2012年12月8日土曜日

『新世紀エヴァンゲリオン』林田力facebook書評

貞本義行『新世紀エヴァンゲリオン』は人気アニメのコミックスである。『新世紀エヴァンゲリオン (13)』では人類補完計画が発動される。碇ゲンドウは個人的な動機で人類補完計画を進め、理知的な赤木リツコも感情的に振る舞う。いくら偉ぶっていても人を突き動かすものはエゴである。

現在の人間関係の醜さと対照的に回想シーンは美しい。むしろ美しい過去が強烈であるからこそ、と言うべきか。しかし、それほど大切な人を失ってしまう実験とは何であるのか。科学の業を感じてしまう。
http://www.hayariki.net/6/60.htm
同じく人気アニメをコミックスとして再構成した安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でも回想シーンは充実していた。回想シーンを充実させることで、登場人物の奥行きが増し、作品世界が豊かになる。(林田力)

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