2012年10月22日月曜日

二子玉川ライズの騒音公害

東京都世田谷区の再開発・二子玉川ライズでは日照阻害、景観破壊、ビル風、水害の増大、コミュニティーの分断、ファーストフードの悪臭など複合的な住民被害をもたらしている。そこに騒音被害も加わった。近隣住民は工事中の工事騒音に苦しめられてきたが、竣工後も騒音公害が続いている。
二子玉川ライズガレリアと呼ばれる空間では二子玉川ライズショッピングセンターなどの客集めのためにイベントが開催される。その騒音が近隣の住宅まで響き、近隣住民は大きな迷惑を被っている。
二子玉川ライズによる深刻な住環境被害はビル風である。ビル風による転倒で骨折者まで出ている。騒音公害もビル風と同根の問題である。風が高層ビルによって遮られることと同じく、騒音も高層ビルに跳ね返り、比較的離れた住宅まで騒音被害を受ける。
騒音公害も東急電鉄や東急不動産の地域環境を無視したデザインの結果である。もともとガレリアは二子玉川駅とバスターミナルを結ぶ通路である。イベントを行うような広場として最適の場所ではない。再開発前は駅前にバスターミナルがあった。再開発によって駅から離れた場所にバスターミナルが移動したことは不便である。これは駅とバスターミナルの間に二子玉川ライズショッピングセンターなどを入れることにより、買い物客を増やそうとする情けない戦略である。
駅とバスターミナルが離れただけでも通行人は不便であるが、その通り道がイベント会場になるならば一層歩きにくくなる。これも興味のない通行人に無理矢理にでも関心を持たせようという情けない営業戦略である。
東急はショッピングセンター経営として三流である。伝統的な百貨店ビジネスでは屋上をイベント会場とした。これによってイベントに釣られた消費者を買い物客として囲い込むことができた。高層ビルありきの硬直した二子玉川ライズでは生まれない発想である。店舗の軒先をイベント会場にしたところで囲い込み効果は薄い。
但し、屋上のイベントを成功させるためには、わざわざ屋上まで来たくなるような魅力的なイベントである必要がある。東急の実力は通行人に無理矢理興味を持たせる形で賑わいを装う程度である。
二子玉川ライズではファーストフードの悪臭が充満するとの問題も抱えている。これも普通の百貨店ではあり得ないことである。食品売り場や飲食店の臭いが他の売り場に行くことはない。油の焼けた悪臭は、消費者の食欲を減退させ、飲食店にとってもデメリットである。廃棄食品を消費者の目に見える場所に置かないことと同じく、消費者に悪臭を嗅がせることもしない。東急の消費者軽視の体質が露骨である。林田力
http://hayariki.net/

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