2013年3月20日水曜日

過労死で東急ハンズに7800万円賠償命令

東急ハンズは安全配慮義務に違反して従業員を過労死させたとして7800万円の損害賠償を命じられた。東急ハンズがブラック企業であることが示された事件である。神戸市東灘区に住む妻と長男は、夫が死亡したのは過度な労働が原因だったとして東急ハンズに約9000万円の損害賠償を求めた訴訟で、神戸地裁は2013年3月13日に判決を言い渡した。
長井浩一裁判長は「時間外労働が月80時間を超え、上司から怒鳴られるなど、精神的ストレスも抱えていた」と指摘する。タイムカードに退勤と記録された後も働くなど、賃金不払いの残業が続いた。2004年3月に亡くなる直前の2カ月間はバレンタインデーなどの繁忙期で、時間外労働は月約90時間に上り、業務と死亡との因果関係を認めた。東急ハンズは「残業は指示していない」などと主張したが、「本来の業務と密接に関連する限りは労働時間と認めるのが相当」と退けた。
他の従業員の勤務状況から「会社側が設定した残業制限時間では、こなせない仕事量になっていたのが実情。カウントされない不払い残業が構造的に行われていた」と東急ハンズの労務管理体制を批判した。その上で死因について「過重な労働、睡眠不足による心身の不調から突然死した」と過労死を認定した。東急ハンズが「過重な業務を減らさなかった」「大幅な残業を認識できたのに、対策を取らなかった」として、「従業員の安全に配慮する義務に違反した」と判断した。
過労死した従業員は1997年に入社した。死亡時は心斎橋店(大阪市中央区)でキッチンフロアのチームリーダーとして勤務していた。7千点の商品の担当として、仕入れから販売までを管理し、アシスタント3人の指導もしていた。2004年3月、帰宅後に「しんどい、もう限界や」と話した後、就寝中に心臓に異常をきたし、突然死した。
http://hayariki.net/pj6.html
「過労死で東急ハンズに7800万円賠償命令 神戸地裁」産経新聞2013年3月13日
「東急ハンズに賠償命令 元社員の過労死認定 神戸地裁」神戸新聞2013年3月13日
「過労死認定、東急ハンズに7800万円賠償命令 神戸地裁」日本経済新聞2013年3月14日
「時間外80時間超、過労死で東急ハンズに賠償命令 神戸」朝日新聞2013年3月13日

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