2013年4月15日月曜日

ルシーノ『スター・ウォーズ 統合』

ジェームズ・ルシーノJames Luceno著、富永和子訳『スター・ウォーズ 統合』は人気映画『スター・ウォーズ』のその後を描いた小説である。銀河の外からの侵略者ユージャン・ヴォングとの戦いの完結編である。『ジェダイの帰還』(ジェダイの復讐)から数十年後が舞台である。ルーク・スカイウォーカーもレイア・オーガナとハン・ソロも結婚し、新たな世代のジェダイが活躍する。

新たな敵であるユージャン・ヴォングは帝国軍やシスとは全く趣が異なり、もし映画しか観ていないならば別の物語のようになっている。それでもユージャン・ヴォングの最高大君主シムラと対峙したルーク・スカイウォーカーは、バルパティーンと対峙した時と重ね合わせており、『スター・ウォーズ』らしさが出ている。

『スター・ウォーズ』で印象深いキャラクターは、何と言ってもダース・ヴェイダーである。勢力でも主人公サイドの反乱軍・新共和国軍よりも敵サイドの帝国軍に人気がある。ちょうど日本の機動戦士ガンダムシリーズで地球連邦よりもジオンの人気が高いことと重なる。ガンダムの地球連邦は腐敗していた。スターウォーズでもエピソード1からの三部作で、旧共和国の問題やジェダイ評議会の硬直性を描き、帝国台頭の必然性を明らかにした。

ユージャン・ヴォングとの闘いではルーク達と帝国軍が共闘する。『統合』のラストでは帝国の提督がいい味を出している。スターウォーズファンに嬉しい完結編である。『統合』というタイトルの意味は深い。フォースの統合、帝国と共和国の統合などを示唆している。
http://hayariki.net/tokyu/faqindex.htm

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