2012年1月31日火曜日

市民の側からの電力自由化

市民の側からの電力自由化について
保坂展人世田谷区長は世田谷電力で脱原発!?
http://npn.co.jp/article/detail/98903754/
計画停電の恣意性について
武蔵野市の計画停電対象外に不満爆発
http://npn.co.jp/article/detail/80400869/
電力自由化について
林田力 価格規制 2000.4.19
http://hayariki.net/poli/regulation.htm
都知事選出馬の渡辺美樹・ワタミ会長の経営の評価
http://www.pjnews.net/news/794/20110219_3

二子玉川ライズ緑化の勘違い

森は魔物が棲み、別世界に通じる領域と位置づけられている。これは日本人の自然観とは差異がある。自然と共存する東洋思想、自然を征服する西洋思想と分類され、前者の優越が語られる傾向があるが、人間に飼い慣らされた自然ではなく、異質なものとして自然を見ているかが問われる。日本では自然を破壊して超高層ビルを建設し、周辺や屋上を緑化することで自然と調和した再開発とデベロッパーが自賛するような勘違いが生まれる。その典型が東急不動産東急電鉄が東京都世田谷区で進める二子玉川ライズである。
日本でも古くは森を魔物の棲む世界という見方があった。分かりやすいものとして映画「もののけ姫」の世界がある。そこでは森は人の世界と対立する存在であった。シシガミが討たれた後に森は復活するが、それは最早人を寄せ付けない森ではなくなった。林田力
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2012年1月30日月曜日

東急リバブル迷惑隣人事件

東急リバブルは物件の仲介に際して迷惑隣人の存在を説明せず、説明義務違反で大阪高裁から損害賠償を命じられた。この判決は東急不動産だまし売り裁判提訴の直前に言い渡されたもので、東急不動産だまし売り裁判に際しても東急の不誠実な体質を示すものとして提示された。これに対して東急リバブルの課長は林田力に東急リバブルの説明義務違反を棚に上げ、「物件購入者が隣人を録画していた」と購入者の言動に問題があるかのように責任転嫁した。問われているものは東急リバブルが不都合な事実を隠して物件を仲介したことであり、購入後の購入者の言動は問題にならない。尚、「購入者が隣人を録画した」との指摘は東急リバブル課長の発言にのみ登場し、確認された事実ではない。
同じことはゼロゼロ物件にも該当する。ゼロゼロ物件は高額な料金請求や追い出し屋によって大きな社会問題になっている。そこでもゼロゼロ物件業者側から家賃を滞納する賃借人が悪いという責任転嫁がなされる。
実際、ゼロゼロ物件業者が宅地建物取引業法違反で東京都から業務停止処分を受けた事件がある。この問題を追及した市民団体のブログには「賃借人に問題はなかったのか」とのコメントが書き込まれた。契約書に記載なく退室立ち会い費などの料金を請求する詐欺や追い出し屋という人権侵害は家賃滞納という債務不履行で正当化されるものではない。
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2012年1月29日日曜日

ゼロゼロ物件詐欺の実態聞き取り

林田力がゼロゼロ物件詐欺を聞き取り
「東急不動産だまし売り裁判・こうして買った」著者の林田力は2012年1月にゼロゼロ物件詐欺の実態聞き取りを実施した。敷金0礼金0と安さをセールスポイントとするゼロゼロ物件であるが、高額な料金請求や追い出し屋など社会問題になっている。それを裏付けるヒアリングになった。
聞き取り対象は東京・代々木のゼロゼロ物件仲介業者で部屋探しの相談をした人物である。このゼロゼロ物件業者は宅建業法違反で業務停止処分を受けている。王道的な不動産業者選びならば業務停止処分歴があるだけで、候補から外される業者である。それ故に貴重な聞き取り結果になる。
聞き取りではゼロゼロ物件詐欺の実態が浮き彫りになった。広告では初期費用15万円と謳っている物件がある。この時点で消費者の立場ではゼロゼロ物件ではなく、ゼロゼロ物件詐欺である。しかし、それで問題は終わらない。驚くべきことにゼロゼロ物件業者は相手が無職と知ると初期費用を25万円に釣り上げた。ゼロゼロ物件が敷金や礼金を徴収する普通の物件よりも逆に割高になるという指摘の一例になる。
このゼロゼロ物件業者は無職をターゲット層の一つに広告宣伝しているが、無職の困窮に付け込み、搾取する貧困ビジネス的性格を示している。
また、このゼロゼロ物件業者は宅建業法違反に加えて「内見をさせない」との問題が市民団体から指摘されている。聞き取りでも一時間半程度ゼロゼロ物件業者の店舗で話し、具体的な物件が出たにも関わらず、内見の話にはならなかったとする。市民団体の指摘は業務停止処分前であるが、業務停止処分後の業務再開後も企業体質は変わっていないことを示している。
このゼロゼロ物件業者は代々木に店舗があるが、立川などの多摩地区や埼玉、神奈川の物件ばかりである。これは業者のウェブサイトで確認できるが、聞き取りでも同じ結果が確認された。店舗のある地域の物件を扱っている地域密着型を業者選びの指標にしたいとの意見が出された。聞き取り結果はメールマガジン真相Japanに掲載されている。
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女教皇ヨハンナ下

ようやく下巻でローマが舞台になる。教皇庁は権謀術数渦巻く場所であるが、ヨハンナに上昇志向はない。それが物語を爽やかなものにしている。
対立相手も登場する。卑劣な攻撃を繰り返すが、それでも教養ある人物として描かれる。当然のことながら、悪徳不動産業者を描いた東急不動産だまし売り裁判とはタイプが異なる。主人公にとっての敵は特定の個人や勢力ではなく、女性を抑圧する社会であった。
ヨハンナの知性は素晴らしい。伝統的な神学ではエバはアダムを唆して楽園追放となったため、女は罪深い生き物とされる。これに対してヨハンナは、エバの勧めでリンゴを食べたアダムよりも、自らの好奇心でリンゴを食べたエバに優位性を与える。神学の土俵に乗っかった上で反論している。相手の話を聞かず自分の考えだけが唯一絶対として一方的に押し付ける愚か者の対極に位置する。林田力
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2012年1月28日土曜日

安部芳裕講演会第四部

安部芳裕講演会第四部。日本は借金も多いが、資産も多い。国債の保有者の大半は国内の金融機関。外国の保有者は8パーセント程度。だから日本は大丈夫という議論は正しくない。8パーセントもあれば、まとまって売り浴びせすれば暴落させることは可能。
これからは外国に買ってもらう必要がある。今は1パーセント程度の金利であるが、外国に売るならば3パーセントくらいの金利が必要になる。
景気を良くするためには可処分所得を増やすことである。消費税増税とは逆。政府支出を増やすしかない。不動産価格下落で銀行の貸し出しも減っている。
量的緩和は民間企業が借りなければ意味がないが、設備投資需要がないので効果が薄い。
日本は下手くそなケインズ政策で誰も通らない道路など無駄な開発をしてきた。日本政府の三分の一程度が国債の返済に充てられている。
政府が必要なだけ紙幣を発行すればいい。税金が利子に費やされることもなくなる。アメリカではリンカーンとケネディが実践したが、二人とも暗殺された。アメリカは大統領と銀行家の貨幣発行権を巡る争いが繰り返されてきた。貨幣発行権を銀行から取り戻す。
日本を自立する。石油を作る藻を養殖する。電気はエネルギーの一部で、石油が重要である。日本は世界第六位の海洋大国である。日本は自然エネルギー大国で、技術力もあり、原子力村の力が強くて力を使ってこなかった。深海底鉱山。レアアースがある。都市鉱山。日本は世界最大の金保有国であるが、ゴミに埋まっている。休耕田で飼料米を栽培する。これにより飼料を輸入するために時給率の低い畜産の問題を克服する。
これまでは租税国家モデルであった。これは経済成長を前提としている。経済成長がストップすると共通社会資本への支出も減る。先進国では行き詰まっている。社会資本への支出は政府発行紙幣で賄うべきである。
勉強して友人知人への働きかけをする。政治へ働きかける。オルタナティブな暮らしの実践。家庭菜園で食べ物を作る。株式会社は潰れていく。自分で協同組合を作って事業を行う。南米では潰れた会社の設備を労働者の協同組合が取り戻している。一人一票で運営する。
政治を変えるプロジェクト99パーセントを立ち上げるべく準備している。
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質疑応答。米と味噌があれば食べていける。3ヶ月備蓄してほしい。食物を作った経験があるとないでは大きく違う。
政治への働きかけを忘れてはならない。法律で家庭菜園を禁止するということもある。戦争に巻き込まれることもある。日本でも戦争で景気回復と考える資本家がいる。
藻の研究は米国が進んでいる。米軍基地では石油を自給する体制に取り組んでいる。いくら金がかかっても食物とエネルギーは自給すべき。市場原理主義は豊かさを実感できない。
林田力はプロジェクト99パーセントについて質問した。
今の状態で政府紙幣を発行したらアメリカに利用される。政府を国民に取り戻した後がいい。
アメリカは在日米軍を撤退したがっている。引き止めているのは日本政府。ただ米国は同盟国に負担を押し付けるオフショア・バランシング戦略を採る。今のままでは中国封じ込めに日本が利用される。対米従属から脱却して政府を国民の手に取り戻さなければならない。
五時間もあったが話したりない。
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源平の御曹司・平清盛

清盛は海賊から取り返した食物を漁民に返していた。恐縮する漁民に清盛は「元はおまえたちの米だ、遠慮するな」と言う。生活保護が悪いというような論調があるが、生活保護を受けることは人権である。清盛の先進性を描いた。
清盛と宗子、家盛は血がつながっていない。しかし、家族として互いを思いやっている。時代劇でよくある骨肉の争いとは大違いである。前近代的な家父長制の下では年下の方が我慢させられる傾向がある。しかし、平家では継母が継子を思いやり、兄が血のつながらない弟を思いやる。これが一家のまとまる秘訣である。
その後で場面は天皇家に移る。鳥羽院と崇徳天皇の確執が描かれる。鳥羽院の崇徳天皇に対する憎しみが強調される。平家とは対照的に年上が横暴である。平家の成長と天皇家の衰退を予測させる。林田力
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安部芳裕講演会第三部

