2012年8月24日金曜日

フェアリーテイル34巻v=?iso-2022-jp?B?GyRCTlNFRE5PGyhC?=W iki=?iso-2022-jp?B?GyRCNS08VCVsJVMlZSE8GyhC?=

真島ヒロ『フェアリーテイル』34巻ではフェアリーテイルとマスターマカロフの息子でレクサスの父親のギルドと激突する。
『フェアリーテイル』はバトルあり、冒険あり、魔法ありの少年漫画の王道作品である。一方で「昨日の敵は今日の友」という漫画にありがちな浅薄な傾向も継承している。「昨日の敵は今日の友」は過去を水に流す非歴史的な日本社会にマッチしていた。しかし、過酷なイジメ社会を生き抜く読者層にとって「終わりよければ全てよし」的なナイーブな展開は受け付けられない。
この巻ではラクサスの戦いをサポートするギルドの団結を感動的に描こうとする。しかし、ラクサスがフェアリーテイルにしたことを思い出せば「なんだかな」という感じになる。悪役も闘いが終われば仲間になるならば闘い自体が空しくなるだけである。
しかし、そのラクサスの相手に卑怯なギルドを登場させた。これによってラクサスに感情移入できる。価値観が多元化した現代では単純に悪役だから悪いとは言えない。しかし、卑怯者だけは別である。卑怯者は万人が軽蔑でき、卑怯者の敗北を歓迎できる。卑怯者が卑怯な手段を駆使しながらも、徹底的に痛め付けられ、戦いの終了後も罰が待っている展開は痛快である。林田力
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