2012年11月9日金曜日

尾田栄一郎『ONE PIECE 68』書評 林田力 wiki

尾田栄一郎『ONE PIECE 68』(集英社)はパンクハザード編の続きである。『ONE PIECE 68』は大人気のエンタメ作品であるが、実は社会性にも富んでいる。空島編はパレスチナ問題を連想させる。魚人島編では人種差別がテーマになっている(林田力「『ONE PIECE』第65巻、排外主義者の思想に迫る」リアルライブ2012年2月9 日)。

『ONE PIECE 68』では依存性薬物(ドラッグ)の恐ろしさが描かれる。現実社会では脱法ハーブの健康被害が社会問題になっている。脱法ハーブ蔓延という社会悪に警鐘を鳴らす作品になった。『ONE PIECE』ではキャンディが依存性薬物になっている。これもファッション感覚でドラッグを吸引する風潮への警鐘になる。
http://www.hayariki.net/7/47.htm
『ONE PIECE 68』ではナミの正義感が見られる。泥棒猫の異名を持ち、金銭が大好きというエコノミックアニマルなナミであったが、ここでは薬物依存の子ども達を救おうと奮闘する。依存性薬物への怒りは本物の人間に共通する感情である。

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