2012年6月9日土曜日

世田谷区政の現状と課題を考える懇談会v 林田力

新しいせたがやをめざす会は2012年6月3日に「世田谷区政の現状と課題を考える懇談会」を世田谷区上馬の東京土建世田谷支部会館で開催した。保坂展人世田谷区長も出席して発言した。東急電鉄・東急不動産中心で進める再開発・二子玉川ライズへの反対意見も強く寄せられた。二子玉川ライズの危険性と調査の必要性を広くかつ鋭く問題にできるかがが、ギリギリの局面を切り開く鍵になる。

中村重美氏は「保坂区政の現状と課題—『めざす会』としての問題提起」の中で不十分な側面として二子玉川ライズなどの開発問題を挙げた。「大型開発優先区政からの転換」を掲げた選挙時公約を未完と評価する。都市計画道路や市街地再開発などについて情報公開や住民参加という「事業の進め方」は提起されるが、「個別具体的な事業名」に触れた見直しの方向性は示されない。

「道路・大型開発優先区政からの転換」を求める区民の選択が保坂区政の誕生を生み出した。果たして「区政の転換」を求めた区民の期待に応えて、区政改革が進められるのか、大きな岐路に立っていると指摘した。

保坂区長が増え続ける空き家の活用に言及したことに対し、住民からは新築分譲マンション「二子玉川ライズ タワー&レジデンス」が空き家増加の一因と指摘された。今は中古の住宅を売却したくても買い手がつきにくい。二子玉川ライズのような新築マンションが大量供給されることで、まずます中古住宅は売れなくなる。その結果、空き家が増え、世田谷区を悩ませている。従って世田谷区が二子玉川ライズに税金を投入することは住宅政策の矛盾である。中古住宅を保有する区民を苦しめ、世田谷区に空き家対策の尻拭いをさせることになると語った。

「二子玉川ライズにはもちろん反対」という住民は「具体的な見直しについて住民と世田谷区が少しでも解決に向かって取り組むようにする」ことを訴えた。具体的に二子玉川で積み重ねている努力の実績が今後の世田谷の街づくりの試金石になるように住民も努力する。二子玉川ライズの問題は近隣住民だけの問題ではない。

区長にも区の職員の皆さんにも一緒に取り組んで欲しい。既に担当部署の方は住民の生の声を聞こうという場を作っているので、それを少しずつ積み重ねていってそれを生かせるようにしてほしい。

二子玉川は官庁街などのビル街とは違う。人が住んでいる住宅街である。高齢者も子どもも障害者も居住している。そこに不釣り合いな超高層ビルができたために被害が大きくなっている。二子玉川ライズ周辺で具体的に起こっている被害について、住民アンケートでも「困った困った」だけではなく、「こうしてほしい」という意見が出ている。それを具体的な形のある解決策にしてもらいたいと語った。
http://www.hayariki.net/2/faqindex.htm
二子玉川ライズの風害についても意見が出された。世田谷区の部署と3年間も協議を続けているが、「やるやる」と言って何も進んでいない。その間にもビル風で転倒した負傷者が3人も出ている。ビル風で転倒した老婦人は手が上がらくなってしまった。

風速10メートル程度の風が吹いた時には人を出すという話になっているが、全て住民からの通報で出ているような状態である。区の担当者は異動でいなくなって誰も責任を持たない状態である。「自分達が責任持つ」というようなこと言いながら誰も責任を持たない。2012年3月31日は、とても風が強かったために区の役職者に電話をしたが、来なかった。後から漏れてきた情報では妻と熱海に花見に行っていたという。これで務まる訳がない。このようなことが許されていいのか。是非区長にもお伝え願いたいと訴えた。(林田力)

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