2013年2月16日土曜日

トリコ23巻v書評Facebook

トリコ23巻は美食屋四天王と四獣が対決する。序盤ではトリコら四天王が四獣を圧倒する。しかし、それは四獣の真の力ではなかった。本気を出した四獣に四天王は追い詰められ、死を覚悟する。それでも四天王は立ち上がり、最後の力を振り絞る。
典型的なバトル漫画のパターンである。圧倒的な実力さにうちひしがれそうになりながらも、根性などの精神力で立ち上がる。このような特殊日本的精神論、ガンバリズムが日本社会をダメにしたと言っても過言ではない。大阪の桜宮高校の体罰自殺事件のように特殊日本的精神論が人々を苦しめる元凶である。
この点でトリコは食欲という不謹慎な動機を立ち上がる原動力にしている。これによって使い古されたバトル展開を描きながらも特殊日本的精神論の嫌悪感を与えずに新鮮味を生み出している。
中盤は小松が活躍する。人類を救うためには強いヒーローだけではない。小松ら料理人の裏方の活躍も必要である。バトル中心ながら考えられた漫画である。但し、料理人の中で小松一人を突出させた感がある。小松という一見すると凄くなさそうな、振り回され役で突っ込み役のキャラクターを凄い人物として描くところに『トリコ』の妙味がある。しかし、プッシュが過ぎると食傷気味になる。あれだけの料理人が集まったのだから、小松一人ではなく、誰かの言葉をヒントになって成功したという展開でも面白かった。林田力wiki
http://hayariki.net/

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