2012年2月28日火曜日

フランス政府のマドモアゼル廃止を歓迎:

フランス語は未婚女性の敬称をマドモアゼル、既婚女性の敬称をマダムと言うが、フランス政府はマドモアゼルを廃止し、マダムに統一すると2012年2月21日に決定した。行政文書を対象とするが、民間企業にも呼びかける。男性は未婚・既婚に関わらず、ムッシューで統一されているが、これまで女性は未婚と既婚で区別されていた。平等の立場からマドモアゼル廃止を歓迎する。

英語でも未婚女性はミス、既婚女性はミセスと分かれていたが、差別ということで既婚・未婚関わらず、ミズが政治的に正しい表現として定着している。フランス政府の対応は「今更」の感がある。実際に英語でコミュニケーションする場合、ミズでないと非常に不便である。未婚か既婚か分からず、そもそもコミュニケーションの性質上、未婚か既婚かは全く問題ならない場合も多い。ミスかミセスかとなると間違えたならば失礼であり、無駄なところで気を遣ってしまう。

マドモアゼル廃止は女性団体が求めていたものであり、それに対しては伝統の破壊、言葉狩りなどの反発も予想される。日本でもマドモアゼル廃止のニュースに対して言葉の豊かさが失われるとの反発がなされた。この種の反発は意外にも進歩的な立場からも共感される。中には昭和30年代の少年時代に観たフランス映画でマドモアゼルという言葉にトキメキを覚えたとし、それが同年代の男性の共通感覚でないかという意見まである。

しかし、今回の決定は行政文書からマドモアゼルをなくし、企業でも同様にするように呼びかけるだけである。未婚者と既婚者を区別する必要がないところで、区別する表現を廃止するだけであり、言葉が失われると騒ぐような話ではない。たとえば日本では「父兄」という言葉を問題視する意見が強いが、公立学校が保護者向けの配布物に「父兄の皆様へ」と書くことを止めることと同次元の話である。

マドモアゼルという言葉にトキメキを覚えるという意見も問題外である。少年時代に観た数十年前の映画でしか仏語を語らないような人物が、どのような意見を言ったとしても、フランスの現実とは乖離した主張である。現場の視点に欠けた意見に過ぎない。 私にとってマドモアゼルはミスと同じく、ありふれた言葉でトキメキは感じられない。一方で私にとってフランス語以上に馴染みの薄いドイツ語の未婚女性を意味するフロイラインという響きに美しさを感じる。それ故にマドモアゼルという表現にトキメキを感じる人がいることは想像可能であるが、特定世代の共通する感性として押し付ける考えはいただけない。全共闘世代など自分達の世代的価値観を押し付ける体質が、社会意識ある若年層を右傾化させてしまう要因になっている(林田力「若年層右傾化の背景と限界(下)」PJニュース2010年10月18日)。

http://www.pjnews.net/news/794/20101014_9

「ミス」「ミセス」や「マダム」「マドモアゼル」が差別になる理由は女性だけ未婚と既婚で分けられるためである。このためにマドモアゼル廃止を惜しむ立場からは男性も未婚と既婚で敬称を分ければ差別にならないとの発想が生じるかもしれない。しかし、これは未婚者と既婚者の区別を残存・増大させてしまう。

英語にミズが登場し、フランス語がマダムで一本化されたとしても、敬称の悩みは終わらない。相手が男性であるか女性であるかで敬称を使い分けなければならないためである。この点で「さん」で統一する日本語は中立的である。日本は男女平等の後進国であるが、それは主として近代に作られたものであり、日本語には平等を実現する豊かな可能性がある。
http://hayariki.net/index2.html

2012年2月27日月曜日

スマホは従来型の携帯電話よりも満足度が低い

スマートフォン(スマホ)の満足度は従来型の携帯電話よりも低い。新しいものや高機能が良いとは限らず、流行に踊らされないことが重要である。

携帯電話端末の顧客満足度調査はJ.D.パワー アジア・パシフィック(東京都港区)が2012年2月21日に発表した。調査は2012年12月時点のものである。性能、操作性、スタイル・外観、機能の4項目で顧客満足指標を設定し、全国の6000人を対象に実施した。

基本的な通話機能の使いやすさやボタンの押しやすさといった点で従来型の携帯電話の評価が高かった。携帯電話本来の機能である電話という点でスマホは使いにくい。メールを打つ場合も従来型の携帯電話の方が速くできる。また、スマホはバッテリー性能の評価が低かった。電池の切れた携帯電話ほど無駄なものはない。バッテリーの消耗が速いということはエコにも反する。

スマホはウィルス感染という危険も伴う。スマホをターゲットにしたウィルスやマルウエアが急増している。新種の大半がスマホ向との報告もある。ユーザー情報を不正に収集する「トロイの木馬」型が目立ち、短期間で機能が急速に進化している。ウィルス感染はアプリ配布でも注意する必要がある。公式マーケットも安全とは限らない。
http://hayariki.net/drama.htm#19

贋作に明日はない

「贋作に明日はない」は贋作ミステリーの二作目である。主人公は世界的な贋作者の孫娘で、駆け出しの画家・装飾家である。舞台はサンフランシスコである。芸術の話題が豊富である。話題となる芸術はヨーロッパに特化されているが、登場人物にはアフリカ系やアジア系もおり、人種のサラダボールとしての米国を描いている。
主人公の祖父などは会話にフランス語が入るフランス愛好者であるが、一方で本書ではフランス語を扱き下ろすことも忘れない。
主人公は家賃滞納気味であるが、家主は「この先、家賃支払いの都合がつかないような状況に陥ったら、ちゃんと言ってきてくれ」とまで言う。58頁。僅か一日の滞納で高額な違約金を請求し、追い出し屋に豹変するゼロゼロ物件業者とは大違いである。人情味ある家主の存在によって新たなストーリーが生まれる。現代日本の閉塞感はゼロゼロ物件などの貧困ビジネスが横行する住まいの貧困が大きな要因である。林田力
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2012年2月26日日曜日

建礼門院徳子

平清盛の娘にして、高倉天皇の中宮、安徳天皇の母親である建礼門院徳子を描いた小説である。平家物語のラストを飾る大原御幸で幕を開け、徳子の幼少期に遡る。
政治的な事件は淡々と描かれる。平家は最終的には源氏に滅ぼされるが、それ以前に自社勢力などの旧来の支配層を敵に回していた。そのきっかけを本書では高倉上皇が上皇になってから最初に参拝した神社が平家の信仰する厳島神社であったためとする。石清水八幡宮などの伝統的な神社を軽視したと見なされた。東急不動産だまし売り裁判で東急不動産はマンションだまし売り被害者本人を無視して話を進めようとし、被害者から反発を受け、提訴された。順番を間違えると、まとまるものもまとまらなくなる好例である。林田力
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2012年2月25日土曜日

酷いことを酷いと言う

オルタナティブの世界では普通に酷い問題が逆に問題とされずにスルーされてしまうこともあります。今はヒステリックにハシズム批判の大合唱です。ハシズムを擁護するつもりはありませんが、官民格差への怒りなど支持される理由を直視しなければ、既得権を守るための批判に映ってしまいます。
普通に酷いものを酷いと言う感覚は持ち続けたいものです。東急不動産だまし売り裁判も「マンションだまし売りは酷い」という感覚が出発点でした。林田力
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『銀魂』バラガキ編、携帯メール依存症は友達が少ない

空知英秋が『週刊少年ジャンプ』に連載中の漫画『銀魂』第42巻が、2011年10月4日に発売された。表紙には佐々木異三郎と今井信女が描かれる。この巻では真選組と見廻組の対立を描くバラガキ編が目玉である。普段よりも収録話数を多くしてバラガキ編を完結させており、コミックス読者には嬉しい限りである。

バラガキ編は史実の新選組と京都見廻組の対抗意識を想起させる。過去の『銀魂』でも史実の伊東甲子太郎の離反を下敷きにした真選組動乱編の人気が高く、バラガキ編への期待も高まる。

このバラガキ編はシリアスなストーリーの中でもギャグが冴える。登場人物のセリフに「メールもろくに返さないメル友なら、アドレス帳に残すつもりはありませんから」というものがある。一見すると、まともな台詞に思えるが、これは悪役の台詞である。

