2012年12月7日金曜日

ゴルゴ13ボリバル二世Facebook林田力書評

『ゴルゴ13ボリバル二世暗殺計画』は三話を収録する。最初と最後の話は南米を舞台としたものである。反米政権とアメリカ合衆国の対立を背景にする。
二番目の話は日本と中国の資源をめぐる紛争が背景にある。三話とも対立する政府の全面対決という話ではない。国家間の対立を背景とした周辺のトラブルである。それだけネタになる火種は転がっているということである。日本の対立国は中国になっている。
二番目の話は被害者が殺される後味の悪さが残る話で、表題作とならないことは仕方がないが、それだけ日本と中国の対立の根深さを物語る。悪役である中国側の残虐さを描き、日本人にとっては最も印象が残る。
物語の見せ場であるゴルゴの神業の射撃も振動周期という理論が下敷きとなっている。耐震建築の超高層マンションも固有の周期と重なる揺れには脆い。東日本大震災で超高層マンションの怖さは体験済みである。これも日本人にとって見過ごせないテーマである。林田力wiki

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