安部芳裕講演会第三部。追い詰められるイラン。イギリス大使館を閉鎖。欧州各国も大使館を閉鎖。大使館閉鎖は準戦争行為である。
スタグフレーションが一番厳しい。石油がなくなると食糧が入ってこない。輸送機関がストップする。電力不足に陥る。工場が操業停止になる。原発復活論も強まる。
イランの核開発の証拠はない。アメリカが戦争をしたいから核開発疑惑を作り上げた。イラン攻撃は前から決まっている。核開発は関係ない。核兵器が危険ならばイスラエルが危険である。核不拡散条約を無視している。
イランを追いつめている原因は核ではない。中東を新自由主義に組み込む。戦争経済による景気浮揚。米国のめぼしい産業は金融と軍事だけ。米国は軍事ケインズ政策を続けてきた。大統領選挙ではイランを攻撃すると言わなければ人気が取れない。
アメリカと中国は新冷戦時代に突入した。中国をコントロールするためには中国が依存している中東のエネルギーを抑える。イランがドル決済をやめたことに対するドル防衛。イスラエル防衛のためのイラン攻撃。アメリカ・イスラエル公共問題委員会というロビー団体の支持がなければ大統領になれない。
イスラエルはパレスチナ人を迫害する。イスラエルと戦っているハマスやヒズボラを支援している国がイランである。
ハルマゲドン待望論。ハルマゲドンはイスラエルのメギドの丘。アラブの春で親米独裁政権が潰れた後には民主的なイスラム政権が予想される。イスラエルへの敵対姿勢を強める。イスラエルを追い詰めることを期待する人もいる。
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日本のリスク。まず福島第一原発事故。冷温停止宣言は世界の笑い物になった。チェルノブイリ事故では日本の半分に相当する面積が汚染された。チェルノブイリ事故数年後にソ連の平均寿命は低下した。放射性物質の影響が考えられる。ベラルーシの子どもの甲状腺ガンは事故五年後くらいから急増している。
危ないのが4号機。4号機が崩壊したら、東京も避難地域になる。正月にセシウムが高くなった。汚染したガレキを焼却したためである。東京都がガレキを受け入れている。東京都は危険なストロンチウムなどを測定せずにガレキを受け入れている。ガレキ焼却により、放射性物質が気化すると防ぐことが困難。放射能の害はガンだけでなく、知能の低下もある。言われたことだけをする人間になる。脳の低下は自分で気付けない。脳機能の異常。転びやすい。状況把握の鈍化。統合失調症。
日本は地震の活動期に入っている。原発は震度6で壊れるようにできている。もう一カ所で原発事故が起きたら日本終了になる。
TPPの問題。日本は輸出依存度が低く、貿易立国ではない。内需で回っている国である。デフレ不況の日本で安い輸入品が入ると、安値競争や失業増大でデフレ不況が悪化する。
米国はTPPで二百万人の雇用を増やすといっている。それだけの日本の雇用が奪われることになる。
日本の関税は十分低い。貿易では関税よりも為替が重要。貿易黒字を増やすには円安にしなければならない。
非関税障壁の撤廃。狂牛病の月例制限の撤廃。ほとんど検査していない牛肉が輸入させる。郵政資金の国内運用制限の撤廃、ウォール街で運用する。自動車の安全制限の撤廃。これらが加盟の前提条件である。
TPPは米国社会では関心が低い。労働組合や中小企業が反対する。ベクテルやモンサントなどTPPのための米国企業連合が推進している。
消費税増税は可処分所得を減少させる。景気を一層冷え込ませる。消費税を五パーセントに増税してからGDPは上がらなくなった。GDPが上がらなければ税収も伸びない。消費税は財政再建にならない。
消費税は逆進性がある。貧しい人の負担が大きい。金持ち優遇税制である。日本もリッチマン革命をしていた。法人税の税率を下げる。消費税増税ではなく、累進課税を強化することが重要。
財政再建は財政出動で景気を回復し、景気回復後に支出を減らすことが王道。消費税増税はセオリー無視。
政治の機能不全。民主党の崩壊・分裂。自民党も原発TPP推進政党であり、支持されない。小党分立の連立政権となり、意志決定できなくなる。林田力
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週刊少年マガジンで連載中のマンガの単行本。実在のアイドルが登場し、公演の世界を描くリアリティと男子高校生が女装してアイドルを目指すフィクションが混ざった作品である。この巻では研修生の吉永寛子がアイドルを続けるか否かの岐路に立たされる。主人公・浦山実は片思いの吉永を応援するために女装して浦川みのりと名乗り、オーディションを受け、研修生になった。吉永がヒロインであり、吉永がアイドルとして成功することが主人公・浦山実の目的であるが、主人公自身がアイドルとしてのやりがいに目覚めてしまう。研修生公演のセンターに抜擢され、前田敦子や大島優子、高橋みなみら、そうそうたる正規メンバーからも注目株と認識される。対して吉永の存在感は霞んでしまった。ライバル役には岡部愛が存在し、サイドストーリーとなる擬似恋愛的な絡みも正規メンバーとの間に成立している。吉永が存在しなくても物語を成立させることは不可能ではない。吉永を通過点で終わらせることも可能であった。
その吉永がフィーチャーされる。主人公が熱い言動が周囲の心を動かすという展開が定番である。恋愛禁止条例の主人公も熱く働きかけるが、それ以上に吉永自身の決意に重きを置く展開となった。
吉永は才能面でずば抜けた存在ではなく、主人公のような熱血でもない。物語ではスポットライトを浴びにくい存在である。主人公のような熱血漢や岡部のような才能あるクールビューティーの方がキャラが成立しやすい。
吉永は、ひたむきな努力家である。物語ではスポットライトを浴びにくい吉永の美点を浮かび上がらせている。これはAKBメンバーやAKBを目指す少女達の実態に近い。商業主義に染まった感があるが、元々は会いに行けるアイドルとしてローカルな劇場で公演を繰り返してきたグループである。マスメディアに乗っかった商業主義から遠いところに位置していた。
この巻では前田敦子が首位に返り咲いた総選挙が描かれるが、そこでの前田はクールさや器用さではなく、ひたむきな努力が報われて感極まった存在として描かれる。女装して熱い心で周囲に影響を及ぼす主人公は漫画的に面白いが、ひたむきな吉永もアイドルを目指す女性の象徴として存在意義がある。
そして主人公は、あくまで吉永に恋心を抱き、彼女の夢を応援する存在である。前田敦子や大島優子、高橋みなみらと微妙な関係になるという多くのファンが羨む状況でも、ぶれない。冒頭からの物語の枠組みを維持しているところに作品の骨太さがある。林田力
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2012年1月27日金曜日

林田力の証言『東急不動産だまし売り裁判』

原告代理人は全てを知り尽くした人間ならではの雰囲気を漂わせていた。落ち着いた、自信に溢れた姿勢で尋問を続けた。身体にフィットしたスーツ、白髪交じりの頭髪、引き締まった頬。どこからどう見ても完璧であった。
自信溢れた所作、隅々まで通る声、巧みな比喩に明晰な論理運び、切り返しの妙に至るまで弁説は冴え渡っていた。うねる様なリズムで話し、時折、声を落とした。タイミングの取り方は完璧であった。大名題の歌舞伎役者さながらである。「あー」「うー」「あのー」などの戸惑い語は絶対に発しなかった。
原告代理人は、これまで林田力が出会ったどの弁護士にもひけをとらなかった。直観力に恵まれ、弁が立ち、厄介な問題をたちどころに解決できた。法律を事実に当てはめる段になると一瞬にしてしかるべき条文を思い出すことができた。ユーモアのセンスに恵まれ、控えめな魅力に溢れていた。林田力は深い敬意の念を込めて原告代理人を見た。原告代理人の方は林田力の態度を眺めて自信を深めた。
時間の流れは殊のほか速く感じられた。聴衆全員が林田力の証言にすっかり釣り込まれていたからである。空気に塩のような匂いがあるのは汗と興奮の熱気からだろう。一言、一言が雷鳴のように空気を切り裂いた。林田力の証言に少しでも間が生じると、聴衆は身を乗り出してきた。
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東急不動産とサブプライム

安部芳裕講演会第二部。新自由主義は貧しい人から金持ちに所得が移転した。トリクルダウンセオリーは誤りで、実際はトリクルアップであった。
米国では投資銀行が増える。投資銀行は企業向けの証券会社。世界恐慌の反省から商業銀行の証券業務を禁止していたが、撤廃される。預金が投機マネーに組み込まれる。日本の再開発ビルも証券化され、ウォール街の銀行が持ち分を持っている。
アメリカの住宅ローンはノンリコースローンである。物件を渡せば債務はなくなる。サブプライムローンの大半が返済不能になることは銀行は分かっていた。小口証券化してリスクを投資家に転嫁した。銀行はドンドン貸し出しを進めた。信用膨張が起こり、サブプライムショックになる。しかし、サブプライムショックで銀行は損していない。天文学的な金を稼いで逃げている。損をしたのは世界中の投資家である。小口証券化したので銀行は抵当権を持っていないが、持っていると嘘をついて物件の差し押さえをしている。それが露呈して訴訟になっている。
また、銀行はサブプライムローン証券の暴落を知っていて販売したとして、投資家から訴えられている。
林田力コメント。不利益事実を隠して問題ある商品を販売することは東急リバブル東急不動産と同じである。
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アメリカでは刑務所ビジネスが注目される。囚人を安く奴隷労働している。
これからクレジットデフォルトスワップが起こると懸念される。連鎖的に破綻する可能性がある。
世界の金融の中心地はロンドンのシティ。中央銀行は銀行を救済したが、銀行は公的資金で新興国投資などマネーゲームを繰り返した。いくら財政出動しても実体経済は回復しない。民間の債務縮小で政府の債務が増大した。
アメリカでは中産階級が増大し、生活保護に相当するフードスタンプが急増。米国は実質的に破産している。債務の返済は不能である。どうにもならない状態である。大原則として借金で借金を返すことはできない。これ以上の財政出動はできない。
ドルの基軸通貨体制の崩壊。イラクは決済通貨をユーロに変えたが、イラク戦争によって戻した。しかし、ロシアがルーブルを決済通貨にした。中国はドルを商品に変えている。新興国や東南アジアなどで元での貿易決済を始めた。日本の野田総理も日中貿易で円や元での決済を提唱した。良いことであるが、アメリカの反応を考えているのか心許ない。ドルが崩壊すると一番困る国は日本である。
ギリシャやイタリアに一番債権を持っている国はフランスである。これがフランスの格下げの背景である。ユーロ危機では日本や米国の金融機関も損失を被る。
欧州中央銀行は量的緩和の第二段を開始した。ツケを国民に回して銀行を救う構図は変わらない。政府の債務残高は増えていく。その結果、増税や緊縮財政、公的資産売却になる。民営化というと聞こえがいいが、共有財産の私物化である。新しい形のエンクロージャーである。
林田力コメント。その典型が東急リバブルへのかんぽの宿施設転売である。何らの公共性も効率の増進もない。国民の資産を食い物にした企業の金儲けである。
もともとギリシャはユーロに入れる国ではなかった。赤字が多すぎたが、粉飾決算でごまかした。そこには金融資本のコンサルティングがある。危機に乗じて金融資本がヨーロッパを乗っ取ろうとしている。
新興国は金融資本の投機マネーの流入で成り立っているが、引き上げが進んでいる。世界超恐慌が起こる。恐慌が起こると全体的に没落するが、富が一握りの富裕層に移転する。富裕層の支配力が強まる。
オキュパイ・ウォールストリート。我々は99パーセントが合い言葉。始まりはアラブの春。リーマンショックで投機マネーが資源に向かった。そのために食料の価格が高騰した。チュニジアは米国の傀儡政権であった。エジプトにも飛び火した。アメリカの人権NGOがエジプトの民主化運動を支援した。エジプトの民主化運動の基盤はフェースブック。CIAのような政府機関は報告義務があるが、民間組織は補助金だけ出して政府機関ほどの報告義務はない。米国では諜報活動も民営化されている。アラブの春はアメリカの仕込み。既存の国家権力弱体化に入り込むものが新自由主義。新しい東インド会社の復活である。

