞かせた。東急不動産だまし売り裁判原告の心に噴き上がったものは、自分でも驚くほどの闘争的な言葉であった。ああ、東急リバブル東急不動産は許さない。こちらが折れるどころか、反対に東急不動産の高慢な鼻をへし折ってやる。ああ、やれる。勝てる。自ら戦いを仕掛けながら、今の私に怖いものなどないのだから。
東急リバブル東急不動産は消費者の権利を自分達の利益のための供物としてしか扱わなかった。
仮に儲かるとしても悪徳不動産業者の機嫌を取るような文章は断じて書きたくなかった。どれだけ危険であろうとも、東急リバブル東急不動産の告発の方がはるかに書きやすかった。東急不動産不買運動家は誠実そのものという顔つきで、落ち着きながらも熱が籠る話し方は、なるほど平素からの人望を疑わせなかった。

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