2012年7月21日土曜日

報道弾圧v林田力Wiki記者レビュー

吉竹幸則『報道弾圧』は長良川河口堰を丹念に取材した朝日新聞元記者のノンフィクションである。著者は建設省が長良川河口堰の必要性として喧伝する洪水の危険性が嘘であることを暴く。不等流計算を行った結果、計画高水量の出水でも大半の地点で計画高水位を下回り、僅かに上回るところでも最大23センチメートルのオーバーで、河口堰を作る必要はないとする。しかし、紙面への掲載は認められなかった。著者は粘り強く掲載を求めるが、1993年にようやく掲載されたが、続報は出なかった。著者は記者を外されて窓際に追いやられるが、コンプライアンス委員会に申し立てるなど闘い続けた。定年退職後に報道実現権侵害、名誉毀損などを理由に朝日新聞社を提訴した。裁判を最高裁まで争った。
日本企業がダメになった理由。労務総務系の連中が内向きの派閥を作る。それが日本企業を悪くした。長良川河口堰のような無駄な公共事業を進めたことが現代の大増税をもたらしている。
東京都世田谷区の二子玉川南地区でも住民から不要と批判される多摩川の堤防建設が強行された。本当に水害が必要であるか、総点検する必要がある。

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