2012年1月26日木曜日

平清盛「源平の御曹司」

NHK大河ドラマ『平清盛』第3回「源平の御曹司」が2011年1月22日に放送された。平清盛(松山ケンイチ)は、瀬戸内海で船の警護役と称し海賊と戦い、取り返した食物を漁民に返すという無頼の日々を送っていた。
恐縮する漁民に清盛は「元はお前達の米だ、遠慮するな」と言う。未だに人権意識の低い現代日本社会でも生活保護を受けることを恥ずかしいことという論調があるが、生活保護を受けることは人権である。清盛の言うように堂々と受ければいい。清盛の先進性を演出する。
しかし、清盛は賊と間違えられて捕らえられ、京に連れ戻されてしまう。再会した平忠盛(中井貴一)は清盛を京都に留める。さらに清盛は「北面の武士」という院の警護役を命じるが、清盛は拒否する。あくまで「自分ひとりの面白き人生を歩む」と主張する。清盛の前に源義朝(玉木宏)と名乗る青年が現れる。義朝は為義の嫡男で、清盛に勝負を挑む。源平の因縁が始まる。
清盛と母親の平宗子、弟の平家盛は血がつながっていない。しかし、家族として互いを思いやっている。時代劇で定番の骨肉の争いとは大違いである。前近代的な家父長制の下では争いが起きない場合、往々にして年下の方が我慢させられる。しかし、平家では継母が継子、兄が血のつながらない弟を思いやる。これが一家のまとまる秘訣である。
その後で場面は天皇家に移る。鳥羽院と崇徳天皇の確執が描かれる。鳥羽院の崇徳天皇に対する憎しみが強調される。平家とは対照的に年上が年下に対して横暴で、思いやりの心がない。平家の隆盛と天皇家の衰退を予測させる展開である。(林田力)
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東急の住民追い出しで住民貧困化

安部芳裕講演会。世界超恐慌、中東大戦争が起こる。これからはアノミーの時代に入る。これまでの権威が通用しなくなる。東日本大震災で、あまりにも政府の対応、マスコミ報道が酷い。時代の潮流をつかむには社会システムを把握する。仕組みを学び、歴史に学ぶことをスタンスする。歴史は螺旋状に繰り返す。全く同じように繰り返すわけではないが、過去の延長線上に現在がある。
現代社会で影響を与えるシステムは金融である。自給自足から物々交換。交換手段としての貨幣が登場し、分業が進む。最初の貨幣は米のような商品貨幣。時間の経過により、劣化する。携帯性が悪い。そのため金属貨幣が登場する。価値を蓄えることができる。昔は取引のために重さを量り、品質を調べていた。そこで鋳造貨幣コインが生まれた。貨幣発行権が権力者に集中する。金は支配の道具になる。神のような力を持つ。
中世は金貨が最高の貨幣であった。金持ちは金細工師の金庫に金貨を預けるようになる。預かり証を発行する。この預かり証が紙幣として機能するようになる。
金細工師の中には金庫に保管されている金貨を貸し付けて利子を取るビジネスを始めた。これが金融ビジネスの由来である。信用創造は実は詐欺である。人の金貨を黙って貸し出している。
紙幣を持っている人が一斉に引き出しに来ると困る。取り付け騒ぎである。この場合は一時的に他の銀行から金貨を借りて凌ぐ。後ろめたいことをしている銀行家が秘密のカルテルを作る。
銀行家の大半はユダヤ人である。ユダヤ人に許された職業はキリスト教徒に禁止された利子を取る仕事であった。ユダヤ教も利子を禁じていたが、異教徒から利子を取ることは認めていた。
資本主義発展の歴史。エンクロージャー囲い込みがイギリスで起こる。農地を追放された農民が後の労働者階級になる。産業革命から帝国主義になる。
世界初の株式会社が東インド会社である。政府から貿易の独占権、植民地の行政権も得る。多国籍企業の原型で、エンクロージャーのグローバル化。土地を追い出された植民地住民が労働者として組み込まれる。
林田力コメント。多国籍企業とエンクロージャーを重ね合わせる着想は新鮮である。現代日本でも東急グループは東京都世田谷区の二子玉川ライズや品川区の大井町で住民を追い出し、住民の貧困化を進めている。
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バブル経済。チューリップの球根が投機の対象になる。借金をして投機し、破産者が続出する。これはオランダが没落し、覇権をイギリスに譲る一因となった。
国家と銀行家の間の協定で中央銀行ができる。中央銀行が発行する紙幣の裏付けは国債。国の政策を銀行家がコントロールするようになる。現代も変わらない。オバマ大統領もウォール街からの献金で成り立っている。金融危機で国民ではなく銀行を救済した。政治献金は合法的な賄賂である。
預金通貨の方が現金通貨よりも大きい。現金はマネーサプライの二十分の1程度しかない。金は借金から成り立っている。借金と金は表裏一体である。金があるというのは誰かの借金である。借金が大きくなると破産する企業が出てくる。破綻企業が増えると政府が借金して景気対策する。政府の借金が増えると増税という話になる。これが日本やアメリカ、ヨーロッパの現状である。返済能力を超える借金をすれば必ず破綻する。
担保流れを最初から目的として貸し付けることをウォール街の陰謀で羊毛刈りという。
企業活動の収益の少なからぬ割合が銀行への利子返済に充てられている。消費者が購入する消費財の三割程度である。これは銀行が消費者に課す消費税と言える。
アメリカの世界恐慌で銀行や企業が数多く倒産し、寡占化が進んだ。世界恐慌も意図的な羊毛刈りではないか。
ナチスドイツは積極財政で失業者を激減した。日本は高橋是清が日銀に国債を引き受けさせて世界一早く大恐慌を抜け出すことができた。
アダム・スミス国富論に「見えざる手」が大きな影響力を持っている。市場原理主義の神話。キリスト教世界観にマッチした神話。科学的には証明されていない。実際は貧富の格差が拡大し、階級対立が激化した。マルクスが登場する。マルクスは無神論者であるが、ユダヤ・キリスト的な世界観の影響を受けている。エデンの園、最後の審判で千年王国。原始共産制。プロレタリア革命による共産主義社会という地上の楽園。ところが、実際の共産主義国家は官僚による恐怖政治・計画経済であった。
新自由主義が最初に実践された国は途上国である。IMFが推進した。途上国を債務で縛り、支配する。構造調整プログラムを押し付ける。緊縮財政。福祉切り捨て、間接税の増税。規制緩和。金融・投資・貿易の自由化。これによって途上国はますます厳しくなった。
アメリカは第二次世界大戦で戦場にならず、世界中から金が集まった。世界の基軸通貨になる。貿易の決済はドルで行われる。ベトナム戦争の戦費調達でドルが世界中に撒かれた。ドルは金と交換できないとニクソン大統領が唐突に決定した。金の裏付けを失った。今のドルの基軸通貨の根拠は石油決済ができることである。
日本は貿易黒字をため込むが、アメリカの国債を買い、アメリカに投資する。アメリカ経済にドルを戻している。

2012年1月25日水曜日

最高の人生の終り方

最高の人生の終り方エンディングプランナーは葬儀屋を主人公とした連続ドラマである。映画「おくりびと」が高い評価を得たように死者との別れ方は大きなテーマである。医療をはじめとする科学技術の発達で現代人の生活から死は遠ざけられたかに見えたが、高齢化社会を迎える中で身近な問題にもなっている。
ドラマは身元不明の死者の身元を明らかにするなどミステリー色が強い。主要登場人物に刑事がおり、警察の代わりに主人公が調査して謎を解くという側面がある。同じく死体を扱うドラマでも、「アリアドネの弾丸」では警察組織との対立を描いたが、こちらでは葬儀屋がお清めと称して刑事にビール券を貢ぐなど癒着している。犯人逮捕直後に刑事が容疑者を殴りつけるなど警察を被害者の無念を晴らす私刑組織との勘違いが見られる。結果的に警察の協力をしながらも、緊張関係のある月9ドラマ・ラッキーセブンの方が骨はある。
前田敦子が主人公の妹として出演する。名実共に日本を代表するアイドルグループに成長したAKB48の主要メンバーにとって最早連続ドラマに出演することは驚くことではなくなった。いかに演じるか女優として評価される。
前田は、意図せず葬儀屋を継ぐことになった主人公の妹であり、葬儀屋としての必要知識が乏しい兄のサポート役という位置づけである。感情で動くこともある兄に、ビジネスライクな考えをぶつける。それでいながら、最後は身よりのない遺体の葬式をするという人情味ある決断を下すという得な役回りである。
前田はキュートが好調であったが、ロボット役であり、演技力が評価されたとは言えない。過去の人気ドラマのリメイク作・花盛りの君たちは髪の毛を切って気合いを入れたが、視聴率は振るわなかった。このドラマでは華のある役ではないが、自然体で意外にマッチしている。林田力
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2012年1月24日火曜日

女教皇ヨハンナ上

カトリックの歴史から抹殺された男装の女性教皇を主人公とした歴史小説である。カール大帝没後の不安定なフランク王国を舞台に主人公ヨハンナの誕生から物語が始まる。タイトルや紹介文から中世ヨーロッパの政治史を期待するが、上巻はヨハンナの少女時代に費やされ、陰謀渦巻くローマ教皇庁での権謀術数は描かれない。僅かにローマを舞台した別の物語が挿入されるが、本編との関連は謎のままである。
代わりにヨハンナのような知識欲ある女性を抑圧する家父長的な中世キリスト教社会が強調される。まさに暗黒の中世である。キリスト教の思想が個人の尊厳と両性の平等を損なう家父長主義に利用された実態が描かれる。一方でキリスト教が本質的に家父長的であるというような現代人感覚での早急な断罪を下すわけではない。社会の大勢にはなっていないが、主人公や良心的な学者は不合理を疑う理性も神が人間に与えたものと理性をキリスト教イデオロギーと両立させる。中世とルネサンスは対照的に位置づけられがちであるが、近年では中世の豊かさが再評価されている。本書は中世にルネサンスの思想的萌芽があったことを浮き彫りにする。林田力
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2012年1月22日日曜日

損害賠償請求と確認の訴え

損害賠償を請求する訴えに対して違法であることを確認する訴えは別訴になります。
違法性の確認が損害賠償請求の前提になっている場合は、損害賠償請求訴訟の中で違法性が判断されます。違法性の確認の訴えを起こすことは迂遠です。林田力
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Boycott and Occupy Tokyu.

