2013年2月5日火曜日

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』

林田力『二子玉川ライズ反対運動5』(Opposition Movement Against FUTAKOTAMAGAWA Rise 5)は東京都世田谷区の二子玉川東地区市街地再開発(二子玉川ライズ)の問題を取り上げたノンフィクションの5作目である。『二子玉川ライズ反対運動5』では二子玉川ライズの弊害を再構成する。二子玉川ライズ2期事業控訴審や二子玉川ライズ2期事業に対する不服審査請求、住民と世田谷区の風害対策協議などを取り上げる。資料として二子玉川ライズ行政訴訟の裁判文書も収録した。
二子玉川ライズは東急電鉄・東急不動産を中心とする再開発で、風致地区・低層住宅地に超高層ビルを乱立させるために住民反対運動が起きている。二子玉川ライズは住民に多大な不利益をもたらす。果たして二子玉川に超高層ビルが何棟も必要なのか。周辺住民は再開発によって何ら利益を受けないにもかかわらず、そこから生じる負担のみを被ることになる。特定企業(東急)グループに依存する再開発は住民の利益にならない。
二子玉川ライズは住環境を破壊する。超高層ビルの乱立は日照や景観破壊、電波障害、ビル風、地下水脈の分断などの様々な影響が生じる。イベント会場「二子玉川ライズ ガレリア」からの音漏れ、ごみ問題の悪化、治安の悪化も生じている。不安定な地質層に存在する地下水脈が涸渇した場合、それによって地盤沈下を生じる虞がある。
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