メールに返信しない側が善玉で、一方的なメールに返信があって当然と考える方が悪玉になっている。しかも携帯メール依存症のキャラは友達が少ないという設定である。「携帯メール依存症だから友達が少ない」と突っ込みたくなるキャラ造形になっている。

この電子メール依存症への風刺はアニメではパワーアップしている。アニメ第45話(246話)の「悪ガキどもの祭典」では冒頭のラップでメール依存症のキャラが「メル友なし」と断言された。

『銀魂』では第40巻収録のギャグ短編で、メールに即座に返事することで絆を確認するコミュニケーションよりも、リアルな絆を重視する話を描いたが、電子メール依存症への風刺がシリアス長編にも登場した形である。

アニメの戦闘シーンは凝っている。真選組のシリアス長編は真選組にもってかれる傾向があるが、バラガキ編では坂田銀時がラストに見せ場を作った。「ポリ公とは性に合わない」と言う銀時が光る。

このバラガキ編では悪役も最後は善人的な面を見せるという日本的なナイーブな展開で終わると見せかけたものの、サプライズが用意されていた。悪役は今後も主人公達の敵として立ち塞がることを予感させる。最終決戦への期待と物語の終幕が近づくことへの寂しさが混じる結末であった。(林田力)
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ゼロゼロ物件などの貧困ビジネスの怖さ:林田力

門倉貴史『日本人が知らない「怖いビジネス」』(角川書店、2012年1月10日発売)は世界中の悪質なビジネスを紹介した新書である。韓国の闇市場で流通する中国産「人肉カプセル」やナイジェリアで摘発された恐怖の「赤ちゃん工場」、イタリアの環境を破壊する「エコ・マフィア」など身の毛もよだつ怖いビジネスが並ぶ。

日本人にとっても他人事ではない。中でもゼロゼロ物件の欺瞞には恐怖を覚えた。ゼロゼロ物件は「敷金・礼金なし」で貧困層を誘い込み、僅か数日の家賃滞納で法外な違約金を請求する。追い出し屋の悪質な嫌がらせで心に傷を負った賃借人もいる。一見すると敷金や礼金がないために消費者に有利に見える分だけ悪質である。しかも他の貧困ビジネスと比べて、貧困層以外の幅広い層に応用可能なために有害性が高い。

これらの悪質なビジネスの背後には貧困や格差がある。貧困に付け込み、貧困者を一層苦しめるビジネスである。金儲け優先のグローバリズムの歪みが貧困ビジネスを拡大させている。モラルを失った業者の貧困ビジネスは日本経済・世界経済の末期症状を示している。

著者は『貧困ビジネス』(幻冬舎新書、2009年)という新書も出しており、著者の問題意識は一貫している。これは急増する貧困層を食い物にして儲ける貧困ビジネスを取り上げた。ゼロゼロ物件、リセット屋、偽装請負、人身売買、臓器売買など様々な貧困ビジネスを紹介する。

貧困ビジネスの有害性はゼロゼロ物件が象徴する。ゼロゼロ物件業者の高額な違約金請求という暴利行為や追い出し屋という暴力行為が許されないことは当然である。しかし、ゼロゼロ物件業者は自社の違法を棚に上げて、「家賃を払わない賃借人が悪い」と家賃滞納者に責任転嫁する(林田力「空知英秋『銀魂』に見るゼロゼロ物件業者への対抗価値」PJニュース2011年11月4日)。

ゼロゼロ物件のような貧困ビジネスは貧困や格差の産物であるが、それ自身も貧困や格差、社会モラルの崩壊に寄与している。「Occupy Wall Street」など世界的な反格差の抗議運動が盛り上がっている。ウォール街の資本家などの最上部に目を向けるだけでなく、ゼロゼロ物件などの身近な貧困ビジネスを撲滅することも大切である。

本書は紹介が中心で、貧困ビジネスを撲滅する政策や被害者の救済策についての記述は薄い。ゼロゼロ物件業者への提訴や宅建業法違反の告発など貧困ビジネスに対する消費者の権利回復の闘いが全国各地で起きている。それらの運動の紹介も今後は期待する。
http://hayariki.net/zero.html

エレベーターの恐怖

林田力は東急不動産のマンションでは、きしむエレベーターよりも陰惨な階段を使う方が多かった。名目は健康のためだが、本当は怖かった。あの鉄の檻に一晩中閉じこめられてしまうことが。
悪徳不動産営業の顔を見ていると、痰を吐き出して、脇の下をボリボリ掻くのではないかと半分本気で思ってしまった。悪徳不動産営業の名前を聞いた時、世の中には多数の名前があるのに、何で彼が聡仁という名前なのかと思ってしまった。課長は貧相なウサギという印象である。目が抜け目なく鋭く光り、頭のてっぺんから足の先までジロジロと見られる。まるで正真正銘のウサギである。かわいらしいウサギではなく、「ウサギとカメ」に登場するような底意地の悪いウサギ。
東急不動産工作員は風呂に入っていないどころか、賭けてもよいが、シャワーも浴びていないようであった。鼻をグズグズと慣らしていた。東急不動産工作員の嘘で塗り固められた自慢話に如才なく相槌を打っていたが、本当は吹き出したいのを懸命に堪えていた。
法の網の目をくぐろうとする輩への怒りに燃えたノンフィクション東急不動産だまし売り裁判には一読の価値がある。筆致は精緻を極め、言葉の使い方には迫力があり、さらには鋭い目で切り取った裁判の洞察力ある描写である。静かな文章にも容赦のない怒りが込められていた。東急不動産が飾り立てた高層マンションを建設するために、一体どれだけの資源が無駄になったのか。
ソウルの市場ならば張り切って出掛けていくし、上海の露店では嬉しくて舞い上がり、パリの蚤の市ならば構えることなくくつろげる。しかし、東急百貨店や二子玉川ライズショッピングセンターに足を踏み入れようものなら、化粧室にこもり、香水に辟易した挙げ句、出口に向かって一直線ということになる。
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2012年2月24日金曜日

林田力に会った時のエピソード

東急不動産だまし売り裁判勝訴記念パーティーは、アットホームなイベントであった。出席者は招待客限定で、印刷された招待状は存在しなかった。電話やメールのネットワークで集まってきた出席者は50人ほどであった。今宵は林田力を称える宴の一夜であった。ステーキとロブスターが供された。
最初にスピーチに立った人物は政治家であった。彼は初めて林田力に会った時のエピソードを話した。彼は原稿に頼ることも、前もってスピーチを準備することもなかった。その場にいること、それだけで人々を酔わせることができた。
次のスピーチは不買運動家であった。これまで東急リバブルや東急不動産はマンションだまし売りのやりたい放題であった。しかし、東急不動産敗訴判決によって状況は変わった。ありがとう、林田力。
東急不動産だまし売り裁判の結末を断定することは時期尚早であるが、時代が動いていることは確かである。ありがとう、林田力。
身の置き所をなくすほどの賞賛のシャワーを浴びせかけられた後、林田力は主催者から挨拶を求められた。最初に林田力は裁判の支援に対し、全員に感謝を述べた。
「原告代理人や支援者は皆、頭脳明晰で骨身を惜しまず裁判に打ち込んでいる。私も裁判がもたらす知的なチャレンジに魅せられている。私は誰にも媚びず、誰にも引かない。己が正しいと思うところを貫き、独りなりとも王道を闊歩する。」
最後に林田力は、この素晴らしい一夜への感謝を口にした。出席者には韓国人もいた。片言の韓国語を披露したところ、嬉しそうな顔をしてくれた。
http://hayariki.net/109/

東急不動産・東急電鉄のトラブル

東急電鉄が東京都品川区の大井町で高架下に長年居住・営業していた住民に立ち退きを要求。
東京都世田谷区では、東急電鉄・東急不動産主体の再開発・二子玉川ライズが住民の反対を無視して建設強行される。住環境・自然環境が破壊され、ビル風で骨折した老婦人もいる。
静岡県では、東急電鉄が下水処理費用を巡り、ニュータウン管理組合と紛争になる。
東京都江東区では東急リバブル東急不動産が隣地建設を説明せずに新築マンション・ドエルアルス南砂サルーテを販売し、購入者とトラブルになった。
同じ東急リバブル東急不動産が不利益事実を隠して新築マンション・アルス東陽町301号室をだまし売りした。消費者契約法・不利益事実不告知で不動産売買契約が取り消されたリーディングケースとなる。林田力「東急不動産だまし売り裁判・こうして勝った」。
東急リバブル東急不動産は横浜市のアルス横浜台町でも隣地建て替えを隠して販売し、購入者と裁判になる。
平塚市の湘南袖が浜レジデンス、文京区のブランズ文京小石川パークフロント、守谷市のブランズシティ守谷では建設反対運動が起きた。鷺沼ではマンション建設予定地から土壌汚染が発覚し、建設中止となった。
http://hayariki.net/