Occupy Wall Street. Boycott and Occupy TOKYU Land Corporation, TOKYU Livable Inc., Tokyu Community Co.,Ltd., TOKYU HOMES CORPORATION, TOKYU CORPORATION & FUTAKOTAMAGAWA Rise. We are the 99 percent. Boycott Tokyu is is a leaderless people powered movement for democracy that began in Japan. #ows
http://tokyufubai.bakufu.org/eng.htm

橘匠講演会の二次会

参加者。考えを変えることを修正主義と批判する人がいる。
林田力。それは理解できない。おかしいのではないか。
橘氏。理由があって考えを改めることは当然。
林田力。私も福島第一原発事故の当初は政府が放射能汚染を隠しており、市民は過剰反応するくらいでバランスが取れるとの考えであった。しかし、悪徳不動産業者が自主避難者に自社の劣悪なゼロゼロ物件を賃貸して儲ける構図を見て、危険を煽るデマ情報を警戒するようになった。
参加者。むしろ、謝らない人間が問題である。
橘氏。そこには反省も進歩もない。
参加者。その種の人々のダメなところは自分に都合の悪い事実をなかったことにして話を進めようとすることである。
林田力。マンションをだまし売りした東急リバブル東急不動産も同じ体質である。
橘氏。国民新党は国士と思うが、選挙の支持は広がっていない。ネット世論と投票率には乖離がある。
林田力。私も前回の衆院選前に、郵政民営化に一貫して反対している国民新党には筋があると主張した。東急リバブルが国民の資産を安く落札して濡れ手に粟の金儲けをした「かんぽの宿」問題など小泉構造改革の弊害が露呈した時期であった。新自由主義路線に反対して新党を結成した国民新党の正しさが証明された。しかし、結果はついてきていない。それが民意ということになる。
参加者。亀井静香一人の印象しかなく、組織としての存在感がない。
林田力。その点では、みんなの党に注目している。みんなの党は思想的には小泉構造改革の継承者と位置づけられるが、地方組織には草の根の市民の参加で成り立っている。企業や団体のしがらみが他の政党よりも弱く、リベラルである。
橘氏。みんなの党の地方議員に優れた人がいることは私も聞いている。党の中央と地方は分けた方がいいかもしれない。
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2012年1月21日土曜日

橘匠講演会

空調設備の不調により、会場を変更した。
脳を食む虫が出版。
植草事件を冤罪と言い切るのはおかしい。
三宅勝久さん
林田力は東急不動産を追い詰めた。東急不動産だまし売り裁判は評判がいい。
小室直樹さん。数学の天才。文章も階層的で読みやすい。
陰謀論は危ない。頭をつっこむと詐欺に引っ掛かる。
ロスチャイルドが悪いと責任転嫁する。反省がない人生はダメ。普通の人以下になってしまう。似非宗教になる。
昭和の豪傑が亡くなってしまった。空手家は豪快。会いたい人には会っておかなければならない。
宇宙人と会話できる人。コンタクティー。なかなか難しい。昔はノストラダムスの大予言だった。それがアセンションになった。世紀末演出をしたがる。恐怖は愛より強い。日本人は恐怖が好きで、神経質。アセンションは作られたものではないか。
ギリシアが問題。3月が大変。アメリカの第一四半期。不動産の担保価値が下がっている。今は貸し渋り、貸しはがしが酷い。新しいイノベーションが来るのではないか。アメリカは計画的に倒産するのではないか。プロレスのような世界。最初からシナリオが決まっている。3月は迎えられないのではないか。
オーランチオキトリウム。藻からできる石油。石油の時代が終わったらフリーエネルギーバブルを作るのではないか。米国の資本は陰謀ではなく戦略的である。
抗がん剤よりもマリファナが効く。
東日本大震災でシステムトラブルになった銀行があったが、実は取り付け騒ぎだったかも。銀行は金をあまり持っていない。
宇宙戦争という映画は、あまり好きではない。ワンパターンである。月の裏側にダークサイドがある。スピリチュアル系は映画に洗脳されている。何があるかもしれないし、楽しく生きましょう。
戸塚宏先生。腰が低い。顔もテカテカ。物理と科学を重んじる。13歳までに危険な体験をすべき。
外務官僚がイラクで蜂の巣にされた。それも皇太子妃の心痛の一因ではないか。
犬をつれて登校した。犬が学校で暴れた。それに大騒ぎした児童が、いじめっ子とされた。
大麻マリファナの問題。アメリカ兵の戦場帰りで精神に異常を来した人達を治しているのが大麻。医療に影響を及ぼす。歴史的にはタバコを売るために麻薬狩りをした。日本は麻の国である。自生していた。酒は致死量がある。大麻で死んだことは聞いたことがない。
コカインを販売しているのが関東連合のリーダー。逮捕されて良かった。誰もが逮捕されて喜んでいる。警察もたまには良いことをすると。ヤクザよりも悪いことをしている。
のりピー事件は社会保険庁の不祥事の目くらまし。一番安くできる油は大麻である。
覚せい剤は人間が腐る。性根が腐る。
構造改革を進めた政治家はリタリンを食ってハイになっていた。マジックマッシュルームは合法であった。チャネリングできる。精神を磨く、霊性を上げるとかは分からない。
LSDで生まれたものがアメリカの人気アニメのキャラクター。大麻くらいはいい。大麻は睡眠薬よりもずっといい。
パワポを使ってカチカチ話すことはできない。
休耕地の5パーセントを使って一千億円投資すればオーランチオキトリウムで石油精製が実用化する。キットで家庭内でできないか。隠している。大企業は泥棒ばかり。大手自動車メーカーのハイブリッドカーは電磁波が酷くて鬱病になる人が多い。ヨーロッパへの輸出品は規制に合わせている。国内販売品はヨーロッパでは欠陥品になる。
放射能怖い怖いと言っていると、除染しますという悪徳商法にだまされる。除染は根本的な解決にならない。取り除いたものを別に移すだけである。
孫正義が太陽光発電を提唱しているが、太陽光発電は古い技術。ガン保険は損するから販売するなとなっている。電気は自動車を漕げば発生する。
弁護士は社会経験のない人物が多い。東急不動産と戦うというようなこともない。裁判は形骸化している。
中途半端なネット右翼や左翼はチンピラ以下。嫉妬の塊。
斉藤一人さん。部下が皆女性。頭が良く、落語家のように話がうまい。本当の金持ちは質素である。
小沢氏の直系に「何で小沢さんは震災で作業着を来て被災地に行かないのですか」と言った。その通りと答えた。
関東連合はダメなところは客の前で暴れない。ヤクザは客の前で暴れない。山口組ばかりいじめて稲川会のいの字も出ない。
自由が大事。グラントリノという映画が素晴らしい。ライフイズビューティフル。男はこうあるべきという映画。
橋下は大阪のインテリ層から嫌われている。
TPPは目に見えない戦争。日本は植民地だから貢いで当然という意識がある。白人至上主義者から見れば日本人は猿にしか見えない。東京電力で誰も逮捕されないのはおかしい。福島の農作物は結構出ている。居酒屋などで叩いて買っているのではないか。
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ロトの紋章13巻

ドラゴンクエストの世界を舞台とした作品である。あからさまに人間を攻撃する魔王は登場しない。一方で魔法が失われた世界である。バトルよりもミステリー要素が強い作品である。そこにもどかしさを感じる読者もいるだろう。この巻では明確な敵との戦いが発生する。さらに炎の神器にも大きな変化が生じる。ストーリーのテンポが早まっている。林田力
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テルマエ・ロマエ第3巻

テルマエ・ロマエ第三巻では山賊を言いくるめて温泉街を建設する。風呂に入っておらず、悪臭が漂い、精神も荒れていた山賊が温泉に浸かることで人間性を回復する。現実社会でもマンションだまし売りやゼロゼロ物件の悪徳不動産業者を告発する消費者を誹謗中傷する企業工作員が良識ある人々から非難されたことは当然であるが、中には「風呂に入っていない」と風呂に入っていないことを工作員の人間性と結び付ける非難もあった。意外と正鵠を得た非難と評価できよう。
著者の入浴への愛情を込めた思い入れが微笑ましい。テルマエ・ロマエは古代ローマ人や日本人の風呂好きという民族的特殊性が話題になる傾向があるが、入浴が人間を和ませるという時代や民族を超えた普遍性も存在する。林田力
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2012年1月20日金曜日

テルマエ・ロマエ第2巻

テルマエ・ロマエ第2巻では男根信仰、入浴マナーのイラスト、スライダー、スタンプラリーの話を収録する。冒頭の男根信仰の話は際どいテーマである。作者がコラムで言及しているように折角話題となったテルマエ・ロマエの読者を切り捨ててしまいかねないテーマである。主人公が日本の風呂文化をローマに応用して繁盛させるという定番からも外れている。しかし、古代ローマと古代日本の共通性の着眼は鋭い。比較文化論として面目躍如である。
入浴マナーのイラストやスタンプラリーの話では銭湯の抱える問題を直視する。風呂好きという古代ローマと日本の共通点を見いだす発想のユニークさで話題となった作品であるが、浴場の抱える問題も共通している点は興味深い。林田力
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2012年1月18日水曜日

ストロベリーナイト

シンメトリー。竹内結子主演。被害者の遺族の言葉「よくぞ殺してくれたと思っています。」
コマーシャルでレオパレスが放送される。「とにかく内見」を売り文句にする。内見をせずに契約を迫る違法なゼロゼロ物件業者がいる中で信頼感をアピールすることは妥当な企業姿勢である。
警察内部では女性ということで見下される。警察内部のギスギスに家庭の問題と、とても難事件に集中して解決する体制ではない。しかし、皆が一致団結して事件に解決という展開は警察のリアリティにも反し、刑事ドラマには似合わない。
林田力
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2012年1月17日火曜日

相棒マーロウ八木

あの名探偵マーロウ八木が再登場。神戸は遅刻するため、捜査に置いてけぼりになるという罰を受ける。神戸に「自覚はあるんですね」という杉下右京の厳しさが素敵。探偵が殺害された事件で、マーロウ八木が捜査に加わる。
神戸。見かけによらず名探偵だったんですね。
マーロウ八木は勿体ぶった言い回しで的外れに見える推理を披露する「迷」探偵風である。それに神戸が冷静な突っ込みを入れる。かつては杉下と神戸の間に緊張感のある会話が展開されたが、シーズンを重ねるごとに二人の間に信頼関係が芽生えた。そのために神戸の突っ込みも毒が弱まった。マーロウ八木というキャラクターを登場させることで、毒を復活させた。
当初は警戒と反発が見られた二人が信頼感を醸成していく姿はドラマである。しかし、信頼関係が生まれてしまうとドラマは進まなくなる。林田力
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2012年1月15日日曜日

Happy New Year!

