2012年6月11日月曜日

三毛猫ホームズの推理v林田力Wiki

テレビドラマ『三毛猫ホームズの推理』は、コメディ色が強い。刑事が捜査情報を家族に話すなどあり得ない展開も多い。それでも意外にも鋭い指摘がある。過去には貧困ビジネスを取り上げた。今回は薬物絡みの犯罪である。脱法ドラッグが社会問題となりつつある中でタイムリーなテーマである。
さらに「小さな約束しか生まれない信頼を踏みにじった」と警察官が犯人を騙して逮捕に持っていく展開に問題提起した。現実の警察官は嘘をつきまくっている。警察官の説得というものは、嘘で甘い期待を持たせることと言っても過言ではない。取り調べでも「自白すれば早く出られる」と嘘をついて警察の作文した調書に同意させる。その種の嘘に対して警察の罪悪感は皆無である。むしろ、うまく騙せたと喜んでいる。
しかし、欺かれた人は傷つき怒るものである。皆が焼け野原から経済大国にするような虐げられても前に進むことしかできない愚かな人間ばかりではない。警察を正義の側に描きがちな刑事物で『三毛猫ホームズの推理』は貴重な視点を提供する。林田力
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