被害者・遺族の権利

被害者・遺族の権利は難しい問題です。これについては相反する評価を下すことができます。まず肯定的評価です。これまで被害者や遺族は刑事司法から疎外されていました。被害者・遺族の権利を保障することは、警察や検察の恣意性や秘密性に風穴を開けることにもなります。

ここで被害者と遺族を分けるかが問題になりますが、私は被害者と遺族を厳格に区別すべきかについては疑問があります。愛する人を亡くした遺族の痛みは社会として十分に考慮すべきと考えます。逆に被害者本人であっても「目には目を」的なストレートな復讐を肯定してよいかは別に議論すべき問題です。

復讐とは別に痛みを受けた人が加害者を批判し、社会的に発言し、司法を含む様々な制度を利用することは肯定できます。日本社会には私憤を出発点に正義を追及することに否定的な風潮がありますが、正義を追及する側ばかり過度な倫理性を要求することは二重基準です。私自身も社会性を深める契機は東急不動産だまし売り裁判でした。
http://www51.tok2.com/home/hayariki/hayariki2.htm
次に否定的評価です。被害者・遺族の権利は厳罰化とセットで主張される傾向があります。厳罰化という政策達成の道具として利用されています。この点では司法への市民参加という肯定できる建前が掲げられた裁判員制度と共通します。光市母子殺害事件被害者遺族の本村洋氏も過去の発言に比べると、最近はトーンダウンしています。自分が意図していない方向に利用されることへの戸惑いがあるのではないかとも推測します。

2012年2月23日木曜日

馬耳東風

それは分かりません。相手が真意を全く理解しないかもしれません。ただの擁護意見として、批判で返すかもしれません。そもそも自省する能力があれば、あそこまでならないと思います。問題を理解させるだけでも大変です。ダメージという点では本人には馬耳東風でも、周囲にアピールできればいいと思います。自分のメディアに対して独り善がりな注目を要求していたのですから、周囲は分かってくれるでしょう。
http://hayariki.net/

2012年2月22日水曜日

脱原発と火力発電所の話 林田力

【転載】脱原発と火力発電所の話 林田力
__原発のコストの問題を教えて下さい__

林田「原子力発電はコストが高く、原発による発電が電気料金を高くする一因となっています。原発事故以前に原発は発電方法として非効率である。原発で生じるエネルギーの大半は発電ではなく、周辺の海を温めるために使われているのです」

__日本の電気料金は世界から見て割高ですが何故ですか?__

林田「これまで電力会社は地域独占が認められ、料金設定はコストから計算されていました。何故ならコストを高くすれば料金も高くできる仕組みになっており、高価な原発を導入し、原発推進に膨大な広告費を投入するインセンティブになっていました」

__推進派はまだ強気です__

林田「原発推進派には「原発反対派は電気を使うな」との暴論を主張する者がいるが、筋違いです。もし電力消費者として発電所を選択できるのであれば、喜んで原発以外の発電所を選択するでしょう?」

__推進派の言い分はいつも決まってますね__

林田「原発推進派には原発反対派に代案の提示を要求する者がいますが、筋違いです。原発反対派は原発が問題であるから反対するだけであり、代案を提示しなければならない義務はない。政商と批判される孫正義のような自然エネルギー利権などに原発反対派が巻き込まれる必要はないのです」

__もう少し詳しく教えて下さい__

林田「原発反対派は最初の原発設置の時から一貫して反対してきた。自然エネルギーの研究を怠り、これまでひたすら原発を増やしてきたという経緯は反対派を無視して築かれてきたものであるのです。既に原発が存在するから、それを前提にしろ、というのは既成事実の強引な押し付けです」

___本当に原発は日本の電力供給の為に必要でしょうか__

林田「原発がなくても電力供給は困らない。東日本大震災直後に電力供給が逼迫したことは事実であるが、それは火力発電所も操業を停止したためである。火力発電所は迅速に復旧しています。」

___電気が足りない節電、停電キャンペーンは何の為だったのでしょうか?__

林田「計画停電は原発の必要性をアピールするための脅迫停電です。武蔵野市会議員が東京電力に停電対象からの除外を要請した武蔵野市が計画停電対象から除外されるなど計画停電は恣意的でした(林田力「武蔵野市を計画停電対象外とする不合理」)」 http://hayariki.net/atom.html

__電気の供給を止める事で原発の必要性を強要したという事ですか__

林田「火力発電所は余力を持っている。原発優先の国策と出力調整が不得手という原発の欠点があるために火力発電所を休ませて原発で発電させた。そのために原発の発電量が3割を超える結果となったのであり、火力発電所で補うことは可能です。現実に2003年に東京電力の17基の原発がトラブル隠しによって全て停止した際も電気は供給されました」

__火力発電は環境問題に直結しますね__

林田「原発推進派は火力発電所依存に対して二酸化炭素の排出を持ち出す。しかし、これこそ本末転倒の議論である。放射性廃棄物の有害性は二酸化炭素の比ではない。環境を持ち出すならば原発こそ槍玉に挙げなければならないのです」

__その通りだと思います、有り難うございました__

『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者 林田力 http://hayariki.net/
http://www.labornetjp.org/news/2012/1328963130015mu07

相棒、証拠ねつ造の警察犯罪

証拠ねつ造の元警察官。警察官として、あるまじき行為。
ライター。警察官だったくせに真実をねじ曲げて。
元警察官。今度こそ、正直に話そう。
神戸尊。警察学校入校の宣誓を呟いている姿を見て、覚悟ができた。
警察の不祥事を扱うが、パンチ不足である。警察上層部を含む組織悪と戦ってきた相棒としては物足りない。不正警官が最後は正直になって無理矢理に良さそうな話にまとめられたが、明らかに正直になることが遅すぎる。正直になるならば真実を公表しようとするライターを止めなくてもいい。次の取り調べでは正直に話そうと決めていたとするが、次の取り調べがない可能性の方が高かった。元警官の姿を見て覚悟を決めたという神戸も自分の問題への対処としては遅い。
さらに無実の人間を陥れて死なせてしまったことに衝撃を受けているが、犯人逮捕のために違法な手段を使うことへの反省は薄い。この手段を選ばない点は杉下右京とも共通する。右京と元警官の相違点は犯人特定の推理が正しかったか否かだけで、結果オーライの世界になってしまう。
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2012年2月21日火曜日

似非平等主義

悪徳不動産業者には自分を認めてほしければ、自分も相手を認めるという相互主義が欠けています。自分は他人を否定ばかりしていながら、自分の考えだけは認めてもらおうという考えは、不平等です。悪徳不動産営業には消費者への感謝の念が欠けている。サンフランシスコの霧のように翌朝には一掃されてしまう。
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2012年2月20日月曜日

東急不動産だまし売り裁判は素敵

東急不動産だまし売り裁判は素敵という言葉では足りないくらい素敵なノンフィクションである。雨の後の快晴のような気分をもたらす。
林田力の追及によって悪徳不動産営業の顔から血の気が引いた。そのような気がしたが、その顔は既に死人さながら真っ白であったために、断言はできなかった。
東急不動産だまし売りマンションは、窓がなければ何の変哲もなかったであろう空間に日差しがたっぷりと降り注ぎ、清々しい空気が満ちるようになっていた。それが東急リバブル東急不動産のだまし売りによって皆無になってしまった。
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東急不動産マンション工事の不備