Happy New Year! How have you enjoyed the New Year holidays? This is Hayashida Riki. As Evil Real Estate Agents have been bullying and harassing Hayashida Riki so tenaciously, I scruple the New Year's greeting a little. Please excuse me for greeting you so late. And please continue enjoying my nonfiction "The Suit TOKYU Land Corporation's Fraud".
http://book.mamagoto.com/
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101

バクマン16巻

新妻エイジの天才ぶりが発揮された巻である。当初から主人公のライバル的設定ながら、突き抜けた存在であり、ライバルというよりも導き手のようになっていた。最近は他の漫画家のエピソードが多く、存在が薄くなっていた面は否めない。それが、この巻では天才肌を見せ付けた。
バクマンの魅力の一つは内幕物のリアリティである。主人公達が実在のマンガ雑誌である週刊少年ジャンプで連載し、読者アンケートなどマンガ雑誌の舞台裏が明かされる。
この巻では雑誌の看板となった人気漫画は漫画家の意思では終わらせられないという商業主義的な現実が描かれる。編集部の商業主義によって描きたいものが描けない、不本意ながら描かされているという不満は決して小さな声ではない。漫画家もブログなどで出版社を通さずに自分の意見を伝えることができるようになった。自らが理想とする形で作品を終わらせようとチャレンジする漫画家を描いたことは、ある程度は商業主義への不満の声を代弁することになる。
一方でバクマンも少年ジャンプ編集部に認めらた作品である。編集部の立場も代弁している。本来ならば漫画家と編集部という対立軸になるはずであるが、バクマンでは漫画家同士の対決になっている。そして自分の作品を自分の意思で終わらせようとする漫画家は厳しいハードルを自らに課している。しかも、一旦、編集部に認められた条件を自発的に厳しくしている。現実の漫画家にとっては不可能に近い条件である。それくらいのことをしなければ、漫画家が自分の意思を貫くことは許されないという編集部の姿勢の代弁にも映る。林田力
http://hayariki.net/

原子力村がデマの根源か

福島原発4号機倒壊など放射能汚染の危険性デマが原発村から出ているのではないかとの指摘は興味深いです。動機は十分にあります。
既に放射能汚染の危険を煽って利益を得る悪徳業者に注意喚起してきました。正確な測定ができないガイガーカウンターをネットなどで売りつける業者や自主避難者に劣悪な欠陥住宅を仲介するゼロゼロ物件業者などです。より根源的なところにもデマの発生源がある可能性があります。
除染は原子力村の利権になります。除染にしても放射線防護にしてもノウハウは原子力産業にあります。真剣に対応するとすれば原子力産業に頼らざるを得ない面があります。市民がガイガーカウンターを購入することも原子力関連産業の儲けです。市民が適度に放射能にビビってくれた方が好都合です。この問題は後で詳しく論じたいと思います。
http://hayariki.net/

2012年1月14日土曜日

平清盛ふたりの父

平忠盛。陰陽師の戯言に惑わされ、我が子に手をかけることは王家の威厳を損なう。この舞子を我が妻としとうございます。武士故にございます。体面のためだけに罪なき女を切り捨てよと仰せなら。
オープニングは平家滅亡時の源頼朝で始まる。昨年の大河ドラマ江でもオープニングで成長した三姉妹を登場させた後で三姉妹の生まれる前に時間を遡らせた。オープニングで未来を描き、そこから時間を遡らせて物語を始める演出は珍しくない。頼朝に平清盛がいなければ武士の世にはならなかったと語らせている。貴族化した平氏と幕府を開いた源氏は対照的に分析される。しかし、平氏政権にも武家政権の萌芽があったとされる。
ドラマでは清盛が白河法皇の子という設定になっている。白河法皇と鳥羽院の性的スキャンダルも描いている。
http://hayariki.net/

確認訴訟

ある企業の法律違反を確認する訴えについては、確認の利益があるかが問題になる。東急リバブル東急不動産の消費者契約法違反やゼロゼロ物件業者の宅建業法違反など企業の法律違反の事実に対して憤りを覚えることは健全な市民感覚である。しかしながら、日本の裁判は市民が正義感から企業の違法性を確認する訴訟を認めていない。

訴えを起こすためには法律上の利益が必要である。日本の裁判所は「法律上の利益」を狭く解釈する傾向にあり、市民の権利行使を妨げている点は問題である。しかし、法律上の利益が必要という考え方自体は理解する必要がある。

悪徳業者の詐欺によって損害を被った消費者が損害賠償の訴えを起こすことには法律上の利益がある。その詐欺か否かの判断では悪徳業者が特定の法律に違反したか否かが問題になっているとする。この場合、法律に違反しているか否かを確認する訴えを起こしたいと考える向きもあるだろうが、それは直接的ではない。権利回復に直接的な損害賠償請求ができるならば損害賠償の訴えが求められる。
http://www5.hp-ez.com/hp/hayariki
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101

2012年1月13日金曜日

HAYARIKI trademarks

HAYARIKI trademarks include HAYARIKI, hayariki and logos owned and used by Hayashida Riki. Hayashida Riki takes great care in the development and protection of HAYARIKI trademarks and reserves all rights of ownership of HAYARIKI trademarks.
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2012年1月12日木曜日

林田力が『東急不動産だまし売り裁判』を刊行

 林田力は2009年7月1日に『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』をロゴス社(東京都文京区、村岡到代表)から出版した。『東急不動産だまし売り裁判』は、不利益事実が隠された新築マンションを購入した林田力が、裁判で売買代金を取り戻すまでの経過を記したノンフィクションである。

 林田力は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から東京都江東区の新築マンションを購入したが、それは不利益事実を隠して、だまし売りされたものであった。不利益事実は隣地建て替えによる日照・通風阻害、騒音などである。

 マンション引渡し後に真相を知った林田力は、消費者契約法第4条第2項(不利益事実不告知)に基づき、売買契約を取り消し、売買代金2870万円の返還を求めて東京地裁に提訴した(平成17年(ワ)第3018号)。

 東京地裁で勝訴判決を得たのが2006年であり、本書の出版には勝訴判決3周年を記念する意味も込められている。東急不動産だまし売り裁判は衝撃的な内容であり、本の書き出しは中々決まらなかった。本書の執筆時ほど文章を書くことに躊躇ったことはなかった。ありきたりの文体で本書を書いてはならないように思えてならなかった。初めてラブレターを書こうとする少年のように一字一字を考えながら執筆していった。

 『東急不動産だまし売り裁判』のテーマは裁判とマンション問題の2本柱である。

 第一の裁判では、経過に沿って話が進む。当事者と裁判官のやり取りを丹念に再現したことが特徴である。口頭弁論やマンション現地での進行協議手続、証人尋問などを網羅した。

 また、ひと筋縄では行かない裁判の実態を明らかにした。被告(東急不動産)が提出した証拠の虚偽を指摘し(33頁)、原告本人の当事者尋問当日に東急不動産の弁護士が延期を要求した(53頁)、裁判終了後に所有権移転登記を巡り、紛争が再燃した(93頁)などなどである。本書の最後に、裁判で社会正義を実現するためのポイントをまとめている。

 第2のマンション問題。裁判を続ける中で、マンションでは様々な問題が噴出した。欠陥施工や裁判中に起きた耐震強度偽装事件との関係、管理会社・東急コミュニティーの杜撰な管理などである。ここには深刻化するマンション問題の縮図があった。その一端を本書で明らかにした。

 本書の編集は、ロゴス社の村岡代表自らが担当した。本作りは著者と編集者の共同作業といわれ、本書にも村岡代表のアイデアが盛り込まれている。たとえば、東急不動産は私に対して不誠実であるだけでなく、一般的にどうなのか、と村岡代表は指摘した。そのため、他の大手不動産会社と比べて東急不動産が見劣りする点を定量的に説明した(11頁)。

 また、判決の法的意義や他の判決(東急リバブル逆瀬川営業所の説明義務違反が認定された大阪高裁平成16年12月2日判決)との比較(103頁)も、村岡代表の発案である。村岡代表を初め、本書の出版に関わった全ての人に感謝している。
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東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
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2012年1月11日水曜日

最後の証人上巻

最後の証人は韓国のミステリー小説である。1970年代の韓国を舞台に殺人事件の謎を明らかにする物語である。朝鮮戦争中の悲劇が背景にある。警察の見込み捜査の罪深さも浮き彫りになる。プライバシーを害する強引な聞き込みや証拠物の入手など主人公の刑事も例外ではない。これは現代にもつながる日本警察の欠陥であり、日本の植民地支配の負の遺産である。林田力
http://hayariki.net/
林田力
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林田力が幽霊の法律相談に出演

林田力は2011年10月14日に阿佐ヶ谷ロフトで開催された「山口敏太郎祭4〜オカルトオタクの逆襲、武蔵野歴女会が乱入予告!!」の「UMA/幽霊の法律相談」に出演した(林田力「山口敏太郎祭4でUMA/幽霊の法律相談」PJニュース2011年10月17日)。「幽霊は不法侵入になるか」「宇宙人の人類拉致は犯罪か」「UMA (未確認動物Unidentified Mysterious Animal)捕獲は動物虐待になるか」などのテーマでトークを展開した。会場の熱気には独特のたまらない雰囲気があった。草木も眠る丑三つ時にもかかわらず、温かく耳を傾けてくれた会場の皆様と出演の機会を与えてくれた関係者の皆様、サポートいただきました共演者・スタッフの皆様に深謝する。

林田力は新築マンションとオカルトについての記事を発表している。東京都世田谷区の超高層マンションの飛び降り自殺は龍神の祟りという話がある(林田力「超高層マンション飛び降り自殺は龍神の祟りか」リアルライブ2011年1月29日)。処刑場跡に建設された神奈川県鎌倉市の新築分譲マンションでは目に見えない住民と一緒に住むことになるという話がある(林田力「新築マンションがホーンテッドマンションに」リアルライブ2010年9月22日)。完成間近のマンション建設現場で、建設会社社長が建設作業員の頭を蹴り、死亡させた事件が起きた東京都中央区の超高層タワーマンションでは作業員の地縛霊の話がある(林田力「超高層マンションに建設作業員の自縛霊」リアルライブ2010年10月4日)。
http://hayariki.net/hayachikara.htm
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林田力『東急不動産だまし売り裁判』コメントがサイゾーに掲載

出版社サイゾー(東京都渋谷区)は2010年11月1日に『別冊サイゾーvol.1 タブー破りの本300冊 サイゾー11月号臨時増刊』を発行した。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』も告発本として紹介され、林田力のコメントも掲載された。

『タブー破りの本300冊』は月刊サイゾーに掲載された特集「タブー破りの本」シリーズを再構成し、新たに記事を追加したものである。たとえばサイゾー2010年1月号(2009年12月18日発売)では「日本の裏側がわかる危ない本100冊」と題して「ヤバイ本 タブーな本」を特集した。拙著『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』も告発本として紹介された。

真田十勇士のナンバー2「霧隠才蔵」が誌名の由来であるサイゾーは「視点をリニューアルする情報誌」をコンセプトとし、マスメディアが流す大衆向けの画一的な情報の真相・深層を独自の視点で検証することをミッションとする。「タブー破りの本」シリーズも、そのミッションにふさわしい内容になっている。

タブー破りの本とは大手メディアでは取り上げないテーマを扱う本、体制や特定の団体から強い反発がある本、常識や価値観を覆す強い衝撃を持っている本などを指す。取り上げられた300冊は警察不祥事やヤクザ、タレント本やイケメン写真集、ドラッグなど実に雑多で幅広い。それでいながら書籍のポイントを得た紹介になっている。たとえば増田美智子『福田君を殺して何になる』は記事「あなたは「死刑」に賛成?反対?己のスタンスを考えるための本」で紹介されている(66頁)。

