2013年5月15日水曜日

Compound Damage by BRANZ FUTAKOTAMAGAWA

林田力『二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害』は二子玉川ライズの住環境破壊と住民反対運動を取り上げたノンフィクションのシリーズの一冊である。『二子玉川ライズ反対運動』シリーズでは再開発による街壊しの実態や二子玉川ライズ反対運動の動き、住民運動に何が可能なのかを明らかにしてきた。
『二子玉川ライズ反対運動9』では東急不動産による新たなマンション・ブランズ二子玉川による複合被害を取り上げる。世田谷区玉川の住民は既に超高層ビルを乱立させる二子玉川ライズによってビル風や日照阻害などの住環境破壊に苦しめられている。そこに東急不動産が新たな高層マンション・ブランズ二子玉川を建設すれば複合被害が生じることが容易に予想できる。
二子玉川ライズ反対運動は世田谷区政や東京都政を見据えて活動領域を広げてきた。『二子玉川ライズ反対運動』シリーズも狭義の二子玉川ライズ反対にとどまるつもりはない。もともと二子玉川ライズ問題に関心を抱いた契機は東急不動産だまし売り裁判であった(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』「勝訴の影響」)。『二子玉川ライズ反対運動9』では保育問題や脱原発運動、書評やレビューなど様々なテーマの文章を収録した。
二子玉川ライズは疑問符だらけの再開発である。二子玉川ライズに賛成するか反対するかは利潤の追求か公共性の重視かという問題である。二子玉川ライズには公共性も公益性も存在しない。
二子玉川ライズの実態は一私企業である東急電鉄・東急不動産の営利事業である。新築マンション分譲(二子玉川ライズ・タワー&レジデンス)や商業施設(二子玉川ライズ・ショッピングセンター)・賃貸オフィス(二子玉川ライズ・オフィス)運営は純然たる営利事業である。そのような営利事業に対して世田谷区や東京都が莫大な補助金を出すことが批判される。東急電鉄・東急不動産の営利事業を税金で補助しなければならない理由はない。
二子玉川ライズ反対運動は単なる感情的な反発などではなく、十分な合理性を有する。東京都や世田谷区に求められる産業政策は、東急電鉄・東急不動産に偏重した大型開発によって生じる歪みを是正し、住民や地域の活性化につながる施策を講じることである。

【書名】二子玉川ライズ反対運動9ブランズ二子玉川の複合被害/フタコタマガワライズハンタイウンドウ キュウ ブランズフタコタマガワノフクゴウヒガイ/Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 9 Compound Damage by BRANZ FUTAKOTAMAGAWA
【著者】林田力/ハヤシダリキ/Hayashida Riki
【既刊】『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』『東急不動産だまし売り裁判購入編』『東急不動産だまし売り裁判2リバブル編』『東急不動産だまし売り裁判3』『東急不動産だまし売り裁判4渋谷東急プラザの協議』
『東急大井町線高架下立ち退き』『裏事件レポート』『東急不動産係長脅迫電話逮捕事件』『東急コミュニティー解約記』
『二子玉川ライズ反対運動1』『二子玉川ライズ反対運動2』『二子玉川ライズ反対運動3』『二子玉川ライズ反対運動4』『二子玉川ライズ反対運動5』『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』『二子玉川ライズ反対運動7』『二子玉川ライズ反対運動8』
Amazon.co.jp: ブランズ二子玉川の複合被害 (二子玉川ライズ反対運動) eBook: 林田力: Kindleストア
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