東急不動産の新築マンションで、いざ生活を始めてみると、工事の不備な点が何箇所にも渡って目に付いてきた。一度気になると、そこばかり視線がいってしまうものである。玄関扉を押し開くと「きいい」と甲高い悲鳴のような音が響く。この音にはどうしても慣れない。
やはり、アルス東陽町301号室の利点はセールスポイントになっていた洲崎川緑道公園を眺められることであった。林田力は東京を愛すると同時に嫌っていた。江戸につながる歴史は好きだが、東京のどこにいても巻き込まれる混雑や、大量の鳥の糞のように都会の風景に散りばめられた社蓄連中が大嫌いであった。無数の有象無象が自分の方が重要な地位にあると突っ張りあっていた。都会生活では時として正気を失いそうになる。どうしても林田力には息抜きが必要であった。
そのような林田力にとって緑道公園の樹木は救いであった。春には花の爽やかさを帯びた微風が吹きこむ。花は素晴らしい。落ち込んだ気持ちを高め、ロマンチックな約束を結ばせてくれる。緑道公園の樹木を前にして黙想すると、禅と同じように精神的平安が得られる。林田力は樹木を眺めて飽きることがなかった。いつも同じように見えながら、実際は絶えず変化し続けているためである。
気が滅入った時、不安に襲われた時、真実を見極めるために邪念を振り払いたい時、あるいはただ単に静かな美に浸りきりたい時、林田力は樹木を眺めた。そのようにして過ごせば必ず心身ともに健やかになり、新たな活力が湧いてきた。
http://tokyufubai.bakufu.org/link.htm

平清盛の不評の要因

平清盛の画面が汚いという点は私は気にしていませんでしたが、やはり不評なだけのことはあるのですね。
韓国ドラマの対比は面白いです。韓国歴史ドラマでは汚い下層階級の生活でも主人公は光り輝くような性格の持ち主でした。これに対して、これまでの清盛は現代風に言えばグレたヤンキーでしかないです。無頼を気取っても実際は朝廷の支配の恩恵を受け、平家に守られています。甘ったれた現代のヤンキーと同じで、視聴者が感情移入できなくて当然です。これから、どうなるかが見所と思います。
冒頭の第一話は平清盛の父の忠盛が主役であった。王家の犬とされた武士の内に秘めた憤りが描かれた。視聴者としては忠盛に感情移入できる。その忠盛の想いも知らずにグレる清盛が視聴者の共感を得られないことも自然である。林田力
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2012年2月19日日曜日

マドンナ・ヴェルデ

マドンナ・ヴェルデは海堂尊の小説。代理母出産をテーマとしたジーン・ワルツの出来事を代理母の立場から描く。患者を主人公とすることは珍しい。主人公は桜宮市に長年居住した桜宮市民であるため、ショッピングセンターの火災やボンクラボヤなど桜宮市の出来事も言及され、桜宮サーガらしくなっている。意外なところで別の作品との接点を見せる桜宮サーガの壮大な世界観には圧倒させられる。しかし、著者も最初から全ての設定を考えていた訳ではないだろう。漫画バクマンの一話完結でない一話完結のように過去の作品を読み返し、何気ない描写に新たな作品で意味を持たせることもあるはずである。過去の作品を大切にすることが成功の秘訣である。
医療問題をメインテーマとする桜宮サーガであるが、開発優先の街づくりへの批判精神も旺盛である。夢見る黄金地球儀では個性のない再開発による地方都市の疲弊を描く。極北クレイマーではリゾート開発による税金垂れ流しと医療予算削減を相関させる。マドンナ・ヴェルデでは新築マンションの耐震強度偽装や手抜き施工に言及する。マンション紛争を扱った東急不動産だまし売り裁判著者にとってニヤリとさせられる内容である。
産婦人科医の置かれている厳しい状況への問題意識は極北クレイマーと共通する。市民が出産を安全なものと勘違いしていることが非難される。これは正当であるが、少子化対策から国が出産のリスクを周知させていない傾向があるのではないか。市民の意識を批判し、医者の立場に理解を求めるだけでは解決しない。林田力
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公益法人の素顔

日本赤十字社というと公益性の高いというイメージがありますが、自己の敷地にデベロッパーと組んで超高層マンションを建設して住民反対運動を起こされたこともありました。社員は地域の名士と呼ばれる人々が多く、体質的には保守の側です。義援金の問題も追及される価値があると思います。
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2012年2月18日土曜日

銀魂43巻、金魂編

主役について考えさせられた銀魂の金魂編であるが、準主役の立ち位地も考えさせられる。銀時、志村新八、神楽の三人が万事屋トリオで、新八と神楽は他の脇役とは格が違う。かぶき町四天王編では新八が椿平子、神楽がマドモアゼル西郷を倒すという見せ場を作った。
これに対して金魂編では存在感が薄い。仲間との絆の確認では月詠、九兵衛、さっちゃんとのシーンが印象的である。銀魂が歴史を重ねて魅力的なキャラクターを作ってきたために相対的に当初の主要キャラの活躍が少なくなった。
一方で金魂編の後半では万事屋トリオに志村妙を加えた四人を、はじまりの四人と特別視する。新八や神楽が一般レギュラーと同じレベルになるか、準主役扱いを維持するかにも注目である。林田力
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あの時、ああ言っていた

これは考えさせられました。考えは、まとまっておりませんが、思うところがあります。
東急不動産だまし売り裁判は、まさに「あの時、ああ言っていただろう」の責任追及の世界でした。東急不動産住宅事業本部の課長は「裁判所でも、どこでも好きなところへ行って下さい」と言い放ちました。ところが、その後で卑怯かつ愚かにも話し合いを打診してきました。当然のことながら、「あの時、ああ言っていただろう」の精神で無視し、東急不動産を提訴しました。
日本の役所や企業は、その場しのぎの発言でごまかし、都合が悪くなると前言を翻す傾向が強すぎます。件の似非平等主義者も、過去をなかったことにし、やり直したがっているために粘着しているように見受けられます。自己の前言を反省しなければならないのに、それはないことにして、これからどうするか愚にもつかない考えを巡らします。
日本人全般を見れば「あの時、ああ言っていた」と追及しないで終わらせがちです。だから役所や企業は安心して不正を繰り返すことができます。特に不正を追及するジャーナリストに「あの時、ああ言っていただろう」の精神は求められます。周囲が、そのような方ばかりならば羨ましいほどです。
私が推奨するまでもなく、それなりに不正と闘ってきたならば欺かれた経験の一つや二つはあり、「あの時、ああ言っていただろう」と徹底的に追及できない不満が鬱積しているはずです。問題意識としては正しいですが、鬱積した不満が攻撃しやすい良心的なジャーナリストの失言に向けて爆発してしまうこともあります。
自己の過ちを直視できる人と、都合の悪い事実をなかったことにして話を続ける人は区別して対応したいと思います。
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2012年2月17日金曜日

携帯メール依存症は友達がいない

アニメ銀魂「悪ガキどもの祭典」でバラガキ編が佳境に入る。バラガキ編は一方的にメールを送りつけて返事を期待する携帯メール依存症を風刺しているが、アニメではパワーアップしている。冒頭のラップではメール依存症のキャラがメル友なしと断言している。
戦闘シーンは凝っている。真選組のシリアス長編は真選組にもってかれる傾向があるが、バラガキ編では坂田銀時がラストに見せ場を作った。ポリ公とは性に合わないという銀時が光る。林田力
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スティーブ・ジョブズは正直ではない

Apple(アップル)は労働者の人権を軽視して巨額の利益を上げていると報道された(CHARLES DUHIGG and DAVID BARBOZA, Apple's iPad and the Human Costs for Workers in China, New York Times, January 25, 2012.)。宣伝広告で作られた企業イメージと実体の乖離を浮き彫りにしたNew York Times記事は大きな反響を呼んでいる。

中国にあるApple製品の工場の労働環境は劣悪で、事故が絶えない。長時間の残業は当たり前で、週7日労働もある。未成年の労働者も確認された。作業員の健康・安全には無配慮である。ある工場ではiPhoneのスクリーンを洗浄するために有毒な化学物質を使うように作業員が命じられ、137名が健康被害に遭った。その有害物質は作業効率を高めるために使用されており、安全よりも利益という企業体質を物語る。。

iPadの工場ではアルミニウムの粉塵による爆発事故が複数件発生し、死傷者を出した。成都の工場では4名が死亡し、77名が負傷した。その後にも上海のiPad工場で同じ原因の爆破事故が発生しており、教訓を活かせていない。爆発事故はiPadのケースを研磨する作業で発生した。工場は換気が悪く、アルミの削り屑が工場内に広がり、火花で着火で爆発した。