この書籍は光市母子殺害事件の被告人の実名掲載で話題になったが、被告人を死刑とすることが正しいのかという点が著者の問題意識であった。その意味で実名掲載の是非に終始する傾向のあったマスメディア以上にサイゾーは『福田君を殺して何になる』を正しく位置付けている。

興味深い記事は「ケータイ小説没落の穴を埋めるギャルたちの"闇"と"病み"自伝」である(76頁)。ここでは益若つばさや雑誌『小悪魔ageha』に代表されるギャル系の動向を分析する。ギャルと言えばキラキラと着飾っているイメージがあるが、記事では自らの抱える「病み」の部分をフィーチャーした点をギャル本の特徴と分析した。

その代表例として、両親の離婚、高校退学、摂食障害、キャバクラ勤務、薬物依存などを赤裸々に描いた、池田ゆい『狂食ギャル いつも自分の居場所をさがしていた』を紹介する。きらびやかな外見と繊細な内面、ここにギャルの思想性があるとする。

この二面性は林田力が取材を受けた「警察、学会、不動産、農業……内部告発が切り込む闇」にも通じる。ここでは仙波敏郎『現職警官「裏金」内部告発』、矢野絢也『黒い手帖—創価学会「日本占領計画」の全記録』などの告発本を扱っている。拙著『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』も不動産売買トラブルの当事者によるノンフィクションと紹介された。

記事では告発そのものだけでなく、告発者が受けた理不尽な扱いや告発のリスクに言及した。告発者のエネルギーは不正に対する激しい怒りである。このために告発本が攻撃的性格を帯びることは必然である。一方で告発者は不正に傷つき、苦しむ存在である。単に話題となった本を紹介するだけでなく、告発者の痛みにまで目配りした記事になっている。

林田力は出版によるメリット・デメリットを具体的にコメントする(46頁)。出版のメリットは東急不動産だまし売り裁判について多くの方に知ってもらえたことである。出版をきっかけに取材も受けた(佐藤裕一「東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口」MyNewsJapan 2009年9月3日)。また、市民運動の集会でも発表した(景観と住環境を考える全国ネットワーク首都圏交流会、2009年11月24日)。

あからさまなデメリットはないが、強いてあげるならば不動産業者からの嫌がらせまがいの勧誘電話が増えたことである。出版との因果関係は断言できないものの、勧誘電話は裁判中からあり、裁判で売買代金を取り戻した後しばらくは静かだったが、出版後に復活した。

出版後の反響として、東急リバブルや東急不動産から欠陥住宅などをだまし売りされた購入被害者からの話が多い。同じような被害に遭われた方は少なくなく、東急不動産消費者契約法違反訴訟アルス東陽町301号室事件は氷山の一角に過ぎないと実感した。東急リバブル・東急不動産との戦い方について助言を求められた方もいる。また、個人による不動産会社相手の裁判という点で、マンション反対運動に携わる方からも反響があった。(林田力「サイゾー『タブー破りの本300冊』で感じた告発者の痛み」PJニュース2010年11月2日)
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東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
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2012年1月9日月曜日

林田力『ポチの告白』コメントが『ぴあ』に掲載

警察タブーに正面から切り込んだ社会派映画『ポチの告白』(高橋玄監督)に対する林田力のコメントが雑誌『ぴあ』2008年2月19日号37頁に掲載された。『ポチの告白』は東京の新宿K's cinema(ケイズシネマ、東京都新宿区)で2009年1月24日に公開された。警察問題ジャーナリストの寺澤有氏がスーパーバイザー・原案協力・出演の3役をこなしている。主な出演者は菅田俊、野村宏伸、川本淳市、井上晴美、井田國彦、出光元で、配給会社はアルゴ・ピクチャーズである。林田力は公開初日の初回上映を鑑賞した。

「ポチの告白」は真面目な警察官・竹田八生(菅田俊)が警察組織の中で悪徳に染まり、自滅していく過程を描く。数々の警察犯罪を取材してきた寺澤氏が内容を提供しただけあって、警察の腐敗の実態はウンザリするほどである。しかも、恐ろしいことに警察犯罪を糾弾できない仕組みになっている。司法機関や報道機関までも抱き込んだ警察による恐怖支配の体制が描かれている。

以下の文章を想起させる。「警察官にとっての法と秩序とは、個人的権力を大切にかかえこんでいるほとんどの人間と同様、彼にとって大切な個人的権力を生み出してくれる打ち出の小槌なのである。しかも彼の胸の中には常に、自分が奉仕している一般大衆に対する鬱屈な憤りがある。彼らは彼の被保護者であると同時に、彼の獲物なのだ。」(マリオ・プーヅォ著、一ノ瀬直二訳『ゴッドファーザー下巻』早川書房、2005年、45頁)

『ポチの告白』に登場する警察官は腐敗した悪人ばかりである。総務の女性職員さえ捜査協力費の虚偽請求に協力している。しかし、彼らが全て骨の髄まで悪人然としていないところが、逆に問題の根深さを感じさせる。最大の悪徳警官は刑事課長(後に署長)の三枝(出光元)であるが、その彼でさえ好々爺然としたところがある。自らの責任回避を最優先とする小役人でしかない。陰謀話の後に趣味の釣り自慢をするなど、自らの悪事について真剣に自覚しているかさえ疑わしい。公務員失格であることは当然であるが、悪人としても無責任である。

それは主人公の竹田にも当てはまる。彼の告白は宣伝コピー「日本を震撼させる、衝撃のラスト6分」のとおり、とても迫力がある。しかし結局のところ、「警察官は上司の命令には逆らえない」ということである。自分の行動によって被害を与えたことに対する内省の要素は乏しい。この無責任体質は政治家や行政、企業の不祥事にも共通する。

記者は東急不動産(販売代理:東急リバブル)から不利益事実(隣地建て替え)を説明されずにマンションを購入したために裁判で売買代金を取り戻した経験がある(林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社、2009年)。このトラブルで記者が絶望したことは、一生に一度あるかないかの買い物で問題物件をだまし売りし、消費者の人生設計を狂わせかねない結果に対する東急不動産担当者の無関心さであった。東急不動産の体質を裁判で目の当たりにした記者は、このような会社の物件には住んでいられないという思いを強くした。

本作品は警察を批判するだけでなく、警察支配を許している日本人も批判する。ポチに甘んじる一般日本人と対照的な存在が草間(川本淳市)である。最初は「木鐸」という言葉も知らない無学のチンピラ風の彼が独学で勉強し、日本外国特派員協会で警察犯罪を告発するまでになる。

過去を水に流すことが日本人の習性とされるが、執念深く声を上げていかなければ状況は変わらない。これは記者自身が東急不動産のトラブルで声を上げた経験から実感をもって断言できることである。奇しくも草間は下の名前に因みリッキーと呼ばれ、林田力と同じである。その意味でも竹間には大いに感情移入できた。

「ポチの告白」は、ぴあ株式会社の「ぴあ満足度ランキング」では同日公開の映画の中で3位にランクインした。これは映画鑑賞後の観客に「ぴあ」の調査員が映画館の前で実施するアンケートをまとめたものである。

記者もアンケートに応じ、そのコメントが雑誌「ぴあ」に掲載された。掲載されたコメントは以下の通りである。「警察犯罪という問題の深さを知った。国民が誰もチェックできない仕組みは改善すべきではないのか。その他いろいろなテーマが盛り込まれていて、それらを上手くつなげる監督の力量に感服した」(ぴあ2008年2月19日号37頁)。

「ぴあ」の満足度調査では最初に映画の総合的な評価を100点満点中何点であるかを回答する。その上で感想を自由に述べる。次にストーリー、映像、演出、音楽、俳優の各項目を5段階で評価する。また、項目別の感想も自由に述べる。このように満足度調査では、映画のCMでよく使われるワンフレーズの感想とは異なり、詳細な回答が求められる。回答内容をうまくまとめたコメントが雑誌に掲載される。

「ぴあ」の調査で興味深い点は観客の年代である。「ポチの告白」観客は男性の50代以上と30代が多く、40代と20代以下は少ない。社会性の強い映画であるため、50代以上という年配の観客が多いことは理解できる。しかし、40代を飛ばして30代が多いことは一見すると不思議である。

30代はロストジェネレーションと呼ばれ、新卒採用時は就職氷河期で、ワーキングプアやネットカフェ難民という格差社会の矛盾を押し付けられた損な世代である。この不合理はバブル入社世代である40代と比べると、一層顕著になる。個人差はあるものの、世代的に見るならば30代の方が40代よりも社会矛盾への問題意識が強くなることも当然の成り行きである。それが「ポチの告白」の観客傾向に反映したと考える。

「ポチの告白」は警察犯罪という重いテーマや上映時間の長さ(3時間15分)がネックとなり上映に苦労した作品で、ようやく単館上映にこぎつけたという経緯がある。高橋監督は初日の舞台挨拶で、「映画を観られた皆さんで広めていって欲しい」と話した。多くの人が鑑賞し、日本社会について考えて欲しい映画である。林田力のコメントが、その一助になったならば喜びである。(林田力「映画「ポチの告白」が健闘」オーマイライフ2009年2月10日)
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機動戦士ガンダムオリジン最終巻

機動戦士ガンダムオリジンの最終巻。オリジンではアニメと比べて政治的な背景を丁寧に描いている。アニメではキリシアがギレンを殺害して、あっさりと全権を掌握したが、オリジンではキリシア派とギレン派に分かれて内戦を繰り広げる。それによってジオン・ダイクンの遺児であるセイラ・マスの出番も生まれる。
伝統的なガンダムの世界観には、やりきれなさもある。主人公アムロは大局的に見れば腐敗した連邦の歯車となっているためである。これに対して平成のガンダムであるSEEDでは主人公は既存の権力に刃向かい、対立する何れの陣営にも属さない清々しさがある。これに比べると初代ガンダムには組織の言いなりになる時代遅れ感が付きまとう。originではアムロとホワイトベースのクルー達という個人と仲間達の物語として上手にまとめた。連邦という社会悪は残り、世の中は変わらないが、それとは別次元の物語として、まとめられている。林田力
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テルマエ・ロマエ4巻

