2013年3月21日木曜日

千利休の謀略

『千利休の謀略』は千利休と豊臣秀吉の暗闘を描いた歴史小説である。利休と秀吉の対立は芸術家と権力者の対立と捉えられることが多い。これに対して『千利休の謀略』では国家戦略を有する人物と卑小な権力者の対立として描く。
『千利休の謀略』は山崎の合戦直後から始まる。ここから関白就任、天下統一は豊臣秀吉の絶頂期である。これに対して『千利休の謀略』の秀吉は利休の考えを理解できず、酒に溺れている。この描き方は新鮮である。
『千利休の謀略』では利休は秀吉よりも信長の影響を受けている。本能寺での信長の死によって自分も死んだと位置付けるほどである。秀吉よりも信長を重視する視点は幾つかの書籍で共通する。
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