中国でiPadやiPhoneなどのApple社製品を受託生産するFoxconn(フォックスコン)は広東省深セン市にある工場で10人以上の従業員が相次いで飛び降り自殺を図る「連続自殺騒動」が起こり、過酷な労務環境が報道された。New York Times紙の記事ではAppleがFoxconnを支え、成長させた原動力とした上で、Appleの行動は是認できないものと指摘する。

Appleの問題として元アップル役員はApple独特の秘密主義を説明する。サプライヤーはAppleとの契約について一切他言してはならないとされる。この閉鎖性によって労働環境の改善が進まないと批判されている。多数の権利擁護団体やメディアの要求によって、Appleは初めて156のサプライヤーのリストを公開したが、孫請け会社については、依然として情報は不明なままである(佐藤ゆき「過酷な労働環境でアップル製品はつくられている / 長時間労働、絶えない爆発事故、週7日労働も」ロケットニュース24 2012年1月31日)。

国際情勢解説者の田中宇氏は別の面からAppleの体質を指摘する。ガーディアン紙の記事を引用して、iPhoneによるプライバシー侵害の危険性も指摘する。iPhone利用者はブラウザで何を見たか、どのようなアプリをダウンロードしてどのように使用しているか、外出時にどこに行ったかなどの情報が随時Appleに送信される。情報を送信させない設定もあるが、その設定でAppleが情報を採取していないと確信できる根拠はない(iPhones and Android phones building vast databases for Google and Apple, guardian, 22 April 2011.)。

しかも収集した情報を米国の諜報活動に利用させている可能性を推測する。「スティーブ・ジョブズが死んだ後、世界的な英雄に祭り上げられたプロパガンダ的な急上昇を見ると、アップルも諜報機関に入り込ませてあげる見返りとして、企業イメージと株価の向上を得ることにしたのかもしれないと感じる。」(田中宇「米ネット著作権法の阻止とメディアの主役交代」2012年1月25日)

故スティーブ・ジョブズ氏に関する米連邦捜査局(FBI)の調査報告書が、情報公開法の請求に基づいて公開された。ジョブズ氏のマイナス評価も多く、神格化されつつあるジョブズ氏の実態を知る上で有益な資料である。ジョブズ氏がLSDなど薬物の利用者であったことも証言された。これはジョブズ氏自身も認めていた内容で新味はないが、改めて裏付けられた形である。
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以下は資料に記載されたジョブズ氏の評価である。ジョブズ氏は現実歪曲フィールドを作り出せる人間で、信頼できない。正直ではない。ジョブズ氏は目的を達成するために現実や真実を曲げる傾向がある。高慢で人を見下すところがある(「『ジョブズ氏は信頼できない』FBI、身元調査報告書を公開」WIRED 2012.2.10)。

Appleは消費者向けビジネスで成立している企業である。「他の大企業とは違い、Appleに対してわれわれ消費者は絶大な影響力を持っている」(「汚れた金か?—ニューヨーク・タイムズのApple記事を考える」TechCrunch Japan 2012年1月27日)。Apple製品を購入するか否かは消費者の意識が問われる問題である。

女性天皇・女性宮家と歴史ロマン

女性天皇・女性宮家の議論では表面的には男女同権重視の進歩派と伝統重視の保守派の対立の構図が描かれる。しかし、実際は複雑である。人権重視の立場でも法の下の平等と矛盾する天皇制に批判的な立場から、天皇制の延命を狙う女性天皇・女性宮家への反対論が導き出される。

反対に歴史重視の立場が反対論一色に染まることはない。過去の歴史を振り返れば女帝が存在した。女性宮家は稀であるが、女院は存在し、朝廷内で強固な勢力を有していた。八条女院が有名である。古代の女帝も院政期の女院も危機の時代の産物であって、基本的に天皇制には男性中心の伝統があることは否定しない。それ故に例外的な女帝などを認めないことが正統的な伝統重視の立場という発想は誤りではない。

しかし、例外的であるとはいえ、むしろ例外的だからこそ、危機の時代の女帝や女院が歴史上の存在感があることは事実である。反対論者の説く伝統は明治天皇制を理想とするものであり、実は底が浅いものである。もし現代に女帝や女宮が登場したら、歴史ファンは歴史ロマンを感じ、ワクワクするだろう。韓国では現代を舞台にしながら皇室が存在する設定で、普通の学生だった主人公が皇太子妃や皇女になるドラマ(『宮 -クン- Love in Palace』『マイ・プリンセス』)が大ヒットした。

女性天皇や女性宮家が登場したならば戦前的価値観の信奉者は別として、皇室への支持は広がる可能性が高い。それ故に天皇制に否定的な進歩派からも女性天皇・女性宮家に反対する動機が生まれる。
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2012年2月16日木曜日

東急不動産だまし売り裁判の魅了

東急不動産だまし売り裁判の型破りの大きさに心から魅せられた。東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りで林田力は奈落の底へ突き落とされる。真実を覆い隠すと悲劇が広がっていく。
それでも根無し草のように自分を信じられぬ悪徳不動産営業に比して、しっかりと根を下ろした林田力の幸せを感じ取らずにはいられなかった。東急リバブル東急不動産に虐げられた人々を思いやる林田力の細やかな心遣いは得難い資質である。
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2012年2月15日水曜日

西海の海賊王、平清盛

平清盛は海賊討伐で初陣する。海賊には中国の影響が濃い。海賊側は中国語が飛び交う国際色豊かな集団である。カリブの海賊のような格好もいる。伝統的な時代劇の姿とは異なる異国風の世界である。
平家は朝廷の命を受けた官軍であるが、海賊側と比べて装備が優れている訳ではない。海賊の乗る巨大な唐船は平家の軍を圧倒する。
清盛の勢力伸張のきっかけとなった保元の乱や平治の乱は複雑な人間関係で日本史学習者を悩ませている。ドラマでも平板に描くならば、つまらなくなる。源義朝や新西ら魅力的なキャラクターを出している。彼らは皆、摂関家などの門閥貴族が支配する世の中の矛盾を感じている。後に清盛と源義朝は戦うことになるが、どちらが勝っても公家の時代は終わる宿命である。
海賊王になると海賊の頭目が叫ぶ。民を虐げる頭が悪になる。それを清盛も面白がる。
兎丸。どんだけ民を苦しめれば気が済むのか。
清盛は兎丸とぶつかることで抑圧された自分の思いを吐露する。
清盛。王家の犬では終わらぬ。
自分の方向性を見出したため、爽やかな笑顔を見せる。武士の力を見せつける。林田力
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2012年2月14日火曜日

花の慶次

「花の慶次・雲の彼方に」はかぶき者という言葉を一躍有名にした漫画である。第一話は慶次が滝川一益の麾下にいた頃の話である。滝川一益は織田信長の命で関東を攻略していた。愛馬・松風との出会いが描かれる。第二話から豊臣政権下に時代を移し、前田家中での暴れっぷりが描かれる。
筋を貫く慶次の美学は多くの読者を痺れさせた。その精神性は悪徳不動産業者と闘う消費者を描いた東急不動産だまし売り裁判と共通する。林田力
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ジャーナリスト講座に林田力

循環型メディア「目覚めるラジオ」は2012年2月4日に「ジャーナリスト講座 全てを疑え!」を東京都渋谷区円山町のリアルタイムコンピュータ学院渋谷校で開催した。パネリストは銃器評論家・ジャーナリスト・作家の津田哲也氏、ジャーナリストの三宅勝久氏、真相JAPAN主幹の橘匠氏である。それに行政書士の藤田泰裕氏とパナソニックPDP偽装請負事件訴訟原告の吉岡力氏、東急不動産だまし売り裁判原告の林田力が加わった。

*2012年2月4日に行われた「ジャーナリスト講座 すべてを疑え!」写真です。DVD化の予定があるそうです! とても興味深い内容になっております。「さらば陰謀論」「三宅勝久氏大暴走^^」*
ジャーナリスト講座
http://livedoor.blogimg.jp/takutaku2946/imgs/b/3/b3e8a775.jpg
上記写真:津田哲也氏(銃器評論家、ジャーナリスト、作家、師匠)、三宅勝久氏(ジャーナリスト)、橘匠(真相JAPAN主幹)、林田力氏(ジャーナリスト、フリーライター)
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市民の政治参加

