2012年7月3日火曜日

静かなるドン103巻v=?iso-2022-jp?B?GyRCTlNFRE5PGyhC?=W iki=?iso-2022-jp?B?GyRCJWwlUyVlITwbKEI=?=

『静かなるドン』103巻は世界皇帝ドレイクの衝撃的な予言が明らかになる。『静かなるドン』はストーリー物の長編漫画である。連載当初から世界皇帝との対決まで構想していたとは考えにくい。それでも物語前半の設定を利用して世界皇帝が絡むことを必然的に描く手法は巧みである。作者が過去の作品を大切にしている証拠である。携帯メールのように、その場その場で書き捨てるような手法では大作は生まれない。
ドレイクがマフィアを憎む理由も明らかになる。その理由は納得できるものである。捉えどころのなかったドレイクが人間的に感じられた。怒りは人間の原動力である。東急不動産だまし売り裁判もマンションだまし売りの東急リバブル東急不動産への怒りが原動力であった(林田力『東急不動産だまし売り裁判こうして勝った』)。
現実世界に世界皇帝に相当する勢力が存在するならば、それはハイエナ資本主義の推進勢力である。血も涙もない市場原理主義で、東急不動産だまし売りやゼロゼロ物件など住まいの貧困を生み出す元凶でもある。それは利益拡大のみの無機的な世界である。これは『静かなるドン』の世界皇帝にも投影されていた。その点が敵キャラクターも個性的に描く『静かなるドン』において、ドレイクが浮いている一因であったが、この巻で身近になった。林田力
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