古代ローマ帝国の浴場技師が現代日本にタイムスリップする作品である。作者も想定していなかったという連載長期化により、この巻では新機軸を打ち出した。現代日本に長期滞在し、温泉旅館で働くことになる。偶然にもラテン語の話せる女性と出会い、風呂に限定されていた現代日本の見聞も広がった。
主人公の繊細な日本の文物に対する率直な感嘆と一般の日本人の外見に対する蔑視のギャップが笑いを誘う。これは現代の西洋人の日本観とも共通する。
これまでの短編的な展開でも主人公が平たい顔族と呼ぶ日本人への蔑視は描かれてきた。しかし、それは未来にタイムスリップしたことを知らない主人公の無知に負うところが大きい。それ故に日本人の読者は笑い飛ばすことができた。
ところが、主人公が現代日本に長期滞在するとなると、無知な古代人の大国意識ではなく、日本の実態を踏まえた上での評価となる。短期のタイムスリップでは日本の風呂文化の良いところだけを吸収して、ローマ帝国に適用すれば良かった。これは古代ローマ市民にもウケる日本の風呂文化と日本人の民族的自尊心をくすぐるものである。
これに対して長期滞在となった、この巻では経営不振となった温泉宿の買収を目論む同業者、大切にされない老いた馬の悲しみなど現代日本で珍しくないシリアスな話題を挿入する。単純にローマにも通用する日本の風呂文化と民族的自尊心を高揚させたい向きには重たい話である。これが長編が不評な要因である。
日本の美点を評価してもらうのではなく、ありのままの評価に耐えられるか。長編シリーズが日本の読者に受け入れられるかで日本人の精神的成熟を計ることができる。日本の伝統文化の担い手でありながら熱烈なローマ帝国ファンというリアリティの乏しい新キャラクターも、自民族中心主義への嘲笑と捉えれば面白くなる。林田力
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2012年1月8日日曜日

代紋take2

うだつの上がらないヤクザが鉄砲玉にさせられる。自分が撃った弾丸の跳弾に当たり、死ぬ直前に何故かタイムスリップして人生をやり直す。
誰しも「あの時、別の選択をしていれば」と思うことはある。東急不動産だまし売り裁判でたとえるならば「東急リバブルからマンションを購入しなければ」となる。ゼロゼロ物件被害者ならば「ゼロゼロ物件で賃貸借契約しなければ」となる。
そのような人生の「もしも」を代紋では丁寧に描いていく。うだつの上がらないチンピラに過ぎなかった主人公はヤクザとして頭角を現していく。林田力
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林田力が二子玉川ライズ補助廃止の意見提出

林田力は2011年11月9日、世田谷区実施計画・行政経営改革計画素案に二子玉川ライズ補助廃止の立場から意見提出した。
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私は二子玉川東第二地区市街地事業計画案の意見書提出者であり、4月20日に口頭意見陳述も行った。二子玉川東第二地区再開発組合設立認可処分取消訴訟の原告でもある。再開発への住民運動を取材し、『二子玉川ライズ反対運動』(マイブックル、2010年)を電子出版した。実施計画素案0701番「街のにぎわいの核づくり」の二子玉川東第二地区市街地再開発事業への補助等による支援に利害関係を有する個人として意見提出する。

素案の二子玉川東第二地区再開発への補助等による支援は削除すべきである。素案には「人が憩い集う、にぎわいと魅力ある街づくりのため」とある。しかし、二子玉川再開発は風害や渋滞など住環境を破壊し、地域コミュニティーを分断する。二子玉川ライズの建設工事では多くの自然破壊と住民被害が出ており、世田谷区玉川の自然と住民の生活は大きく脅かされている。地域住民にとって憩う街ではなく、そのにぎわいや魅力も地域住民のものではない。

二子玉川再開発への支援は他の計画とも衝突する。素案1003番「都市景観の形成」には「区民等と協働して世田谷らしい風景を創出」「良好な景観形成を進めていく」とあるが、二子玉川再開発は多摩川と国分寺崖線に囲まれた二子玉川の伝統的な景観を破壊する。

素案1004番「地区街づくりの推進」には「地区特性に応じた良好でやすらぎのあるまちづくりを推進」とあるが、二子玉川再開発は高齢者らの地域住民に「良好でやすらぎのある」街になっていない。これらの問題の解決・調整なしに二子玉川再開発を支援することは世田谷区政に深刻な論理矛盾を引き起こす。

保坂展人区政は住民参加を掲げるが、二子玉川再開発は住民排除の上に成り立った計画である。縦覧された二子玉川東第二地区事業計画案への意見書・口頭意見陳述の圧倒的多数が反対意見であった。二子玉川再開発については新たにパブコメをするまでもなく、民意は明らかである。世田谷区は意見集約ではなく、住民の意思を反映させるべく実行する段階にある。意見書・口頭意見陳述の内容を踏まえ、再開発への支援を中止し、東京都に設立認可処分の再考を働きかけるべきである。

最後にパブコメは住民参加の一手法であるが、「意見を募集するだけの形式的手続きで、結論は最初から決まっている」となりがちである。意見を出した住民が参加を実感できるような工夫を期待する。(林田力)
http://www.hayariki.net/tokyu/ohimachi.html
東急不動産で買ってはいけない 被害者が語る「騙し売り」の手口
http://www.mynewsjapan.com/reports/1101

武器商人を経営分析する

「武器商人を経営分析する」は、市民運動家のヘンリー大津氏の処女作。本書は陰謀論に多くを依拠しているが、その記述は健全な経済観念に基づいている。これは著者が経営コンサルタントであったことと無縁ではあるまい。
世の中には、一端の活動家を気取っても時間を守れず、遅刻を繰り返すような下劣な人間もいる。しかも、自分の遅刻を相手がフォローすることを当然し、まるで他人の遅刻をフォローできる人がフォローしない人よりも能力があるかのような倒錯した価値観を抱く輩もいる。この種の連中と著者は一線を画している。
本書の特徴は金融を悪玉視していることである。金融による信用創造を詐欺と同視している。経営コンサルタントとして利払いに苦しめられている中小企業を数多く見てきた経験が裏打ちされていると思われる。トラブルとなった顧客に脅迫電話を繰り返して逮捕された東急不動産のコンサルタントとは対照的である。林田力
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2012年1月7日土曜日

『高層難民』高層マンションは外部不経済

渡辺実『高層難民』(新潮社、2007年)は地震に対する高層ビルの脆弱性を明らかにし、大地震で高層マンション住民が難民化すると警告する書籍である。不動産業者は高層マンションの免震構造をセールスポイントする。しかし、ビルは倒壊を免れても、エレベータ閉じ込めや停電などの問題が発生し、高層マンション住民は高層難民となる。

本書には高層マンション住民が個人レベルで採る生き残り策も書かれているが、根本的な問題として高層マンションが外部不経済であると実感する。東日本大震災でも高層マンション住民が避難所を利用し、避難所を運営する町会から批判の声が出たが、高層難民の発生は社会にとって大きな負担である。災害時に問題になるような高層マンションの建築を規制することが最も効果的な防災対策になる。東京都世田谷区の二子玉川ライズなど住民の反対を無視してまで高層ビルが建設されているが、見直すべきである。

実は東日本大震災で家の中がメチャクチャになったなどの被害を受けた超高層マンションも少なくないとされる。しかし、資産価値が落ちるというプチ・ブル的な理由から中々実態は明らかにならない。高層マンションの問題について多くの情報提供が求められる。(林田力)
http://hayariki.wetpaint.com/news/

放射線測定器ネット通販に注意

国民生活センターは9月8日、比較的安価な放射線測定器の性能を調査。「正確な測定ができない」と警鐘を鳴らした。放射能の危険を煽り、ネット通販などで安物のガイガーカウンターを販売する悪徳業者にも注意しなければならない。悪質な業者を排除することが正しく放射能を恐れることになる。林田力
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2012年1月6日金曜日

相棒ピエロ

恒例化した新春スペシャル。人質監禁事件と警察の攻防をスリリングに描く。未来を守るという番組コピーが犯人の口から話され、意表を突かされる。
警察官射殺事件が発生するが、特命係は正月飾りなど雑用をさせられる。神戸は証拠品返却にオペラハウスに行く。上演されるオペラは道化師。不審なピエロに遭遇し、追いかけるが、逆に拉致されてしまう。
伊丹。杉下に後は我々がやります。
人質の中に大橋のぞみがいる。神戸をアシストする。暗闇が怖い。
犯人が草壁と知り、警察庁も出てくる。
草壁。この国の未来を守ろうと考えています。戦前戦中戦後と国民を守ろうとしたことがない。
神戸。何かいきなりポジティブになったね。
角田課長。徹夜で調べるが寝てしまう。
こんな声明文を発表しても何も変わらないんですよ。生まれてくるのが、遅かったよ。
相棒を含む刑事ドラマの醍醐味は警察内部の組織対立である。踊る大捜査線での本庁と所轄の対立は有名である。相棒でも初期は特命係と捜査一課の対立がドラマに花を添えた。また、スペシャル番組や劇場版では警察上層部や公安か悪役となることが多い。今回はオール警察で動いている感じで、ドラマの緊迫感に欠ける。
父親はホームレスで病死した。
区の市街地再開発で公園がなくなり、ホームレスの居場所もなくなる。ホームレスの炊き出しをする女性は警察官に対して警戒心を抱いている。過去に警察に抑圧的な対応がなされたことがあるのだろう。
神戸。杉下右京は窓際だけれど、天才。
伊丹。どこに二十億なんてあるのでしょうか。造幣局だって、やっていませんよー。
相棒は対象的な特命係の二人の掛け合いが魅力である。しかし、今回は神戸が人質になってしまい、杉下と直接話すことはない。代わりに捜査方針に逆らって捜査を外された伊丹が相棒的な存在になる。視聴者の人気が高い割には最近の活躍が少ない伊丹に見せ場ができた。
ホームレスの集まる公園から超高層ビルを見た。富める者は富み、貧しい者は貧しくなる。偽物の青空と白い雲の映るビル。公園を残すつもりだったのではないか。
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2012年1月5日木曜日

Re: 除染か避難の問題

「厳しく批判しなければならないことはあります」については、その通りと思います。
私が社会性を深めた原点は『東急不動産だまし売り裁判』ですが、その思いで東急リバブル東急不動産を告発してきました。先のメールで共感という言葉を使用した理由は「共感」を重視する意見を表明された論者に対するものだからでした。
この考え方に立つ場合、避難の権利が保障されず、未だに放射能汚染下で生活する人が存在することが許せないという立場から、「あのような場所に住むことが信じられない」と警鐘を鳴らすことは非常に適切な発言になります。

避難の権利という考え方はバランスのとれたものであると考えます。以下では避難の権利の対象を象徴的に福島と呼びます。実際の福島県は広く、浜通りと会津では事情が異なり、福島県民と同一視することは正しくありません。会津の西端よりも福島県外の方が危険性が高い場所もあります。あくまで福島という言葉は象徴的なものです。
第一に権利と位置付けることで、行使するかしないかの選択を本人に委ねています。有無を言わさずに強権的に避難させる考えとは一線を画しています。
第二に社会権的な人権と位置づけている点です。福島にとどまっている多くの人々も可能ならば避難したいと考えています。特に生活の見通しもなく自主避難すれば、放射能よりも先に避難先の劣悪な環境で健康を害するという面も全く否定できないものではありません。
現実に自主避難者が悪質なゼロゼロ物件業者の餌食になるというケースもあります。ゼロゼロ物件被害は大きく報道され、社会問題と位置付けられたために、ゼロゼロ物件業者がターゲットとしていたフリーターらからは忌避されるようになりました。しかし、東日本大震災や福島原発事故の避難需要で儲けているという悲しい現実があります。貧困ビジネスのターゲットは被災者にも向かっています。
単に「逃げろ、逃げろ」というだけでは、葛藤を抱えている福島県民の助けにはなりません。
中には放射能の害悪を楽観的に考えることで福島にとどまる住民もいます。彼らに放射能の害や除染の無意味さをアピールすることは意味があります。一方で避難のための経済的な後押しを求めている人がいることがいることも事実です。避難の権利を社会権的に保障することは実効的な対策になります。
最後に社会運動において人権をベースとすることは、自己責任論などの切り捨て論に対する論理的な強みを発揮します。これについてはマンション建設運動に関して論じました(林田力「マンション建設反対運動は人権論で再構築を」PJニュース2011年6月17日)。
http://www.pjnews.net/news/794/20110617_1