小沢支持者の最大の功績は政治家を市民の側に近付けたことである。自民党幹事長であった小沢氏は市民派から見れば限界はある。それ故に小沢氏に足りない部分を指摘することは容易である。しかし、保守の嫡流であった小沢氏が対米従属路線を批判し、国民生活が第一と唱え、市民派の集会に参加することは逆に驚くべきことである。ここには小沢支持者の熱烈な働きかけがあった。
政治参加の王道は、自分達と同じ考え方の人を候補者として当選させることである。しかし、この点で市民派が十分な成果を得たとは言えない。むしろ、同じ考えにこだわるあまり、幅広い支持を失う傾向があった。
これに対して既存の有力政治家に働きかけて、自分達の視点をもってもらうことも一つの政治参加である。小沢支持者の活動は、この点の政治参加の大きな成功例である。
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2012年2月13日月曜日

『めだかボックス』役不足

『週刊少年ジャンプ』2012年11号に掲載された『めだかボックス』第133箱「他の誰でもない」には「役不足」という台詞が登場する。役不足は力不足の意味で誤用される言葉であり、間違って使用して読者から突っ込まれる恥ずかしいケースもある。しかし、「この程度のところに出演することは自分にとって役不足」と本当の意味を分かっていながら嫌味を言っていることが暗示されている。ニヤリとさせられるやり取りである。

人気漫画『ONE PIECE』を始め、最近は文字の多い漫画が多い。『銀魂』第7巻収録の第54訓「人の名前とか間違えるの失礼だ」で、追伸の使用をカッコいいと勘違いする無学者を風刺するギャグを描いた(林田力「追伸に対する一考察」PJニュース2010年12月25日)。近時は携帯メールのように読み手を無視して書き流すだけの言葉が溢れている。その中で言葉を大事にする作品に出会うと嬉しくなる。
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『AKB49 恋愛禁止条例』第6巻、AKB48に求められるひたむきさ
http://npn.co.jp/article/detail/89092597/

東急不動産だまし売り被害経験

それは自ら経験した人間でないとわからない面があると思います。私自身が東急不動産だまし売り裁判がなければ無自覚な体制の歯車であった可能性を否定することはできません。ですから自らの体験に基づいて、表向きは平等を口にする輩の欺瞞を認識することは重要と思います。
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2012年2月12日日曜日

Windows Mailフォルダ一覧の表示

Windows Mailを起動します。
メニューバー[表示(V)]→[レイアウト(L)]をクリックします。
「ウィンドウのレイアウトのプロパティ」ダイヤログボックスが表示されるので、「フォルダ一覧」にチェックを入れます。
[適用(A)]をクリックしてから[OK]ボタンを押して閉じます。
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二子玉川ライズ風害

二子玉川の環境を守る会は2012年2月11日、世田谷区内で総会を開催した。林田力も参加した。総会では会場から二子玉川ライズの問題への指摘が相次いだ。
南風が吹くと風が強くなる。警備員が立っていられない。メガネが飛ばされる。傘がダメになる。老婦人が倒れた。助け起こしもできないほど風が強い。骨折していた。小学生を通せない。風の日はご飯を食べに駅の方に行けない。再開発事業組合に行ったら、東急さんがやってくださると言った。それは違うのではないか。
二子玉川ライズの入居商店が成り立たないという話を聞く。ファッションや不動産など業種が偏っている。賑わいの街づくりにならない。二子玉川ライズのタウンガイドによると、二子玉川ライズ・バーズモールは空き店舗が目立つ。
再開発組合は植栽をビル風対策とするが、住民は効果がないと主張している。
工事説明会で日影図の提示を要求した。長時間日影になることが分かった。影響を受ける住民に見せるためにコピーを要求したが、裁判を理由に再開発組合は断った。世田谷区にメールしたが、組合の私的資料なので見せられない。再度、厳しい表現を入れて区に要求したところ、住民に提示しない理由が不明のため、再開発組合に理由を求めると軟化した回答になった。
二子玉川ライズの新築マンションは売れるはずがないと思っていたら、案の定、売れなかった。最近では二子玉川ライズの賃貸が出回っている。日本では空き家が増えている。二子玉川ライズに税金を投入するならば、東北に使うべきである。
下北沢のアンケートでは大多数が駅前広場に車はいらない、バスもいらないという結果になった。歩行者優先の街づくりを求めている。
二子玉川ライズに税金が使われていることを知らない人が多い。高齢者の置かれている状況を無視して、税金が開発に遣われている。問題を抱えていることに税金を遣わずに何で二子玉川ライズに税金を遣うのか。林田力
二子玉川ライズ・タワー&レジデンス住民にとっても風害は問題である。高齢者も居住している。
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遅刻癖を切り捨てる道徳的健全

ケネディ大統領の言動を手本として支持されるリーダーになるための秘訣をまとめた書籍である。逆説的な見出しが並んでいるが、内容は意外にもまっとうなものが多い。ケネディは○○と言っているが、危険なので××がいいという箇所もあり、ケネディを取っ掛かりとしながらも著者の哲学を全面に出している。
リーダーになるための表面的なテクニックを提示するが、その背後にある著者の道徳観念は健全である。たとえば遅刻をする人間への否定的評価は複数箇所で登場する。普段は温厚で平和的な著者でるが、時間や約束を守らない相手には鬼のように怒ることを正当化する。また、口では立派なことを言っている相手でも遅刻癖があれば、その事実から決定的評価を下す。
本書の提言には相互に抵触しかねない内容もある。たとえば福島第一原発事故で情報隠しが批判された東京電力を反面教師とし、悪い情報は早く伝えるべきとする。ところが、他の箇所では上手な嘘が付けるように日頃から準備しておくことを推奨する。真実は一つで自分の考えだけが唯一絶対というような幼稚な愚かさとは無縁である。林田力
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2012年2月11日土曜日

東急不動産だまし売りと同じ卑劣

東急リバブル東急不動産が不利益事実を隠して新築マンションをだまし売りした東急不動産だまし売り裁判と共通する卑劣さを感じたケースがありました。同席して話し合わせて、虫の良い和解を演出させようという算段は私も感じました。相手の主張を理解しようとせず、自己の過去の言動を改めも反省もせず、一方的な要求だけを押し付けようとする態度が透けて見えます。メールなど言葉でのやり取りでは論破されており、説得できないことは自覚しているのでしょう。だから会って話そうとなります。会話ならば都合が悪くなれば話題を変えて流してしまえるからです。しかも、卑怯かつ卑劣な点ことに本人から面会を求めようとしないことです。第三者を使って会うように仕向けようとします。それが失敗すると、自分から面会を申し入れますが、そこでも「第三者から勧められたから」と卑怯な言い訳を重ねます。
そのようにすることで、「会ってやっているんだ。ありがたく思え」というスタンスで臨むことができると勘違いしています。それによって自己の優位性を保とうという皮算用です。これは東急不動産だまし売り裁判における東急リバブル東急不動産の手口です。東急不動産だまし売り被害者としては悪徳不動産業者と重なる卑劣な手口は絶対に容認できないものです。巨悪と闘うために連帯ではなく、その種の卑劣さが巨悪に連なるものだからです。林田力
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サバンナゲーム

サバンナゲームはモバゲーの小説コーナーで人気となった作品である。主人公はワーキングプアの非正規労働者である。日本国をあげての人殺しゲーム・サバンナゲームが開催されることで非日常の世界に突入する。バトル・アクション、現代のテクノロジーを超えた武器、ファンタジー世界の超自然的能力、歴史上の人物の活躍とエンターテイメントの数多くの要素が詰まっている。
「希望は戦争」という論文が大きな反響を呼んだが、貧困や格差に苦しむ人々が絶望的な毎日から抜け出すために破壊的な事態に希望を求める心理が現れている。
人殺しのゲームであり、残虐な描写も存在する。バトルロワイヤルに対するのと同じような道徳的な非難が寄せられかねない。救いは主人公達が序盤で殺害する敵がヤンキーであることである。主人公達に害を及ぼすヤンキーは社会のクズ的な存在として描かれている。主人公達にも殺しを楽しむ残虐な気持ちが芽生えるものの、相手がヤンキーであるために主人公側に感情移入できる。林田力
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神戸尊が相棒から卒業

