2012年10月1日月曜日

保坂世田谷区政と東京都政の対決

脱原発や大型開発優先からの転換を掲げて当選した保坂展人・世田谷区長。その公約は世田谷区長選挙直前に再選した石原慎太郎東京都知事の政策と真っ向から対立する。保坂区長の評価は東京都政との対決姿勢で量ることができる。
保坂氏と石原慎太郎都知事との対決は既定路線であった。保坂氏は出馬表明後の「新しいせたがやをめざす会」で石原氏と都知事当選を批判的に話した。石原氏も保坂氏の当選後に「脱原発などできっこない」と否定的評価を下した。保坂氏をアカとまで呼んでいる。
当選後の保坂区長はドラスチックな転換を進めたとは評価できない。反対に東京都の進める東京オリンピック誘致ポスターを掲示するなど東京都への妥協的な姿勢も見られる。
一般論として政治にバーターがあることは否定しない。優先度の高い政策を実現するために別の面で妥協する場合もあるだろう。問題はバーターとして成り立つかどうかである。
デジタルコンテンツ問題では東京都から世田谷区に補助金返還を請求され、保坂区政にネガティブな印象を与えた。デジコン問題は保坂区政の前に起きたことで、保坂区長に直接の責任はない。しかし、問題発覚後の情報隠しと受け止められる姿勢が保坂批判に利用される結果となった。熊本前区政の悪癖を断つという断固たる姿勢を採るべきであった。
さらに下北沢問題である。東京都が補助を止めると通告してきた。公約「大型開発優先区政からの転換」に対する煮えきらない姿勢が漬け込まれている。林田力

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