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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2012年1月4日水曜日

義風堂々、酒語り2巻

義風堂々、前田慶次酒語り2巻は佐渡平定と秀吉の前田慶次謁見要求を描く。どちらも花の慶次で取り上げたエピソードであるが、義風堂々では直江兼次の物語としてまとめている。
花の慶次では礼儀正しい兼次とカブキ者の慶次と好対照をなしており、兼次は慶次の引き立て役になっていた。これに対して義風堂々では兼次もカブキ者になっており、兼次と慶次が並び立つのか疑問があった。この巻では兼次に主人公としての花を持たせている。秀吉への謁見の対応では慶次の方が弱気な対応をしようとした方であった。花の慶次に引きずられすぎず、兼次の物語を展開する点を評価する。林田力
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2012年1月3日火曜日

林田力2012年新春挨拶

林田力が年頭の御挨拶を申し上げます。新年あけましておめでとうございます。2012年の正月をどのようにお迎えでしょうか。きっと楽しいお正月をお迎えのことと思います。旧年中は格別の御高配を賜りまして、誠にありがとうございました。本年も宜しくお願い申し上げます。

東急不動産だまし売り裁判(平成17年(ワ)3018号)は2011年8月30日で判決言い渡し5周年を迎えました。これまで林田力は消費者の皆様に最新ニュースや不動産トラブル情報などを提供して参りました。今日まで皆様からの御支援を頂き、お陰様で5周年を迎えました。この一年間、林田力は東急リバブル東急不動産のマンションだまし売りに加え、住環境を破壊する二子玉川ライズ問題やゼロゼロ物件や追い出し屋などの住まいの貧困問題に問題意識を広げて参りました。そのために宅建業法違反で業務停止処分を受けたゼロゼロ物件業者から逆恨みされ、誹謗中傷を受けました。それ自体がゼロゼロ物件業者の悪質な企業体質を示しております。林田力はゼロゼロ物件被害者ら不動産トラブル被害者の苦しみを共有します。

2011年は二子玉川ライズ問題を揺るがす大きな出来事が数多く発生した年でもありました。再開発差止訴訟及び住民訴訟、取消訴訟と3件の訴訟が係属しております。統一地方選挙では「大型開発の見直し」を掲げた保坂展人氏が世田谷区長に当選しました。東京都を舞台に二子玉川東第二地区再開発組合設立認可決裁文書の情報非開示異議申し立ても行われました。林田力も意見陳述しました。世田谷区実施計画・行政経営改革計画へのパブリック・コメントでは二子玉川ライズへの反対意見が多数寄せられ、賛成意見は皆無でした。
http://hayariki.net/index2.html

新春を迎えまして、気分は晴れやかになっております。マンションだまし売りやゼロゼロ物件詐欺などの悪質な不動産業者が排除される流れは歴史の必然です。消費者が悪徳不動産業者の体質に違和感を抱くことは当然です。インターネットなど草の根の市民メディアによって不動産トラブルが次々と明らかになっています。不動産業者の過去のトラブルや行政処分歴を知らずに契約する消費者も減少していくでしょう。

林田力は今年も市民メディアとして、不動産問題や消費者問題を中心としたニュース、エンタメ、書評、芸能情報を配信して参ります。今年は辰年です。林田力は空に昇る勢いで有益な情報をお届けするWebサイトとして邁進致します。まだまだ未熟で至らない点も多いですが、皆様の御支援には感謝しております。

2012年の皆様と御家族の御健康と御活躍を祈念いたしますと共に、今後ともご愛読を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。また、御指導・御鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

静かなるドン101巻

静かなるドン101巻。神戸の獅子王連合の本拠を舞台にシチリアマフィアと鬼州組の攻防が繰り広げられる。この巻で真田幸村を登場させた意味が出ている。
一方、白藤龍馬が金をかけて要塞化した鬼州組本部は、あっけなかった。また、この巻でも主要人物を惜しげもなく殺してしまう展開は健在である。
これを、その場その場の御都合主義と見るか、読者を飽きさせない勢いのある展開と見るかは意見が分かれるところである。林田力
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2012年1月2日月曜日

林田力の書籍検索結果

林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』ロゴス社
林田正光『おもてなし力が身につく57の習慣—伝説のホテルマンが明かす「ひとさじの心くばり」のコツ』「すばらしいおもてなし力について知っていただけたら幸いです。」
林田正光『ホスピタリティが生まれる瞬間 広畑センチュリー病院の挑戦 』CS&ホスピタリティ「林田先生の力をお借りしたい」
林田茂雄『人生問答—自分を生かす勇気と力』青春新書
坂元和平『腐敗の町』「保守的な十地柄で過去に住民運動があった話は聞いていない、林田人の力」
千高文里『終焉なき闘争—フィリピン・ミンダナオ島・激動編』「このミンダナオであり、林田は揮身の力をふりしぼり」
睦月影郎『罪つくり』徳間文庫「新人たちがオロオロと見守る中、林田は拳に力を入れた。」
大岡周平『知命—病院の知られざる真実』「その苦しみ、つらさが約六カ月っづいた。それは想像を絶する忍耐力。でも林田」
http://www.honzuki.jp/user/homepage/no2431/index.html

東急不動産だまし売り裁判の決意

原告は深い沼に足を突っ込んだような気分から抜け出ることができなかった。巨大な磁石のような力で引きずり込まれているようであった。眠っていても泥沼に落ち込んでいくような気がした。
東急不動産だまし売りマンションの暗い部屋で、何かしなくては、でも私に何ができるのだろうかと考え続けた。そして、引きこもって泣いてばかりではダメだ、ドアを開け、できることから始めようと東急不動産だまし売り裁判を決意した。悪徳不動産営業の目は絶えず何かを渇望しているような色を帯び、あたかも欲望の塊を見るかのようであった。
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信長協奏曲5巻

秀吉の弟が登場する。晩年は暴虐な独裁者となった秀吉に対する評価は分かれるが、秀長は善良というイメージが圧倒的である。豊臣政権の横暴も秀長の死を端緒とする見方が広がっている。これに対して、信長協奏曲では秀長も曲者である。タイムスリップという特殊性なしに歴史物としても純粋に興味深い。
木下藤吉郎改め羽柴秀吉に対しては竹中半兵衛と明智光秀が警戒心を抱く。信長協奏曲で半兵衛は秀吉よりも信長に惹かれている。その半兵衛が秀吉の配下になる理由が見えてきた。
一般に伝えられている歴史では秀吉は柴田勝家と緊張関係にあったが、光秀とは外様同志ということもあり、仲は悪くなかったとされる。一方で本能寺の変の前夜には秀吉を比較対象とした信長から、プレッシャーを受けていたと描かれることが多い。たとえば大河ドラマ江がある。織田家臣団の人間関係にも大いに注目である。林田力
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2012年1月1日日曜日

極北クレイマー

医師による小説。現役の医師として医療問題への鋭い見識は定評があるが、近年の作品では社会全般に問題意識を広げる傾向にある。
速水や清川、姫宮など過去の作品のキャラクターが顔を出す。姫宮の口を通して、白鳥の田口評も聞くことができる。作者が過去の作品を大切にしていることがうかがわれ、微笑ましい。
極北クレイマーは財政破綻寸前の北海道の自治体・極北市が舞台である。市長が独裁者として君臨し、客の来ない観覧車やゲレンデ、ホテルなど無駄な開発に税金が遣われ、財政を悪化された。その財政難を理由として市民病院の予算は削られ、外科部長も非常勤になる。財政において開発と福祉がトレードオフになる。
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伝統的に開発に対抗する概念は自然保護である。この自然保護は良くも悪くも綺麗事である。江戸時代は自然が保護されていたが、それは御用林として領民の立ち入りを禁じていたから成り立った面がある。庶民の生活を犠牲にすることで自然が保護されていた。このように自然保護とは厳しいものである。戦後日本で開発によって豊かになるとの開発推進派の論理が幅を利かせたことは日本人の民度からすれば当然の帰結であった。
しかし、開発は自然を破壊するだけでなく、庶民生活も破壊する。東京都世田谷区の二子玉川ライズが典型である。開発によって古くからの住民は住めない街になってしまう。街づくりではなく、街壊しである。
そして開発予算をバラまく自治体は福祉予算を削るという相関関係にある。これは世田谷区長選挙に際し、「新しいせたがやをめざす会」が論じたことである。庶民が自らの生活を守り、豊かにすることを望むならば、開発に反対しなければならない。
極北クレイマーでは開発と福祉の対立関係を浮き彫りにする。著者は「夢見る黄金地球儀」で医療から離れた。そこでは無個性的な開発で活気を失った地方都市の現実が描かれている。その問題意識を極北クレイマーで発展させた形である。
但し、現役医師の作品らしく医療の窮状を強調するあまり、我田引水的な独善の香りも皆無ではない。医療が重要であることは否定しないが、その主張は住宅購入促進が日本経済の景気回復に貢献するから住宅ローン減税など政府は不動産業界を優遇すべきという類の業界エゴと重なる。主人公の医師は清掃員と同列に扱われ、不快に感じる。ここには職業差別的なエリート意識がある。
さらにタイトルの極北クレイマーもミスリーディングである。クレイマー化した患者や遺族が医療を潰すとの趣旨であるが、本書の遺族はマイナスイメージのあるクレイマーではない。真相を知りたいだけである。その遺族の思いに医療サイドは応えていない。遺族が何らかのアクションを起こすこと自体は正当である。権利主張した人が周囲から非難されるような状況は日本社会の後進性を物語る。そもそもクレイマーはマスメディアによってマイナスイメージが付されたが、英語では権利を主張する人という意味であり、市民として当然の姿勢である。林田力

信長協奏曲4巻

美濃を平定した信長は足利義昭を奉じて上洛する。明智光秀は足利義昭の下から信長の家臣に転身したとする見方が一般的であるが、信長協奏曲では信長ありきになっている。細川は食わせ者で、信長と義昭の間には史実同様の溝が生まれる。
タイムスリップ物はタイムスリッパーが未来を知っている点が特徴だが、信長協奏曲のサブローは歴史の知識が全くない。未来を教えてくれるものとして、日本史の教科書があるが、それも活用されない。タイムスリップ物というよりも、新解釈の歴史物に近付いている。
信長協奏曲の信長は飄々としており、怒りを見せない。これは伝えられている信長像との大きな相違点である。比叡山延暦寺の焼き討ちなどの描写が注目される。林田力
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