及川光博の演じる神戸尊が今シーズンでテレビドラマ相棒から卒業する。神戸は初回スペシャルで偽証という重大な犯罪をしていた過去が明らかになった。残念なことに相対的に嘘をつくことへの道徳観念の低い偽証は軽視されている。だからこそ偽証した神戸をどうするかで社会派ドラマとしての相棒の真価が問われる。
神戸の問題は偽証だけではない。マーロウ八木が再登場した回では遅刻常習者として描かれた。神戸の退場はストーリーに練り込まれている。林田力
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宅建業法違反業者への迅速な処分

市民が求め創るマニフェストの会は2月6日に東京都内で世話人会を開催した。林田力は東急不動産だまし売り裁判原告の立場から不動産政策を中心に提言している。売買契約後に判明した欠陥は契約白紙化に、宅建業法違反業者への迅速な処分と周知公表の徹底を提言している。他にも不動産問題ではマニフェストに政策が出されている。将来的な課題として不動産政策として統合・拡充することが提言された。今回はセーフテイネットの整備と経済政策を分離することにした。
林田力はマニフェストには政策を簡潔にまとめ、詳細な理由説明を解説集にまとめることを提案した。労働者派遣法の改正については具体例として登録型派遣の禁止を提言した。
奨学金制度の拡充については給付型奨学金とすることを提案した。現状の貸費中心では返済で奨学生の生活を圧迫するためである。米国では奨学金ローン破産も起きている。奨学金ローンについては社会に出る前から金融資本主義に組み込まれてしまうとの意見も出された。
ホームレスの社会復帰のための施設と制度の整備について、林田力はホームレス追い出しに悪用される危険性があると指摘した。
外国軍基地の撤廃について、林田力は海上自衛隊がアフリカに基地を設けており、日本も外国に基地を設置する側であると指摘した。
公安警察の縮小や取り調べの可視化は警察の問題としてまとめる。環太平洋経済協定は独立の項目を立てる。脱原発については処理できずに残り続ける放射性廃棄物の問題と原発推進派の動機に核兵器開発能力の保持があるとの視点を持つ。
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2012年2月10日金曜日

トリコ、サンサングラミー

トリコの最新刊ではサンサングラミーを捕獲する。ここでも小松が活躍する。バトル中心の王道少年漫画ながら、バトル以外の価値を上手に盛り込む。この巻では美食会の動きも描かれ、長編への導入部にもなっている。
トリコの世界は美食で価値付けられたユニークな社会である。それでも現実の社会と同じように腐敗や貧困、格差が描かれる。マスメディアとの癒着で人気を得るレストランや貧困者に蔓延する麻薬など現代社会の病理を風刺する。林田力
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ワンピース65巻

読者との質問コーナーで、「ルフィよりも強力な能力者が続々登場しているが」との質問に作者は「ゴムのような面白さがなければ長く付き合えない」と答えている。完全無欠な主人公像とは乖離した視点を提供する。完璧な人よりもドジなところがある方が親しみをもてる。
しかし、単に親しみをもたせるために不完全なキャラにするだけならばステレオタイプ化する。銀魂では漫画家志望の持ち込み原稿の主人公が皆、「腹減った」という食い意地が張ったキャラであることを風刺している。
世間的な意味での優等生では面白くないが、単に欠点を持たせただけでもつまらない。欠点や長所でないと考えているものに新たな価値を付加してこそクリエイティビィティである。強そうではないが、面白いからという理由でゴムにするところに漫画の原点がある。
これは銀魂にも該当する。家賃滞納は一般的な意味合いでは欠点である。実際、ゼロゼロ物件などでは僅か一日の家賃滞納に過酷な追い出し屋の嫌がらせや高額な違約金請求が行われ、社会問題になっているが、ゼロゼロ物件業者側は「家賃を払わない賃借人が悪い」と正当化する。債務弁済の遅延が違約金請求という暴利行為や追い出し屋の人権侵害を正当化するものではない。林田力
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2012年2月9日木曜日

A Dearth of Candor in Tokyu

There is a dearth of candor in Tokyu Land Corp and Tokyu Livable. There is a typically opaque, and understated, explanation in Tokyu. They are withholding or fudging crucial information. They have been fooling consumers. Consumers were fooled out of their money. They have a culture of complicity and collusion. They are deeply incestuous.
They lack good judgment. They are an almost cartoon-like level of incompetence. They are mercurial and incurable fools. After many unexpected moves by various players across real etstae market in 2011, what role will companies like Tokyu Land Corp and Tokyu Livable play in 2012? Boycotte Tokyu is the most widely accepted approach to consumer movement in the world.
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Hayashida Riki is the Protester
Hayashida Riki is the Protester against Tokyu Land Corp and Tokyu Livable. Come and join the protest action against Tokyu. It's time for DEMOCRACY NOT CORPORATOCRACY, we're doomed without it. Corporatocracy is an imprecise pejorative term describing an unhealthy alignment between business and political power.
"The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" presents the top consumer predictions. Some of the questions that will be answered in this book.
HAYARIKI.NET is the official "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud: How to Win" Website.

ナルトNARUTO59巻

ナルトNARUTO第59巻では五影が勢揃いして戦う。保守的な考えを代表していた土影の改心と覚悟が見所である。
忍界大戦では五大国の忍者が連合して戦うために新キャラクターが続々と登場する。敵側も死者を操る術を使うために過去の英雄が次々と登場する。これは物語の構成としては難しいところがある。読者に馴染みのないキャラクター同士が並行して戦いを展開するからである。読者が飽きるグダグタの展開に陥りがちである。それでもナルトには読者を引き込む力がある。キャラクターとストーリーを作り込む巧みさが光る。
林田力
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『サバンナゲーム』格差社会の犠牲者がヤンキーを殺害する爽快

黒井嵐輔『サバンナゲーム 〜始動〜』(小学館)はモバゲーの小説コーナーで人気となった作品である。バトル・アクション、現代のテクノロジーを超えた武器、ファンタジー世界の超自然的能力、歴史上の人物の活躍とエンターテイメントの数多くの要素が詰まった作品である。
主人公はワーキングプアのフリーターである。「飯を食うために働き、今を生きることに必死な日常」(6頁)を送る格差社会の犠牲者である。それが日本国中を巻き込む殺人ゲーム・サバンナゲームの開催によって、非日常の世界に突入する。
かつて赤木智弘の論文「『丸山眞男』をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」が格差社会の犠牲者の心理を率直に表明したものとして反響を呼んだ。『サバンナゲーム』にも貧困や格差に苦しむ人々が絶望的な毎日から抜け出すために破壊的な事態に希望を求める心理が現れている。
『サバンナゲーム』は人殺しのゲームであり、残虐な描写も存在する。救いは主人公達が序盤で殺害する敵がヤンキーであることである。ヤンキーは「いかにも不良じみた風体」(71頁)で、主人公達に絡む社会のクズ的な存在として描かれている。
主人公達にも殺しを楽しむ残虐な気持ちが芽生えるものの、相手がヤンキーであるために主人公側に感情移入できる。また、主人公側も「こいつらと同じ人種になってしまう」(77頁)と自分達を戒めており、ヤンキーとは明確に区別されている。
後半に入ると真に倒すべき敵が浮かび上がってくる。しかし、本書はタイトルに『始動』とあるように導入部で終わっている。続編に大いに期待する。(林田力)
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2012年2月7日火曜日

平清盛、海賊討伐

第5回、海賊討伐
平清盛は天皇家のスキャンダルを描く。
鳥羽院。狂ったように笑い出す。
お前のような女を、まともに相手にした私が愚かであった。現に生きる物の怪だ。
当てつけから鳥羽院は崇徳天皇に入内する予定の女性を后とする。
高階。方々に虐げられた、か弱き民が海賊である。己のことしか考えぬ者達が政をしていることが元凶。
現代の政治にも当てはまる。海賊をテロリストと言い換えれば、対テロ戦争を進めるアメリカ帝国主義の論理になる。林田力
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2012年2月6日月曜日

