2012年10月5日金曜日

合法都市v林田力wiki書評

独裁者の思い通りになる恐ろしい都市が舞台である。独裁者が命じれば殺人さえも合法になる。傍若無人の町の独裁者を倒すための孤独な戦いという展開は西部劇の応用である。
一方で『合法都市』の新しさは独裁者を単純な悪と描いていない点である。独裁者を単純な悪としない要素として麻薬などのドラッグを厳禁としていることである。これは単純な悪か否かを区別する一線である。
ヤクザ漫画『白竜』でも様々なヤクザのシノギを描くが、薬物は御法度としている。山口組も薬物を禁止する建前である。それがヤクザを単なる犯罪者集団に落ちない最後の倫理的な一線になっている。翻って現代の日本社会では脱法ハーブ(合法ハーブ)の蔓延が社会問題になっている。脱法ハーブを販売し、広告宣伝する輩こそ軽蔑する悪である。林田力

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