ジャーナリスト

出版業界は惨憺たる状態。林田さんは集中しても年間に六冊くらいしか書けるものではないと言っていた。他のこともすれば三冊が限度ではないか。年に十冊も出している人がいるが、ゴーストではないか。
雑誌記事は編集部の意向が入ることが少なくないが、単行本は著者の責任となる。何度も校正の過程を経る。年に十冊も出せるようなものではない。
拳銃の発射経験がある。だから拳銃の描写がリアルである。
自衛官の自殺が多発している。出版当時、自衛隊の問題を取り上げたことは珍しい。
高額な教材のセールスをしていたが、自衛官は結構購入してくれていた。割賦購入になるが、信用履歴を調査すると結構つまんでいる人がいた。このため、自衛官は金の使い方が分からない人が多いという印象を受けた。
日本は法治主義ではない。人によって扱いが異なる。
林田力は東急リバブル東急不動産から新築マンションをだまし売りされた。
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2012年2月5日日曜日

ロスト・シンボル下巻

主人公ラングドンは偏見に囚われず、価値を相対化できる魅力的な人物である。これまでの冒険は彼の柔軟性に負うところが大きかった。ところが、下巻ではラングドンの頑固さが目に付く。フリーメーソンの秘密は伝承に過ぎず、現代社会に影響を与えるものではないと頭から決めてかかっている。その頑固さが物語のテンポを停滞させてしまった。
ラングドンは絶体絶命のピンチに追い込まれることで謎を解くことになる。追い込まれることで初めて謎と向き合うことができるという限界を表している。
米国の首都ワシントンが古代からの知恵を伝えるために設計され、緻密な工夫が施されていることが物語から浮かび上がる。その一つとしてワシントン記念塔よりも高い建物の建設を禁止する法律がある。これによって古の神秘を伝える景観が守られている。国分寺崖線と多摩川に囲まれた緑豊かな空間に超高層ビルを建設する二子玉川ライズなど超高層ビルを乱立させる東京の貧困さとは対照的である。林田力
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オカルト

最後の話が最もミステリーであった。オカルトにのめり込んで破滅する自業自得的なストーリーが多い中で、この話は注意深く節度を持ったオカルト研究者に降りかかった問題である。広い意味では本人の不注意に属するが、その前の話とは対照的である。林田力
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新築マンションの怪談話

東急不動産だまし売り裁判著者の林田力はライターとして、新築マンションでのオカルト現象も紹介している。オカルト現象は古い建物という印象があるが、むしろ人間の生活の積み重ねから離れた新築マンションの方が怪奇現象は入りやすい。
棚が壊されて、大小のガラス瓶が割れた。テーブルがひっくり返った。どこからともなく吹く暴風が灰を舞いあげて部屋中に散らした。部屋の中が不浄な影に包まれているようであった。マンション住民は、どこへ行っても、何者かにつけられているという感じ、見えない何者かの監視を受けているような感じがしてならず、どうにも振り払うことができなかった。神経の締め付けられる不眠の時間が果てしなく思えるほど続き、点けたままにした電球の下で、マンション住民は身を震わせ、冷や汗をかき、不安に苦しめられた。
東急不動産だまし売り裁判のような書物が並ぶ書店の魅力は抵抗できないものだ。ページをめくり始めると、たちまちのうちに心を奪われてしまった。東急リバブル東急不動産は健全な不動産市場で許容される企業としては、あまりにも恐ろしくて忌まわしく、断じて存在してはならないものであった。悪徳不動産営業の笑いは妖術師の哄笑のように耳障りなものであった。
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2012年2月4日土曜日

いくさの子第2巻

いくさの子は織田信長を主人公とした歴史漫画である。吉法師と呼ばれた子ども時代を描く。吉法師は軍略に非凡な才能を発揮する。父親の織田信秀や守役の平出政秀は吉法師の非凡さを認めている。この点には新鮮味がある。
原哲夫はケンシロウや前田慶次ら圧倒的な強さを持った主人公を描いてきた。魅力的なヒーロー像を提示したが、あまりに完璧すぎて現実から乖離し、感情移入の対象としては物足りなくなった。これに対して吉法師には圧倒的な強さはない。非力な少年を集めて工夫して海賊や山賊を打ち破る。読者にも勇気が湧くヒーローである。
この巻では信長の初期の強敵となる今川義元が登場する。公家風に描かれることが多い義元であるが、本書では公家色を出しながらも、常在戦場の心意気の武人として描かれる。敵が強大なほど信長のドラマも盛り上がる。林田力
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反貧困ネット広島第4回設立3周年記念 宇都宮健児さん講演会

Fwd:反貧困ネットワーク広島定期総会・3周年記念講演会

■ところ:広島平和資料館 地下 メモリアルホール
■と き:2月5日(日曜日)13:30〜16:30
      第一部 定期総会
      第二部 3周年記念講演会
■講 師: 宇都宮 健児さん
■テーマ: 反貧困ネットワーク活動の成果と今後の課題

一般の方については、事前の申込みはおこないませんので直接会場にお越しください。

■入場は無料です。

※手話通訳がつきます

いま、生活保護、年金、児童扶養手当など社会保障が切り下げられていっています。
日本は本当にこのまま突き進んでいっていいのでしょうか?
国民の生活と暮らしを保障できない政府でいいのでしょうか?
私たちは広がる〈貧困〉にもうガマンできません。
〈貧困〉の問題は「見えない」ことが特徴です。
それを目に見える形にすること、無視できないものであることをみなさんに知っていただ
くこと。
私たちはそのために活動しています。
あなたも貧困問題について考えてみませんか?
(反貧困ネットワークのホームページより)

■宇都宮健児さんプロフィール
弁護士。反貧困ネットワーク代表、全国ヤミ金融対策会議代表幹事などを務めています。
著書に「反貧困 半生の記」「弁護士、闘う 宇都宮健児の事件帖」「サラ金地獄からの脱出法」ほか多数。
http://hayariki.net/poor.html
■反貧困ネットワーク広島(NPO法人手続中)
  事務局 広島市中区東白島14-15NTTクレド白島ビル7階
   弁護士法人 広島総合法律事務所内
    http://www.geocities.jp/hinky_hiroshima/

2012年2月3日金曜日

いくさの子第1巻

いくさの子は織田信長を描く歴史漫画。本能寺の変で幕を開け、信長の誕生に遡る。この巻では吉法師と呼ばれる子ども時代が描かれる。海賊に誘拐されるというオリジナリティあるエピソードが登場する。尾張の織田弾正忠家が駿河の今川家の海上交易を妨げる存在になっていたとする経済的視点をクローズアップする。政治や農業中心の伝統的な歴史観からは新鮮である。花の慶次や影武者徳川家康で道々の者を取り上げた原哲夫らしい。林田力
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2012年2月2日木曜日

Hayashida Riki is the Protester

Hayashida Riki is the Protester against Tokyu. Come and join the protest action against Tokyu. It's time for DEMOCRACY NOT CORPORATOCRACY, we're doomed without it. Corporatocracy is an imprecise pejorative term describing an unhealthy alignment between business and political power.
"The Suit Tokyu" present the top consumer predictions. Some of the questions that will be answered in this book.
Tokyu has been fooling consumers. Consumers were fooled out of his money. Evil Real Estate Agent is a mercurial and incurable fool. Evil Real Estate Agent lacks good judgment.
After many unexpected moves by various players across real etstae market in 2011, what role will companies like TLC and TL play in 2012?
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二子玉川ライズによる環境悪化

林田力は2012年1月に二子玉川ライズの住環境破壊を批判する住民団体・二子玉川の環境を守る会のニュースを配布した。受けとった方の中には瀬田に親戚がいる方がいる。「再開発のせいで穏やかな二子玉川が、すっかり変わってしまった」と嘆いていた。二子玉川ライズの超高層ビルを見ると、地獄があまり遠くない場所にあると思えてくる。
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2012年2月1日水曜日

無頼伝ガイ

無頼伝ガイは週刊少年マガジンに連載されていたマンガ。作者はギャンブルや駆け引きを得意とするが、この作品は冤罪を晴らし、社会悪と対決し、自由を獲得するストレートな結末となった。
悪人はどこまでも悪人という明快さがある。これは林田力「東急不動産だまし売り裁判・こうして買った」と同じである。表面的に社会派を気取るならば悪人側にも事情があるというようなことを書きたくなるが、そのような甘さでは社会悪を描けないことも事実である。
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